タンザニア ルアハ国立公園vol.5 野生との境界線はない！部屋の周辺を散策して「セルフサファリ」&バードウォッチングを楽しむ！

2011/08/06 - 2011/08/14

ストイックなロングサファリを終えて
夕食までのフリータイム（約3時間）は
ロッジの周辺を散策してみました。

vol.3にも同じようなことを書いたので↓
http://4travel.jp/traveler/kemur/album/10594068/
繰り返しになってしまうのですが。。。
「居ながらサファリ」についてさらに
掘り下げてみました。

ルアハ・リバー・ロッジの魅力は
ルアハ国立公園を思う存分楽しめることだと思います。
その手段として、ゲームドライブが全てではありません。

敷地内を散策するだけで動物に出会ったり、
バードウォッチングができたり、
川の流れる音を聞いたり、乾いた土の香りがしたり・・・

ゲームドライブへ出かける前も、帰ってきた後も、
大自然を楽しむことができます。

レストランでコーヒーを飲みながら
目の前を流れる大ルアハ川を眺めているだけで
動物がやってくることもありました。

部屋の前にもキリンやゾウがやってきました。

テラスでくつろいでいるだけで動物に出会える・・

勝手に「サファリラクゼーション」
（サファリ＋リラクゼーション）という造語で
表現したくなってしまいます。

旅行記のテーマは「ホテルステイ」にしてみました。


【ロングサファリの場合】

7:00〜8:30 朝食
8:30〜16:00　サファリ（昼食はランチボックス持参）
16:00〜19:00 フリータイム
19:00〜21:30頃　夕食
（※20時ごろまでにレストランへ
　　エスコートしてもらう）
22:30　消灯

エリア その他の観光地(タンザニア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

16:00にサファリが終わり、
クリス一家ともしばしお別れです。

部屋に戻るまでの短い距離も、
なんだかわくわくしてしまいます。

ゆっくり足音を立てないように
歩いていると、小動物に
出会えたりします。

いました、ハイラックス。

ルアハの動物は観光客が少ないせいか
全体的に警戒心が強く
ハイラックスも例外ではありません。
すぐ逃げるのでなかなか近づけません。

ここまで近づけたのはこれが最後でした。

ハイラックスをじっくり観察するなら
他のロッジの方ががよいかも・・・？

参考：
タンザニア：セレンゲティ・ワイルドライフ・ロッジのハイラックス↓
http://4travel.jp/traveler/kemur/album/10518038/

ケニア：ムパタ・サファリクラブのハイラックス↓
http://4travel.jp/traveler/kemur/pict/20707265/

南アフリカ：喜望峰周辺にいたハイラックス↓
http://4travel.jp/traveler/kemur/pict/21216399/

部屋に戻ってきました。

一応、石に部屋番号が書いてあるのですが
どの部屋の周りもブッシュに囲まれて同じような
景色なので間違えそうになりました。

とりあえず、テラスで一服。

セルフショットにて、失礼いたします。。。

すると目の前にキリンがいました。

昨日も部屋からクドゥやインパラを見れたけど↓
http://4travel.jp/traveler/kemur/album/10594068/
キリンまで見れるとは嬉しいです。

