2016/04/12 - 2016/04/13
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miharashiさん
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ポーランド南部のタトラ山地に、クロッカスの花で覆われる谷(Chocholowska,ホホウォフスカの谷)があるということを知り、タンポポの咲くスピシュ城へも行きたいということで、今回のポーランドとスロバキアの旅を思い立ちました。まず最初にポーランドのクラクフに入り、翌日にザコパネまでレンタカーで移動して、ホホウォフスカの谷を訪れると、狙い通りにクロッカスが咲き乱れていました。11日間に渡る今回の旅行の最後は、レンタカーを返却したあと、ポーランドの古都クラクフを2日間に渡って歩いて見て周ったときの旅行記です。(表紙写真は、ヴァヴェル城)
旅行全体のスケジュールは以下の通りです。
4月4日 成田ー(アムステルダム経由)ー>クラクフ(泊)
4月5日 クラクフ空港でレンタカー借り出し。
クラクフー>ザコパネ。ホホウォフスカの谷トレッキング(山小屋泊)
4月6日 ホホウォフスカの谷ー>クズニチェ(ロープウェイで山頂まで)
(ザコパネ泊)
4月7日 ザコパネー>(スロバキアへ)ー>スピシュ城
?>バルデヨフ(泊)
4月8日 バルデヨフー>(ポーランドへ)ー>ザリピエ
ー>ニエポウォミチェ(泊)
4月9日 ニエポウォミチェー>ヴィエリチカ(岩塩抗見学)
ー>リプニツァ・ムロバナ(木造教会)ー>ザコパネ(泊)
4月10日 ザコパネー>(スロバキアへ)ー>オラフスキー城
ー>リプトフスキー・ヤン(泊)
4月11日 ー>ヴィソケー・タトリー>(ポーランドへ)
ー>ザコパネ(泊)
4月12日 ザコパネー>クラクフ空港(レンタカー返却)
ー>クラクフ市内へ(市内見学&宿泊)
4月13日 クラクフ市内見学後空港へ
クラクフー>アムステルダムー>キュウケンホフ(泊)
4月14日 キュウケンホフ入園ー>アムステルダム空港へ
アムステルダムー>成田(4月15日朝着)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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野生のクロッカスを見ようと思い立って、ポーランド南部の屈指のリゾート・ザコパネまではるばるやってきた(写真)。今日(4月12日)はいよいよポーランドの旅の最後だ。ザコパネからポーランド最後の訪問地クラクフに向かう。
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クラクフ(Krakow )は、第二次世界大戦の戦災を免れ、中世そのままの街並みが残されているという。さらに数多くの教会があり、北のローマといわれたこともあったという。1978年にはユネスコの世界遺産に登録されている。(写真は、クラクフ中央市場広場)
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4月12日、泊ったホテルの朝食会場は木のぬくもりがある素敵な部屋だった。椅子の背にも木彫りがされていて、椅子も手作りらしくずっしりと重かった。ここは普段スキー客のレストランとしても営業している。朝食はブッフェスタイルで、おいしかった。
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レンタカーは今日まで借りているのでゆっくり返却してもよかったのだが、クラクフには昼までには着きたいと思い、8時40分にはホテルを出発し、5日に走ってきた道を戻った。残念ながら途中の山越えでは濃霧に出会い、スピードが出せず、少し時間がかかってしまった。この峠は3回通過しているが、2回とも霧が深かった。霧が出やすい地形なのだろう。
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霧がでてないときはタトラ山地がくっきり見える絶景ロードなのだが(写真は4月5日に撮影)。最後に見れずに残念だ。
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クラクフまで30分くらいのところでは車窓からは満開の桜に似た花が見えた。11時過ぎにクラクフの郊外にある空港に無事到着し、レンタカーを返却。expressの返却場所は他の会社のレンタカーと同じくビルの5階にあり、ぐるぐる回って5階まで上るのはめんどうだった。事務所は1階にあり、返却手続きもスムーズに終了。総走行距離は1138キロだった。駐車場の隣にはクラクフ行きの電車乗り場があるので、ほとんど歩かずに行けて、便利だった。電車の切符は自動販売機で買うようになってはいたが、戸惑っていると、係り員が近づいてきて、代わりに買ってくれ、助かった。車内でも改札に来る係り員から切符は買えるので、時間のないときは買わずに乗っても大丈夫だ。料金は8ズロチ(240円)。
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30分でクラクフ本駅(Krakow Glowny)に到着。駅は新しく、ショッピングモールに直結し、どちらに出たらいいかわからなかった。エスカレーターを上り下りしてなんとか新駅舎から脱出。
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どうやらマテイキ広場の方に出たようで、中央に立派な銅像(ポーランド王ヴワティスワフ2世)が立っていた。銅像の向いている方が旧市街。銅像の真向いの建物がバルバカン(Barbakan)と呼ばれる15世紀に建てられた砦(とりで)。
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砦の横を歩き、旧市街の門へ。道の傍らにはタンポポが。
