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<br />2011年9月26日(月)<br /><br /><br />西向きの部屋は、十分に太陽の熱を吸って温まっていた。<br /><br />が、まだ夕陽はしっかり差し込んでいたのだが、鎧戸をしっかり締めて空調を全開にしたら、間もなく快適な涼しさがもたらされた。<br /><br />ベッドに寝転んで、一日を反省する。<br /><br /><br />旅の第一日目として、時差も残っている中を、今日一日得た感動の深さと多さは実に多かった。<br /><br />今日一日だけで、今回の旅に期待していたものは、全て満たされたと考えてもいいのではないだろうか。<br /><br />それほどの達成感や満足感が、心を満たしてくれる。<br /><br /><br />「夕食までまだ時間があるから、一階のバーに行き、ビールで独り乾杯をやろうか」と、下に降りる。<br /><br />「ビールならしっかり冷えていますよ」<br /><br />誰もいないひっそりしたバーのテーブルで待つと、レセプションのおねえさんが、愛想よく、グラスを運んでくれる。<br /><br /><br />今晩の夕食について相談したら「良いところを紹介しますよ。きっとご満足いただけると思います」と、歩いて5分ほどのピッツェリアを教えてくれた。<br /><br />私の泊まっている「ホテル・アルカソン」は、鉄道と城壁の間にあるようだ。<br /><br /><br />右に城壁跡らしいものを見ながら、幅の割に人通りに少ない道を、教えられた通りに辿ってゆくと、トリエステ通りの角に、「ピッツェリア・ラ・パヴァーナ」が見つかった。<br /><br />私が「予約はしてないのですが」と、トリエステ通り側の横口から入って行ったら、従業員にやや戸惑いの気配を感じた。<br /><br /><br />どの席に通していいのか、判断に迷ったのだろう。<br /><br />この店には、入口の部屋にピザを焼く窯があり、その周辺に10余りの椅子がある。<br /><br /><br />この席は、奥にあるメインダイニングに行く人の通路に接し、コーナーにはテレビも付いている。<br /><br />落着かないが、一番気軽であり、一番賑やかな席でもある。<br /><br /><br />私は、この入口の席に通された。<br /><br />席に座りながら、ピザを焼く調理士さんの姿が見られ、店に来る買い物客の様子も観察できる。<br /><br /><br />しばらくメニューを見ていた私は、とてつもない発見に、思わずバンザイをしそうになった。<br /><br />それはメニューの片隅に、ポルチーニ茸入りタリアテーレを見つけたためだった。<br /><br /><br />ポルチーニ茸は、日本では乾燥したものしかなく、フレッシュなものを食べることは、長い間私の憧れだったのだ。<br /><br />一度シシリー島のレストランで、シェフに注文したことがある。<br /><br />しかし言葉が片言だったものだから、出された料理は生ウニのタリアテッレで、ガッカリしたものだ。<br /><br /><br />ワインは、白のハウスワイン。<br /><br />すっかり満足した私は、パドヴァの昔を空想しながら、城壁沿いの路をホテルに戻る。<br /><br /><br />写真を、「ソフィさんの旅行ブログ」http://4travel.jp/traveler/katase/に公開しております。<br /><br />どうぞお訪ね下さい。<br /><br /><br />(12月20日 片瀬貴文記)<br />

パドヴァ【15】長年憧れだったポルチーニ茸のタリアテーレに出会う(イタリアを夢見て【C23】)

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2011/09/26 - 2011/09/26

542位(同エリア655件中)

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21

ソフィ

ソフィさん


2011年9月26日(月)


