2011/12/29 - 2011/12/31
98位(同エリア337件中)
紅い翼さん
【旅の1日目。松阪市街散策(所要約3時間30分)】
今回の旅も事前に計画すらしていなかったのですが(最近は無計画な旅ばかり…)、今年1年積もりに積もった日頃の垢落としにと、一路伊勢神宮を目指して伊勢へゆくことに。
最初の目的地である松阪は、1588年に蒲生氏郷公が松阪城を築城したのを始まりに、その後も商都として発展してきた街で、街中には今もその面影をいたるところに残しています。また、やはり松阪といえば日本有数のブランド牛である松阪牛ですよね。
今回訪れてみておすすめできる観光スポットは、(思っていた以上に残る)城下街としての佇まいや、日本100名城にも選ばれた松阪城を見てまわることと、美味しい松阪牛を(予算に応じて)食することでしょう。
なお、年末に訪れたため、本居宣長記念館などの建物はすべて休館になっており、これだけが心残りです…(なので、写真も外観のみとなっています)。
〔1日目の行程〕
・東京~名古屋~松阪市街(三井家発祥の地~松阪商人の館~本居宣長旧宅跡~長谷川邸~松阪城趾~本居宣長ノ宮/松阪神社~御城番屋敷~八雲神社)~伊勢市
〔2日目前半の旅行記~お伊勢参りの旅へ(伊勢神宮詣)~〕
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10633940/
〔2日目後半の旅行記~潮風薫る景勝の地二見浦散歩~〕
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10639512/
〔3日目の旅行記~紺碧の鳥羽の海から伊良湖岬へ~〕
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10640742/
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 新幹線 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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東京駅8:40発ののぞみ155号で名古屋までゆき、近鉄特急伊勢志摩ライナーに乗り換え、11:57に松阪駅に到着。
23000系のデラックスカーに初めて乗りましたが、プラス300円でこの乗り心地はお得感がありますね〜。松阪駅 駅
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JR側の改札口から出て右側すぐのところに松阪観光協会があり、周辺の地図をもらうとともに、おすすめの観光スポットを教えていただきました。
見どころのほとんどが、駅南側の古い商家の街並みと松阪城跡あたりに集中しています。
(全体図は写真のとおり。ちなみに、観光協会で荷物を預けることもでき(200円)、コインロッカーを使うより便利です)松坂城跡 名所・史跡
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〔三井家発祥の地〕
駅から歩き始め、伊勢街道にぶつかったら右折し、しばらくまっすぐ進んでゆくと、のちの三井財閥の基礎を築いた三井高利ゆかりの「三井家発祥の地」が見えてきます。
(ここまで来る途中の道沿いには、高級松阪牛の有名店である「和田銀」(5階建くらいのビルです!)があります) -
この道が昔から伊勢神宮への参宮道だったことを示しているのは、今はこの古びた看板だけのようです…。
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イチオシ
〔松阪商人の館〕
同じ通り沿いには、江戸時代の豪商小津清左衛門邸を公開している「松阪商人の館」もあります。
こちらは建物内に入れるのですが、今日は休館日でした。旧小津清左衛門家 名所・史跡
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この旧伊勢街道の街並みは雰囲気があって良いのですが、いかんせん車の通行量が多いのでちょっと醒めてしまうところもありますね。
なんとかならないのかなあ…。 -
〔本居宣長旧宅跡(国指定特別史跡)〕
一度阪内川につきあたり、コの字に小道を進んでゆくと、こちらも高級松阪牛のお店として有名な牛銀本店(今日松阪で一番の人の数でした)の先に、「本居宣長旧宅跡」があります。牛銀本店 グルメ・レストラン
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宣長はこの地で12歳から72歳まで過ごしたそうで、現在その居宅は松阪公園に移築されていて、ここには礎石と井戸と蔵くらいしか残っていません。
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〔長谷川邸〕
本居宣長旧宅跡の向かいには、江戸時代の木綿問屋であった「長谷川邸」が昔の趣きを残しています。
うだつの上がった屋根が見事ですね〜。 -
(影でちょっと見にくいですが)となりには立派な蔵も。
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ここでちょっと昼食をということで、松阪市役所の向かいにあるレストラン翠松閣へ。
こちらはあの和田銀の直営店で、和田銀でも使用している松阪牛(部位が違う)を比較的リーズナブルな値段(高くて5,000円くらい)で提供しています。