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城壁の横には若葉が美しい遊歩道があった。
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後ろを振り返るとバルバカンの正面が。
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高い塔のようなフロリアンスカ門(Brama Florianska)。
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ここからが旧市街。
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門をくぐるとさっそく白い馬車がやってきた。奥の美しい建物がチャルトリスキ美術館か?城壁には多くの絵画が売られていた。
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目の前には聖マリア教会の高い尖塔が聳えていた。
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門から5分もかからず聖マリア教会前の中央市場広場に出た。ここが旧市街の中心だ。クリーム色の美しい建物が織物会館(Sukiennice)。天気のせいで色がくすんでいるせいか、思ったより地味な建物だった。
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バッグを引きながらホテルに向かう。ホテルは広場の向こう側にあるのだ。
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今夜の宿は、広場すぐそばのPergamin Apartment。広場から伸びているBracka通りを50m位はいった先の建物の路地に面したところに宿の入り口があった。Bracka通りの入り口には同じ名前のバーレストランの表示があったが、アパートメントの表示がなかったので、見逃してしまっていた。わかりにくいので注意が必要だ。
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チェックインして少し休憩した後、さっそく旧市街の南の丘の上にあるお城の見学に出かけた。お城に向かう途中には緑豊かなヴァヴェル公園があり、若葉の中を歩くのは心地よかった。ベンチもところどころに置いてあるので、一日ここでのんびりと読書してすごすのもありかなと思った。
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15分ほどでヴァヴェル城の前に到着。この城は歴代ポーランド王の居城。白い馬車が城に映える。
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トラムの通る大通りを渡り、急な坂道と上ると右側にチケット売り場があった。
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お城へはいる門。
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入り口の坂道から頭上を見上げて撮影。見えるのは大聖堂の尖塔。チケット売り場でどのチケットにしたらいいかわからず、売場の人にイライラされてしまった。英語表示がないし、そこまで詳しく調べていなかったので、迷ってしまったのだ。逆に何を見たいのかと質問されてしまった。ノーマルのといったらチケットを渡され、9時25分までに指定の場所に行くように言われた。チケットはひとり36ズルチ(1080円)だった。
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お城に入ってから、大聖堂の横を通りすぎて指定の王宮の中庭に向かった。
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王宮の中はガイドに従って見学しなければならないといわれていたが、私たちのほかにも個人で来ている人もいて、ガイドなしで見学すると言うと、ガイド付きのグループより先に見て周ることができた。シーズンオフということもあり、宮殿内はすいていた。中はタペストリーや歴代君主の肖像画が展示されていた。ポーランドの歴史を知らない私たちにはそれらの意味は良くわからなかったが、各部屋の壁いっぱいに垂れ下がったタペストリーはさすがに見ごたえがあった。内部の撮影は禁止されているので、出口に向かうときに窓から市街地を撮影させてもらった。
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庭に出てお城をゆっくり撮影。左が大聖堂で、右が王宮だ。庭の隅に城の模型があった。
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大聖堂と王宮のパノラマ(画像をクリックしてください)。
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城の庭のはずれにある展望台からのヴィスワ河畔の眺め。
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ヴァヴェル城見学の後で、広場まで戻る道(Grodzka通り)沿いにあった聖ペテロ・パウロ教会。
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そのとなりにもまた別の教会(聖アンドリュース教会)。とにかく立派な教会がやたらと多い。
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通りをひっきりなしに馬車が通って行く。クラクフ市内をこんなに馬車が多く走っているとは想像もしなかった。結局乗ることはなかったが、乗るといくらかかるのだろうか?
