2011/10/03 - 2011/10/03
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SUR SHANGHAIさん
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2011年の5月に続いて、東日本大震災のお見舞いで訪れた宮城・岩手の沿岸地方。
その合間のこの日は、岩手県宮古市の重茂半島(おもえ・はんとう)へ、二人の同行者と共にレンタカーで行ってみようと思います。
2010年には、重茂半島にある本州最東端のトドヶ崎を訪れていたSUR SHANGHAI。
その途中、姉吉(あねよし)の集落の外れで目にした≪此処より下に家を建てるな≫と彫られた津波記念碑が、2011年3月に発生した東日本大震災の津波の後で大きく取り上げられたり、その周辺に押し寄せた津波の遡上高が史上最大の40.4mだったと報じられたので、その後の様子が気になっていた姉吉。
今回はその周辺を含めて重茂半島を再訪してみます。
快晴だったこの日は、まず最初に重茂半島の月山(がっさん)展望台にも足を伸ばしてみることにして出発!
表紙の画像は、重茂半島の月山展望台から見た宮古市中心部。
上段は2008年4月下旬に訪問した時の様子。
下段は今回2011年10月上旬に訪問した時の様子。
詳細は本文でご紹介します。
- 同行者
- その他
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
宮古市の重茂半島(おもえ・はんとう)へ行くと言っても、一般にはあまり知られていない場所だと思うので、まずはちょっとご紹介。
市内から見ると、V字型に切れ込んだ宮古湾の向こうに見えるのが重茂半島の一部で、その頂は標高455.9mの月山(がっさん)。別名は御殿山(ごてんやま)。
半島の太平洋側には本州最東端のトドヶ崎がある、と言えばご存知の方もいらっしゃるかも。
宮古市全体の地図は、この旅行記の表紙にYAHOOの物が表示されていると思うので、そちらをご参照下さい。
この画像は、2011年の5月に撮ったもので、市内鍬ヶ崎(くわがさき)の漁港から見た重茂半島と月山。
この漁港周辺も津波で大きな被害を受けていましたが、難を免れた漁船が岸壁に繋がれていました。
震災後は、この港周辺の地盤も50cmほど落ち込んだと言うことで、岸壁に立っていてもずいぶん水面が高く見えます。 -
この日の移動はレンタカー。同行者は、宮古周辺に詳しくて色々教えてくれるAさんのほか、宮古は初心者のBさん。
宮古市から車で重茂半島(トドヶ崎への上り口や、姉吉の集落を含む)方面へ行く時には、まず国道45号線を釜石方向へ南下。
宮古湾の一番奥にある津軽石(つがるいし)から岩手県道41号重茂半島線へと入って行きます。
この画像の場所がその分岐点。画像をクリックして元画像で見てみると、標識の文字も読み取れます。
姉吉へは岩手県北バスの≪宮古駅前⇔重茂⇔石浜⇔川代≫線でも行けるんですが、本数が極端に少ないのが難。下記のサイトで最新情報をお確かめ下さい。
岩手県北バスのサイト: http://www.iwate-kenpokubus.co.jp/
上記サイト内の宮古周辺時刻表: http://www.iwate-kenpokubus.co.jp/pdf/7.30miyako.b.pdf
●注: この旅行記を書くにあたって確認した時点での時刻表は、平成23年7月30日改正のものでした。
●バスで行ってみたい方は、下記の旅行記をご参照下さい。バスの最新時刻表の確認はお忘れなく。
『★本州最東端のトドヶ崎灯台へバスと徒歩で行ってみる』
http://4travel.jp/traveler/casa/album/10473833/ -
上記の津軽石(つがるいし)の分岐点から岩手県道41号重茂半島線へ入ると、最初に通るのは津軽石地区。
