2008/03/26 - 2008/04/08
140位(同エリア248件中)
ゆらのとさん
アメリカ桜旅 1 メイコン
今回も4トラベルの会員になる前の古い旅のブログである。 アメリカは日本に次いで桜が沢山咲いている国である。恐らくどの州にも桜は咲いていると思う。私がアメリカ桜旅に出かけたのは、2008年3月末から4月月8日までである。情報を提供して下さったのは今は亡き、シカゴ在住の上野克三さんだった。
3月28日、シカゴの上野さんの病気(肺ガン)を見舞ってからアトランタに向かった。機内で、上野さんの病気回復とこれから始まる桜旅の幸運を祈った。私はブルーな気持ちを明るい気持ちに換えなければならなかった。日本の美しい桜を思い出し、機内の窓から見える青空を見て気分転換を図った。
アトランタ空港に着いた時、晴天で気温は20度以上あった。私は空港近くから出ているシャトルバスに乗り換えてバスで1時間半で到着するメイコンに向かった。
ジョージア州メイコン、この町をご存知かな。人口11万のこの町に30万本の桜の木が植えられているのである。おそらく人口に比例しての桜の本数の多さは世界一だと思う。私は上野さんからの情報で30万本を疑った。ゼロが一つ多いのでないかと思った。しかし、到着して納得した。あっちもこっちも桜だらけ。まさに、桜に埋もれた町だった。
メイコンが「桜の町」となった機縁がある。1948年、メイコンの不動産屋のフィクリグ氏が一本の染井吉野に遭遇する。その美しさに魅せられて、増殖する手法を習い、苗木を無料で近所の人に分け始めた。数年の内に、桜はメイコン市内に広がった。
1970年代の初め、ノースカロライナから移住したクレイトン女史はフィクリング氏の行為に感動し、メイコンの美化推進委員会の常任理事となって、全市を上げて「桜祭り」をする事を提唱した。それが、1982年に実現し、毎年3月末から10日間、「桜祭り」が開催されるようになった。フィクリング家が設立した桜基金団体が現在では数千本の桜の苗 が毎年、無料で配布されているのだそうだ。
今ではメイコンが世界最大の桜都市と呼ばれる名誉を獲得するようになったのだそうだ。(桜の国は日本)
今年の桜祭りは3月29日から10日間である。それは市のセントラルパークで開催されるのであるが、毎年、期間中、100万人以上が訪れるそうである。私が訪れた日は「桜祭り」の2日前だったが、桜は満開だった。大勢の人が準備ニ忙しそうだった。その規模は日本の桜祭りよりはるかに大きい。敷地内に遊園地まで作っちゃうのだ。屋台なんてもんっじゃない。移動のでかい出店が50軒位立ち並んでいた。
アメリカの国は大きい。やる事まで大きいのはハンパじゃない。
セントラルパークで長時間、桜を観ている老夫婦と話をする機会を得た。その老夫婦からご自分の家の庭にある2本の桜の木の話を伺った。(その後、その話を「メイコンの2本の桜」という童話を創った)
メイコン市は黒部市と姉妹都市を結んでいる。黒部市から送られた提灯が何十個もぶら下がっていた。(黒部市の企業がメイコンにあるのだそうだ)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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