タイで携帯やWifi通信を安く使うコツ

2011/08/20 - 2011/08/27

国内の携帯をローミングで利用すると1週間の利用で1万は確実に超えるので、現地でSIMカードを利用したほうがはるかに安くすみます。
タイはSIMカードの購入が簡単で、どこでも安く手に入ります。携帯ショップの他、セブンイレブンでも手に入ります。新規SIMカード自体200円ほどで、場合によっては空港で無料で配布していることもあります。
私もここ5年間ほどは毎回タイ旅行の際、現地でSIMカードを購入し、必要に応じて再チャージ（100バーツのトップアップカード）して使っています。今年は、いくつか検証したいことがあり、ドコモのSIMフリーのWIFIルータとJailbreakしてSIMロックを解除したiPhone3GSを持っていき使えるかどうか試しました。
今回のこれら利用の実験とタイのインターネット事情を紹介します。

エリア チェンマイ(タイ)

• 旅行の満足度: 5.0

タイのホテルでは、多くの場合LANケーブルではなく、無線LANが備え付けられています。ただし、これは有償で、インターネットのサービス会社が運営しており、レセプションでそのID、パスワードを購入することになります。私の宿泊したところでは、1週間300バーツでした。（約800円）。スピードは数M bps出ており、ストーリーミングの画像(YouTube）なども十分見れるレベルです。
問題は、屋外に行った際にiPhoneやiPadでネットに入れないことです。このため、DOCOMOのSIMフリーWifiルータを持っていき、使用を試してみました（後述）。

購入したインターネット1週間WIFI利用サービスです。1枚300バーツでした。受付でもらえるのは、単なる紙で、開封するとIDとパスワードが記載されています。
このIDは同時利用はできませんが、別個の端末でも単独利用ならばできます。従って、PCやiPadも使用時間がダブらない限り、継続利用できました。1週間の課金とはいえ、時間でカウントしているので、つながっていない間はオフとなり、実際はオンオフをまめに行えば優に2週間は使えそうです。

今年あたりからタイでも本格的に携帯は3Gになり、3GのSIMも手に入ります。値段は80バーツほどで格安です。
国内のローミングは1日1000円ほどしますから、現地のSIMを購入するのがベストです。ただし、携帯はSIMフリー機が必要で、通常の国内携帯ではNGです。
これまで国内携帯で使えたのは、イーモバイル端末と最近のSIMフリーを謳っているドコモ携帯となります。私は最初から韓国LGの携帯を日本で購入して持って行きました（1台1万ほど）。

購入したSIMカードです。これは電話用ではなく、インターネット用です。確か80バーツ（200円強）ほどです。これだけでは使えないので、店頭で100バーツ分チャージ（トップアップ）しました。
トップアップ等の方法は箱内の説明書に記載されていますが、店頭でやってもらった方が確かです。ちなみにチェンマイの空港の出口で、このtruemoveのお試しSIMが無料で配布していました。

チェンマイの空港の出口で配布されていたtruemoveのお試しSIMカードです。無料なので、取りあえずもらっておいた方が得です。
その場で利用できるSIMも購入できますし、これをもらって、後で店舗で追加チャージもできます。
私は100バーツ入っているSIMをその場で3枚購入し、家族で3台分フルに利用しました。携帯の方は100バーツで1週間持ちましたが、インターネットの方は300バーツほど使いました。

タイに持っていった3台の内一つは韓国LGの腕時計タイプの携帯端末LG-GD910です。これはSIMを指すなりすんなり動作しました。小さいながらも思ったよりは使いやすく、時計に顔を近づけて会話するか、イヤフォンを使うのかのどちらですが、顔を近づけての使い方で十分会話ができました。カメラも付いているので同機種同士ならば、００７映画のようなTV通信ができるようです。

購入したインターネット用のSIMカード（約80バーツ）を、ドコモとSIMフリー機種に刺したところ、まったく反応しませんでした。
試した機種はHW-01CとBF-01Bの2製品で、SIMはTruemoveです。共にSIMフリー化したもので、国内でソフトバンクのSIMで動作確認済みでした。
もう1点、jailbreakしたiPhone 3GS(OSは4.3.3)のSIMロックを解除した端末で試しましたが、こちらもNGでした。Truemove以外、123callのSIMも試しましたが、やはりだめでした。やはりタイでSIMフリー機種を買うしかありません。ちなみにSIMフリーのiPhone4はチェンマイで数店価格を聞いたところ、最安は23000バーツでした。現在のレートだと6万円ほどなので、かなり惹かれましたが購入はしませんでした。

ドコモのWIFIモデムがためだったので、滞在コンドミニアム近くのナイトバザールの入り口近くにあるパンティップ・プラザでモデムを探しに行きました。幸い3000バーツほどでSIMフリーのWIFIルータを見つけて、早速付属のSIMカードを100バーツほどトップアップして使いました。当然のことながらこちらは問題なく使えて、ipadをMAP代わりに持ちだせるようになりました。店や寺院を探すのに、iPadは大変便利でした。

購入したルーター機種はmifi-30という型名です。日本でもMIFIというメーカーの機種は売っているようですが、20000円ほどします。
写真上の白いUSBメモリのようなものは、モデムです。こちらもタイで使えるタイプで昨年購入しました。モデムだと1700バーツほどになります。

IODATA社が販売しているロケフリ機のVulkanoを利用して、自宅のHDDレコーダの映像をiPadで映しました。録画したGleeを再生しています。ホテル内のWIFI環境では問題なく視聴できました。映像がカクカクする動作はありませんでしたが、たまにアプリ側が落ちました。これはiPad側の問題のような気がします。
次にこのロケフリ機Vulkanoの使用状況を別の旅行記で紹介します。