2011/08/13 - 2011/08/18
119位(同エリア321件中)
きっちーさん
瀋陽イチの観光名所、世界遺産『瀋陽故宮』から徒歩15分前後?
中国東北部の豪族、張氏の邸宅へやってきました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
中国はおおげさでなく広いので、地図で近そうに見えても歩ける距離じゃなかったりが、フツーにあります。
なので、地図上ほとんどご近所の瀋陽故宮から張氏の邸宅まで、タクシーで行くかどうするか、ちと迷ったのですが〜。
朝から降っていた雨がピタリとやんで、青空が見えてきたので、とりあえず歩いてみることに☆ -
結論から言うと、タクシーもったいないです。
せっせと歩いて15分くらいだったので、美容と運動だと思って歩きましょう。
地図で見るよか距離がありますが、じゅうぶんイケちゃうくらいです。
うん。
故宮前の歩行者天国から、タクシーが拾える通りに出るまでの距離や、タクシーをつかまえる手間を考えたら、そのまま歩いた方が早いスよん。 -
迷える観光客むけに張氏の邸宅『大師府』の看板が、目的地へいざなってくれまする。
それでも心配な方のために~v
故宮からの行き方は☆
①瀋陽故宮の前の歩行者天国を、故宮を背に左手へ向かいます
②歩行者天国が切れた大通りにぶつかったら、向こうへ渡らずそのまま右折。
③そのままテケテケ進むと、←このローマ風の建物の角に『大師府』の案内看板がありますので、矢印に従って右に折れてください -
④道は徐々に狭くなり、突き当りが『大師府』の敷地なのですが、チケット売り場はここではありません
-
⑤突き当りを左に道なりに進みます~
-
⑥すぐに←この建物が見えるので、この前を右方向に歩いてくだされ
-
⑦ゴール!!
白い石畳がまぶしい、洋風の広場に出ます。
ここが、大師府正面入り口。
入り口前広場は、もとからこんなだったのか、観光用の大型バスなどを想定して整備しなおされたのか。
やったら広いです。
ファサードに向かって、左手にチケット売り場があります。 -
さっそく、お邪魔さまv
入ってすぐの建物は、古式ゆかしい中華風で、北京や山西省でも見覚えのある☆中国式大金持ち屋敷☆☆ってカンジ。
代々のお金持ちのウチは、あんまキラキラしくない程度に渋みを利かせたお金のかけ方をしているように思うんですけど。
張さんちは、いかがかのー。 -
ガイドブックを読むと、張氏の敷地内にはいろんな建築様式の豪邸が点在しちょるもようですが。
正面玄関から入ると、まずはおもてに合った中華風の家屋。 -
なかは改装されて、張氏の歴史資料館になっちょります。
さて、「張氏、張氏」とテケトーに引っ張ってきましたが、「張氏、だれ?!」としびれを切らしている方もいらっしゃるかも知れませんので、正解(?)を~。
日中近代史にお詳しい方なら、すぐピンとくる!
そうじゃないオイラ路線の方は、「きいたような、そうでもないような・・?」的な!
そう、あの『イスラーム初体験!西安の旅④』で知った、蒋介石を軟禁した西安事変の張学良しゃん。
そして学良しゃんのパピー、暗殺事件『皇姑屯事件』(奉天事件)で皇軍に謀殺された、張作霖さんです。
おお~。
なんかすっごい前の旅が、ここでつながったカンジ。 -
学良しゃん‘sパピー張作霖さんは、奉天省(当時)・黒竜江省・吉林省の東三省全域を勢力圏に置く、中国東北部の超軍閥ってカンジで。
清朝が崩壊後、一時は北京で新政権を樹立したほどガンガン頭角をあらわしていましたが、蒋介石との戦いに破れ本拠地である奉天へ引き揚げる途中、満州国建国を画策する皇軍の謀略によって列車ごと爆破され、瀕死の状態でこの大師府まで運ばれましたが、死亡したといわれます。 -
あとを継いだ張学良しゃんは、蒋介石にも日本側とも大きな波風立てないように泳いで渡っていたようですが、東北部の利権をめぐって皇軍との対立は徐々に深まっていきます。
日本の侵略の口実として引き起こされた、満洲事変(九一八事変)の発端、南満州鉄道線路爆破事件では、やはり皇軍の謀略によって「事件は張学良ら東北軍による破壊工作」と断定され、次第に状況は緊迫。 -
盧溝橋事件を引き金に、日本との全面戦争が本格化し、泥沼化していく中で、蒋介石率いる中国国民党と中国共産党代表の周恩来大先生との会談が、なんと西安で実現!
