2011/11/03 - 2011/11/04
8148位(同エリア21416件中)
mistletoeさん
- mistletoeさんTOP
- 旅行記33冊
- クチコミ27件
- Q&A回答2件
- 84,347アクセス
- フォロワー2人
今回は友人の車で但馬をグルリと案内してもらいました。
開坑1200年という生野銀山坑道を歩き、その後「日本のマチュピチュ」と最近話題になっている竹田城に登り、城崎で1泊。
翌日は玄武洞公園で柱状節理を見学し、たまごごはんを食べ、神戸元町で餃子を食べ・・・と歩いて食べて楽しい旅になりました。
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
PR
-
明石市で友人と待ち合わせをし、一路山陰へ。
車中で話をしていて「生野銀山」へ行った事がないと言うと、立ち寄るってくれる事になりました。
車を降りる爽やか〜で、ところどころ紅葉していました。 -
チケット窓口で、ボランティア・ガイドの方が「簡単に説明しましょうか?」と声をかけてくださり、お話を聞かせていただきました。
説明によると、
「生野銀山は、今から1200年前に発見されたと伝えられ、室町時代に銀鉱脈の本格的な採掘が始まりました。
織田・豊臣時代も主要な銀山として採掘が続けられ、江戸時代には幕府が「銀山奉行」を設置したそうです。
明治時代になると、政府直轄鉱山となり、フランス人技師ジャン・フランソワ・コワニエが近代化に大きく貢献しました。
その後、皇室財産を経て、三菱へ払い下げられ、国内有数の大鉱山として稼働していましたが、昭和48年に閉山となりました。」
との事でした。1200年も前から採掘技術があったとは驚きです。 -
簡単に・・・と言うお話を40〜50分伺い(^_^;)今からいよいよ坑道内へ!
-
あちこちに当時の作業風景を再現した人形が設置されています。
ちなみに、駐車場から坑道にかけての斜面は全国的にも珍しい「ヒカゲツツジ」の群生地となっており、4月上旬〜中旬に薄黄色の花で彩られるそうです。 -
坑道内で見ると「ビクッ」とします。1人だとこわいなぁ・・・
ちなみに、坑道は「機械掘り」、間歩(まぶ)は「手掘り」と言葉分けがされているそうです。
勉強になります。 -
内部には地下水が溢れ出している滝?ありました。
-
こちらは「狸掘(たぬきぼり)」と言って、この穴を這いながら掘り進んだそうです。
技術・体力・精神、全てにおいて大変だっただろうな・・・・と立ち止まってしまいました。 -
背丈以上ある、とっても大きな巻揚機です。
-
巻上機の上を覗いてみましたが、地上は見えません。
硬い岩盤をよく掘ったなぁ・・・・・と感心です。 -
坑道の案内図がありましたが、全てが公開されている訳ではないようです。
この中で迷子になったら・・・・・と思うだけで恐ろしいです。 -
坑道から出て外を見た瞬間、何故か「ホッ」と大きな息をつきました。解放感です(笑)
銀山の上にも何かあるようです。友人は「坂道はしんどいから行かない」と言うので一人登ってみることにしました。
外の空気は冷たいですが、爽やかです。 -
門をくぐると「金香瀬旧坑露頭群案内図」がありました。
ここは生野代官の金香瀬(かながせ)番所があった場所で、露天掘跡が見られます。
露頭とは、鉱脈が地表に現れてた部分で、昔はこれを探し当てた後に地中へ掘り進んだそうです。 -
大谷川沿いには紅葉が色づいていて、秋を感じます。
-
これが露天掘跡なんだそうです。あちこちに掘跡があり、名前が付けられていました。
-
当時、作業をしていた鉱夫が掘った線刻も残されていました。
-
駐車場まで戻ると柱があったので正面に回ってみると、菊の御紋が入った門でした。
説明によると、
「この銀山は明治22年(1889年)には宮内省御料局の所管へ移され皇室財産となり、次いで明治29年(1896年)に三菱合資会社へ払い下げられ、国内有数の大鉱山として稼行しましたが、昭和48年(1973年)に閉山し、長い歴史に幕を閉じました。」
とありました。
皇室財産になった際に建てられた門柱がそのまま保存されているそうです。 -
続いての観光先は、「天空の城」として最近有名な竹田城です。
来てみたかったのでとっても楽しみです(^^) -
山の上に見えているのが竹田城です。
駐車場から1時間ほど、頑張って歩きます! -
以前はここも車が通行する事が出来たそうですが、TVで紹介されてから観光客がとても増え、駐車場が整備できなく、全面通行禁止になったそうです。
-
紅葉を眺めながら黙々と歩いていると、目の前に石垣が見えてきました!
