2011/04/29 - 2011/05/08
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erifddさん
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私がバルト三国に興味を持ったきっかけは、2000年頃に放送されたNHKの「地球に乾杯」で見たエストニアの大合唱祭の規模の大きさと民族衣装の可愛さ、そして同じ頃に活躍していたリトアニアのアイスダンサー、ドロビアツコ&ヴァナガス組だった。それから約10年、常に行きたい国のリストには入っていたのだが、スケートやら何やらで他の国に行っているうちに後回しになっていたのだった。
今回、アジア専門のはずの友人Yちゃんが何故かバルト三国に興味を持ち、GWの割には安い券があるという話を持ちかけてくれた。最初はヘルシンキ経由を考えていたが高かったので、購入したのはモスクワ経由で最も安かった、バルト三国の真ん中、リガに入る航空券。航空会社は悪名高い(笑)アエロフロートで、往路はリガ行きに乗るのは翌日になる。何かと心配な路線ではあるが、思わぬ所で念願のロシアデビューを出来ることになり心躍る私であった。
というわけで、旅準備は一泊するロシアのトランジットビザ取得からスタート。書類に必要事項を書いてロシア大使館に提出。受け取りが2週間後で良ければ無料で取得できる。震災の影響で写真屋さんが開いてなかったりと思わぬ苦労をしたが、無事にビザ取得。
もう一つ、震災の影響で思わぬことが起きた。フィギュアスケートの世界選手権が東京での開催を断念、代替開催がモスクワで、まさに自分が一泊している時と重なることになったのだ。なんたる偶然!これ呼ばれてる!?とますますロシアへの重いが強くなった。夕方に着いて翌日には出国するんだから見る時間なんて普通に考えればないけど、これが男子か女子のフリーと重なっていたら最終グループだけでも無理矢理時間を作って観に行っていたことだろう…。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
出発当日の4月29日、私は終電で帰ってきた後、夜通し世界選手権の男子フリーを観ていた。最終グループでエキサイトしすぎて全く眠くない。その勢いのままギリギリまで荷造りをし、お風呂に入り、髪も乾ききらないまま冬服を詰め込みすぎて既にパンパンのザックを背負って家を出た。
9時半ごろ成田空港に着いてYちゃんと合流。GW初日とは思えない閑散としたターミナルでチェックイン。ロシアで荷物を受け取れるか聞いたら「えっ、入国されますか?」と言われた。その場合、発券されるのはモスクワまでで、リガ行きは翌日改めて発券して下さい、とのこと。 -
1万円をルーブルに両替し、軽くご飯を食べて出国。搭乗ゲートで待っていたのはほとんど全員日本人だった。意外とみんな使ってるんじゃん。この機体はモスクワ経由パリ行きのよう。リガなんてマニアックな所に行くのは私たちだけだろう。
とにかく評判の悪いアエロフロート、機体はかなりボロい。椅子にはほつれがあるし間隔も狭い。おいおい大丈夫かと思ったが、無事に飛び立った。 -
乗務員は全員ロシア人で、女性はみんな恰幅が良い(笑)。ひとり日本語を話す人がいた。
おしぼりの袋がキレイ。 -
一回目の機内食は選択肢がなく、ホットミールはシーフードドリア風、それにサラダと寿司、パン、ベリーのケーキ。食べ合わせめちゃめちゃだ。パンは明日のリガ→タリンのバス移動中の食事のために取っておいた。
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窓の外を見てみると、下に広がっているのは白い地面。どこまでも、どこまでも、本当に終わりがないんじゃないかと思うくらいただ果てしなくシベリアの大地が広がっていた。ああ、この光景を見るのは久しぶりだな。たぶん、この光景が私がロシアを好きな理由のひとつだと思う。この果てしない大地がぜんび一つの国だなんて、信じられない。
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飛行機入口で貰ったロシアのスポーツ新聞。一面が世界選手権での日本復興を願うオープニングセレモニーの写真。中の記事にガチンスキーのインタビューといけてない写真が載っていた(笑)。
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二回目の機内食はシーフードorパスタ(パスタを選択)、サラダ、串焼、パン、ゼリー。茸のチーズトマトクリーム的なパスタはダマダマになっていて食べづらい。
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11時間のフライトでカロリーを消費する間もなく食べ続けて体が重い。眼下に広がる景色はシベリアの白から、ポツポツと街が現れ始めた。ひとつの国を通過するのにこれだけの時間がかるロシアの大きさはやはり驚異的。街の密度がどんどん濃くなっていき、ついに機体はモスクワに到着した。悪評のアエロフロートも、乗ってみると案外普通だった。