これによって第二次国共合作の成立し、日本の敗戦まで中国が一丸となるわけですが・・。
えー、蒋介石さんは共産党チョ〜大嫌いで有名で。
なぜ、そんな人が周恩来センセーと話し合いの場を持ったのか、といいますとー。
閉じ込められちゃったわけなんです、蒋ちん。
本意とは言い難かったみたいす。
ハイ。 -
蒋ちん確保(!)をやらかしちゃったのが、そう!
張学良しゃんと、楊虎城さん(西安のお屋敷の人)☆
いちおう日本に勝って結果オーライとはいえ、よっぽど恨まれたのか。
以後、学良しゃんは生涯蒋介石に連れまわされる人生を送ります(汗)。
国共内戦で敗北した蒋ちんに、最後は台湾まで連れて行かれちゃったんだから、おっかねーよな〜。 -
まさに、人生波乱万丈。
-
うおっ!
なに、このゴシックっぽい館は!! -
ゴツイ!
渋い!! -
「すっげー生家だな、学良・・」
「ひと様を呼び捨てにしない」
ブヒッ。
怒られまシタ。 -
まあ、どうせ古今東西の金持ち屋敷なんて、庶民から搾り取ったものには違いないんでしょうけど。
壮観です。
中国式から、中世ヨーロッパ、近代、さらには中洋折衷的な屋敷まで。
敷地内には、点々とお屋敷がそびえます。
なかでも、この『大青楼』はゴージャスで異彩を放っています。 -
内装も凝ってるなー。
-
同じ敷地内に、ちがうコンセプトでいくつも建物があるっていうのは、とっても成金趣味かもですけど。
ここまで徹底するなら、むしろオッケー? -
お。
孫さまだ、孫さまv -
なんだかなー。
はじめは地元権力者で、清朝の流れをくむ連中とつるんで、そのあと蒋介石について、でもクーデターちっくに共産党と合流させて、蒋ちんに目ェつけられちゃったカンジでしょ。
そんな学良しゃんちの広間に、孫文センセの写真が飾ってあるのは、なんとなく不思議な気持ちになります。
学良しゃん的な理想も、きっとあったんだろな。 -
屋敷が林立する敷地の端に、平屋の建物。
-
関帝廟です。
群馬の農家の庭先にお稲荷さんがあるようなもんか。←おばあちゃんちにある -
関帝廟の内部に、関羽とは別にあきらかにミリタリーちっくなおっさんの、エラソーな像が安置されています。
パピー張作霖さん仕様だとか。
「なにこれ、ひょっとして自分?自分を祀っちゃってる?!」
「そうじゃなくて、息子がお父さんを祀ったみたいよ」
おもての解説プレートをみながら、ママ上がこたえます。 -
遠いご先祖ならともかく、あんま身近な人を神格化するのもビミョーにどうかと思うけど。
ただ、亡くなりかたが酷いもんね。
孝行&ご供養みたいなものなのかな。 -
張氏の敷地内では、あらゆるとこにコンセプト別のお屋敷が建っちょりますが、なかにはこのように改修中の家屋も。
-
外っ側はトンカンやってますが、内部は公開されてます。
-
張氏の館は、どこも成金ピカピカな様子は一切無く、きわめて落ち着いた調度品で飾られています。
ちゃんと、洋風なら洋風。
中華なら中華。
お屋敷ごとにまとまっていて、変に高そうなものをこれでもかって飾ってないあたりが、趣味がイイ感じ。 -
こちらは、娘さんたちの家。
ファサードは味も素っ気も無いですけど。 -
中は、うっとりするほど甘い感じで。
-
やるな張氏!!
