バルト三国潜入記その12～エピローグ～

2011/04/29 - 2011/05/07

5月7日

出発の日だが、今日も喉の痛みと鼻水は止まらない･･･。

エリア リガ(ラトビア)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 航空会社: アエロフロート・ロシア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

風邪ではないので食欲は問題なし。中庭を臨む食堂で最後の朝食を食べまくる。

出発までは少し時間があるので、もう一度街を散策することにした。朝9時のリガの街はとても静か。

広場のオープンカフェはもう開店しているようて、朝からビール片手に談笑するドイツ人ぽいオッチャン達がいた。ここらも夏になったら座るところがない位賑わうんだろうな。

10時半、ホテルをチェックアウト。お土産を詰め込んでパンパンのザックと、ティッシュを詰め込んでパンパンのショルダーバッグを身に付けて、2日間お世話になったガーデンパレスホテルを後にする。地下道を通って、バス停へ。

キオスクで空港までのチケットを買うと、電車のイラストが書かれた可愛らしいカードを渡された。

「LINDSTA」と行き先が書かれたバスが来た。あ、空港行きだ。乗り込んだが、先程買ったチケットの使い方がよくわからない。地元の人は柱に付いている読み取り器に定期入れをかざしてピッとやっているが、カードをかざしても反応なし。「それはやらなくていいんだ」とオッチャンが教えてくれたが、このまま持って帰ったら再利用できちゃわないか？

空港到着には30分近くかかったなあ。

モスクワ行きの搭乗ゲートは一番奥。お土産かって飛び立った。

機体はモスクワ→リガの時と同じ、小型でちょっと小綺麗なタイプ。ジュースとサンドイッチの軽食が出たが、だめだ…今食べたら咳こんだ勢いで吐いてしまうかもしれん…。サンドイッチは家についてからの食事に取っておいて、ジュースだけいただいた。

ほとんど寝に徹して1時間半後、モスクワ到着。時間がたっぷりあるので、アエロエクスプレスの入口よりも先の、ターミナルE、Fの方まで行ってみることにした。ターミナルEはロシア国内線、Fは国際線だった。ああ、日本から直行で行けない都市の名前がたくさんあるよー。ターミナルFのフードコートにアイスがあるのを発見した。そういえば、超美味しいと評判のロシアのマロージェナエ(アイス)をまだ食べてないじゃないか。アイスならさらっと食べれそうだし、吐きそうになってもリカバリする時間は充分にある。

カウンターの前でアイスを見つめていると、店員のお姉さんが「マロージェナエ？」と聞いてきたので頷く。Ｙちゃんはチョコレートを注文。私もチョコがいいなあ。「チョコ2つ？」と聞かれたのでまた頷く。

が、Ｙちゃんの注文したアイスの隣に出てきたのはそれより一回り大きいカップ。あれ？私大きいサイズとか言ったっけ？何か聞き取れないまま頷いたのかなあ？Ｙちゃんのが120ルーブルだったのでとりあえず同じだけ出してみると、やっぱり値段が違うみたいだ。100ルーブル札を指差して何やら言っている。いろいろ出してみるが違うみたい。お姉さんが呆れて「だーかーらー、これ2枚だってば！」あ、ああ！200か！「ダー、イ、ソーロク！」ああ、240か！ああ、なるほど、ダブルだと思われちゃったのか。食べきれるかなあこれ。と思ったが、結局あっさり完食してしまった私でございます。やっぱロシアのマロージェナエはレベルが高いぜー！と思ったが後で気付いた、このフードコートはイタリアンだということに…。そして、カップにはSwissicecreamと書かれていた…。ま、いいや、美味しかったから。

数時間の滞在を終え、ロシアを出国。ロシアの人はほんと、容赦なくロシア語を話してくるのが印象的だった。リガの中国人も言ってたが、ロシアに住んだら嫌でもロシア語喋れるようになるだろうな。

なぜだか成田行きの便だけ搭乗ゲートが確定していなかった。ロビーには同じように搭乗ゲートがわからずさまよっている日本人がたくさん。…この瞬間、現実に戻った気がした。

空港は写真撮影禁止だと思っていたが、周りの日本人はお構いなしに撮りまくっているし、従業員も案外気に止めてもいない。ていうか、いかにも撮ってくださいと言わんばかりの顔の部分が空いたはめこみボードが並んでいるじゃないか。せっかくなので、撮影してみた(笑)。

機内食食べながら「ブラックスワン」を鑑賞。

2回目の機内食の後、行きに引き続きバーレスクを見る。
見終わった頃に機体は降下準備に入り、やがて成田に降り立った。