宮古湾の一番奥にあるこの地区周辺は、5月に訪れた時には東日本大震災の津波で破壊された建物などの瓦礫撤去作業中。
道路などの復旧工事などとも合わせた作業は、この10月も続いていました。
この津軽石地区には宮古湾に注ぐ津軽石川も流れています。
大きい川ではないんですが、鮭が遡上する川として有名で、孵化場もあります。
後日寄ってみたところ、地区の奥の方にある孵化場は無事で、生簀の中には元気に泳ぐ鮭の姿が見られました。
例年だと、お正月明けの津軽石川の川原では、鮭のつかみ取りイベントや、はらこそばをその場で出してくれる鮭祭りもあるんだそうです。
SUR SHANGHAIは行ってみたことが無いのが残念。
今後、その行事がどうなるのかは、下記の宮古市のHPで確かめてみるといいと思います。
http://www.city.miyako.iwate.jp/ -
宮古湾を回りこんで、重茂半島(おもえ・はんとう)の海岸線を走る岩手県道41号重茂半島線。
くねくねと曲がりくねって簡単な舗装がされた道の幅は、普通車がすれ違えるほど。
この県道については、次のウィキペディアのページにも紹介が出ています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E6%89%8B%E7%9C%8C%E9%81%9341%E5%8F%B7%E9%87%8D%E8%8C%82%E5%8D%8A%E5%B3%B6%E7%B7%9A
東日本大震災から7ヶ月近く経った10月上旬には、まだ随所に津波の傷跡が見えていましたが、通行は可能になっていました。
今回の津波では、海岸沿いのこの道筋も大きく破壊されて、一ヶ月ほど通行止めになっていたと聞きました。
その期間中は、山間の旧道が使われていたそうです。
上段の画像奥に見えているのは、宮古湾入口方向。
この日はとても穏やかに見えた太平洋。
それが津波になって押し寄せる有様は、とても想像できない…。 -
宮古湾を回りこんで、重茂半島(おもえ・はんとう)の海岸線を走る岩手県道41号重茂半島線は、白浜(しらはま)という小さい漁港から先は山越えの道になります。
この画像で見る限りの白浜漁港周辺は、同じ宮古湾内でも東日本大震災の津波に直撃された場所ではないように見えますが、実際には防波堤を越えて来た波によって家屋が多数失われていました。
画像奥に見えているのは、宮古市街地がある側の海岸線。 -
白浜(しらはま)漁港からは、重茂半島(おもえ・はんとう)の太平洋側に出るために山越えの道になった岩手県道41号重茂半島線。
その峠の名は白浜峠。ここで、道が二手に分かれるので要注意。
岩手県北バスの≪宮古駅前⇔重茂⇔石浜⇔川代≫線のバス停がそばにあって、月山にハイキングにやって来るお客さんのため、待合室代わりの廃バスが置いてあります。
前回、バスでここを通った時には無かったと思う新しい標識が出ていて、行き先が書いてありました。
左へ行くと、重茂半島の北端の閉伊崎(へいざき)や、月山(がっさん)方向。
右へ行くと、重茂や姉吉(あねよし)の集落、それに本州最東端のトドヶ崎方向。
国道45号線の津軽石(つがるいし)の分岐点からここまで、車で20分足らず。
ここで、「今日は天気がいいから。」というAさんの提案で、姉吉に向かう前に月山に寄る事に。
月山は、SUR SHANGHAIもこれまでに2度ほど案内してもらった場所。
テレビなどの中継局があるほかに展望台があって、お天気がよければ宮古湾向こうの宮古市街地や浄土ヶ浜、それに北上山地や三陸海岸までよく見えるんですよ。(*^。^*) -
上記の白浜峠(しらはま・とうげ)の分岐点から月山(がっさん)頂上までの距離は4km。
岩手県道41号重茂半島線から枝分かれした、林道のような感じの道になっています。
普通車でも大丈夫とは言っても、未舗装の細く曲がりくねった道なので、運転にはご用心。
