南ドイツを楽しむ★ベルヒテスガーデン、ケーニヒス湖

2011/07/09 - 2011/07/20

ベルヒテスガーデンは、ドイツとオーストリア国境に近い山の中にあります。

かつてヒトラーが別荘を建てたことでも有名な風光明媚な観光保養地です。

ベルヒテスガーデンから車で１０分くらいのところに、

静かな静かな湖、ケーニヒス湖があります。

本当に静かなところでした。

エリア ベルヒテスガーデン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: 個別手配

ベルヒテスガーデンのマルクト広場です。

マルクトというのはドイツ語でマーケットという意味で

昔からここにいろんな市が立っていた、地元の人の交流の場所でした。

ドイツのほとんどの街の中心にはマルクト広場があります。

ここベルヒテスガーデンのマルクト広場は、

駅からは随分離れた高台にあります。

バイエルンカラーの白と水色の旗が揺らめいて、きれいです。

なにやらお祭りでもやっている予感が･･･

バイエルンの美しい家並みの前で記念撮影。

マルクト広場よりもう少し坂を上ると、お城があります。

お城の広場、シュロス広場を囲むように教会もあります。

シュティフト教会。

こちらの壁画は、第１次世界大戦に出兵する家族の悲嘆が描かれています。

美しい家並みと風に揺れるバイエルンブルーの旗。

なんか、向こうのほうで、音楽が聞こえてきますよ〜

行ってみましょう！

マルクト広場の角をまがると、びっくりするほどの

たくさんの人であふれています。

お祭りやってる？・・・その予感は当たりました。

いままで演奏していたと思われる方たちも、ビールを飲んで一休み。

かわいい子供たちが、バイエルンの民族衣装を着て踊っていました。

リズムに合わせて、手をたたいたり、

ひざを曲げてちょこんと足首をたたいたり、

女の子の周りを周ってみたり・・・

最後は、男の子がエスコートして、楽しいステップで周って終わります。


かわいいダンスを見せてもらってありがとう。

ここのフレスコ画は一段と美しかった。

さて、素敵な街角で、夕食です。

まだまだ明るいですが、もう８時頃。

英語メニューを見ながら、知人がドイツ語で注文です。

まずはビールです。

楽しい一日に乾杯！！

どれもトマト味のものがやってきましたよ。

ピザはおいしかったけど、パスタは････

でも、みんなで完食しました。

ドイツではひとつの料理をみんなで分けて食べるということをしないそうです。

こんな大きなピザもひとり１枚づつ食べるんだそう。

とてもじゃないけど、私たちはひとり１枚なんて食べられません。

知人が小さいお皿（取り皿）をほしいとお願いしましたが、

ただの何も載ってない大皿を一枚持ってきてくれました。

もっと小さいお皿がほしかったんだけどな・・・

マルクト広場からホテルに行く途中にあった公園。

きれいに手入れされた花壇

今夜のホテルは、予約してません。

以前知人が利用したことがあるこのホテルで聞いてみましょう。

お部屋、空いているかな〜

「前にも泊まったことがあるのよ〜」

知人がドイツ語でホテルのおかみさんと話しています。

おかみさん、嬉しそう。

部屋も２部屋空いていました。

泊まった部屋。

お部屋はどっしりとした重厚な感じ。

木の椅子もアンティーク調。

バルコニーがありました。

バルコニーからの眺めです。

素敵でしょ〜

写真の右奥の位置に駅があります。

ズームアップしてみました。

緑色の川が流れていますね。

木の橋？

ちょっと和風？

ここはホテルの裏です。

裏までお花がきちんと飾っているのですね。

夕暮れから夜になって・・・

月が出てました。

日本で見る月とおなじなのに、違う月に見える。

朝です。

あたり一面、霧に覆われています。

街のほうが見えません。

霧、はれるかしら？

ホテルの朝食です。

かわいい食器でいただきま〜す。

食堂の窓から、朝日にかがやく山が見えました。

霧も晴れて、いい天気です。

山頂ちかくのかかっていた雲も・・・

あっという間にとれました。

ホテルのお庭からの景色。

この景色を独り占めです。

お部屋のバルコニーから。

ここはベルヒテスガーデン駅です。

車の中から撮りました。

駅から５分も走っていないのに

すぐに、こんなのどかな景色になります。

車を降りて、

朝ごはんの草をおいしそうに食べているヤギにあいさつ。

「おはよう、おいしくいっぱい食べるんだよ〜」

日本語わかってくれたかな〜

牧草地帯を下っていきます。

湖の近くの、あれはなに？

この牧歌的な景色に似合わないと思われる、あれはなんでしょう？


なんと、ボブスレーの競技場でした。

ボブスレーの競技場を横に見て、しばらく行くと、船着き場に出ます。

さあ、船に乗って、出発〜

この湖は、ケーニヒス湖。

ゲルヒテスガーデン国立公園内にあります。

この湖は、ヴァッツマンの東壁、ハーゲン山脈に挟まれて、

まるでフィヨルドのよう。

山の絶壁はエコーの絶壁とよばれ、「ケーニヒス湖のエコー」として

遊覧船の中で、フリューゲルホルンの音色と山壁からのエコーを