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シェレメチェボ空港に入った途端、広がるキリル文字ワールド。ロシアの空港は誰に聞いてもとにかく暗い、仕事しない、乗り継ぎに時間がかかるという意見しか出てこなかったけど、シェレメチェボは新しいせいか小綺麗にまとまっていて暗いイメージはなかった。確かにトランジットには係員が2人しかいなくて行列が出来ていたけど、今日入国する私たちは思いの外あっさりと抜け出ることができた。噂に聞いていた放射能検査もなし。
1階で荷物を受け取り、アエロエクスプレスの乗り場を探す。モスクワ市内行き列車を表す案内板には3Fと書いてあるので3Fへ戻り、また案内板の矢印に従って左の奥へ奥へと歩く。そういえば、エクスプレスはターミナルFの方向へってガイドブックに書いてあったな。ターミナルDから動く歩道に乗って移動する。
暫く進むとエクスプレスの券売機と窓口が見えた。ロシア語でまくしたてられてわけわからず。後ろに並んでいたおじちゃんが「2枚だって」と代わりに頼んでくれた。エクスプレスは30分に1本、私たちは18時半発に乗り込んだ。 -
赤い車体は自分でボタンを押してドアを開ける。中は飛行機よりよっぽど座り心地の良い椅子。
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走り出した電車は見える景色は針葉樹、針葉樹、針葉樹。頭の中で「トロイカ」がぐるぐる流れる。時々いかにもソ連、という感じのマンションが現れる。古くて、バルコニーがなくて表面に窓が貼り付いてる感じの建物で、迫力がある。通過する小さな駅たちはみんなピンク色でかわいい。
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電車はエメラルドグリーンの建物めがけて減速した。おお、ベラルースキー駅に到着だ。
サマータイムに入っているモスクワは19時を過ぎているけど、完全に明るい。まだ日が沈むには時間がありそうだ。 -
地下鉄に乗ろうとしたが、地下鉄の入口が見当たらない。巨大な駅舎はいくつかの入口があったけど、どこも地上の路線。メトロの文字はどこ?
もしかしたら道の反対側?と思って駅舎に沿って歩いてみると、駅舎の裏にMのマークがあしらわれた立派な入口があった。 中に入ると、ものすごく深くて速いエスカレーターが。怖い。人々を観察しているとカードを改札にタッチしている。さっき買った券、ただの紙のカードにしか見えないんだけど…躊躇したがかざしてみると、改札が開いた。こんな薄いカードにICチップが入っているのか。
モスクワの地下鉄はけっこう難易度が高かった。まず、乗るべき電車がどれだかわからない。案内板は全てロシア語で、駅名を読むことは出来てもその駅を知らなければ何の助けにもならない。そして、乗ってしまうと自分がどの駅にいるかわからない。ホームには駅名が入っているものの、クリーム色の壁に鈍い金色の文字が埋まっているだけで日本のように光ったりしないので、限られた時間ではほとんど見えない。乗る路線を間違え、降りる駅を間違え、たった3駅を行くのに時間がかかりすぎてしまった。 -
やっとの思いでチアトリーナヤ駅にたどり着いたものの、地下鉄から出てくると自分たちがどこにいるのかよくわからない。ガイドブックとにらめっこしていると現地のオッチャンが近づいてきた。身構えたが、オッチャンは片言の英語で目的の通りを教えてくれた。なんだ、ロシア人、優しいじゃないか。
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予約した宿はモスクワの中心地から徒歩圏内のペトロフカ・ロフト。ツム百貨店を右手に見てペトロフカ通りを歩いていくとあるはずなんだけど、地図を見てもどうも建物が道に面していない。
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近くまで行ってみると、小さな路地の奥にマンションらしき建物が何軒か建っていた。
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ホテルの住所に一致する棟を一周してようやく入口を見つけたが、扉の開け方がわからない。
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格闘していると、女性が外から帰ってきて、ボタンを押して扉を開けたので後について入ってみた。
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女性はホテルがある4階まで階段を上がり、ホテルとは反対側の扉へ消えていった。なるほど、ここは一般のマンションで、一部をゲストハウスにしてるわけだ。
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恐る恐るドアを開けると、受け付けに若い青年が座っていた。愛想はないが英語は喋ってくれる。支払いをすませ、奥の扉を開けると廊下に思ったより多くのドアが現れた。その中の一室を案内される。
