バスク(05) いざ、ガヴァルニ圏谷へ ～2011年夏～

2011/09/23 - 2011/10/03

旅の目的は幾つかあって、その一つが、世界遺産にも指定されている Cirque de Gavarnie ガヴァルニ圏谷を訪れること。
その素晴らしさはテレビでも何度か観ているけれど、いやはや、圧巻。
こういう自然の中にこそ神はいるのではないか、と感じてしまいました。

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行程
9/23(金) Narita - Blagnac
9/24(土) Blagnac - Lourdes
9/25(日) Gavarunie(Lourdes)
9/26(月) Lourdes - Urrugne
9/27(火) Saint-Jean-Pie-de-Port(Urrugne)
9/28(水) La Rhune(Urrugne)
9/29(木) Bilbao(Urrugne)
9/30(金) Saint-Jean-de-Luz - Blagnac
10/1(土) Toulouse(Blagnac)
10/2(日) Blagnac -
10/3(月) Narita

（103円/EURO）

エリア ガヴァルニ(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

宿をとったルルドからガヴァルニ圏谷麓の村までは53kmほど。
整備された自動車道を下りてからは、こーんな山間の道路を走ります。

途中、Pont Napoléon ナポレオン橋なるアーチ橋、石橋に立ち寄りました。
ナポレオンが通ったのかなぁ。

橋は深い谷に架かっています。
ロッククライミングの名所でもあるようです。


9月の終わり。
とっても寒かった！

勢いよく飛び回るツバメさん。


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お名前はヨーロッパアマツバメ（英名：Common Swift）。
潮来メジロさんに教えていただきました。

目の前をびゅんびゅん飛び回るツバメさんとは対照的に、
茂みではヨーロッパコマドリ、ロビンさんが潜んでいました。

ガヴァルニ圏谷ハイキングの拠点、Gavarnie ガヴァルニ村です。

小さい村ですが、カフェや土産屋さん、そこそこあります。
広い無料駐車場も完備。


村の入り口にはインフォメもありましたが、この日は日曜日だったため休業日。
地図がほしかったのですが、仕方ありません。

車を駐車場に停め、村の中を少し歩くとビジターセンターがありました。
こちらも、もちろんお休みです。

入り口に、世界遺産のプレート。


「Pyrénées-Mont Perdu ピレネー山脈のモン・ペルデュ」は1997年、文化遺産と自然遺産の複合遺産として、ユネスコの世界遺産に登録されました。
ガヴァルニはその一画。

村からもガヴァルニは見渡せます。

「このあたりのハイキングコースにはトイレはない！」


2年前にスペイン・ピレネーを訪れたときに教訓です。
歩き出す前に、ちゃんとトイレ。

トイレも、背後は絶景です。

歩くのがちょっと、という人は、圏谷の麓の比較的近くまでウマやロバに乗って行くことができます。

馬子さんは付かないようです。
2時間25ユーロ、3時間35ユーロ。


ちょっと、ヒマそでネムそなロバ君。

トレッキングコースは幾つもあるようですが、地図がないので分かりません。

ほぼ100％と言っていいほどの人たちが進む、Cirque de Gavarnie 1時間コースを進みました。

この眺め！ この眺め！

集落が終わると、もうそこは Cirque de Gavarnie！


Cirque、シルク？ 絹？
いやいや、フランス語で「圏谷，カール」を意味するのですね。

たくさん咲いていました。


Le colchique d'automne コルチカム。
オータム・クロッカスとかイヌサフランとも呼ばれるようです。


珍しいな、珍しいな、と思ったのだけど、帰国後、近所でも見かけました〜。
花はもっと大きかったけれど。

眼前に立ちはだかる、険しい山。

視線を下ろせば……。


なんか、用？

てな眼差しで、korotamaを見つめます。

きゃっ！


かわゆいっ。

森林浴だわ〜。

茂みに潜むこのマーク、何？

鹿？ エスカルゴ？


よく見れば、ＰとＮ？
Parc National des Pyrénées ？

森林浴はアッという間でした。
再び、目の前が開け、圏谷が姿を現します〜。

ヒツジさんの放牧〜

ナナカマド、まっかっか。

もう秋だけど、

まだまだ花も咲いています。

korotamaの庭でも咲いてた！

口をすぼめたコルチカム

コルチカム、開く。

結構、急な斜面もあります。
運動不足ゆえ、息が切れますな。

スタート時には高さはほとんど変わらなかったのに、
川からはもうこんなに離れてしまいました。

休憩がてら、歩いてきた道を振り返ります。

青空だ〜〜〜〜〜

随分と登ったところに、人工物、発見。

HOTEL du CIRQUE et de la CASCADE


このホテル前まで、ロバやウマで登って来られます。

お母さん、サマになってる。

ヒトの弁当欲しがるヒツジたち (^_^;)