距離は遠いですがゲームドライブのように
制限時間がないので、姿を消すまで
ゆっくり見ることができます。

キリンは大きいので望遠、ズームレンズや
双眼鏡があればこの通りよく見えます。

「居ながらサファリ」、楽しいです。

ゲームドライブ中はうじゃうじゃいすぎて
スルーされていたキリン。

部屋から見ると
自分が野生のど真ん中にお邪魔しているんだな、
と改めて実感することができました。

やはりサファリの初心は
忘れてはいけないな〜と。

キリンも保護色の威力が
半端ない。

川沿いにとことこ歩いていきました。

左前方にキリンを見ながら
振り返って右を見ると・・・


・・・そこにはゾウが（＾＾；


クリス一家の泊まっている部屋の目の前です！


一家の興奮が伝わってくるようです。


さすがにキャサリンさんも
「チーターが近寄ってきたらもっとよかったのに！」
とは言っていないはず。

これぞ「サファリラクゼーション」。

テラスに座ってぼけ〜〜っと
ゾウを眺めます。

こちらに向かって歩いてきました。

ゾウかわいいです。

ゾウを眼で追っていたら
テラスのすぐ下に大きな鳥が。

リラクゼーションのはずなのに、
なんだか忙しくなってきました。

たぶん、クロスキハシコウという鳥だと
思います。

※トリミングしてます。

鳩みたいな鳥も。

ずっとゾウを見ててもよかったのですが、
敷地内のブッシュも魅力的だったので
散策熱を抑えられず、部屋を出ることに。

レストランの前ならもっと
川に近づけるので、
歩いて行ってみます。

レストランに到着。

今更ですが、外観はこんな感じです。

改めて、レストランからの景色です。

やっぱり贅沢な環境です。

同じような写真ですみません。。。

誰もいないレストランの
ソファーに座って
川を眺めてみます。

レストランの前にエジプトガンが
いました。

そろそろ部屋に戻ってみますかっ。

何度往復しても飽きない道。

部屋までけっこう遠いのです。

その遠さがまた良いのですけど。

さっきのゾウがまだ部屋の前にいました。

ずいぶんゆっくりしてたんでしょうか。

ゾウが姿を消してから、また
部屋の外へ出てしまいました（＾＾；
病気を抑えられません。

もう楽しくて楽しくて・・・

部屋の目の前に広がるブッシュの中を歩いてみました。

雰囲気をお伝えるするため、またしても
セルフショットにて失礼致します。

ここにはディクディクもたくさんいます。

一番遭遇率が高いタイミングは

・朝食を食べに行くとき
・夕食から部屋に戻るとき
　（マサイ族の人がライトで照らしてくれる）

でした。

特に朝は、部屋から出るとそれに
反応してディクディクたちが走って逃げていきました。

なかなか写真には撮れませんでしたが
何とか1枚。

日が暮れてきました。

さすがに風呂に入りたくなってきた・・・

部屋に戻って夕飯の前にシャワーを浴びとこう。

シャワーを浴びてから
外の風を浴びて涼もうと
テラスへ出ると・・・

何やら動く物体が。
（真ん中からちょっと上です）

※暗すぎたので明度を上げています。

カバです！

風呂上がりに野生のカバ！


※暗すぎたので明度を上げています。

もそもそしてて可愛いです。


※暗すぎたので明度を上げています。

※ここから日没までは翌日の
ロングサファリ終了後フリータイムの様子です。

同じような内容なのでこちらに載せちゃいます。

レストランに行ったらクリスチャンというスタッフが
いて、コーヒーを淹れてくれました。

クリスチャンと記念撮影。

クリスチャンはバーテンさんです。

すごく親切でいい方でした。

夕飯時、自分が1人になってしまう
タイミングを見つけては話かけてくれました。

鳥類が豊富なのもルアハの
魅力だそうです。

コーヒー飲みながらバードウォッチング。

後姿だけど、アフリカトキコウでしょうか？

これはサギの仲間ですかね。

さすがにちょっと
疲れたので、さくっと
歩きまわって部屋で
ゆっくりしました。

川に降りるとバブーンがいました。

部屋の前にハイラックスが
いたので、慎重に近寄って
撮ってみました。

※ここまでが翌日のロングサファリ終了後の
　フリータイムの様子です。

そして日没。

マサイのガードマンが迎えに
来てくれるのを待ちます。

ハイエナの声も聞こえてきます。

夜になるといろんな声や音が
聞こえてくるので耳を澄ましてしまいます。

夕食です。

クリス一家と再会。

そして予感的中。

「さっき部屋の前にゾウが来たんだよ！
　kemurの部屋の方にも歩いていったでしょ！？」
と、ジャスティンちゃんとジェイデンくん。

うん、見れたよ〜

いい子たちだね〜ほんとに！

素敵な1日をありがとう！

今日も一緒に食べてくれる、ニックさん。

「明日もチーターにチャンジしてみる？」

「今日、チーターを見るのは難しいとわかりました。
　でも素晴らしい1日を楽しむことができました。
　ベンとドドは素晴らしいスタッフです。」

「聞いたよ！ヒョウをすごく近くて見れたんだってね。
　羨ましいよ。ジェラシーを感じるよ。
　チーターを探す、探さないに関わらず
　ロングサファリの方が素晴らしいよ。
　いろんな景色も楽しめるし。」

