2011/11/22 - 2011/11/24
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luvlyafroさん
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飲みに行った先で、ふと「はー屋久島行きたい」と呟いたら、「行こ行こ!」とのってくれた友人と、2度目の屋久島へ。
この時点でとれる一番安いチケットと数年前に買った山グッズを持って、行ってきましたとも。
屋久島はおいしくて、気持ちよくて、温かくて、自然や人との距離を上手にとれる場所だ。
ガイドなし、免許なし、ツアーなしで、どかーんと体当たりで行ってきた。
11月22日 羽田 → 屋久島(島内観光)
11月23日 縄文杉トレッキング
11月24日 白谷雲水峡をちょこっとハイキング → 羽田
筋肉痛はつらい。
でも、それを補っても、あまりあるほどに癒された。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー JALグループ ANAグループ AIR DO ソラシド エア
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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羽田から九州方面に向かう時は左側の席をキープ。そうすると、日本列島が美しく見える。
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富士山。上から見ても美しいなあ。
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鹿児島空港に到着。ここで飛行機を乗り継ぐ。
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30〜40分で屋久島空港へ。
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ちなみに、プロペラ機。
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車の免許もなく、ツアーに申し込んでもいなかったので、とりあえず空港内の食堂でゴハンを食べながら作戦会議。
屋久島膳1800円。
この食堂、ホントはもっとリーズナブルなものがたくさんある。
でもまあ初日だし、トビウオのから揚げ食べたいし、鹿刺も食べたいしってことで、奮発した。
トビウオのから揚げは、ふっくらしてて大好き! -
結局、バスで回るのは難しいと判断。
行きがあっても、帰りがない…
ので、ここはバブリーにタクシー観光に。
○○時間○○円という表を運転手さんが持っているので、それを見て行きたい場所や値段を交渉。
結局5時間2万円でお願いした。これはイタイ出費…
3〜4人で行くなら、タクシーはお得だろう。
で、最初に連れて行ってもらった安房渓谷。 -
安房渓谷、山側。
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初ヤクザル!
ちっさくてカワイイ。 -
初ヤクシカ!
おしり真っ白おんなのこ! -
右側に見える、親指の先みたいのが太忠岳。
頑張ればヤクスギランドから歩いて行ける。 -
さて、1000m近くまで上がると、車で行ける紀元杉が。
樹齢3000年。 -
紀元杉の周りには遊歩道があって、後ろ側も見ることができる。
一つの倒れた杉の木から、ツガ・ヒノキ・ユズリハなどなど…10種類以上の植物が着生して、競うように、でも共に伸びる。 -
島中が山の中な屋久島は、道路わきにも飲用できる水が湧いている。
東京でペットボトル1本買ったら、その後は買う必要なし! -
続いてヤクスギランドへ。
入り口の公衆電話。 -
公衆電話の中はこんな感じ。
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公衆電話に夢中になってたら、運転手さんが「こっちおいで!」と。
この牡鹿はヤクスギランド入り口に、ちょいちょい出没するコらしい。
このコは人間になれてるから逃げもしないけど、後ろに立ったり、近づきすぎたりしないようにと注意をうけた。慣れていても、野生動物。
角が、表情が凛々しい! -
ヤクスギランドは遊歩道で成っている。
途中から本格的な山道になるけど、整備された遊歩道なら、スニーカーでもOK。 -
ヤクスギランド。
通称、締め殺しの木。
太い木の幹を、ぐるりと取り囲む細い木。
完全に絞め殺してしまっては、細い木もなすすべなく倒れてしまうため、この辺の力加減は自然界特有のバランス。 -
屋久島は火山ではなく、花崗岩からなる。
長方形の石英を多く含んだ花崗岩は柔らかく、滝などの水の刺激でも、スパンと割れてしまうことがあるそう。 -
ヤクスギランドで一番みたかった仏陀杉。
