2011/05/25 - 2011/05/27
153位(同エリア634件中)
ゆーりはまーさん
- ゆーりはまーさんTOP
- 旅行記89冊
- クチコミ37件
- Q&A回答63件
- 209,050アクセス
- フォロワー16人
慶州では天気が良ければチャリンコで廻る積りでしたが、前日、バスターミナルで捕まった小父さんの強引な勧誘に抗し切れず、贅沢にもタクシーを一人で借り切ることに。
結果として雨にたたられた一日でしたから正解だったかなと納得。
慶州なら当然の仏国寺、石窟庵に背を向け(次回のお楽しみ)、掛陵から観光スタート。新羅王朝1,000年の歴史を感じられますかどうか?
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
朝、8:00にタクシーがホテル迄お出迎え。外は雨がしとしと。
オッ、模範タクシーじゃないか。
まあ、好きな場所をあちこち廻って7万Wならいいかと無理やり納得。
2〜3人連れなら結構いいかも。
興味のある方はバスターミナルで小柄な小父さんを探して下さい。 -
一路、向かったのは掛陵(クェルン)。司馬さんの「韓のくに紀行」に取り上げられています。
慶州市内からタクシーで20分。バスなら600番で。
全体の敷地は相当広いようですが陵のある場所はというと
ゴルフ場の200ヤードのショートホールを連想。
グリーンが陵ですね。 -
解説書によりますと、この掛陵は新羅時代の古墳の最も発展した形だそうです。
-
小振りな陵ですが・・・
-
陵全体を石柱と欄干が取り囲み、正面には眼象紋を彫った床石が置かれ
-
陵の下部には十二支神像の護石が並びます
-
芝生の道の両サイドには石像が8体。
-
東西南北を守護する獅子像(それぞれ守る方角に顔を向けています)
-
文人像が2体
-
武人像が2体
-
向かい合っています
-
-
ちゃんと見守っていますね
-
次に向かったのは芬皇寺。
634年創建。善徳女王時代 -
入ると右側には鐘楼。1,000Wで誰でも自由に撞くことができます。
で1発。見学中の小学生がドッと集まってきました。 -
国宝の三層石塔。新羅で最古の石塔で元々は7層か9層とのこと(推定)。
-
-
四方に開き戸があり、その脇を仁王像がかためています。
-
四隅には獅子と
-
なんとオットセイ。横からの写真が無いのが残念
-
韓国恒例の提灯飾り.
この感覚だけは馴染めない -
八角形に井戸。三龍変魚井。伝説があります。
-
善光殿(建物写真なし)の薬師如来立像。ここでも熱心な信者がお祈りしています。
ただ、この仏像は李氏朝鮮時代であり、新羅の時代は大分違った印象になると思います -
昔の栄華を想わせる礎石。
塀の向こう側には広大な空き地が広がっています。その全てが敷地だったようです。 -
次は雁鴨池
-
新羅王朝の離宮。静かに広がります。
-
-
-
雁鴨池臨海殿
-
角度を変えて
-
雁鴨池からチョムソンデ(漢字が捜せない)に向かって歩いていくと、遠くには陵が並び、
多分五陵かな。 -
ほんの少しで到着。アレッお化粧してると思ったら花で作ったレプリカで
-
本物はこちら。存在感があります。
新羅時代の天文観測所と云われており、太陰暦1年の日数と同じ361個半の石で出来ているとか。中央の穴に梯子をかけて昇っていくそうです。
中に入るのにお金が要りますが、柵の外からでも充分観賞出来ます。 -
次は大陵苑。
雨が雰囲気を醸し出します。 -
二つ並んだ陵は夫婦のものとか
-
なだらかな曲線に心が惹かれます。
-
いくつかある中で唯一埋葬者が判明してる味○王陵(ミチュワンヌン)
-
うーん、この重なり具合がなんともいえません。
-
寄り添う陵
-
手前の小さいのは子供かな
広い域内です。見る角度によって、また季節ごとに色々な表情・形を見せてくれそうです。 -
そろそろ足が草臥れてきたので最後の観光です。
国立慶州博物館。本日は入場無料 -
入口を入ると右手に聖徳大王神鐘(別名エミレーの鐘)。悲しい物語が秘められています。
-
野外展示も色々。
-
この博物館は大きく4つのエリアにわかれています。
まずは考古館(本館)。本館は更に3つの室に分けられています。
古墳室
土器で眼を引く鴨型土器 -
勾玉の首飾り
-
妖しい光を放つ純金の装身具
-
-
-
-
土器も多数
-
-
-
この日は無料デーの所為か、小学生の団体がゾロゾロ、ガヤガヤ
-
外の景色でしばし休息。
-
次に仏教美術室
素晴らしい浮き彫りです -
日本の仏像のルーツでしょうから馴染みやすい。
お顔がどれも優しく穏やかです -
いずれも新羅時代の仏像ですが、現在の韓国のお寺に祀ってある仏像とは随分違います。