交通量はごく少ない道ですが、運悪く対向車が来るとすれ違うのが大変。(;^ω^) SUR SHANGHAIたちは、行きと帰りで一台ずつとすれ違いました。 -
重茂半島(おもえ・はんとう)の月山(がっさん)周辺の森林は、月山国有林。
土砂流出防備保安林という事で、東北森林管理局の三陸北部森林管理署が管理しているようです。
三陸北部森林管理署のサイトはこちら。 http://www.rinya.maff.go.jp/tohoku/syo/sanrikuhokubu/index.html
白浜峠(しらはま・とうげ)から月山の頂上へ向かう道筋の中間点にも、≪月山展望台 あと2km≫という三陸北部森林管理署の標識が出ていました。 -
月山(がっさん)頂上が近づくと、また道が二手に分かれています。
左へちょっと行くと駐車場。
右へ0.2km行くとそのまま月山頂上。
駐車場そばにはトイレがあるし、遊歩道で頂上へも出られます。
あ、この標識には、環境庁って出ている。
環境庁が環境省になった2001年より前に立てられた標識だね。 -
上記の左を指していた標識の先にある月山(がっさん)駐車場。
ひゃ〜、白浜峠(しらはま・とうげ)の分岐点からの距離はたった4kmなのに、15分もかかってしまった。(;^ω^)
あれ? 先客の車がいるだけでも珍しいのに、今日は数台停まっている。
前に来た時にはだ〜れもいなかったのに。
Aさんによれば、今日は天気もいいからキノコ狩りの人が来ているらしい。
そうそう、月山頂上の展望台周辺には売店や自販機は一切ありません。
飲み物や食べ物は、宮古市街地で仕入れて行くのが正解。
トイレもこの駐車場にしかありません。ペーパーはありましたが、持参すれば憂いなし。ウェットティッシュも持って行くと重宝します。 -
月山(がっさん)駐車場そばにある公衆水洗トイレ。
木の葉や虫が入り込まないように、外のドアはきちんと閉めてくださいね、と貼紙がしてありました。
男性用の方はどうか分かりませんが、女性用はこざっぱりと清潔に管理されていました。
この時にはペーパーもちゃんと付いていたし、水洗の水も蛇口の水もちゃんと出て、無料なのが申し訳ないくらい。
ちなみに、使用しているのは雨水ではなく、宮古からタンクで運んで来ていると聞いてびっくり。(◎o◎)
その仕事をなさっている方たちに感謝! -
重茂半島(おもえ・はんとう)の 標高455.9mの月山(がっさん)頂上周辺には、テレビなどの中継局が数基。
頂上からちょっとだけ下にある駐車場の脇にあるのは、Aさんによると左の画像が海上保安庁の通信塔、右の画像に出ているのは、TVI(テレビ岩手)とfmi(エフエム岩手)の塔。
てっぺんには、また別の中継局があります。
アナログ放送は、2011年の7月24日で終了になるはずだったのが、東日本大震災の影響で2012年3月31日まで延期されたそうです。 -
上述の月山(がっさん)駐車場からも、頂上の展望台へ上って行く遊歩道あり。
ほんの100mほどなので、楽々。
この標識の柱も、環境省が環境庁だった頃に作られた物のよう。
標識に出ているように、タバコや焚き火の後始末にはご注意を。 -
駐車場から遊歩道の緩い階段を100mほど上ると…、
-
…月山(がっさん)頂上の展望台に出ます。頂上に出るのも、展望台からの眺めも無料。
宮古湾を挟んだ宮古市の沿岸がよく見えるお勧め隠れ名所ですが、お天気がいい日限定です。
画像をクリックして元画像にすると、もっと細部まで見えるようになります。
上段の画像は、宮古市の北の外れの三陸海岸。
十字を付けた場所は、宮古市一番の観光名所になっている浄土ヶ浜。
☆印を付けた島は、日出島(ひでじま)。
クロコシジロウミツバメが繁殖する島として天然記念物や鳥獣保護区になっているそうで、一般人の上陸は不可。
浄土ヶ浜から出ている遊覧船は日出島の近くを通るので乗ってみては?