聞くことができます。

この世のものとは思えない美しさ。

毎年春になると周りの切り立った岩のような山を伝わって

滝のように水がケーニヒス湖に流れ込むそうです。

夏は、グレーの岩石面に対して、エメラルドグリーンの湖面が美しく、

秋は、紅葉した森の木々が湖面を写し、

冬は、湖の周りに積もった雪によっておとぎの世界が広がるそうです。

ケーニヒス湖は、幅1,2?、全長８?、そして深さが200ｍ。

ドイツの魔法の湖として有名で、真夏でも湖の水は冷たいまま。

飲料水にも適しているそうです。

船着き場から、聖バルトロメーまでは

電気で動く静かな遊覧船で３０分ほど。

湖は、深く明るいエメラルドグリーン。

船は、波を立てず、ゆっくりゆっくり進んでいきます。

赤い屋根がコロンとかわいい、聖バルトロメー僧院。

１１３４年、アウグスティーナ司教がここに設立。

地元の農民の絶対的な聖バルトロメオ祭とともに

守護聖人として大切にされてきました。

１８１０年にベルヒテスガーデンがバイエルン王国の統治下になってからは

ケーニヒス湖をふくめたこの地は王族の狩りの中心地となり

聖バルトロメーは夏の狩猟用離宮として使用されました。

遠くで見るとムーミンににでも出てきそうなかわいい教会にみえましたが

近くでこうして見てみるとなかなか迫力があります。

中は白を基調にした清潔感のある教会です。

静寂で美しい湖です

青空に映える、山。

ヴァッツマンでしょうか？

帰りの遊覧船が来るまで、

ビアガーデンで一服です。

湖畔の木陰で、いただきまーす。

うーん、お・い・し・い！！

そろそろ戻りましょう。

また違う季節に来たいですね。

鏡のような湖面。

静かです。

遊覧船とすれ違います。

行ってらっしゃい〜

家族でボート遊びをしている人たち。

遊覧船の収納される小屋です。

なんだかどこか日本を感じさせます。

どこまでもエメラルドグリーン。

ケーニヒスの船着き場に戻ってきました。

観光客が増えにぎやかです。

お土産やさんに、ピンクの岩塩が売っていました。

見た目は薄ピンクのかたまりで、とても塩には見えません。

日本で使う海の塩と同じ味がするのでしょうか？

お料理には削って使うのでしょうか？

この旅行記へのコメント （2）

• 近鉄バッファローズさん 2011/09/18 10:33:29

  ベルヒテスガーデンは行ったことがあります

  ねずみんさん、こんにちは。
  近鉄バッファローズです。
  
  ベルヒテスガーデンの旅行記を拝見致しました。
  私もベルヒテスガーデンは行った事があります。
  駅から丘の上に行ったマルクトプラッツやシュロスも見ました。
  鉄道が敷設される前から街が出来ているので、
  どうしても鉄道の駅は旧市街の中心部から離れたところにしかないですね。
  駅の周りに新市街が出来ることはありますが。
  
  街に流れる川はドイツには珍しく急ですよね。
  ラインやドナウのゆったりした流れに慣れていると、新鮮に感じられます。
  ケーニヒスゼーは綺麗なところなんですね。行きそびれました。
  あのときは、こんなところだと全然思っていませんでした。
  私の主目的は、ケールシュタインだったので。
  歴史好きなので、ドイツ近代史で重要な場所をどうしても見たくて。
  ケールシュタインもよかったですよ。私にとっては。
  
  次の旅行記も拝見致します。
  

  ねずみんさん からの返信 2011/09/25 12:19:09

  RE: ベルヒテスガーデンは行ったことがあります

  近鉄バッファローズさんコメントありがとうございます。
  
  > 鉄道が敷設される前から街が出来ているので、
  > どうしても鉄道の駅は旧市街の中心部から離れたところにしかないですね。
  
  そうなんですね。
  まずは、教会を中心に街ができ、町の住民のコミュニティができる。
  駅は、外からよそ者が入ってくる場所、町人が普段使う場所ではない･･･
  町の中心に作る必要がない。
  ドイツで駅前が何もないと思っていると
  町の中心はとってもにぎやかだったりして･･･
  日本と違い、駅前は、便利で魅力的な場所ではないんですね。
  街の成り立ちが違うわけで、こういうことも実際にそこに行って
  実感しました。
  
  
  
  
  > ケーニヒスゼーは綺麗なところなんですね。行きそびれました。
  
  ケーニヒスゼーは知人が是非行くべき！と推薦してくれたところです。
  私の持っている＊地球の歩き方には、
  湖の小さな写真と数行の紹介文しか載っていませんでした。
  なので期待しないでいったのですが、
  これがなんと、どうして、こんな素敵なところだったとは！
  本当に素晴らしかったです。
  まあ、お天気も良かったんですよ。
  こういう自然はお天気次第ですよね。
  この日は素晴らしい好天に恵まれ、ケーニヒスゼーを引き立ててくれました。
  
  > ケールシュタインもよかったですよ。私にとっては。
  私も次回行ってみたいと思っています。
  
  これからもよろしくお願いします。
  ねずみん