-
1時間ちょっとで竹田城趾に到着(^^)v
けど、ここから先がまだまだでした・・・(--;) -
やっと辿り着きましたが、この角度からは「天空の城」とはまだわかりません。
-
目の前に石垣の全景が見えた瞬間、思わず「わぁ〜」と感動!本当に山の頂上に城壁がありました。
-
駐車場の所からいただいた説明書によると、
「築城に関しては、不明な点が多く、江戸末期に成立した『和田上道氏日記』によると嘉吉年間(1441年〜1443年)に丹波国、播磨国の出入口である竹田の地に「安井ノ城」が築かれました。
「安井ノ城」とは「竹田城」を指しており、竹田城の築城に関しては他に史料が無く、「嘉吉三年、山名持豊によって築かれ、太田垣光景が初代城主に任じられたとする口碑を残すのみである」とし、1431年(永享3年)但馬国守護山名宗全によって築城され、太田垣光景が初代城主と言われる伝承が紹介されています。
廃城から約400年以上経過していますが、石垣がほぼそのままの状態で残っており、現存する山城として日本屈指の規模となっています。」
とありました。カッコいいです(*^^*) -
竹田城は縄張りが虎が臥せているように見えることから、別名虎臥城(とらふすじょう、こがじょう)と呼ばれているそうです。
本丸から花屋敷を眺めると本当に高さを実感できます。ちなみに標高は353.7mです。 -
どの角度から写真を撮っても絵になります。
写真では周囲に遮るものが何もなく、爽快さが伝わらないのが残念です! -
桜の木もたくさんありました。春にはピンク色に染まるのでしょうね。
-
三の丸からの眺望です。
本当に行く事が出来て良かったです。 -
城崎温泉に到着しましたが、時間が遅かったためほとんどのお店が閉まっていました。残念!
それでも雰囲気はとっても良かったです。 -
冬の兵庫県北部の朝は霧に包まれます。
色を感じない風景ですが、これもまた絵になります。
丸山川沿いではカメラを構えた方をあちこちでお見かけしました。 -
国の天然記念物、玄武洞(げんぶどう)公園に到着です。
約160万年前の噴火によって噴出されたマグマが冷却され、玄武岩塊を形成し、その後約6,000年前に波の浸食によってむき出しとなったそうです。
洞窟は自然のものではなく、人間が採掘した跡、坑道・採掘跡地との事です。
周辺一帯は山陰海岸国立公園に指定されており、また、2010年には世界ジオパークの認定も受けています。
ちなみに玄武とは、中国神話で方位を司る神(四神)のうち、北方に相当する蛇と亀が合体した神体です。 -
これが玄武洞です。まるで人間が作った柱が積み重なっているようです。
玄武洞は柱状節理(ちゅうじょうせつり)・板状節理によって、亀甲状の天井や5〜8角の石柱が見られます。
柱状節理とは溶岩が固まって冷える時、溶岩の体積が縮むために出来た規則的な割れ目(専門的にいうと節理)の事なんだそうです。
玄武洞の名前の由来は、江戸時代後期の儒学者、柴野栗山がここを訪れた際、伝説上の動物玄武の姿に見える事から名付けられました。 -
玄武洞公園にある洞窟には「青龍洞」、「白虎洞」、「南朱雀洞」、「北朱雀洞」とさきほどの「玄武洞」と名がつけられています。
こちらは青龍洞です。
高さ33m、15mにも及ぶ長い柱状節理が見られます。 -
敷地内に各洞窟が点在していますが、案内看板ときれいな歩道が整備されているので、困ることはありません。
朝だったからなのか、誰も居ません。友人も寒いので車の中に籠っていました(^^;) -
白虎洞です。こちらは、水平方向に伸びた柱状節理と、断面が間近で見られます。
-
北朱雀洞です。こちらは、垂直方向の節理が上部に向かって徐々に水平方向に変化していく様子が見られます。
-
さいごは南朱雀洞です。
それにしても、不思議な岩の形です。他の地域では、北海道の層雲峡、福井県の東尋坊、宮崎県の高千穂峡などでも見られます。
玄武岩は、兵庫県城崎温泉の近くにある玄武洞にちなんで地質学者の小藤文次郎が1884年(明治17年)に命名しました。 -
体も冷えたので、たまごかけごはんで有名な但熊さんで朝ごはんです。
-
お店に入るとたまごが山積みに!食べ放題のようです。期待大!
-
今は新米の時期!ご飯もたまごもとっても美味しかったです!
隣には直売所もあったので、お野菜とたまごを迷わず購入(笑)
持ち運びに不安がありましたが、殻がシッカリしているので無事でした。 -
そして、元町に到着し、ぎょうざ苑でタッップリ餃子を食べてお開きとなりました(笑)
今回はよく食べ、歩き回った旅となりました。
兵庫県に住んでいても、知らない所だらけ。まだまだ楽しい所がいっぱいあるのそうなので、また出掛けたいと思います。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
41