シャモニー旅行記(ブログ) 一覧に戻る
<br />2011年6月19日(日)<br /><br />道の真ん中に張り出したテーブルで、アルプスの尖峰を仰ぎながら頂いた、ポルチーノ(複数形でポルチーニ)入りタリアテーレ。<br /><br />隣の夫妻と仲良くなり、お互いの無事を祈って乾杯した。<br /><br />その余韻を楽しみながら、もう一度日本人の案内人を訪ねて、インフォメーションに行く。<br /><br /><br />午後2時。<br /><br />空はますます晴れて来て、標高1000Mを超える高地に差す日光が、熱いばかりだ。<br /><br /><br />インフォメーション・オフィスの日本人は、本日は休みだった。<br /><br />毎週日曜日は休みとのことで、それでは誰でもいいからシャモニー滞在中の行程について相談したいと思ったが、客が多くてゆっくり話す案内人が見つからない。<br /><br />それではと、ル・ブレヴァンに登ることにする。<br /><br /><br />ル・ブレヴァンは、シャモニーの谷を隔ててモンブランと対峙する展望台。<br /><br />50年前私がシャモニーにやって来たとき、その展望した景色の美しさがいつまでも瞼に残っている。<br /><br /><br />ル・ブレヴァン(標高2525M)に登るには、シャモニー(標高1037M)から先ずロープウェーでプランプラ(標高2062M)に登り、そこから別のロープウェーに乗換える。<br /><br />プランプラ行きのロープウェー駅は、インフォメーション・センターから、モンブランに背を向けて坂道を登ったところにある。<br /><br /><br />坂道は私の足には急であり、しかも長い。<br /><br />足を引きずりながら、汗だくでゆっくりゆっくり登っていると、地元の人と思われるおばあさんがニコッとして「ボン・クラージ(ガンバッテ!)」と、優しく(冷やかし半分に聞こえるが)声をかけてくれる。<br /><br />「メルシー(有難う)」と、苦笑いだ。<br /><br /><br />よ〜ぉやく駅にたどり着いた私は、達成感いっぱいで、思わずバンザイだった。<br /><br />その気の緩みか、ここで小さな失敗をする。<br /><br /><br />シャモニー回遊券を買ったのだが、「高齢者」と言うことを忘れて、普通券を買ってしまったのだ。<br /><br />この地方の登山鉄道が全額無料となるパスなのだが、一日間券からあり、三日間通用券でほぼ100ユーロ(1万円)。<br /><br /><br />同じ失敗は、つい先日台湾の台北駅でもやったところだ。<br /><br />帰途高雄で、「65歳以上じゃありませんか」と言われて、気が着いた。<br /><br /><br />高齢者(65歳以上)ならば、2〜3割程度は安い筈だ。<br /><br />このシャモニー回遊券は、一度エギーユ・デュ・ミディを往復するだけでほぼ元が取れ、実に徳用だ。<br /><br /><br />この間の写真を、「ソフィさんの旅行記」<br />http://4travel.jp/traveler/katase/<br />に添付します。<br /><br />読み易い「片瀬貴文の記録」<br />http://blog.alc.co.jp/d/2001114<br />もご訪問下さい。<br /><br />「片瀬貴文さんの旅行記」<br />http://4travel.jp/traveler/takafumi/<br />のスイス山岳写真もご覧ください。<br /><br /><br />(2011.10.25 片瀬貴文)<br />

モンブランドライブ【D08】ル・ブレヴァンに登ろうとシャモニーの急な坂をたどる

2いいね!

2011/06/19 - 2011/06/19

556位(同エリア346件中)

0

19

ソフィ

ソフィさん


2011年6月19日(日)

道の真ん中に張り出したテーブルで、アルプスの尖峰を仰ぎながら頂いた、ポルチーノ(複数形でポルチーニ)入りタリアテーレ。

隣の夫妻と仲良くなり、お互いの無事を祈って乾杯した。

その余韻を楽しみながら、もう一度日本人の案内人を訪ねて、インフォメーションに行く。


午後2時。

空はますます晴れて来て、標高1000Mを超える高地に差す日光が、熱いばかりだ。


インフォメーション・オフィスの日本人は、本日は休みだった。

毎週日曜日は休みとのことで、それでは誰でもいいからシャモニー滞在中の行程について相談したいと思ったが、客が多くてゆっくり話す案内人が見つからない。

それではと、ル・ブレヴァンに登ることにする。


ル・ブレヴァンは、シャモニーの谷を隔ててモンブランと対峙する展望台。

50年前私がシャモニーにやって来たとき、その展望した景色の美しさがいつまでも瞼に残っている。


ル・ブレヴァン(標高2525M)に登るには、シャモニー(標高1037M)から先ずロープウェーでプランプラ(標高2062M)に登り、そこから別のロープウェーに乗換える。