西向きの部屋は、十分に太陽の熱を吸って温まっていた。

が、まだ夕陽はしっかり差し込んでいたのだが、鎧戸をしっかり締めて空調を全開にしたら、間もなく快適な涼しさがもたらされた。

ベッドに寝転んで、一日を反省する。


旅の第一日目として、時差も残っている中を、今日一日得た感動の深さと多さは実に多かった。

今日一日だけで、今回の旅に期待していたものは、全て満たされたと考えてもいいのではないだろうか。

それほどの達成感や満足感が、心を満たしてくれる。


「夕食までまだ時間があるから、一階のバーに行き、ビールで独り乾杯をやろうか」と、下に降りる。

「ビールならしっかり冷えていますよ」

誰もいないひっそりしたバーのテーブルで待つと、レセプションのおねえさんが、愛想よく、グラスを運んでくれる。


今晩の夕食について相談したら「良いところを紹介しますよ。きっとご満足いただけると思います」と、歩いて5分ほどのピッツェリアを教えてくれた。

私の泊まっている「ホテル・アルカソン」は、鉄道と城壁の間にあるようだ。


右に城壁跡らしいものを見ながら、幅の割に人通りに少ない道を、教えられた通りに辿ってゆくと、トリエステ通りの角に、「ピッツェリア・ラ・パヴァーナ」が見つかった。

私が「予約はしてないのですが」と、トリエステ通り側の横口から入って行ったら、従業員にやや戸惑いの気配を感じた。


どの席に通していいのか、判断に迷ったのだろう。

この店には、入口の部屋にピザを焼く窯があり、その周辺に10余りの椅子がある。


この席は、奥にあるメインダイニングに行く人の通路に接し、コーナーにはテレビも付いている。

落着かないが、一番気軽であり、一番賑やかな席でもある。


私は、この入口の席に通された。

席に座りながら、ピザを焼く調理士さんの姿が見られ、店に来る買い物客の様子も観察できる。


しばらくメニューを見ていた私は、とてつもない発見に、思わずバンザイをしそうになった。

それはメニューの片隅に、ポルチーニ茸入りタリアテーレを見つけたためだった。


ポルチーニ茸は、日本では乾燥したものしかなく、フレッシュなものを食べることは、長い間私の憧れだったのだ。

一度シシリー島のレストランで、シェフに注文したことがある。

しかし言葉が片言だったものだから、出された料理は生ウニのタリアテッレで、ガッカリしたものだ。


ワインは、白のハウスワイン。

すっかり満足した私は、パドヴァの昔を空想しながら、城壁沿いの路をホテルに戻る。


写真を、「ソフィさんの旅行ブログ」http://4travel.jp/traveler/katase/に公開しております。

どうぞお訪ね下さい。


(12月20日 片瀬貴文記)

旅行の満足度
4.5
グルメ
4.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • ホテル・アルカソン<br />玄関扉に張られた<br />各種レッテル

    ホテル・アルカソン
    玄関扉に張られた
    各種レッテル

  • 清潔感あふれる<br />ホテル・アルカソンの<br />バー

    清潔感あふれる
    ホテル・アルカソンの
    バー

  • よく冷えていた<br />ビール

    よく冷えていた
    ビール

  • ホテルのバーに並ぶ<br />ボトル

    ホテルのバーに並ぶ
    ボトル

  • ホテルの前に<br />日暮れが迫る

    ホテルの前に
    日暮れが迫る

  • 夕焼け空には雲ひとつない

    夕焼け空には雲ひとつない

  • ホテルから歩き<br />この交差点から<br />パドヴァの街に入る

    ホテルから歩き
    この交差点から
    パドヴァの街に入る

  • パドヴァの城壁夕景

    パドヴァの城壁夕景

  • 自転車道が整備された<br />パドヴァの道

    自転車道が整備された
    パドヴァの道

  • トリエステ街の角にある<br />ピッツェリア「ラ・パヴァーナ」

    トリエステ街の角にある
    ピッツェリア「ラ・パヴァーナ」

  • 最初に注文したワインは<br />すぐに運ばれてきた

    最初に注文したワインは
    すぐに運ばれてきた

  • ピザ焼き窯の炎が<br />旅情を掻き立ててくれる

    ピザ焼き窯の炎が
    旅情を掻き立ててくれる

  • 私の席の正面に<br />ピザ焼き窯がある<br />ショーウィンドーには<br />ピザに入れる具が並ぶ

    私の席の正面に
    ピザ焼き窯がある
    ショーウィンドーには
    ピザに入れる具が並ぶ

  • 美味しそうなパンに<br />グウッ・・・

    美味しそうなパンに
    グウッ・・・

  • ピッツェリアのカウンター

    ピッツェリアのカウンター

  • この先が<br />メーンダイニングルーム

    この先が
    メーンダイニングルーム

  • ポルチーニ茸入り<br />タリアテッレが運ばれてきた

    ポルチーニ茸入り
    タリアテッレが運ばれてきた

  • 本場の粉チーズは<br />大きなスプーンがついて<br />豪快だ

    本場の粉チーズは
    大きなスプーンがついて
    豪快だ

  • 陳列棚に並ぶ<br />ピザの具

    陳列棚に並ぶ
    ピザの具

  • ピッツェリアの<br />待合椅子

    ピッツェリアの
    待合椅子

  • ホテルまでの帰り道

    ホテルまでの帰り道

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