東日本大震災後、遊覧船はしばらく運休していましたが、夏から再開しているようです。
下記の岩手県北バスの浄土ヶ浜遊覧船のページで、運航期間や時刻表を確かめてからどうぞ。
http://www.iwate-kenpokubus.co.jp/kankousen/kouro_03.html
下段の画像は、宮古市の中心部あたり。○を付けたのは、宮古市役所。
宮古湾はまだこの左手にある津軽石(つがるいし)まで続いているんですが、木立が邪魔をしているので残念ながら全体は見えません。
上の方で言ったように、このあたりの森林は国有林なので、おいそれとは伐採できないんだそうです。 -
月山(がっさん)展望台から見た、宮古市周辺の景色をもう少し細分化してご紹介。
画像をクリックして元画像にすると大きく表示されます。
これは、宮古市から北の田老(たろう)、久慈(くじ)方向の三陸海岸。
どこも東日本大震災の津波で大きな被害を受けた所なのに、こうして遠くから見ると、それまでと同じ美しい景色なのが悲しく思える。
左手に見えている島は、上述した日出島(ひでじま)。
明治2年の宮古湾海戦では、軍艦と間違えられて旧幕艦に攻撃を受けたので、軍艦島とも呼ばれているそうです。
宮古湾海戦については、次のウィキペディアのページに詳しく出ています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E5%8F%A4%E6%B9%BE%E6%B5%B7%E6%88%A6 -
月山(がっさん)展望台から見た、宮古市最大の観光の目玉になっている浄土ヶ浜のあたり。
画像をクリックして元画像にすると大きく表示されます。
この画像だと宮古市の中心部は左手方向。画像中央の高台を横切るような白っぽい線は、国道45号線沿いの家並みです。
同じ景色の写真ですが、上段の画像は2008年に案内してもらった時に撮ったもの。
下段の画像は、今回2011年の10月に撮ったもの。
偶然、どちらの画像にも浄土ヶ浜の遊覧船が写っています。
横長の○を付けたのは、高台にある浄土ヶ浜パークホテル。
5月のお見舞い訪問時には、仮設住宅がその第三駐車場のあたりに建設途中でした。
縦長の○を付けてあるのはロウソク岩。浄土ヶ浜の観光船に乗ると、近くで見られます。
浄土ヶ浜の白い奇岩群は東日本大震災の津波後も無事なように見えますが、元画像で見比べてみると、波をかぶった岩の上の松が赤く変色しているのが分かります。
この画像では遠すぎて見えなくても、5月に最初のお見舞い訪問をした時には、周辺の海岸線、遊歩道、レストハウスなどが大きな被害を受けたのが歴然としていました。 -
浄土ヶ浜周辺からちょっと視線を左(南方向)に移すと、漁港がある鍬ヶ崎(くわがさき)地区。
画像をクリックして元画像にすると、大きく表示されます。
ここも東日本大震災の津波被害が大きかった地区。
防波堤がバラバラになって、標識灯も半分水没しているのが見えています。
遠目には無事のように見える海岸沿いの建物も、骨組だけ残してがらんどう。近くで見ると、津波の凄まじさを表現する言葉が見つからないほど。
右手よりの住宅密集地は、震災後の5月にはまだまだ瓦礫が折り重なる状態だったのが、今回10月の訪問では撤去作業がだいぶ進んでいるようでした。
画像左手に◇印を付けたのは、ちょっと高台にある漁協ビル。その下の☆印を付けたのは≪道の駅 みやこ≫。
SUR SHANGHAIが宮古の津波映像をテレビで最初に見たのは、漁協ビルから撮ったもの。
≪道の駅 みやこ≫がある埠頭全体が波に飲まれて、車や漁業関連の設備が押し流される様子に呆然。今日の同行者の一人のAさんは、よくこのあたりに行くのを知っていたのでなおさら。
結局、電話がやっと通じてAさんの無事が確認できたのは、津波から数日後のことでした…。 -
鍬ヶ崎(くわがさき)地区からさらに左(南側)に目をやると、そこは宮古市の中心部。この画像もクリックして元画像にすると、大きく表示されます。
同じ景色の写真ですが、上段の画像は2008年に月山(がっさん)展望台に案内してもらった時に撮ったもの。
下段の画像は、今回2011年の10月に撮ったもの。
宮古市街地が海岸沿いだけではなく、宮古湾に注ぐ閉伊川(へいがわ)にも沿って広がっているのが分かると思います。
画像左よりの小さい○は、JR山田線や三陸鉄道の宮古駅のあたり。
東日本大震災では、どちらの鉄道も大きな被害を受けたので、今後の状況は最新情報を確かめる必要があります。
JR東日本盛岡支社:http://www.jr-morioka.com/news/
三陸鉄道:http://www.sanrikutetsudou.com/
楕円形を付けたのは、宮古市役所。
宮古湾から閉伊川を遡ってきた津波が、市役所付近で真っ黒に盛り上がり、防潮堤を乗り越えてきた様子を動画でご覧になった方は多いのでは?