李氏朝鮮時代は中国の影響がより強くなって、金ピカで派手な顔立ちになり、日本人にはちょっと違和感があります。 -
-
写真が悪く、何か判り辛いと思いますが、弥勒菩薩半跏思惟像です。上部がなくなっていますが、たたずまい、線の細さ柔らかさは広隆寺などのものと同じです。
-
博物館でエネルギーを消耗し、1時頃にタクシー観光を中止。
城東市場で昼食にすることに。 -
カルグクス風の店を発見。
注文したのはカルグクスではなくてソジェビ。
4,000W
韓国版すいとんですね。ただスープは店先で長時間仕込んでおり、旨い。
ボリュームも満点です。 -
食事後は運転手さんと別れ、ホテルに帰りつつ街歩き
この通りは慶州路古墳群からの道ですが、古都の雰囲気を出そうと意識的に変えつつある通りです。 -
こんな石像もあり、楽しませてくれます。
-
すっかり重くなった足を引きずりつつホテルに帰ると・・・
なんと本日はホテルをクローズする。別のホテルを用意したから移って欲しいとフロントのお兄ちゃん。2泊で予約してるのに、こんなんありかと憤るも暖簾に腕押し。
しばらく反抗期の子供のようにベッドで不貞寝してましたが、しょうがない雨の振る中をトボトボゴロゴロ・・・スーツケースを転がしながら紹介されたホテルへ移動。
慶州パークから5分程のベルルーシ。 -
ホテル移動の不快感や降雨の所為もあり、外食気分になれず。
近くの中央市場でキムパブと栄養御飯など仕入れ、ホテルで内食。
就寝 -
朝御飯。なんとか雨もあがったみたい。
八方亭ヘジャンクク通り。十数軒ヘジャンククの店が並んでいます。
朝早いせいかお客さんの姿をあまり見掛けません。
店の女将さんが皆、中から外を見てるので一軒一軒店の様子を伺うことがやり辛い。 -
意を決して入った1軒。
-
ヘジャンクク。5,000W
そば粉を寒天で固めたような(?)のが沢山入っています。
空腹の為かそこそこ美味しく、完食。 -
昨日見落としていたものを求めて徒歩でテクテク。
-
まだ観光客は殆どいません。散歩のジモティーがチラホラ。
-
半月城へ向かいます。
-
半月城敷地内の石氷庫
-
その内部
-
かっての城壁らしきものが伺えます
-
-
半月城にそばの花
-
鶏林
新羅王慶州金氏発祥の地と云われています -
鶏林碑閣。
-
小さい林ですが、趣ある雰囲気です
-
郷歌碑
-
五陵遠望
-
大陵苑。
こちらが正面入口 -
昨日、見落としていた天馬塚
-
唯一、中に入れる様になっています。
-
天馬塚内部
棺の発掘現場。塚の内部は写真のような石が積み重ねられて出来ています。 -
模造ですが副葬品の金冠。
実物は慶州博物館で見ましたね。 -
また来てね。
今度は紅葉の季節に訪れてみたい街です。
その時まで仏国寺、石窟庵はおあずけ。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- ホーミンさん 2011/09/08 12:31:38
- 慶州
- ゆーりはまーさま
こんにちは。
はじめまして。
この度はご訪問に投票をありがとうございました。
慶州の旅行記を拝見しました。
丁寧に撮影されていますね。
慶州には3年前に行きましたが、短時間でさっとまわったので、見落としが多々あります。
ゆーりはまーさんの旅行記を拝見して、いろいろと懐かしく思い出しました。
そしてとても参考になりました。
宝物とか見ておけばよかったなと後悔しています。
詩的でよいタイトルですね。
- ゆーりはまーさん からの返信 2011/09/09 05:33:08
- RE: 慶州
- ホーミンさん お早うございます。
旅行記、掲示板への投稿有難うございます。
今朝、ホーミンさんのブログを訪問しましたが、登山をされてるんですね。
鳥海山登山の旅行記、懐かしく拝見しました。
じつは私も10数年前仙台在住時は登山にはまってて、東北の山はよく登りました。
鳥海山はホーミンさんのコースとは違い、湯の台温泉→河原宿→心字雪渓→外輪山→七高山→山頂御室のコースでした。登り始めはどうしようかと思うような雨の中でしたが外輪山にでた頃には晴れ上がり、楽しい登山になりました。
新山へのルートは本当に懐かしく思い出します。それと花。
今は旅行で1万歩も歩くと脚に変調を来たしますので、中々山には向かえません。ホーミンさんの登山旅行記を少しずつ楽しませて頂きます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
慶州(韓国) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
87