2011/07/15 - 2011/07/15
338位(同エリア524件中)
ロク69さん
7月15日(金)はハイキング最後の日、昨日まで2日間の不満を挽回すべくアローラからピエース氷河へ向かう。天候は一部雲があるが良い天気だ。登山靴は完全に乾いておらず、足を突っ込むとひんやりと冷たく感じる。また前部の開いた左の靴は、テーピング用のテープでぐるぐる巻きにして固定した。どこまで保つか心配なので予備のテープも持参する。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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いつものバスでアローラ到着、8:20に出発する。バス停からすぐに林間コースへ入り歩き出す、このルートはシェーヴル峠(Pas de Chevres、2855m)へ向かうのと同じコースをしばらく進む。すぐにホテル・クアハウス(Grandhotel Kurhaus)が見えてくる、駐車場の横を通って行く。このホテルは眺めの良さそうな立地で周りの緑地も気持ち良さそうだ。ただ、バス停からは遠いので大きな荷物がある場合の送迎があるのかと思う。沢山の車が駐車している。
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森を抜けシェーヴル峠への道を右に分けるとコースは草原上の明るい場所に出てくる。正面にピーニュ・ダローラの威容を眺めながら進む。目指す方向は、左側のやや黒い岩山だ。
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左に眼を転ずると、モン・コロンが端正な姿を見せてくれている。右後ろの山は、エヴェック(L’Eveque、3716m)だ、モン・コロンより79mだけ高い。
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本格的な登りが始まると間もなく水量の多い沢に出会う、架けられた橋を渡って進む。
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橋の上から覗き込むと、水量も流れの激しさもすごい迫力だ。
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ヴィニェット小屋(Cab.des Vignettes、3160m)への道を示すペンキ、文字の枯れた古さと矢印の新しさが面白い。
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振り返ってアローラ方向を見ると、谷間に雲が湧き出している。一過性のものだと良いが少し不安になる。太陽がド・ラ・ツァ針峰の真上にあってとても眩しい。
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左のプティ・ダン・ド・ヴェージヴィ(3183m)からグラン・ダン・ド・ヴェージヴィ(3418m)へと続く山並みの下方にも雲がある。
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前方のは青空だが少しだけガスが漂いだしている。前を行く2人連れとは前後して歩いていく。幸運にも靴の調子は悪くない、湿った内部もいつの間にか乾いてきたようだ。
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ラ・ツァ峰の方向、湧き出した雲はどんどん高くせり上がってきている。
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アローラ村はちょうど雲の下になっていてはっきりと眺めることが出来る。果たしてこの先どのような展開になるのか心配である。
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アローラの谷の北方向、サスネールを望む。雲はあちこちに点在し、また動きが速いので景色の見え隠れも激しく入れ替わる。
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登っている周辺にはまだガスはなく、眺望もそこそこ眺めることが出来る。
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やがてコースは険しい登りとなって、鉄線の張られた難所にかかる。足元にもステップ用のクサビがあるので上りやすい。
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登って高度が上がるにつれて視界は悪くなり、ピエース氷河の(2680m)標識に到着したときはスッポリとガスの中になった。時刻は10:20、スタートからジャスト2時間だった。
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周りの状況、ガス中ではあるが所々はガスが切れていて眺めがパッと現われたりする。足元は氷河の末端の様子で岩の下に氷がある場所が散見される。またチョロチョロと水も流れている。
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時間はまだあるので様子を見ながらもう少し前進することにする。上方の様子、岩と氷の入り混じった斜面が続く。
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束の間見えた山、上空は青空なのに残念だ。1分足らずでまたヴェールが掛かる。
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次いで、ピーニュ・ダローラも一瞬姿を見せてくれた。ガスの動きが速いため変化の激しい状況が続く。
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標識から約20分登ってきた、状況は変わらずまたコースも分かりにくくなってきた。ゴロゴロとした岩の上を歩くので間違った方向へ行く可能性もある。印は小さなケルンがあるだけで、さっきまであったペンキも見られなくなってきた。おそらく2700mを少し超えたあたりだろうか、状態も好転する兆しがないので引き返すことにする。ここまで2時間20分掛かっている。
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降っていくとガスから出てきて、眺望が効くようになる。おそらく2300m以上がガスの中だと思われる。
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ブクタン連峰も雲間に見えてくる。慌ただしい雲の動きと厳しい山の様子が緊張感を持って眺めることができる。
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雲が切れてラ・ツァ峰も姿を見せるが、すぐに消えてしまった。
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再びブクタン方面、相変わらず雲の動きは激しい。
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ブクタン連峰のズームアップ、刻々と変わる雲の様子は動きのある景観を演出してくれているかのようだ。
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一瞬雲が取れたブクタンの全容、動画で撮ったら面白かったかもしれない(持参カメラには動画機能はない)。