画像右手の二つの四角形は、上掲の画像で取り上げたのと同じく、鍬ヶ崎地区の漁協ビルと≪道の駅 みやこ≫。
東日本大震災の前後の写真として2枚を見比べてみると、やはり海岸沿いや河口付近の建築物に大きい変化が見られます。
●注: 下段の画像は、瓦礫がだいぶ撤去された後の様子で、更地のように見える部分が多くなっています。
埠頭の倉庫など、内部が押し流されて廃墟になっていても、遠目には無傷のように見える建物も多数あるので、この画像だけでは被害の大きさは計れないという点にご注意下さい。 -
宮古の中心部からちょっと南側は藤原地区や磯鶏(そけい)地区。この画像もクリックして元画像にすると大きく表示されます。
これらの地区の海岸沿いは、昔は砂浜だったのを埋め立てて、今見るような埠頭を造り上げたんだそう。
横長の○印を付けた場所は、磯鶏にある市民文化会館。
東日本大震災の津波は、埠頭から防波堤を乗り越え、市民文化会館裏手まで達したそうです。
この画像だと、文化会館手前を国道45号線が左右に延びています。津波の後は瓦礫が道を覆い、しばらく交通が不便だったと聞きました。
ここも遠目には無傷の建物が並んでいる感じですが、外壁だけで中はがらんどうになった建物が多いので、この画像を見ただけでは津波の被害の大きさは計れません。
山間に見えるずいぶん高い煙突は、ラサ工業宮古精錬所跡の大煙突。
根元の直径が10m、先端の直径が5m、全長160mという威容を誇る大煙突で、昭和10年代に建てられた当時は、東洋一の煙突と呼ばれていたそうです。
今回の東日本大震災にも耐えたその姿が印象的でした。 -
月山(がっさん)展望台にある方位表。
今回の訪問ではうっかり撮り忘れたので、これは2008年にここへ案内してもらった時に撮ったもの。
どれどれ、とよく見てみると…、 -
…この宮古市の月山(がっさん)を中心にして見える風景の説明や、世界各地への方向が示されていました。
この画像も、クリックして元画像で見てみると、大きく表示されます。
各地への距離数までは書いていなくても、この月山展望台が世界の中心になったような壮大な気分になる方位表。 -
宮古市街地方向の眺めから目を転じて北方向を見ると、重茂半島(おもえ・はんとう)北端の閉伊崎(へいざき)が見えた。
矢印を付けたあたりがその岬で、宮古湾と太平洋の境目になるんだろうな。
あそこまで車で全行程行けるのかな?…と、あとで道路地図を見てみたら、車道や歩道が載っていた。次に宮古を訪れる機会には行ってみたい。 -
月山(がっさん)からは、重茂半島(おもえ・はんとう)の宮古湾側のほか、太平洋側もこの日はよく見えた。
遠く霞む太平洋の水平線。
津波になって押し寄せたのと同じ海とは思えないほど、今日は静かな佇まい。
白い航跡を引いて、南の山田町や釜石方向へ向かっている船もいた。
小さい漁港が下に見える。鵜磯(ういそ)の集落の北あたり?