運転手さんは、ひたすら「見てくれの悪い」「たいしたことない」と言っていたけど、なんだろう…これ、すごくカッコいい。
でも、向こう側が透けて見えるほど浸食のすすんでいるこの木は、大風があれば、近年倒れてしまうだろうと言われている。 -
バームクーヘン
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ツイスト
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ひ
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双子杉。
一つの切り株から派生した2本の杉。
普通はどちらかが生き残るパターンだけど、こちらはキレイに2本とも伸びたため、双子杉と呼ばれている。 -
くぐり杉。
2本の木が倒れて合わさった結果、こんな形に。
自然って不思議だ…
ヤクスギランドは見ごたえあったなあ。
時間があったら、一番長いコースを歩いてみたい。
素人登山は周りの景色を見る余裕がないけど、これならゆっくり見られる。 -
最後に向かったのは千尋の滝。
左の大岩はなんと、花崗岩の1枚岩。
これをすごいと言わずに何と言う! -
最後は宿まで送ってもらう。
空港からほど近い、鹿鳴庵が、今回のお宿。
3組まで泊れる民宿で、笑顔のステキなご夫婦が経営している。
清潔で、手作り感が温かい。
ご夫婦の他に、看板犬が2頭いるのだけれど、このコたちがまたカワイイのなんの。
庭には鹿が来ることも。 -
宿の中。
大きな囲炉裏でまったり。 -
キュートな土壁。
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お宿の営業部長メグ。
豆芝とラブラドールという、奇跡の組み合わせ! -
初日の晩御飯。豪華!
たくさんありすぎて、写真におさまらない!
トビウオの練り上げ、カツの卵とじ、タイのカルパッチョ、山芋、カキグラタン、チャンプルーなどなど…おなかっぱい。幸せいっぱい。
寝る前に、翌朝使うバス停の確認のため、ちょっと外に出た。
「真っ暗だから、懐中電灯持って行きなさいね」とのお言葉通り、外は本当に真っ暗!大通りから200m入っただけなのに、電灯のない森は、怖いくらいに暗い。でも、本当に、本当に、星がよく見えた。
宿から弁当屋さんに電話してもらい、翌日のランチも確保。
500円。 -
翌朝4時起床。
朝一番のバスに乗って、屋久島自然館へ。そこから荒川登山口までのバスが出ているので、それに乗り換える。
荒川登山口までのバスは前日までにチケットを買っておくと便利。
各観光案内所で買える。
さて、6時前に到着したものの、まだ真っ暗すぎるので、登山口の待合所で朝ごはん。
こちらは宿で作ってもらったもの。おいしかった〜
お弁当一つ食べればヤル気も出るし、リュックも軽くなる。 -
明るくなってきたところで登山開始。
6時半くらいにスタート。
屋久島は照葉樹林が多いから、全てが紅葉するわけではない。
それでも十分、秋の様相。
それにしても、意外と人が少ないなーと思ったら、この日の登山者は200人くらいだったとのこと。
ゴールデンウィークには1000人を超えるというから、この日はだいぶ少ない方だった。
しかし…1000人て…
入山規制が敷かれるのも、遠い話ではないのかもしれない。 -
まずはトロッコ道。
枕木を避けて、あるいは枕木を踏んで、1時間弱。 -
小杉谷集落を過ぎると、トロッコ道が変わる。
これは歩きやすい。
ちょっとよそ見をする余裕もできてくる。 -
と思ったら、ヤクシカ!
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倒れた大木が、細い木々に支えられてる。
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さて、小杉谷集落からここまで2時間弱。
トロッコ道はここで終わり。ここからはストック大活躍、軍手大活躍の岩場が30分ほど続く。
そして、ここが最後のトイレ休憩。
水も補給して、いざ! -
さすがに岩場ではカメラを出す余裕はまるでなく…
20分ほど歩いて(というか上って)、2010年に倒れてしまった翁杉に到着。
前に来たのは2008年で、その時は勇壮な姿だったけど、寿命だったのね。
しかし、残った株もすごい迫力。 -
翁杉から、さらに5分、有名なウィルソン株。
こちらは豊臣秀吉の時代に切られたもの。
空洞の入り口は、人ひとり立てるくらいの大きさ。
そして、中に入ると… -
きれいなハート形の切り株。
ただし、入って右側、座って写真をとること。他の角度からではハートに見えない。
ちなみに左側には祭壇がある。 -
雨に降られて、カメラを出す気力もなく…でもすごい。大王杉。
ウィルソン株から40分くらい。
このころには岩場ではなく、整備された木の階段をひたすら上る。
階段は…きついよ… -
さらに歩くこと40分、急に立派になった木の階段…これは!
