2010/08/31 - 2010/08/31
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SUR SHANGHAIさん
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リトアニアの首都ヴィリニュスにレンタカーで到着したのは前日の夜。
その日はそのままバッタリとリタイアしてしまい、実際にヴィリニュス周辺の見学を始めたのはこの日から。
まっさきに隣街のカウナスで、日本のシンドラーと呼ばれる杉原千畝の記念館を見学。
ヴィリニュスに戻って来た後は、そのまま夕から夜にかけての旧市街地を歩いてみようと思います。
ヨーロッパの国々の旧市街地って、どこでも中世の雰囲気を残した風情がいいけれど、このヴィリニュスの街はどうだろう。
表紙の画像は、ヴィリニュス市街地から見たこの日の夕空。
●備忘録: ヴィリニュスに滞在した数日間の夕景・夜景を取捨選択して、この日の旅行記としてまとめておこうと思います。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
この日の始めにヴィリニュスから日帰りで行ってみたカウナスの街と杉原記念館関連の旅行記は下記にアップ済みです。
★バルト三国訪問記 −日本のシンドラー 杉原千畝の記念館を訪れる
http://4travel.jp/traveler/casa/album/10595552/
ヴィリニュスはバルト三国の一つリトアニアの首都。
ラトヴィアのリガやエストニアのタリンはバルト海に向かって開かれた首都ですが、ヴィリニュスは内陸に出来た街。
中世の町並みが森に囲まれた感じで、ちょっと郊外に出ると緩やかな起伏の土地が広がっていました。
走る車から見たこの日の夕日。
林の向こうに太陽が沈んで行くと…、 -
…雲も赤く染まって、この日の最後の彩り。
ああ、いい色だね。
ヴィリニュスの旧市街地に入って行くと…、 -
…今度は石造りの建物の向こうの空が燃えていた。
燃えると言っても穏やかな埋もれ火のような色。
もうすぐあの街灯にも灯が点りそう。
画像の上の方に見えているのはリトアニアの国旗。
この画像だと色が見えにくいでしょうが、横縞の三色旗で、上から黄、緑、赤と言う配色。アフリカの一国の旗のようなのが意外です。
次のウィキペディアのページでリトアニアの国旗が見られます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Flag_of_Lithuania.svg
現在使われているこの国旗は、実は1918年に制定された旧国旗で、旧ソ連邦が崩壊したことにより1988年に復活したものなのだそう。
黄=太陽、光、繁栄。
緑=自然の美しさ、自由、希望。
赤=大地、勇気、祖国のために流された血
…を意味するのだそうです。 -
灯りの点り始めたヴィリニュス旧市街地の建物。
オレンジ色やピンクに染まる夕暮れの空。
この一瞬が止まってしまえばいいのに、と願いたくなる黄昏の美しさ。 -
イチオシ
この日の青空と夕雲が交互に折り重なる空の海。
まだ灯りの点らない街灯と、ヴィリニュス旧市街地の建物がシルエットになる。
もうすぐこの日も終わりだね。 -
これは、ヴィリニュス旧市街地の市庁舎広場そばにある聖カジミエル教会。
この日の夕映えで壁のピンク色が濃くなった。
聖カジミエルは、リトアニア及びリトアニアの若者の守護聖人。
ポーランドとリトアニアを統治していたヤギェウォ朝の聖人だったんだそうです。
ポーランド語読みの名前はカジミェシュ。
言語によって名前の読みも違ってくるからややこしい。
たとえばゲルマン系の男性名カールが、フランス語形だとシャルル、英語ではチャールズになると初めて知った時には結構ショックだったSUR SHANGHAI。
さらに、スペイン語ではカルロス、イタリア語ではカルロ…になるなんて、覚えきれない…。(;^ω^) -
夕暮れの中、仕事を終えた人たちで市庁舎広場近くの道は結構賑やかになった。
家路を辿る人、これから誰かと待ち合わせ?の人もいるヴィリニュス旧市街地。 -
街灯が点り始めたヴィリニュスの旧市街地。
昼と夜の境目の時間は、光と色の陰影が美しい。 -
市庁舎広場から夜明けの門に向かって200mほど。
この画像で右手に見えているのは、国立交響楽団の建物。
