アジアハイウェイの源流を訪ねて（１２４)警察本部への盗難届。

2010/12/24 - 2011/01/08

昨夜はナイトマーケットからホテル近くのワットブノンまでバイクタクシーでやってきて、そこがライトアップでもされているかと期待したのだったが、真っ暗な中、薄気味悪いので、ホテルまで引き返す途中、いかがわしげなナイトクラブなどが何店かあって、引き込まれそうになったが、何の気なしにショルダーの中を見た所、財布とホテルのカギが無くなっていた！

直ぐ近くに２年前に泊まったＣｏｓａ　Ｈｏｔｅｌがあり、ここなら英語が通じるので、ホテルまで行き事情を話したところ、係の男がどこかへ電話していて、明日、警察へ来るように、との話しであった。この２年で３度の盗難に遭い、一度も保険給付を受けていないのは癪でもあり、今回現金は担保されないとしても、財布代とカギ代は請求できる。そこで今朝は先ずは警察へ行くことにした。

今朝８時にホテルに迎いに来る予定のツクツクがやって来ず、矢張りあの人相の悪い運転手が犯人の一味だったかのか、と内心想像はできても確証はない。兎も角昨日のツーリストＡｇｅｎｔのオフィスへ行き、昨夜現金盗難に遭ったこと、今朝運転手がホテルに迎いに来なかったが、あの運転手が怪しいのではない、等を話し、昨日支払った１５ドルを返してもらい、別のツクツクを雇い、警察まで行ってもらうことにした。Ａｇｎｅｔの若い責任者は気の毒がって、当方に１０ドル渡そうとしたので、その気持ちだけを受け取り、まだ部屋に十分な現金を保管していたので、全く心配ない旨を話し、彼の好意に感謝する。

この国の給与水準で１０ドル約８００円がどの程度になるか分からないが、相当な金額であるに違いない。それを見ず知らずの日本人の一旅行者へ恵む、などの善意はこの国とかタイ、ラオスの心優しい人々でないと、直ぐに言葉にはでないだろう。確かにお金を盗まれ、悔しい思いをしているが、こうした善意の人々と接することにより、心の救いにもなった。

最初に行った王宮前のＴｏｕｒｉｓｔ　Ｐｏｌｉｃｅでは、金額が多額であり、ここでは受け付けられない、郊外にある警察本部へ行くように、と申し渡される。もう面倒だから、諦めようか、とも思ったが、折角乗りかかった船、最後までやって、いようと、警察本部までツクツクを走らせる。

街の中心からかなり離れた場所に本部はあり、最近ここに移転したらしい。２年前は街中にあり、数か所行ったり来たりさせられ、その都度手数料名目で賄賂を請求されたが、今回は近代的なオフィスで、そうした賄賂も請求されない。しかし、コピー代として５０ドルを請求されたが、当方、多額現金盗難でお金の持ち合わせが無い旨を訴えたところ、３０ドルに負けてくれた。その際、記録上、当方は２回目の盗難届で、又、保険に請求するつもりか、と聞かれたので、保険では現金はカバーされ無い旨、答えて置いた。

１時間程かかって手続きが終わり、さて今日の目的地、Ｋｉｌｌｉｎｇ　Ｆｉｅｒｌｄへ行くことにする。場所はこの警察本部とは街を真ん中にして丁度正反対の位置にあり、街中を横断して、約２０キロ程離れた虐殺現場へ向かうことにした。

エリア プノンペン(カンボジア)

• 旅行の満足度: 4.0

夜のワット・ブノンはライトアップされておらず、夜は物騒な感じだった。

財布が抜き取られているのに気づき、駆け込んだＣｏｓａ　Ｈｏｔｅｌ．

泊まったメコンツアーズの部屋。今回は元気のみで、カメラが盗まれなかった幸いだった。

泊まったホテル、Ｍｅｋｏｎｇ　Ｔｏｕｒｓの入口。

ツクツクに乗って警察へ向かう。

途中でガソリンを補給する。

ガソリンはこんな感じで瓶詰めにして売られている。

最初に行った警察署では、ツーリストポリスへ行けと言われる。

ツーリストポリスは王宮前広場に面していた。

トンレサップ川の直ぐ近くにあり、この辺は観光名所にもなっている。

近くをトンレサップ川が流れている。

漸く警察本部へやってきた。街の北側にある。

警察本部構内。

その中に外人専用の外事課があった。

この建物の中にあった。