地元でどう思われていたかまではワカリマセンが、外野から見るとセンスのいいお屋敷群を堪能。
なるほどねー。
これが東北の豪族のお住まいか。
一様にものすごく豪華なんだけど、享楽的な要素は感じられません。
ひとつひとつ丁寧に凝っている様が、なんだか真面目に思えて微笑ましいような〜。 -
さて、『大師府』のチケットを購入すると、張氏の邸宅群、別入り口から入る娘さんたちの館、および張氏所有(?)のクラシカルな銀行の見学が出来ます。
なので、最後の銀行へ。
どうやら、大通りの『大師府』看板が出ていた角のオフィスビルが、その銀行だったよう。
ギリシア・ローマ風のゴージャスな建物です。 -
いまは銀行としては営業していないようで、入り口にはミュージアムよろしくゲートがあり、チケットを見せると中へ入れます。
内部は明るく清潔で、これならすぐにでも商業施設として利用可能なんじゃないでしょうか? -
「おや?」
はじめ団体のお客さんが、くたびれて座っているのかと錯覚をおこすほど、人がわんさかいるように見えたのですが。
なんとこれ、すべてマネキン!!
当時の銀行の様子を再現していたのです。 -
うっわー、かなり不気味!!
やや等身より大きめで、しかもむやみにたくさんあるし。
触れないようになってるとかもなくて・・。
フツーに間近に立っているので、脳が生身と誤認することしきり。
私達の後から入ってきた、中国の観光客の皆さんも明らかに落ち着かない様子でザワザワしてました(笑)。 -
最後の最後でインパクトありすぎだよ〜っ。
たぶん丁寧に、当時の様子を再現してみせてくれとるのでしょうが(汗)。
コワいから、マジで。 -
見学が終わったところで、そろそろお昼をまわり、お腹がすいてきました。
マネキン銀行(!)に向かって左手にテクテク歩くと、明るい雰囲気のお粥屋さん発見v
「町なかの小さなお店はトイレが汚そうでヤダ!高くてもちゃんとしたレストランがいい」
などと、いつも駄々をこねるママ上が、女性ばかり入っているお店のようすに、珍しく文句も言わずに入ってくれます。 -
お客さんもOL風の女性が多いですが、店員さんも女性だけのようです。
入り口のカウンターで食券を買って、デシャップに渡し、その場で作ってもらうシステム。
付け合せはセルフで、香菜や香辛料をテケトーに入れてイイもよう。
飲み物も、お金を払って冷蔵庫から勝手に持っていってヨシ。
いちいち待つことが無いので、みなさん好きなようにアレンジしています。
おv
来ました、ピータン粥!
大好きvv -
ガイジンで言葉が不慣れなのを察してくれたのか、店員さんたちはセルフでやらなきゃいけないことも手伝ってくれたりと、非常に親切です。
はじめは恐る恐るといった風情のママ上も、お粥が美味しかったのと、店員さんが気を使ってくれているのが嬉しかったらしく、「あれも頼もうかしらー」なんて、人のテーブルをチラ見するほど。
食べてからにしようね。 -
いつもはガッツくきっちー家ですが、旅先ではキンチョーのため、やや少食?
アツアツのお粥とミネラルウォーターで食事を終え、おもてに出ると、店員さんがミネラルウォーターのペットボトルを持って追いかけてきます。
どうやらママ上の水がけっこう残っていたので、「持って帰らなくていいんですか?」ということらしい。
親切だ!!
日本が歴史的に碌なコトしていないにもかかわらず、中国東北部の人たちって、ホントこーいう温かい心遣いをする方多くて。
ほっこりします。
店員さんも優しいけどお味も良かったので、お越しの際は←コチラのお店へどうぞ〜☆ -
人もあったか、瀋陽の旅!
次回、『東北王朝~⑥』は・・雨もすっかりあがって、夏らしい晴天のもと世界遺産をめざします☆
おっ楽しみに♪
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