中国黒竜江省　300年前の火山噴火の跡・五大連池を行く！

2011/10/12 - 2011/10/19

生憎の小雨模様の中を、五大連池と龍門石寨を散策し、黒龍山の噴火口までミニ登山。
五大連池一帯は来年、世界自然遺産に認定される運びになったそうです。
一足お先に見てきました。

エリア 中国

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: その他
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

8時35分　五大連池市のホテルから35分で、地下氷河に到着。
年間を通じて−１０℃で、夏は勿論寒い、しかし真冬は外界より暖かい。
何しろ真冬は−４０℃、日中でも−２０℃ですから。
１０月のこの日は、充分な冬支度で挑んだので、そんなに寒いとは思いませんでした。

富士山の氷穴と同じですが、こちらのが大きいかな。

でもこのイルミネーションは、自然の氷穴には不釣り合い。残念！

左端の柱は人造の支柱。

１５分程バス移動して、龍門石寨へ
噴火後３００年の間に、溶岩台地の中に出来た林。
下は溶岩なので養分が少なく、成長は遅いようです。

溶岩の河もあり、林が出来た所とのコントラストは不思議です。

少しづつ丈の低い植物が生え始めた所は、１００年後には林になっているのかも知れない。

雨量は十分あるようで、多様な苔が生えていました。

接写に失敗し、綺麗な苔を載せられず残念。

ナナカマドももう少し接写して欲しいですよね！

１０時半　龍門石寨から２０分、南北飲泉へ。

皮膚病等に良いと言われている泉。

ロシア人が次々とポットを持って、泉の水を汲みに来ます。
我々も一口飲んでみました・・・鉄の味がきつくて・・・ホントに身体に良いのかな〜？？

芍泉瀑布

・・・奥の小さな滝です。
中国では小さくても瀑布。

五大連池の中の一番大きい、下から３番目の池。

中国では大きくても池。

案内板は中・英・露

こちらも芍泉

鉄味でした。この泉は、汲み上げて時間が経つと、炭酸が発生する。

現在は使われていないので、錆が酷い。

夏場は何か所ものホースから泉の水が出ているそうで、それだけ利用者も多いのでしょう。

１１時半　　地元豆腐料理三昧の昼食

湯葉は日本のものと殆ど同じで美味しいです。

この豆腐料理もサッパリして美味しい。

赤米は日本でもお馴染み、食べ慣れたものでホッとします。

この日の豆腐料理は特に女性たちに大好評でした。

１２時半　五大連池景区へ

雨の中の歩きなので、最小限の貴重品を合羽のポケットに入れ、傘も仲間のリュックに入れて貰い、カメラを懐に入れて雨から守っての出陣です。

小雨降る中、この電気カートで火山台地まで移動します。

もう１〜２℃低かったら雪になりそうな寒い雨の中を、ガードの無い電気カートで疾走したら、体感温度はマイナス５℃以上。
手袋をツアーバスの中に置いてきてしまい大後悔！指が千切れそう！！

カートを降りてヤレヤレ・・・歩きなら体温を奪われません。

マグマの噴出跡の円形ドーム

溶岩の流れた筋に沿って苔むして、流れた様子がよく見えます。

石海・・溶岩の広大な台地です。

そしていよいよ１６００段の階段を登り、黒龍山の火口へ。

高さのある山ではないので、ゆっくり登っていくと、途中からはさっきの寒さが嘘のように、少し汗ばむくらいに為ってきました。
寒さ対策に上下ともヒートテックを着込んでいるから更に暑いのかも。

３０分くらいで漸く頂上に到着。

しかし雨で火口の中がやっと見える程度、お鉢周りをすれば五大連池がよく見えます・・・ってこの状態では見えるのは雨雲だけ！
さっさと降りるに限るでしょう！

登って来た階段より少し急な階段の方を、降りて行きますが、下りは結構膝にきます。

１６時　五大連池市に連泊したホテルに到着

さすがに疲れて部屋で休憩

でも昨日買ったパン屋さんのお菓子が美味しかったし、何枚も買う羽目になってしまったお煎餅は、今日バスの中で皆さんに食べて戴いたら、香ばしくて美味しいと大好評・・・でお土産にしようと、また昨日のパン屋さんへ行く。
今日は１枚・１個の中国表記を覚えて買いに行ったので、好きなだけ買えました。

１８時　郷土料理の夕食

ピーナッツ大好き！

あっさりした茶碗蒸し・・・数少ないあっさり料理が回って来た時には・・・ほんのふたサジしか残っていない・・・涙

卵スープもあっさりで完食間近！

夜は疲れて皆一目散に部屋へ直行！

この旅行記へのコメント （4）

• nao520さん 2015/05/07 22:14:07

  こんにちわ

  チチハルまで北京から夜行電車で行こうと思っていまして、五大連池まで足を伸ばせるものかと思案して検索してみるとなんと城壁さんではありませんか。
  
  数年前にこんなところにまで訪れていたとは、素晴らしいです。。敬服いたします。
  
  nao
  
  敦煌からは一昨日戻ってきました。

  城壁フェチさん からの返信 2015/05/08 10:27:50

  RE: こんにちわ

  nao520さん　黒竜江の旅行記へのご到来ありがとうございます！
  
  もう10年も昔かと思っていたら、未だ4年前に行った所でした。
  その位記憶も遠のいています。
  ロシア国境まで行けたのは、中国制覇？の一環としては良かったかなと思います。
  
  それにしてもnao520さんは、短期間に中国制覇出来そうでスゴイですね。
  
  そろそろ中国禁断症状が出て来そうです。

• beijing-fanさん 2011/10/23 21:57:33

  寒そうです！

  最早寒そうですね。
  
  黄土高原も不毛の地みたいに見えましたが、ここも相当なものですね。
  
  何か殺伐とした感じがします。
  
  僕のこの間行った山の中で雑踏に揉まれるのもいやですが、ここはちょっと
  
  寂し過ぎますね。
  
  ここは冬はどうなるのでしょうか？
  
  ツアー価格は大分安くなるでしょうね！！
  
  安くなれば、考えても良いです？が。
  
  それにしても、城壁フェチさんは珍しい所へお出かけになりましたー。

  城壁フェチさん からの返信 2011/10/24 10:50:56

  RE: 寒そうです！

  beijing-fanさん　おはようございます
  
  満州の冬は相当厳しそうです。−４０℃にも為るそうですから、想像できない寒さです。
  
  ただ今回行った五大連池は火山台地なので、地形的には特異なところです。
  周辺は何百キロもトウモロコシ等の畑が続き、黄土高原よりは雨も降るので緑があります。
  夏の暑い時期が短いので、短い夏の間に穀物を収穫するしか無いようです。
  白菜やネギがこの時期沢山出回っているので、夏場に大量に耕作しているのでしょう。
  冬場は外へも出られず、旅行者も来ないので、家の中でマージヤンやトランプをしているとガイドさんは言っていました。
  そういう生活もチョッと考えられない状況ですね。
  
  中国の気象は大変な所が多いという感じですね。