2010/11/20 - 2010/11/23
231位(同エリア634件中)
いちごさん
旅行3日目は、今回の旅の目的地、あこがれのキョンジュ(慶州)です。
キョンジュは新羅の都があった地で、街全体に今も文化遺産が散らばっていて、歴史の宝庫だと聞いていました。
泊まっているホテルから徒歩3分ほどの所にある、「トンデグ高速バスターミナル」からバスに乗って、1時間足らずで「キョンジュ高速バスターミナル」に到着しました。
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
高速バスを降りた途端、日本語ペラペラのタクシー運転手さんに捕まりました。
「ひとり〇〇ウォン(忘れました)で、観光地ぐるっと周ってあげる」と、それはそれは激しいアプローチ。
『るるぶ』片手に、「るるぶモデルコース」を市内バスで回ろうと計画している私たちは、丁重にお断りして観光案内所へ向かいました。
「バスはダメ!周れない!」と、ずうっと後を付いて来られて執拗に迫られましたが、市内バス停へ向かって道路を横断した所でやっと解放されました。 -
「るるぶモデルコース」によると、最初の目的地は、『慶州民俗工芸村』
市内バス10番を利用するのがいいらしい。
市内バスは、座席のレイアウトによって一般バス(1000W)と座席バス(1500W)に分かれていて、どれにあたるかはタイミング次第。。。
一般バスは乗り合いバス風、座席バスは観光バス風というところかな。
バスのステップを上がると同時に見極めて運賃を入れるのが、初体験でちょっとオモシロい〜
1500Wのバスに当たると、500W硬貨がいるので事前準備がかかせません。
そうこうしているウチに、「ミンソク・・・何ちゃらカンちゃら」と聞こえたので、あわてて下車しました。
降りて辺りを見回すと、何やら怖〜いお顔が並んでいます。
村の守り神だそうで、『民俗工芸村』の入り口でした。 -
村の守り神に軽く会釈して、入り口から広〜い、やけに広いのに数台の車しか止まっていない駐車場を横切って行くと、『慶州民俗工芸村展示館』があります。
ここでは、村の工芸品が展示、販売されています。
お高い青磁や白磁などの陶磁器、アメジスト、バラエティにとんだお顔が並ぶ木彫りのお面、私がよくお土産用に買い求めるポーチや筆入れの刺繍品や伝統小物類などが、ずら〜っと所狭しと並んでいます。 -
工芸村は、新羅時代の工芸品を現代に再現して後世に保存していくために、金属工芸、陶磁器、木工、宝石、石工、刺繍、竹工芸など、それぞれの工房が集まっているところです。
あの「善徳女王」がかぶっていた金キラの王冠は、金属工芸工房。
一見怖そうに見えたけど、良く見ると愛嬌たっぷりのお顔の守り神は、木工芸工房。
伝統的製法で作られている韓紙工房、などが、まるで村のように建ち並んでいます・・・・・村です、工芸村。。。
ただ、時間が早かったからか、道行く人も見当たらず、村民は何処に?という雰囲気でした。 -
それぞれの工房が見学できて、体験実習に解放している所もあるようです。
「新羅窯」でも土器づくりが体験できるそうですが、キョンジュ観光日帰り予定の私たちには時間が無くて・・・・・・
工芸品が好きで時間に余裕がある人には、興味深い所だと思いました。
私たち?・・・・・初キョンジュなので、とりあえず名所観光。。。
次の機会があったら、じっくりと腰をすえてみたい工芸村でした。 -
モデルコースによると、次の目的地は『プルグクサ(佛國寺)』です。
先ほど下車したバス停へ戻って、市内バス10番を待ちます。
日本のバス停にはもれなく時刻表がありますが、韓国のバス停には路線の案内や路線図はあっても時刻表はありません。
なまじっか時刻表があると、時刻どおりに来ないバスにイライラしますが、ここではベンチに腰掛けて、いつ来るとも知れないバスを待つ。