SUR SHANGHAIたちが泊まったラマダ・ヴィリニュスのお向かいにあります。
もっと暗くなってからは、ライトアップがきれいに映える建物です。
画像中央奥に見えているアーチ型の門は、聖三位一体教会への通路。
石造りの重厚な建物が並ぶ旧市街地にも青い闇が下り始めた頃。
夜の街を歩く前に、食事に出かけてみます。 -
夕食のため、SUR SHANGHAIとその旦那が行ってみたのは、リトアニア料理を試せるお店≪ZEMAICIAI(ジャマイチエイ)≫。
所在地は、VOKIECIU(ヴォキエチュウ通り)の24番。 市庁舎広場から出ている道の一つで、広場辺りからだと徒歩2分ほど。左上の画像がその入口。
地下階にあるスペースは雰囲気はよかったですが、天候気候がいい時にはテラス席のほうがいいかも。
サイトはこちら。http://www.zemaiciai.lt/ 英語版もこのページで選択できます。
メニューの説明とお値段は出ていますが、料理の画像が無いのが惜しい。
店内で出されるメニューには、英語のページもあって安心。
鶏、豚、牛肉の料理や魚料理のほか、ワイルドなイノシシ肉、シカ肉などの料理もあるので要チェック。数人グループ用の特別メニューもありました。
サラダには春、夏、秋、冬の名がついていて、10リタス台〜20リタス。
右上の画像手前の秋サラダは、インゲンとキノコの温野菜風でお勧めです。
付け合せに出てくるライ麦パンは、アニスの香りがして独特の味。
メインにはイノシシ肉のグラーシュ(右中段の画像。 30リタス)とブルヴィニェイ・ブリーナイというジャガイモのパンケーキ(右下の画像。 4枚で18リタス)を頼んで、二人でシェアしました。これはどちらも美味。
リトアニアはジャガイモ料理が有名。
ほかにもいろいろありますが、このブルヴィニェイ・ブリーナイだけは試してみるといいですよ。
すりおろしたジャガイモを油で焼いてあって、韓国のジャガイモチヂミや、ドイツのライベ・クーヘンの親戚のような感じ。日本人にもなじみやすい味だと思います。 -
旧市街地の北側にある大聖堂あたりまで行ってみようか。
これはその道筋にあった教会。これはロシア教会のようだけど、どうだろう。
青い夕闇に浮かぶライトアップされた色形がフォトジェニック!
ヴィリニュスはずいぶん教会が多い街で、市街地の地図をチラッと見ただけでも教会マークだらけ。名前が一つ一つ書き込めないほど。
こんなに教会が並んでいたら、信者さんの奪い合いになるんじゃないの〜?
罰当たりですみません。<(_ _)> -
リトアニアはカトリック教会が多い国。
お隣のラトヴィアのカトリック地域と併せて、十字架製作とその象徴が世界遺産の無形遺産として登録されています。
この後お天気が崩れてしまって、ヴィリニュスの教会巡りが出来なかったSUR SHANGHAIとその旦那。
教会の塔を飾る十字架もほとんど撮れずじまい。
皆さんがヴィリニュスに行く時にはお天気に恵まれるといいですね。(*^。^*)
ラトヴィアのリガに向かう道筋では、100万本とも言われる十字架が林立したシャウレイの十字架の丘を訪問したので、それは別旅行記でご紹介しようと思います。 -
ピリエス通りを辿って行くと、旧市街地の北にあるカテドゥロス広場に出た。
この画像で見えているドームは、再建中の王宮。
王宮そばのこのカテドゥロス像は建てるだけの謂れがある物なんでしょうが、夕闇をバックにしたそのシルエットが何故かとっても怖いんです。
子どもの頃、「早く寝ないと人攫いが来るよ〜。」と脅かされて想像した人攫いの影のよう。
ひゃ〜、何だか夢に出て来そう…。(((;゚д゚))) -
ヴィリニュス旧市街地の北にあるカテドゥロス広場はずいぶん広い。
ここで見えているのは、古代ギリシア建築のような大聖堂と鐘楼。
画像奥には再建中の王宮のドームや、城の丘の上にあるゲディミナス塔もちょっぴり写っています。
青い夕闇の中に浮かんで見えるこの全体の雰囲気が舞台劇のセットのようで、現実感の無い光景。 -
ヴィリニュス旧市街地の北にあるカテドゥロス広場。
大聖堂や鐘楼に近寄ってみる。
夕暮れの遊園地みたいな眺めと思ってしまうSUR SHANGHAIは罰当たりでございます。
大聖堂前のこの鐘楼は高さ53m。
基部には、13世紀の城壁だったというレンガが残っているのも見えています。
昼間はてっぺんに上れるのかな?