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少々疲れたので、カフェに入ってティラミスとコーラで一息入れる。
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広場に戻ってきた。写真は聖マリア教会。クラクフ駅から来る途中、正面入り口から入ってみたが、撮影禁止だったので、すぐに出てしまった。再び教会の前に行ってみると、横に見学者用の入り口があった。さっき入ったのは、信者のための入り口だった。見学者用入り口の向かいにチケット売り場があり、二人10ズロチ+撮影料5ズロチを払って教会に入場。
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教会の中は豪華絢爛。撮影許可をもらっているので、心行くまで撮影ができた。写真は、入り口から入ったすぐのところにあった内陣。
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内陣正面奥の主祭壇。
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主祭壇の上部。
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さらにその上のキリスト像と内陣の天井。これまで見てきた教会と同じ、青を基調とした模様が美しい。
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教会正面入り口の方角。
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ステンドグラスの部分を拡大。
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側面の壁の模様も凝っている。
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ひときわ目立ったきれいなステンドグラス。
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その真ん中付近の拡大。
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このステンドグラスも美しい。
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柱に付けられた飾り。とにかく豪華できれいだ。
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内陣の壁には繊細な彫像画が多数並んでいた。写真はそのひとつ。
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教会見学の後はいったんホテルの部屋へ。夕食のために、ネットで目星をつけてあったレストランまで行ってみるが、予約してないので席がないといわれ、ホテル近くまで戻ると、すぐそばにレストランがあることに気付き、その中へ。泊ったアパートの下の階にあるレストランだった。
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一階だけかと思っていたら、2階もあることに後で気づいた。注文してから料理が出てくるのがいやに遅いなと思ったら、見えない2階席に団体が入っていたのだった。出てきた料理はどれもおいしく、文句のつけようがなかった。前菜はパスタ入りのコンソメスープ。
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メイン。マグロとエビのソテー・赤カブ添え。
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エビとマッシュルームのバターソースのパスタ。これは食べたことがないパスタだったが、おいしかった。今回の旅で食べたものすべておいしく、グルメな旅となった。外はもう暗くなっていたので、レストランを出て、歩いてすぐの中央市場広場へ向かった。
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まずは聖マリア教会のライトアップ。
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広場を横切って、教会前からの眺め。馬車の下にもライトがついている。
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やや広場の中に移動して。
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同じ場所からパノラマで撮影(画像をクリックしてください)。
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聖マリア教会と馬車。
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織物会館まえには多くのレストランが軒を連ね、寒い中外で食事をしている人が多かった。
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織物会館の前から聖マリア教会の方角を撮影。
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旧市庁舎の塔。
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織物会館の裏側もライトアップされていた。
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旧市庁舎の塔の横には巨大な頭部の像が置かれていた。何なんだろう? 夜景も撮影できたし、天気もまずまずでクラクフ一日目を無事終了。
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4月13日朝、早く起きて中央市場広場へ。広場は掃除の真っ最中で、観光客らしき人は私だけ。
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もう間もなく日が昇る。7時ちょうどに教会のあたりからトランペットの悲し気な音が聞こえてきた。後で知ったことだが、モンゴル軍の襲撃をいち早く、ラッパで知らせたためのどを射貫かれ殺されたことから、メロディーは途中で途切れるという。以来毎時吹かれるという。
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昼間はお店や観光客や馬車の列であふれんばかりに込み合っている広場。誰もいない写真は朝しか撮れないと思う。
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同上。
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広場中央に建つ銅像はポーランドの国民的詩人アダム・ミツキエヴィッチ。この周りにも今朝はだれも座っていない。
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昼間は見えなかった像がはっきり見えた。
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8時になったので、昨日夕食を食べたレストランへ。ホテルの朝食がここで出されるという。店内には生花がふんだんに飾られていた。さらに壁にはトランペットがいくつも飾られていた。教会のトランペットと関係あるのかな?