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アローラの谷間を見下ろす、先日歩いた川沿いのルートが見えている。
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ペロック(左)、ラ・ツァ(中央の針峰)方面のピーク付近は雲が取れてきれいに見え出した。
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その右手の山々、右(南)へ行くほど雲が多くなるようだ。ここで昼食を食べる、昨夜から準備しておいたおにぎりと焼海苔、漬物で簡単に済ませる。
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変化する雲の状況の一つ、帯状になって山々の中腹部を横切る形になってきた。上方の真っ青な空が印象的だ。
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視野を少し広げて村と山と雲の状況が詳しく分かるようにしてみた。
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反対方向は、シェーヴル峠から帰ってくる道が見える。急斜面をジグザグで下る道とその到達点の紅い茶店がポツンと確認できる。
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シェーヴル峠を眺める、ちょうど峠の周りだけが晴れている。右手前のピークはプティ・モン・ルージュ(Petit Mont Rouge、2928m) だ。
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モン・コロンもきれいに見えるようになってきたが、その右手のピエース氷河方面はにはまだ雲が広がり全く見えてこない。
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アローラ村へもう少しの地点、草原状の場所からラ・ツァ針峰を望む。
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地元のボーイスカウトの人たち、色鮮やかに楽しんでいるようだ。
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シェーヴル峠との分岐まで戻ってきた、あとは林間コースを抜ければアローラに到着する。
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朝、横を通ったクアハウスのガーデンテラス。景色を楽しみながらゆっくり出来そうな空間だ。
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村には12:50に着いた。バス停前のよろず屋、「ROND-POINT」。若いお父さんと小さな娘さんがいて家族的だ、ラ・ツァ小屋のラベルが貼ってある地元のワインを2本買った。
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道路1段上にある登山用具店、本格的なギアを沢山揃えた専門的な店でガイドも紹介するようだ。
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バス停に最も近いホテル・ドゥ・ピーニュ、ここのカフェは我が家は縁がなく利用しなかった。
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我が家のお気に入りのカフェ、グレイシャー、バス停から奥へ徒歩2分だ。いつも歩いた後、写真右手のテラスでワインとビールをいただくのが決まりのようになった。たくさんの花で飾られたテラスはモン・コロンを眺める特等席だ。
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モン・コロンに向かってグラスを揚げる、冷えたワインが喉を潤おし花と山が眼を楽しませてくれる。
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テラスにある美しい花々、配色も素晴しくワインの味わいを一層楽しませてくれる。
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初めて食べてみた豆のスープ、味は悪くないが好みとしては具が少し多い。我が家はもうちょっと汁気の多いスープが好みだ。パンも付いているので一皿で食べ応えは大きい。
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今まで歩いて来た方面の雲も取れてすっきりと晴れ上がってきた。モン・コロン、ピーニュ・ダローラもくっきりと見えてきている。中央の雲の下あたりまで行っていたことになるのだろうか、今ならきっと素晴しい光景が眺められたはずだ。
ダメージを受けた靴も今日のハイキングでは、なんとか無事だった。テープの威力は素晴しく途中で巻き直すこともなく済んだ。本来なら、脚の捻挫などをテーピングするものが、登山靴の不具合をカバーしてくれた。これで長年の付き合いだった靴とも良い別れができそうだ。 -
15:00発のバスでエヴォレーヌへ帰る。本日の全行動時間は、4時間30分、休憩を除く実行動時間は、4時間5分だった。上り下りの標高差は約750mだ。最後にモン・コロンを見納めてバスに乗り込む。最後のハイキングは一部ガスで展望の効かない時もあったが、動き回る雲と山々の佇まいをしっかりと見つめられて満足感の大きい一日だった。明日は、ジュネーヴ空港からドバイ経由で関空へ戻る。
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この旅行記へのコメント (2)
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- belleduneさん 2011/09/13 08:35:14
- 今年もこのワイングラスに映った景色を楽しみに...
- ロク69さん、いつも楽しませていただいています。
今年もワイングラスに映った景色を見つけて、喜んでいます。
天候だけは、どうにもならないのですが、ガスがかかっていても、それはそれで、面白い景色だと思います。
来年は是非歩いてみたいところです。参考にさせていただきます。
- ロク69さん からの返信 2011/09/13 10:23:11
- RE: 今年もこのワイングラスに映った景色を楽しみに...
- belleduneさん
こんにちは、掲示板へのご連絡ありがとうございました。
最近のワイン嗜好は「赤」に偏って来て白を飲む機会は少なくなりました。しかし、景色を愛でながら寛ぐ場面では白にしています。
琥珀色のワインに映る山々は本当にこころ和ませてくれますね。
ところで、belleduneさんの「祇園祭山鉾巡り」はとても懐かしく拝見できました。そぞろ歩きで巡る山鉾をきっと楽しまれたことでしょう。実は、私は40年以上前に、「菊水鉾」の巡行に参加したのです。友人の実家の紹介でアルバイトとして綱を引っ張り半日を誇らしげに歩いたものです。若い時の懐かしい時代を思い出しました、感謝いたします。
新田次郎や祇園山鉾などbelleduneさんとの接点は、ワイングラスだけではなさそうです。今後も体調に気を付けて楽しい旅行をしたいものです。
取急ぎ、お礼とご報告まで。
ロク69より
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