「草原でランチを食べたいです。
　ゆっくりと。（今日は立ち食いだったので）
　ですから、明日もロングサファリを希望します。」

「体力あるなあ！疲れてないかい？
　じゃあ明日もロングサファリだね。
　今日とは違うコースを走るから、
　もしかしたらチーターが現れるかもしれないし、
　クドゥもいると思うよ。」

「ところで、クドゥを見るなら6月がベストなんですよね？」

「よく知ってるね！繁殖期を迎えて、メスを探して
　オスがたくさん姿を現すんだよ。また6月に来たらいいよ。」

そんな話をしながら、夕食です。

今日のお題はクドゥです。。。


　

携帯に今までのサファリで撮った写真を
入れていったので、話のネタにしました。

「この写真は道路沿いで撮りました。
　ボツワナのチョベ国立公園の近くで。」

実はジンバブエ出身のニックさん。
南部アフリカのサファリ事情にもお詳しい！

「綺麗なオスだ！
　kemur、これは雨季に撮った写真だな？
　クドゥの周りが緑で溢れている。
　11月〜2月じゃないかな？？」

「そうです。12月の終わりです。」

「その時期は、6月の繁殖期に備えて栄養を
　蓄えて体づくりをしているんだよ。
　見ろ！この首から肩にかけてのマッシブな
　ラインを！美しいだろ？」

・・・なんなんだ、この会話(T_T)

嬉しいやら面白いやら・・・

クドゥの首から肩にかけてのラインなんて
気にしたことないよぉぉ・・！！

さすがニックさん、タダ者ではない・・・！


そして最後にニックさんからトドメの一撃。

「kemurはチョベでクドゥ♂の写真を
　ばっちり撮れてるじゃないか。
　なのに、ルアハでも見たいのかい？
　本当にクドゥが好きなんだね。」

・・・Yes, I love Kudu...

この旅行記へのコメント （6）

• 潮来メジロさん 2011/09/20 23:50:25

  アオサギとアフリカトキコウ・・・。ヾ(^o^)

  kemurさん、こんばんは！　ヾ(^o^)
  
  > これはサギの仲間ですかね。
  
  はい、この鳥さんは日本でも見られる和名アオサギ（英名：Grey Heron）ですね。
  
  一つ前の写真
  > 後姿だけど、アフリカトキコウでしょうか？
  
  これは、和名アフリカトキコウ（英名：Yellow-billed Stork）で正解です。
  
  珍しい鳥さんや動物さんが数多く登場するので、興奮しています。\(^o^)／
  ではまた・・・。(^o^)／~~~
  　　（潮来メジロ）
  

  kemurさん からの返信 2011/09/25 01:51:51

  RE: アオサギとアフリカトキコウ・・・。ヾ(^o^)

  潮来メジロさん、こんばんは
  
  
  > はい、この鳥さんは日本でも見られる和名アオサギ（英名：Grey Heron）ですね。
  
  > これは、和名アフリカトキコウ（英名：Yellow-billed Stork）で正解です。
  
  だんだん鳥も見分けがつくように
  なってきたかもしれません！？
  専ら大型の鳥しかわかりませんが・・・
  
  後日、猛禽類も何とか撮れたので載せようと思っております。
  （レンズが最大で270mmなのでなかなか難しかったですが・・）
  
  
  
  

• あっちゃんさん 2011/09/20 22:58:06

  キリンの模様

  kemurさん、どうも
  
  続けてお邪魔してます♪
  
  のんびりまったりのサファリラクゼーション
  いいですね〜
  
  ゲームサファリではキリンもスルーされちゃいますか…
  私キリン好きなんです。
  いつも動物園でキリンこんなに派手じゃあ目立っちゃうって
  思ってましたが、
  この風景だと本当に見えなくなっちゃいますねぇ
  アフリカの大地はキリン色だったんだー。
  って今更感動してしまいました。
  