翌々日に予定している教会巡りの日に確かめようと思っていたら、大雨になってしまって計画自体を断念。(−−〆)
リベンジしたい! -
イチオシ
ギリシアの神殿のように見える大聖堂はヴィリニュスのシンボル。その起源は13世紀にまで遡るんだそうです。
現在の建物は、18世紀の大改築後の姿。
屋根の上の3人の聖人像は、ソ連時代には撤去されていたようですが、1996年には無事に戻されたと言う歴史もあるようです。
内部にある聖カジミエルの礼拝所が見所。
ただ、夜は内部の見学は出来ないので、外回りだけを見てみます。
ポツポツと地元の人影が混じる夜景が幻のよう。 -
大聖堂外壁の窪みには彫像が一つずつ収められています。
歴代の統治者やこれまでに列聖された聖人たちの姿? -
ヴィリニュスの大聖堂の外壁を飾る彫像の一つ。
天を仰いで何事かを訴えかける姿が印象に残った夜。 -
大聖堂のあるカテドゥロス広場も見たし、今度は別の道を辿って市庁舎広場まで戻って行こう。
大学通りを行ってみようか? うん、そうだね。
大学通りのダウカント広場に差し掛かると、やたらに横幅のある建物が目の前に。
ヴィリニュス大学がすぐそばにあるから、これも大学関連の建物?と思ったら、これは大統領官邸だった。
Σ(・ω・ノ)ノえっ! こんなにあけっぴろげな場所に無防備な感じで立ってるけどいいの?
ちゃんと監視や警護はされているとは思うけど…。 -
大学通りの一部に面しているリトアニアの大統領官邸外壁。
所々に出入り口も付いていて、そこを守っているのはこんなフェンスだけ。
この画像には写っていませんが、中庭も見えてました。
昨今は物騒な事件が多いから、これだけで大丈夫?とこっちの方が心配に。
早い話、もしSUR SHANGHAIが爆弾抱えた刺客だったらどうするの?(;^ω^)
ちなみに、この旅行記を書いている2011年現在のリトアニア大統領はダリア・グリボウスカイテ氏で、リトアニア初の女性大統領です。
外務省のリトアニア共和国関連のサイトはこちら。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/lithuania/data.html -
さっきの大聖堂があるカテドゥロス広場あたりでもそうだったけど、ヴィリニュスの旧市街地は灯りが乏しい。
それに行き交う人も少ないし…。
市庁舎広場へ向かう道でさえ、夜の9時にはこんな感じ。
ヴィリニュスの治安は特に悪いとは思いませんが、こんな道では一人旅の女性はもちろん、男性もご用心。
ホテルへのお帰りはお早目にどうぞ。
後から石畳を鳴らして何かが近づいて来る音がする…。
ドキドキ… (((;゚д゚))) -
それは、単に通りがかりの車だった…。(ノω`*)
そのまま通り過ぎてくれてホッと一息。
心に不安がある時って、何でも怖いのよね。
でも、もう少し人通りのある道へ急ごうよ。
テクテクテクテク… ほとんど小走り。 -
イチオシ
いつの間にか、昼に見た街とは全然違う雰囲気になったヴィリニュスの旧市街地。
深い青になった夜空、ポツポツと点る街灯に赤く照らし出された街並み。
道行く人も黒いシルエットになる時刻。
このまま進んでいったら、不意に中世のヴィリニュスに入り込んでしまいそう。 -
イチオシ
あれ? また細い道になってしまった。
でも、市庁舎広場への方向だし、間違っていないはず。
いくら旧市街地だからって、こんなにじっとり垂れ込めるような暗さになるとは思ってもいなかった。
行く手に人影が見えると、それだけでドキッ!(@◇@;) -
周りの家から賑やかな団欒の声とかテレビの音でも聞こえてくればホッとする要素もあるのに、ただぼんやりと灯りの点った街灯がポツポツ。
地元の人は慣れているから何とも思わないだろうけど、ひょいとヴィリニュスにやって来た人間にしてみると、この夜道を歩くのはアドベンチャー。
あ、今度は向こうからやって来る車のライトが見えてきた。 -