お昼の会席コースを注文したところ、お肉はやはり美味しかったのですが、(混雑のためか)すべての料理が出てくるまでに1時間半くらいかかってしまいました。
まあ、特段急ぐ旅でもないのでいいか…。翠松閣 グルメ・レストラン
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〔松阪城跡(国指定史跡、日本100名城)〕
さて、気をとりなおして松阪でメインの観光スポットである松阪城跡へ向かいます。
松阪城跡は、「近世の政治・軍事を知る上で貴重」であるとして、平成23年2月に国の史跡に指定されています。 -
松阪城は1588年に蒲生氏郷公が築いたお城で、現在は石垣が残るのみですが、当時の雰囲気が今も残る名城です。
表門から入って右側には松阪市立歴史民俗資料館があるのですが、今日は休館日なので先に進みます。 -
城内には移設された本居宣長の旧居も残されていますが、例のごとく休館です。
ここは特に見てみたかったのですが…。 -
二ノ丸跡付近からの松阪市街の眺め。
ちょうど真下には「御城番屋敷」の組長屋群が一直線に並んでいます!御城番屋敷 名所・史跡
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イチオシ
もう1ショット。
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中御門跡をさらに天守へ。
石垣だけが時の経過をここで見守ってきたのでしょう…(モノクロ写真が似合う風景です)。 -
月見櫓跡には、梶井基次郎の小説『城のある町にて』の文学碑が。
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本丸跡中心部の一段高い場所が天守閣跡です。
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天守台の石垣は蔦に覆われていました。
松阪は1619年から紀州徳川家の藩領となっており、あまり城の維持に力を注ぐ必要がなくなったのでしょう。 -
天守閣跡の対角線上には「金の間櫓」跡も。
「月見櫓」といいお城にしてはネーミングが風流ですね〜。
これも蒲生氏郷公の性格が表れたものでしょうか。 -
金の間櫓跡には「松阪開府之碑」も。
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ここだけ未だに秋の欠片が!
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きれいな石垣の反り返り。
松阪城はその石垣の素晴らしさでも有名です。
蒲生氏郷公の出身地である近江国の「穴太衆」と呼ばれる石工集団が、「野面積み」という工法で築城したものだそうです。
(城内にいたボランティアの方に教えてもらいました) -
〔本居宣長ノ宮/松阪神社〕
松阪城跡を裏門から出て、本居宣長記念館の少し先にゆくと、本居宣長ノ宮が鎮座しています。 -
境内に咲いているこの花はサザンカでしょうか?
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こちらが本殿ですが…ちょっと寂しい感じです。
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そのとなりには仲良く松阪神社が鎮座しています。
蒲生氏郷公が松阪城を築いて以来、城の鎮守神として信仰してきた神社です。 -
境内にそびえる樹齢約900年の楠の木。蒲生氏郷公も崇敬されたそうです。
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イチオシ
〔御城番屋敷(国指定重要文化財)〕
この武家屋敷は1863年に建築された組屋敷で、石畳を挟んだ両側には緑の槙の生垣が連なり、江戸時代さながらの光景が広がっています。
また、今も武士の子孫の方々が、建物の保存と両立した上で生活しているのがすごいですよね〜。
(歩いていると、普通におじさんが建物から自然に出入りしています)御城番屋敷 名所・史跡
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松阪城関係の建築物として唯一現存する米蔵。
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この静寂の中に立っていると、一瞬どこかタイムスリップしたような感覚になります…。
そろそろ駅に戻りましょうか。 -
〔八雲神社〕
ぷらぷらと殿町の細い道を歩きながら駅に向かっていく途中に、小さな神社がありそうなので寄ってみることに。
こちらの神社も蒲生氏郷公が松阪に入府した際に、一緒に引っ越してきた(遷社してきた)そうです。 -
この真新しい提灯を見ると、もうすっかり初詣の準備も完了!といったところでしょうか。
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冬の夕暮れは早いですね…。
そろそろ駅に戻って今日の宿へ向かいましょう。 -
近鉄松阪駅から16:11発の急行で伊勢市駅へ向かいます。
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今日は伊勢市駅前にあるホテルに宿泊。
夜は三重の地酒「鉾杉」を片手に伊勢海老をいただきます。
明日は伊勢神宮に参拝することに…(ちゃんと起きられるか心配ですが)。伊勢市駅 駅
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