プランプラ行きのロープウェー駅は、インフォメーション・センターから、モンブランに背を向けて坂道を登ったところにある。


坂道は私の足には急であり、しかも長い。

足を引きずりながら、汗だくでゆっくりゆっくり登っていると、地元の人と思われるおばあさんがニコッとして「ボン・クラージ(ガンバッテ!)」と、優しく(冷やかし半分に聞こえるが)声をかけてくれる。

「メルシー(有難う)」と、苦笑いだ。


よ〜ぉやく駅にたどり着いた私は、達成感いっぱいで、思わずバンザイだった。

その気の緩みか、ここで小さな失敗をする。


シャモニー回遊券を買ったのだが、「高齢者」と言うことを忘れて、普通券を買ってしまったのだ。

この地方の登山鉄道が全額無料となるパスなのだが、一日間券からあり、三日間通用券でほぼ100ユーロ(1万円)。


同じ失敗は、つい先日台湾の台北駅でもやったところだ。

帰途高雄で、「65歳以上じゃありませんか」と言われて、気が着いた。


高齢者(65歳以上)ならば、2〜3割程度は安い筈だ。

このシャモニー回遊券は、一度エギーユ・デュ・ミディを往復するだけでほぼ元が取れ、実に徳用だ。


この間の写真を、「ソフィさんの旅行記」
http://4travel.jp/traveler/katase/
に添付します。

読み易い「片瀬貴文の記録」
http://blog.alc.co.jp/d/2001114
もご訪問下さい。

「片瀬貴文さんの旅行記」
http://4travel.jp/traveler/takafumi/
のスイス山岳写真もご覧ください。


(2011.10.25 片瀬貴文)

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
グルメ
4.0
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
徒歩
航空会社
フィンランド航空
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • レストランの席から<br />氷河が見える

    レストランの席から
    氷河が見える

  • レストランでビールを飲みながら<br />雲が上がって<br />モンブランが雄姿を現す<br /><br />

    レストランでビールを飲みながら
    雲が上がって
    モンブランが雄姿を現す

  • シャモニーの街並みは<br />モンブランを向いている

    シャモニーの街並みは
    モンブランを向いている

  • レストランに座っていると<br />あちらからシャモニーの<br />プティ・トランも<br />やってきた

    イチオシ

    レストランに座っていると
    あちらからシャモニーの
    プティ・トランも
    やってきた

  • シャモニーの街を歩けば<br />どの路地にも<br />山が覗いている

    シャモニーの街を歩けば
    どの路地にも
    山が覗いている

  • シャモニーの街歩きは<br />山の表情探訪

    シャモニーの街歩きは
    山の表情探訪

  • シャモニー周辺の山々は<br />雲に飾られている

    シャモニー周辺の山々は
    雲に飾られている

  • シャモニーの<br />強い紫外線を<br />エンジョイしている

    シャモニーの
    強い紫外線を
    エンジョイしている

  • シャモニーでは<br />パラシュートにも<br />乗ることができる

    シャモニーでは
    パラシュートにも
    乗ることができる

  • 紫外線を思い切り浴びながら<br />談笑に時を過ごす

    イチオシ

    紫外線を思い切り浴びながら
    談笑に時を過ごす

  • シャモニーの教会の塔<br />今から登ろうとするル・ブレヴァンは<br />この方向だろう

    シャモニーの教会の塔
    今から登ろうとするル・ブレヴァンは
    この方向だろう

  • シャモニーの教会<br />教会の塔は<br />山によく似合う

    シャモニーの教会
    教会の塔は
    山によく似合う

  • シャモニーの花壇に咲く<br />ダリア

    シャモニーの花壇に咲く
    ダリア

  • シャモニーの<br />花々は<br />色の鮮やかさが際立つ

    シャモニーの
    花々は
    色の鮮やかさが際立つ

  • 青空を背景にした教会に美しさを<br />再発見する

    青空を背景にした教会に美しさを
    再発見する

  • 歩道を飾る<br />シャモニーの盾紋

    歩道を飾る
    シャモニーの盾紋

  • シャモニーの<br />中央インフォメーションセンター

    シャモニーの
    中央インフォメーションセンター

  • シャモニーの道路標識<br />左に行けばブレヴァンだ

    シャモニーの道路標識
    左に行けばブレヴァンだ

  • ようやくたどり着いた<br />ロープウェーの<br />切符売り場

    ようやくたどり着いた
    ロープウェーの
    切符売り場

この旅行記のタグ

2いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フランスで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
フランス最安 317円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

フランスの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから海外旅行記(ブログ)を探す

PAGE TOP