憧れのシルクロードへ！河西回廊 no.6 瓜州～敦煌

2011/07/09 - 2011/07/19

ツアー７日目、敦煌莫高窟の姉妹窟の東千仏洞と楡林窟を見学。その間隙を縫って鎖陽城遺祉、秘かに発注した破城子見学が楽しみです。

エリア 中国

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

美しい瓜が生う瓜州。本当に美味しい白蘭果に出会えました。
蘭州から張掖までは２０℃位の涼しい朝を迎えましたが、瓜州は涼しいと言うほどではない感じです。

県府街近くの刷映院前ではやはり朝の太極拳グループが・・・

その広場に有った銅像
唐代の瓜州将軍　｢薛仁貴｣を称えた銅像ですが、薛仁貴には詳しくありませんので悪しからず。

瓜州では今日、瓜州共産党９０周年の催しが有る様で、瓜州賓館のレストラン前には、赤ジュウタンが敷かれ、瓜州政府高官が集まり始め、警備の公安も急に多くなってきていました。

８時半　何も悪い事はしてないけど、物々しい瓜州賓館から逃れるように、鎖陽城へ。
３０分ほどすると、鎖陽城への道沿いに破城子があり、希望通りの途中下車。

前漢時代の敦煌郡６県の一つ、広至県城だった所で、唐代には常楽県と言われたので、土地の人は楽古城と言うそうです。
城門らしき処から入って行きます。

城門楼？

全国重点文物保護単位に指定されていました。

周囲は南北２５０ｍ、東西１４８ｍで、二日前の黒水国古城より更に小さ目です。
朝日を浴びた城門　周囲の城壁は意外と良く残っていて、城内には建物跡の様な凹凸もあります。

城壁

城内の崩れた壁

建物跡？

破城子は途中下車なので１５分程で終了。
また破城子から１５分ばかりで鎖陽城に着いてしまいます。
鎖陽城鎮の集票所で東千仏洞の管理人を乗せて行く手はずが、管理人が集票所に未だ来ていない！・・・で先に鎖陽城に・・・私的にはそれのが良いかも・・

鎖陽城周辺にはタマリスクが沢山咲いています。タマリスクは黄色や紫等の花もあり種類が多いそうです。

棘のある駱駝草も多いです。

鎖陽城は唐代の瓜州城祉です。　
鎖陽城は５００ｍ以上は有りそうな、破城子よりはずっと大きい城祉です。
その上内城と外城とから成っています。その外城部分。

外城の城壁

内城城壁上から見た外城

内城角楼
城壁は１０ｍも有るようです。

角楼

この角楼へ登ると地平線まで見えて、物見台としての役割が実感できます。

城壁の幅は崩れてはいますが、２ｍ以上は有ったと思われるほど幅があります。

城内
ここに三蔵法師が一ヶ月滞在したようです。

城内遺構

対角に見えた角楼

外城の奥に見えた牢獄

鎖陽城を出ると直ぐに車窓から見えた塔爾寺(タール寺)跡

鎖陽城の次は東千仏洞です。
ここには一般窟と特別窟があり、特別窟には西遊記の孫悟空の元になる壁画があり、見る価値ありの評価ながら、３５０元の別料金を出してまで壁画を追い求めていないので欠場。
その間管理人さんのお宅訪問・・・この山に掘られたヤオトン・・・なので涼しいです。

テーブルは大きな石臼を再利用

周辺探索

管理人家族用に、風力と太陽光発電が設置されている。

その近くに有った古井戸の表示

余り覗き込むと・・・危ない！危ない！

向こう側の山に特別窟がある。
一つの窟毎に山を登っては降りで特別窟見るのは大変そうでした。

一般窟

一般窟への登り坂

１３時半　鎖陽城鎮の新農村で昼食です。
ラグ麺を食べました。中細の長〜い麺に、６種位出てきた野菜料理を乗せて食べます。美味しくて７人で３枚の大皿のラグ麺を平らげました。
やはりホテルのレストランより、こういう田舎の食堂の方が美味しいと思うのは私だけ？！
同行者の意見は｢旨し！｣で一致してました。

１５時　楡林窟へ
楡林窟は敦煌莫高窟の姉妹窟で、莫高窟の管轄下にあるそうです

楡林河沿いに穿たれた窟です。

梨林檎かと思ったら゛梨”だそうです。そう言えば洋ナシに似ている。

ここから日本語の出きる専門研究員の解説で見学します。

楡林窟入り口で、楡林河のこちらと向こう側に見えた烽火台

本日の日程終了し、一本道の国道で８０?先の敦煌へ