オバちゃん3人居たら、おシャベリに忙しく退屈もしません。
時間にしばられない旅・・・・・なんて〜心地よい開放感。
というのも最初のウチで、10分、15分、なかなかバスの姿が見えなくて
さっき「プルグクサへ行くけど」と、停まったタクシーに乗れば良かった〜と後悔し始めた頃、やっとバスが来ました。 -
そこからバスで10分くらい。
下車して、だらだらと坂道を登ります。
坂道の途中には、お土産物などの屋台がありますが、それはまた帰りに〜と横目で見ながら通り過ぎて、『世界遺産 佛國寺』に着きました。
キョンジュへ行きたい思いと同じくらい、訪れてみたかったプルグクサです。 -
プルグクサは三国が統一されて、文化が発達した新羅時代に創建された、大韓仏教曹渓宗のお寺だそうです。
イルジュムン(一柱門)をくぐります。
先日のヘインサ(海印寺)のイルジュムンは、鄙びた山寺の雰囲気が良かったのですが、プルグクサは、それとはまた違う歴史の風格を感じます。 -
とても、とても広くて長い参道です。
11月も下旬で紅葉の盛りは過ぎていますが、それでも境内には真っ赤なモミジが、そこかしこでまだまだ鮮やかです。 -
このように、あまりひと気がない天王門を激写できたことが奇跡なくらい、じつは、境内は観光客と言う名の参拝客と修学旅行生であふれています。
ところどころで、先生が子どもたちに説明をされています。
わっ!!無料ガイド!!ラッキー!!
と喜びたいところですが、聞いても韓国語なので分からないし、門をくぐって、さらに進みます。
出来るだけ、修学旅行生をかわしながら・・・・・・ -
プルグクサといえば、そうそう〜ココ!!ココ!!
ガイドブックの写真でおなじみの壮大な門。
2つの門がつながっていて、そのうちのひとつがチャハムン(紫霞門)。
そこに上がる石段の上段が「白雲橋」、下段が「青雲橋」と呼ばれていて国宝です。
階段なのに橋と呼ばれているのは、チャハムンを越えて釈迦如来の彼岸世界に渡るという意味を表したものだそうです。
ですが、今は、この橋は通れません。
門ですが、くぐることは出来ずにグルっと回って横から入ります。 -
ご本尊、釈迦牟尼像がいらっしゃる「大雄殿」
門の壮大さに比べて、シンプルな本殿がちょっと意外ですが、建物の色の剥げぐあい、黒ずみに歴史が感じられます。
ワイワイガヤガヤと、一緒に入って来た小学生たちも先に行ってしまったので、しばし、ここで、先ほど吹っ飛んで行ってたワビサビを取り戻しましょ。 -
「大雄殿」の前にある大きな塔は
「釈迦塔」と -
「多宝塔」
プルグクサは16世紀の戦役で焼失していて、現在のプルグクサは復元されたものですが、
この2つの塔は、焼失をまぬがれて6世紀に建てられたままの姿で残っているそうです。 -
大雄殿の横の石段を上ると、「極楽殿」があります。
扉というか、障子というか、前に並んだ建具が、ひときわ目を引く水色なのが、とても韓国チックでいい味でてます。
極楽殿には、私のようなモノをも救済して極楽浄土に往生させてくださる、ありがた〜い、阿弥陀如来さまがいらっしゃいます。
阿弥陀さまにしっかり救済をお願いしたけど、日本語、分かってもらえたかな? -
帰りは、来た時とは違う紅葉に彩られた道を下りて行きます。
次の目的地は、プルグクサからシャトルバスが出ている『ソックラム(石窟庵)』
入り口の駐車場付近まで下りて来たら、ちょうど、ソックラム行きのバスが停まっていました。
でも、12時半、お昼時。
バスは、いいタイミングで停まってはいるものの、このバスに乗って行ってしまうと、いつ、ご飯にありつけるか分からない。。。 -
とりあえず、先にご飯を食べよ〜とお腹の虫が騒ぐので、バス停近くの食堂に入りました。
どこかのどなた様かが食べている「プルコギ」が美味しそうで、お昼からお肉を食べるという快挙に出ました。
セルフサービスのコーヒーもしっかり頂いて、トイレも済ませてLet's Go!!