防波堤も見えるけど、東日本大震災の津波の被害の程度はどのくらいあっただろう。 -
月山(がっさん)の頂上には、月山展望台のほかに、月山の碑もあって、高度の455.9mの表示もしてありました。
そのそばには、重茂半島(おもえ・はんとう)の地図看板もあって…、 -
…宮古湾を挟んだ宮古市街地と重茂半島(おもえ・はんとう)との位置関係も分かるので見ていくといいですよ。
この画像は、クリックして元画像にすると大きく表示されます。 -
上掲の地図看板の一部。
この画像も、クリックして元画像にすると大きく表示されます。
この地図によると、この日SUR SHANGHAIたちが車で通ってきた岩手県道41号重茂半島線やその枝道以外にも、宮古湾側の白浜(しらはま)から月山展望台を経由して、太平洋側の鵜磯(ういそ)や荒巻(あらまき)という集落へ出る陸中海岸自然歩道もあるようです。
同行者のAさんに聞いてみると、あんまり人が通らない山道で、気軽なハイキング向けとは言えないようでした。 -
重茂半島(おもえ・はんとう)の月山(がっさん)頂上には、月山神社もあります。
神社と言っても、小さいお社があるだけですが。
左の画像は、SUR SHANGHAIが初めてここに案内してもらった2003年に撮ったもの。
あとは、2008年、そして今回の2011年の月山神社。
お社が時の経過と共に古びていくのは仕方ないですが、今回は東日本大震災のせいなのか、そのそばの石碑が倒れていました。
本体を起こしたAさんBさんが、その上に乗せるべき三角屋根部分にもトライ。
ヨイショ!
…重すぎて二人では無理でした。(;^ω^) -
月山(がっさん)頂上のお社そばには、テレビの中継局の塔が二つ。
一つは、言わずと知れたNHK。
もう一つは、IBC(岩手放送)、mit(岩手めんこいテレビ)、IAT(岩手朝日テレビ)の塔。
アナログ放送は、2011年の7月24日で終了になるはずだったのが、東日本大震災の影響で2012年3月31日まで延期されたそうです。
●岩手めんこいテレビの≪めんこい≫は、≪可愛い≫という意味ですよ。
≪めんくい≫の間違いではありません。(^◇^) -
月山(がっさん)頂上のNHK中継局のそばには、三角点と、国土地理院の≪大切にしましょう三角点≫の標識もありました。
三角点というのは、ごく簡単に言うと経度・緯度・標高の基準点。
同じ三角点でも、一等から五等まで等級があるようなので、詳しく知りたい方は次のウィキペディアのページで見てみるといいと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%A7%92%E7%82%B9
残念ながらこの月山の三角点は、一級三角点には入っていませんでした。 -
IBC(岩手放送)、mit(岩手めんこいテレビ)、IAT(岩手朝日テレビ)の中継局の塔の前には、施設の説明看板が。
この画像は、クリックして元画像にすると大きく表示されます。
手前の柵の陰になって文字が一部抜けて見えますが、内容はほぼ読み取れます。 -
IBC(岩手放送)、mit(岩手めんこいテレビ)、IAT(岩手朝日テレビ)の中継局の塔の前にある施設説明看板。
柵の隙間から、その一部を失礼。
この位置の経度、緯度、高さが出ているのは分かるけど、番地までしっかり付けてあるのがひそかにすごい。
この塔の番地は、岩手県宮古市大字重茂(おもえ)第30地割字追切(おいきり?)53の1だそうです。 -
月山(がっさん)の頂上から少し下に下りた所で見つけた陸中海岸自然歩道と標識。
左へ4.5km行くと鵜磯(ういそ)、右へ5km行くと白浜(しらはま)って出ているから、さっき見た地図看板に出ていたのと同じ自然歩道。
往復すると20km近くになる峠越えもある道のようなので、やっぱり体力と足腰に自信がある方向けかも。 -
月山(がっさん)の頂上付近で見つけた秋。
左上の赤い実はずいぶんトロピカルな感じですが、これは朴の木の実なんだそう。
朴の木ってこんな実が成るんだ〜。(◎o◎)
これで一つまたお勉強させてもらいました。<(_ _)>
あとは、イガに入ったままの栗の実や、一枝だけ先に紅葉した落葉樹、それに落ち葉の間にはカエルまで。
手のひらに取ってみた小さい赤い実は、なんていう名前だったかな。
せっかくAさんに教えてもらったのに、忘れてしまったSUR SHANGHAI。(;^ω^)
たまたま東日本大震災の前後に、宮古市を見下ろしてみた月山展望台。
今回の訪問では、未曾有の大災害の後片付けが進んでいる様子を見られて、少し胸が軽くなった。
この後は重茂半島(おもえ・はんとう)の太平洋側にある姉吉(あねよし)の集落を再訪してみます。
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