  ハイラックスって初めて知りました。
  愛嬌のあるとってもかわいらしい顔！
  喜望峰付近にもいたんですね。

  kemurさん からの返信 2011/09/25 01:48:49

  RE: キリンの模様

  あっちゃん、続けてありがとうございます♪
  
  ロッジそのものは豪華な部類には入らないようですが
  自分には十分すぎました。
  何より、随所に散りばめられた野性味が堪らないです。
  
  全体的な雰囲気やサービスはシュクドゥに似てるかも。
  
  チョベ・マリーナ・ロッジほど豪華ではありません。
  
  
  > ゲームサファリではキリンもスルーされちゃいますか…
  > 私キリン好きなんです。
  > いつも動物園でキリンこんなに派手じゃあ目立っちゃうって
  > 思ってましたが、
  > この風景だと本当に見えなくなっちゃいますねぇ
  
  キリンの生息数が多いようです。
  ルアハは藪や森が多いので、草原をゆっくり歩く様子は
  あまり見かけませんでしたが、替わりに枝葉をもぐもぐ食べる様子を
  間近で観察できたりしましたよ。
  ブッシュの中にすっぽり隠れてしまうと、ほんとに
  目立ちません。
  
  
  > ハイラックスって初めて知りました。
  > 愛嬌のあるとってもかわいらしい顔！
  > 喜望峰付近にもいたんですね。
  
  岩場に多いそうです。
  東アフリカの岩丘でよく見かけます。
  喜望峰は灯台の下あたりで見かけました。
  あの辺りも岩場ばっかりですもんね〜
  

• pundamiliaさん 2011/09/19 22:16:36

  ハイラックス写真ありがとうございます

  kemurさん、こんばんは！
  vol.5読ませていただきました。
  
  素晴らしい居ながらサファリですね。(^.^)
  キリン、ゾウ、カバ、ディクディク、さまざまな鳥、
  これだけ見られれば、サファリに出かけなくても
  いいような気がしてしまいますよね。
  
  ゾウが近づいてきたときなど、
  スタッフに注意されたりするんですか？
  私がこれまで泊った中で、ゾウが近づいてきたときなどは
  ゾウをロッジから遠ざけるようにしたり、
  そこまでしなくても、危険な範囲まで近寄ってこないかを
  じっと見守っていたりするスタッフがいました。
  
  そして、ハイラックス、かわい〜（*^_^*）
  気のせいか、ちょっと野性味にあふれている気がしました(^^ゞ
  
  ロングサファリ、いいですよね。
  次回の旅行記も楽しみにしています。
  

  kemurさん からの返信 2011/09/23 09:04:23

  RE: ハイラックス写真ありがとうございます

  pundamiliaさん、こんにちは！
  
  
  > 素晴らしい居ながらサファリですね。(^.^)
  > キリン、ゾウ、カバ、ディクディク、さまざまな鳥、
  > これだけ見られれば、サファリに出かけなくても
  > いいような気がしてしまいますよね。
  
  
  翌日もロングサファリを選択してしまいましたが、
  ロングサファリの必要はなかったかもしれません（＾＾；
  午前のドライブも5時間（8:00-13:00)もあるので、
  そのあとゆっくり昼食をとって
  午後はゲームドライブをキャンセルしてロッジでゆっくりする贅沢、
  という選択肢もアリだと思います。
  （そんなお客さんもいらっしゃいました）
  
  
  > ゾウが近づいてきたときなど、
  > スタッフに注意されたりするんですか？
  > 私がこれまで泊った中で、ゾウが近づいてきたときなどは
  > ゾウをロッジから遠ざけるようにしたり、
  > そこまでしなくても、危険な範囲まで近寄ってこないかを
  > じっと見守っていたりするスタッフがいました。
  
  
  それが・・・
  門番はおろか（「門」がないんですけど）、
  ガードマン的なスタッフがいないんですよ・・。
  後日、ちょっと怖い体験をしたのでまた旅行記に載せますね。
  その辺りの配慮はケニアの方が進んでいるのかもしれません。
  
  
  
  > そして、ハイラックス、かわい〜（*^_^*）
  > 気のせいか、ちょっと野性味にあふれている気がしました(^^ゞ
  
  人に慣れていない、野生の姿を楽しみたい
  マニアな方にはおすすめかもしれません（＾＾；
  昼寝姿をゆっくり眺めるのも、可愛くて癒されますよね〜
  残念ながら、無防備な姿を見ることはできませんでした（＾＾；
  
  kemur