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部屋にはダブルベッド(なぜ)が一つとテレビ。タオルはある。
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奥の廊下に共用のトイレとシャワー室が2つずつ。
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テレビをつけると世界選手権のライブ放送をしていて、チョック&ズーライン組が演技中。その直後、いいタイミングで客席にいる信夫先生とたかちゃんが映った。今リンクにいるってことは、偶然会うことはないな(笑
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既に20時半だが、外は明るい。既にサマータイム適用済でこれってびっくり!
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先程の通りを戻って大通りを渡ると、ガイドブックでよく見かける茶色い壁が現れた。おおおこれが赤の広場とクレムリンの地帯!
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壁沿いの道には土産物屋が軒を連ねる。ほとんど閉店していたが、まだ営業中だった店でマトリョーシカを品定め。めっちゃたくさんあって選べない…!Yちゃんがマトリョーシカトランプを購入すると、店のお兄さんは「パダーロク(プレゼント)」とマトリョーシカのキーホルダーを1つずつオマケにくれた。ロシア人、優しいじゃないか!(2回目)
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壁の門をくぐると、だだっ広い場所にド派手な建物が連なっていた。国営百貨店グムはまるでディズニーランドホテルのように光輝いている。
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なんというか、広くて、無駄に豪華で、重厚で大げさな、まさにイメージする「ロシア」がそこにあった。わああああ、赤の広場だ!私、今、ロシアにいる!!と10年越しの夢の実現にわけわかんないテンションになってしまった。
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そして、この一瞬のモスクワ滞在でここだけは押さえたかった聖ワシリー寺院。写真でよく見るカラフルなたまねぎ頭の建物が目の前に。ようやく夕暮れを迎えたモスクワの空は深い青色で、建物の美しさを際立たせる。
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あああ、念願のたまねぎ!!
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22時近くになってしまったので、夕飯を食べに移動することに。モスクワに寄ったからには、ロシアっぼいものが食べたい、なるべく安く。ガイドブックに載っていたチェーン店、「ヨールキー、パールキー」に行ってみることにした。
民族衣装を着た店員さんがメニューを持ってきてくれた。「ロシア語わかります?」とロシア語で訊かれ「少し」と答えると、注文の仕方をべらべらべらっと説明された。ほとんど聞き取れないので雰囲気で察すると、ホットサラダとコールドサラダのブッフェがあるらしい。私たちは食べたいものが決まっているのでアラカルトで注文した。 -
うーん、ボルシチ、甘すぎてあんまり好きじゃないかも…。そういえば小学生の頃給食で出たボルシチも嫌いだったなあ…。しかしサワークリームを混ぜればそこそこいける。
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中央アジアにも触れてみたくてシャシリク食べた。美味しかった。
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旅行の裏テーマは「世界のマック巡り」だったりする私。明日に備えて場所チェック。
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宿に帰ってシャワーを浴びる。シャワー室はシャンプー類を置く所が全然ないし、仕切りのカーテンはあるものの洗面所と床が全く分かれていないため水が部屋じゅうに流れてしまって置いた靴は濡れるし、使いづらかった。
部屋に戻ってテレビをつけてみる。スポーツニュースでもやってないかな〜と思ったが残念ながらなし。こんなに近くにいるのにスケートの結果がわからないなんて(笑)明日の飛行機で新聞貰えるかな。
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