シャトルバス〜来てるかな〜?
観光案内所へ時間を聞きに行くと、な、な、なんと〜
「5分前に出たばかりで、次は1時間後です」
がぁ〜〜〜ん・・・・・・
あ〜、コーヒー飲まなければ、トイレへ行かなければ・・
シャトルバスと聞いて勝手にピストン運転だと思っていたのですが、毎時40分発だったのです。 -
途端に、朝は晴れていた空もだんだん暗くなってくるし、風も出てきてすっご〜く寒い〜。
いつ雪が舞ってもおかしくないような空模様に。
1時間バスを待つ間に、あわよくば空車のタクシーをゲットしようと思ったので、ずう〜っと吹きっさらしのタクシー乗り場を離れられずにいました。
が、待てど暮らせど空車タクシーは来ず、結局、14:40発のバスがやって来ました。
テンション下がりまくりの魔の1時間でした。
バスに乗って山道を約20分、立派な大鐘閣・・・鐘つき堂が見える駐車場で下車しました。 -
今日、2つ目の世界遺産 『ソックラム(石窟庵)』に着きました。
なんと、キョンジュには3ヶ所も世界遺産があるのです。 -
何もないところに、突然のように現れた大きな屋根の門をくぐって・・・・・・・
入り口に金属製のアコーディオンタイプの扉が付けられているのが、ヘンにそこだけ近代的です。
ガラガラーッと閉めて、「ソックラム営業時間終了」・・・・・みたいな。。。
ここから山道を15分ほど歩きます。 -
ソックラムは、切り出した石をドーム型に組み合わせて造られた石窟寺院です。
この建物の中に入って観覧しますが、撮影禁止で、観覧もガラス越しです。
屋根の上に土の盛り上がりがかすかに見えますが、ご本尊の大きな石仏はその中にいらっしゃいます。
こんな風な石窟寺院は、これまで見たことがなかったので感動でした。 -
1時間もシャトルバスを待たなければならないと分かった時、行くのを止めようかとも思いましたが、止めなくて良かった。
本当に来て良かった〜と、あらためて思いました。
やっぱり世界遺産は、違うわ〜。。。
帰りは、毎時00分発のシャトルバスに乗ってプルグクサへ戻りました。
そこから、またまた市内バス10番で、次は『国立慶州博物館』へ。
着いたのが、もう17時ごろになっていて、あたりは既に写真撮影もムリなくらい薄暗い。
まだまだ見所をたくさん残しているのに、泣く泣く、ここで日没サドンデス。。。
次回、リベンジを心に誓って、中途半端なキョンジュ観光を終えました。 -
翌朝、旅行最終日に釜山駅の構内から見た海は、明るい光に輝いていました。
ところで昨日、キョンジュから帰りのバスの中で見たテレビニュース。
何か大変な事が起こった〜、ということは分かりましたが、韓国語。。。
北がヨンピョン島を爆撃したというのは、日本へ帰ってからのニュースで知りました。
留守宅の家族や友だちには心配をかけたようです。
当の本人たちは、そんな事とはつゆ知らず・・・・・・・ -
旅行初日に歩いたナンポドン(南浦洞)へ。
クッチェシジャン(国際市場)で、お土産を買います。
とっても広い市場で、もっともっと、あっちもこっちも見てまわりたかったのですが、空港へ移動するまで、ほんの少しの時間しかありません。 -
アイリスチョコレートを買って、お昼ご飯にテジクッパ食べて・・・・・・
その時、出てきたカクテキ、
これがめちゃくちゃ美味しくて、おかわりまでする始末。
もっともっと時間が欲しい〜
3泊4日では短か過ぎる、韓国への旅を終了しました。
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