2010/12/24 - 2011/01/08
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ちゃおさん
中学、高校とかの教科書ではサイゴンの外港としてのショロンの名前が出ていて、中国人が作った町、としての記憶があったが、ベトナム戦争末期、このショロン港から数多くのボートピープルが海洋に流れ出て、その一部も日本船に救助されたこともあった。
今日のサイゴン市内半日ツアーは、最初に戦争記念館を訪問した後、このショロンの町にやってきた。やって来たと大袈裟に行っても、サイゴンとは地続きで、東京で言えば丸の内の辺りから築地の辺りに行く位の近い距離だ。だから今はホーチミン市として一つの行政区域の中に入っている。
教科書とか、ボートピープルのイメージが強く、この町は大きな港町、港湾を抱えているような海の臭いのする町かと想像していたが、街中をバスで走っても、海など全く見えない。如何にも中国人の町らしく、あちこちに漢字で書かれた看板、通りを歩いている人の顔立ちがベトナム人とは少し違って、色白に見える位で、サイゴン市内を走っているのと殆ど変らない。
しかしこの看板の良いところは、昔風の漢字で書いてあることであり、今の中国の簡体字はさっぱり分からないが、日本でも浸かっているような昔の漢字、又は台湾で使っているような繁体字であり、看板を見ただけでその店が何を売っているのか、大よそ見当が付くと言うことだった。
こうしてバスの外の眺めを見ている内に着いたのはこの町の仏教寺院「天后宮」。道教と仏教をミックスしたような大きな寺院で、中国風の太くて長い線香の煙で、境内はもうもうとしている。このサイゴンに住む中国人50万人の宗教上の拠り所になっているのだろう。内陣の奥まったところには、天后様が金ぴかの衣装を着飾って、人々を安撫するがごとくに静坐しているが、この町が出来てほぼ200年、度重なる中国人排斥運動、数々の焼き討ち、先のベトナム戦争などなど、幾多の忌まわしい出来事を見続けてきたのだろう。
そうこうお寺にお参りしている内、外の方から賑やかな音が聞こえてくる。あの、中国独特の金ひゃら、金ドンの鐘や太鼓の音だ。音に釣られ寺院の外に出てみると、お祭りの装束をした若者がドラや太鼓を打ち鳴らし、まさに中国風のドラゴンの練り歩き、太鼓の曲芸などを大道で行っている。そう言えば、今日は大晦日。1年の最後を締めくくり、中国の伝統園芸をこの寺院に奉納しているのだ。これも又中国人がこの町へ移住して以来の伝統行事になっているのだろう。
- 旅行の満足度
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