-
縄文杉ー!
樹齢は2700年。
いくつかの木が合わさった、複合木だそう。
7000年と言われていた時代もあったけど、2400年も十分すごい。
なんというか、存在感がすごい。
そして雨も手伝って、湿気もすごい。
カメラが曇って曇って…
でも、以前来た時も思ったことだけど、完全な晴天より、少しモヤがかかっているくらいの方が、この島には合う。 -
雨を含んだ苔は、いっそう生き生きしてる。
縄文杉から少し歩いて山小屋で昼食。
こちらも生き生きした気分で下山。 -
帰りはちょっと写真をとる余裕も。
大株歩道入り口に戻ってきたころには、雨もやんでいた。 -
ただ…トロッコ道の橋は、足がガクガクしちゃう。
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行きで最初に通ったトンネルが…!
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戻ってきたー!
紅葉が目にまぶしい!
今回は上り約4時間50分、下り4時間の行程だった。
いやー頑張った。 -
メグ「のぼった?」
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熱いお風呂をいただいた後は、待望の夕食。
前日にお願いしておいた首折れサバの刺身。
ああ…もう…何、これ。なにこの新鮮さ。
ぷりっぷり!あまい! -
そしてこの日の夕食もすごかった!
サバ節とラッキョウの和え物、黒豚のステーキ、玉ねぎ丸ごと1個のコンソメ煮などなど…あ、そうだ。他のお客さんがダイビングでとった夜光貝も頂いたんだけど、これがまた絶品!
翌日はダラダラするって決めてたので、ビールも焼酎もいただいた。
屋久島の焼酎は「三岳」に「愛子」
三岳を頂いたが、これはもう、かるーい、飲みやすい焼酎だった。
焼酎好きなら、もっと癖のある方がいいかも。 -
3日目。
飛行機の時間もあるため、白谷雲水峡は最短の1時間コースで。
宿からバス停までテクテク歩く。
ここからは海も見える。
ああ、いいなあ。 -
バス停でバス待ち中。
ススキと海と。
空港付近のこの場所は、島の中でも特に風が強いのだそう。 -
バスを乗り継いで、白谷雲水峡に到着。
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とり!
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おお、1時間コースでも苔むした森に触れられるのか。
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ハートっぽい木の模様。
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このコース唯一の、すごい杉。
弥生杉。 -
弥生杉。反対側から見たところ。
日が当たる側面は、着生した植物が生い茂りやすい。 -
苔。
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ああ、いいな。奥深く続く感じが、とってもいい。
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1時間コースじゃ、全然足りないよー!
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最後に岩場を超えると、もうゴール。
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白谷雲水峡からの帰りバス。
このくねった道、奥深い山…なんだかブータンを思い出す。
バスものんびりしてて、人もよくて。
路線バスは2種類走ってるのだけれど、どちらも良かった。運転手さんが、勝手にガイドをしてくれる。
このときは車窓を撮りまくってたら、「止めましょうか?」と言ってくれるし、お勧めの店や景勝地のアナウンスもしてくれる。 -
ああ、いいなあ。後光のようだ。
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バスから。
「みなさん、親子の鹿さんですよ。はい、写真タイムー」 -
バスの乗り継ぎ場所で川を見ながらお弁当タイム。
このあと空港前の「まんてん」で日帰り入浴し、お土産買ってから空路羽田へ。
やっぱり屋久島っていいな。
今度は夏、ウミガメの時期にも来島したい。
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