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朝食は3種類から選べたので、私はヨーグルトと果物のセット。生ジュースとコーヒーも。
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主人はポーランドスタイルの朝食。もちろんコーヒーとパンが付いている。
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朝食後再び広場へ。今日は快晴なので、写真を撮りなおすために、再び広場の旧市庁舎へ。
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あまり人がいないところで、青空をバックに記念撮影。
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中央市場広場のパノラマ(画像をクリックしてください)。
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広場の南の隅に建つ緑の屋根の小さな教会は聖ヴォイチェフ教会。10世紀に建てられたクラクフ最古の教会。
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ドアが開いていたので、入ってみたら、ドームにもきれいな絵が描かれていた。
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内部も色使いがきれいだ。
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広場からヴァヴェル城に向かう通りの途中で見かけた Kosciol sw. Trojcy(聖Trojcy教会)。
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教会内部。
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広場を後にして、今日はまずお城の下に周ってみた。写真は下の道路から見上げたヴァヴェル城(王宮)。
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少し移動して。土手にはタンポポがいっぱい咲いていた。
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さらに真後ろに周りこむ。
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上の写真の左側に映っている木の拡大。この時期クラクフのいたるところできれいな花と咲かせていた。日本では見かけない木なので、名前がわからない。青空に映えてきれいだった。
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反対側まで周りこむと、広い公園に出た。そこからお城の方角を撮影。
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公園の前にはヴィスワ川。
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河畔に咲くタンポポと白鳥。
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公園の隅にあった竜の洞窟出口と竜の像。実際口から火を噴く。急に噴くのでびっくりする。城の中から3つの洞窟に下りることができ、この出口に出てこれるそうだ。今はシーズンオフでは出口は閉じられていた。ヴィスワ川に住んでいた竜の伝説(長くなるので省略)から竜の像が作られているらしい。
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竜の横に有料のトイレが設置されていたので、使わせてもらい、再び城のお庭に通じる石段を登った。道端は春の花が満開できれいだった。
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お城の中に入り、昨日と同じ角度で撮影。今日は青空なので、きれいな写真がとれそうだ。
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お城をバックに記念撮影。
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花壇の花と大聖堂のツーショット。
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花壇の花がほんとうにきれいだった。
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みごとなモクレンの木。
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モクレンの根元には花びらの絨毯ができていた。
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花越しのお城と教会の塔。
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なんだか不揃いの建物の尖塔部分。この横を通るとき昨日は気付かなかったのだが、教会の扉が開いていて、チケットもないのに入ることができた(ロープの外のみ)。内部は聖マリア教会に負けないくらいすばらしかった。撮影は不可だった(チケットを買えば可能だったかも)。
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昨日登ったお城の入り口への道。今日の方が明るいのでお城から下って再び同じ道を撮影。
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お城を後にした時には入口に多くの観光客が詰めかけていた。手前に止まっているちいさな車が狭い路地でも走れる市内観光用のツアーバス。
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ホテルに戻るときも再びヴァヴェル公園の中を通った。遠くにトラムが見えた。旧市街の周りをトラムが走っているので、乗れば便利かも。今回はホテルが便利なところにあったので、乗らずに移動できた。ホテルには11時ごろもどり、30分くらい休んでからチェックアウト。
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広場を離れる前に、最初来た時と同じ角度から撮影。この光景ともお別れだ。
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美しい騎手にも出会った。
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一瞬こちらを向いたが、さすがにアップは撮れなかった。
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旧市街の出口はフロリアンスカ門。
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門を出てすぐに右折し、緑の中を歩いて駅に向かった。来た時とは違う道だ。この道が近道だということが後でわかった。
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地下道をぬけると旧駅舎前の広い広場に出る。
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向かいの建物が新駅とショッピングモール。モール内を抜けていくと端の方が駅になっていた。もっとわかりやすい英語表示があれば、よいのにと思った。電車の時間がせまっていたので、チケットは乗った後で購入。余裕をもって空港に到着。狭いながらも楽天プライオリティパスカード対象のラウンジもあり、ゆっくりできた。クラクフは500年の古都だけあって、見どころ満載。しかもどこをとっても絵になる風景で想像以上にすばらしかった。秋はもっと素晴らしいにちがいない。(番外編に続く)
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