このホテルからの眺めだけも十分に満足できるけど、その先へと歩を進めました。

はじめのうちは歩きやすかったけれど、途中からはガレ場。。。


でも、できるだけ終点まで行きたくて。

そう。
圏谷のどんじり？ 始まり？ には、幾筋もの滝が流れ落ちているのです。


そして、この向こうはスペイン。

上には万年雪。

滝壺を観た〜い、と、息を切らしながらガレ場を登っていきました。

あまりの水しぶきに、真下までは行けなかったけれど、

「もう、充分だよ〜」と自己満足できるところまで、ガンバッタ。


ガヴァルニの水の洗礼を受けて、

振り返る。


青空だね〜。


午後になって天気が崩れると困るし、というわけで午前中にやってきたために、圏谷向きは常に逆光でした。

ケルンを重ねてみる。

足元には、

小さな花々。

小さな虫や、蝶も、少ない食事を渡り飛びます。

滝から流れ落ちた雪解け水が〜

お手洗いも行きたかったし〜。




HOTEL du CIRQUE のカフェで寛ぐ。

いつまで見ていても、飽きないこの景色。




Bellissimoooooooooo!

けど、いつまでもいるわけにはいきません。
来た道を、振り返り、振り返り、戻ります。

どこから眺めても、美しい。

村の手前で、

はて、

母牛と子牛の間には、鉄条網が・・・。
何がどうなったのか、子牛は訳が分からずに、鉄条網の間をくぐって母牛の元へと行こうとします。けど、痛い。

離れたところで、その光景を見つめる別の母牛。
自分の子をしっかりそばに付けています。


幸い、柵から出てしまった先の子牛は、少し離れたところにいた村人によって母牛の元へと戻ることができました。

足元には、

可憐な花々。

あ。
この時期は、紫が多いのね。

白いのも、ちょっとはね。

陽をさんさんと浴びています。

(^_^;)

今回は出会えなかったけれど、マーモットがいるんですね〜、この辺り (^.^)

歩き終わったらそのままルルドへ戻るつもりだったけど、Gavarnie村の、ちょっと先までドライブしてみました。

そしたら、とってもシンプルで広ーいスキー場発見。

このリフト、怖そうです…。

整備された道路の終点まで行くと、ここはガヴァルニのほぼ真西に位置する場所のよう。

この先、ガヴァルニ圏谷の上にある？標高2,587mの Refuge de la Brèche de Roland という避難小屋まで行く2時間15分のトレッキングコースがありました。


また、いつか。

この旅行記へのコメント （2）

• 潮来メジロさん 2011/12/01 21:42:40

  ヨーロッパアマツバメだと思います。ヾ(^o^)

  korotamaさん、こんばんは！　ヾ(^o^)
  
  > 勢いよく飛び回るツバメさん。
  
  う〜ん・・・。この鳥さんは、普通のツバメとは違いますよね。
  和名ヨーロッパアマツバメ（英名：Common Swift）だと思いますが、いかがでしょうか。
  
  ではまた・・・。(^o^)／~~~
  　　（潮来メジロ）
  

  korotamaさん からの返信 2011/12/05 19:14:07

  RE: ヨーロッパアマツバメだと思います。ヾ(^o^)

  潮来メジロさん、こんにちは。korotamaです。
  いつも、どうもありがとうございます〜。
  
  ヨーロッパアマツバメですか。
  画像検索してみたら、確かに似ているのがたくさん出てきました。
  きっと、そうだと思います〜。
  
  本当にものすごい勢いで、目の前をビュンビュン飛び交ってくれました。
  よくぶつからないものだと、感心しました。