2011/08/21 - 2012/09/06
8031位(同エリア9563件中)
ヌールッディーンさん
- ヌールッディーンさんTOP
- 旅行記165冊
- クチコミ1件
- Q&A回答0件
- 167,312アクセス
- フォロワー1人
札幌で最初の都市型公園だった「偕楽園」の中に、明治13年に開拓使が貴賓接待所として建てた和洋折衷の木造建築です。
この建物は、明治14年に明治天皇が北海道を訪れた際、偕楽園の産業試験場などを視察する際の休憩所として建てられたものです。なお、その際に天皇が宿泊するホテルとして同時期に建てられたのが当時は大通公園の東端(現在の北1条西1丁目)にあった「豊平館」(2012年現在修復中で2015年11月まで工事予定)です。
住所は北7条西7丁目で、札幌駅の北口から歩いて数分の場所にあります。
ちなみに、現在は札幌の市街の中心部に近い場所ですが、当時はこのあたりが市街の北辺でした。開拓使設置当時の札幌の市街地がいかに小さかったのかが分かります。
-
屋根の上の尖った部分(棟飾り)は、この頃の洋風建築のシンボルだったそうです。
外壁は「下見板張り」。寒冷地仕様の壁の造りで、北海道の古い洋風建築にはよく採用されています。
開拓使のシンボルである五稜星が刻まれているのも特徴です。
(DSCF0656) -
部屋と部屋の間に廊下などがなく、直接つながっていることや洋間と和室が共存している和洋折衷の様式などは、明治や大正時代の建築にはよくあるパターンだと思います。
(DSCF0615) -
約16畳間の洋間。洋間のすぐ隣が和室になっています。
ベイウィンドウという出窓も特徴の一つです。比較的古い洋風建築や洋間にはよく使われているものです。
(DSCF0617) -
洋間のシャンデリア。
釣り元にはメダイオンがあり、桔梗の模様が漆喰で彫り込まれているのが特徴です。同時期に建てられた旧永山武四郎邸にも類似したデザインのものがあります。
(DSCF0638) -
縁側のある和室。外に庭が見えるのもなかなかです。
(DSCF0644) -
庭の側から見た建物の様子。
左側が洋間でベイウィンドウが張り出しています。右側は和室で縁側になっています。
(DSCF0660) -
清華亭の庭(この部分は2012年追記)
庭も和洋折衷との解説があり、最初は「どこが?」と思ったのですが、洋風の芝生があるほか、この写真の場所には枯山水につきものの山などもあることから、言われてみれば…という感じでした。
なお、庭繋がりで2度目の訪問で鮮烈に印象に残ったのは、清華亭の建物ではなく、その前から存在していた偕楽園のことでした。
偕楽園は単なる公園ではなく、開拓使による産業の奨励、実験および研究のための諸施設が設置された場でもあったのです。例えば、明治11年という早期にサケの孵化実験が偕楽園(サクシュコトニ川)で行われていました。偕楽園の周辺には西洋農作物の試験栽培場やブドウ園などもありました。
このように、開拓使は北海道を開拓するにあたり、北海道の資源を産業に結びつけようとしていたようです。
このことは開拓使がホップや大麦の栽培(農業)とビール製造(工業)を組合せていたことや、製糖業も(北海道の場合)ビートの栽培(農業)と製糖(工業)の組合せであり、こうした産業を興そうとしていたことからもわかります。
(IMG0334)
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ヌールッディーンさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
7