やっと市庁舎広場のあたりまで戻って来た。
新しい建物もあるし、照明も明るい。
何より、人の活気が感じられて一安心。
やれやれ、生き返った心持ち。(*^。^*)
大聖堂からの距離はせいぜい1kmちょっとなのに、ずいぶん遠く感じたなあ。 -
新しい建物も並ぶ市庁舎広場には、ほの暗い怖さがある看板が出ていた。
ひゃ〜、このめがね屋さん、怖い〜! ((+_+))
小さい子が見たら、泣き出しそう。
中国・新疆ウイグル自治区のカシュガルでよく見る歯医者さんの怖い看板と比べてみたい方は、下記の旅行記をご参照下さい。
★新疆の旅 ? −喀什(カシュガル)到着
http://4travel.jp/traveler/casa/album/10030470/ -
この靴屋さんの看板も、都市伝説的怖さのある看板。
昼にはおしゃれに見えそうなのに、こんな光と闇の中ではアンデルセン童話の『赤い靴』のよう。
童話って、本当は怖いお話が多いのよね。 -
市庁舎広場まで戻って来たら、明るいし人通りも多くて、さっきまでのミステリアスな雰囲気もちょっと怖かった気持ちも雲散霧消。
中世のじっとりした暗さから生還できた気分!
…と言ったら大げさですね。(^◇^) -
市庁舎広場近くのラマダ・ヴィリニュスまで戻って来た。
中世に引き戻されてしまいそうだった旧市街地の夜道から現代に戻った感じ。 -
ラマダ・ヴィリニュスの入口。
夜のヴィリニュス散策を終えてホッと一息。
旧市街地の雰囲気に合わせた内装のお部屋になっていて、市庁舎広場や夜明けの門までそれぞれ200mほどの距離。
SUR SHANGHAIたちが泊まった時にはサービス面で今ひとつでしたが、今後に期待したいと思います。 -
ラマダ・ヴィリニュスの部屋からは、ライトアップされた国立交響楽団の建物が目の前に。
いい締めくくりの眺めだねえ。
これでヴィリニュスの夕景・夜景の散策編はおしまいにして、この日はもうリタイアしようと思います。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ippuniさん 2013/07/05 20:06:58
- 夜景綺麗ですね
- SUR SHANGHAIさん、こんにちは。
だいぶ前から旅行記は拝見していますけど書き込みは初めてかと思います。
去年の夏にリトアニアとラトビアを旅行してきました。
レンタカーでぐるっと周り、最後にヴィリニュス観光しました。
ホテルは街の中心部だったのですが、私もSUR SHANGHAIさんと同じ8月に行き、
日没が遅いのでなかなか夜まで外を出歩くことが出来ませんでした。
ヴィリニュスの夜景は綺麗ですね。
リトアニアは私も旦那もとても楽しかったので、
数年後にまた再訪したいと思っています。
その時は是非夜景が見てみたいです。
素敵な旅行記、ありがとうございました。
ippuni
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2013/07/07 17:20:52
- RE: 夜景綺麗ですね
- こんにちは。
お返事が遅くなってしまって失礼しました。<(_ _)>
初めて行ったバルト3国は、どこも軽く流して回ってみたのですが、思いがけなく見応えがあって、再訪したい場所となりました。
ヴィリニュスの夜景は特に有名と言うわけではないのに、写真に撮ってあとから見直すと、なんだか奥行きのある街並みと風情。
でも、実際に歩いている時には誰もいない暗い場所が多くて、結構怖かったんですよ〜。
ippuniさんが次回訪れるまでには、街灯や人通りがもう少し増えているといいですね。
旅は、安心と安全がまず第一ですから。
次の機会にもお気をつけて、楽しんで来てください。(*^。^*)
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