憧れのシルクロードへ！河西回廊 no.2武威

2011/07/09 - 2011/07/19

一日滞在した蘭州を発ち、武威へ向かいます。武威への道は一部しか高速が完成していないので、一般道へ入った途端難航苦行の道のりでした。

エリア 中国

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

ツアー三日目
蘭州の朝は涼しい！蘭州は盆地らしいが、標高が1500mもあるから、最低気温も下がるのだろう。
日中は日差しが強くて日焼け止めは必須！しかし乾燥しているので、夏でもリップクリームも必携！折角持ってきたリップクリームをスーツケースに入れたままにして、初日は唇荒れ放題でした。
今日は前日の事を鑑み、しっかり持つべき物をリュックに入れて、ホテルを７時半出発（早！）
朝一でいざ白塔山へ！・・・・・あらら・・なんと工事の為７/５から閉鎖中・・・現地ガイドもそんな話は聞いてない！と、中国では事前通達など期待できないらしい。

と言う訳で、急遽取り合えず近くの蘭州黄河鉄橋へ。
清朝末期１９０７年、ドイツに発注し、３１万両を注ぎ込んで造った、中国史上初の固定橋。
其れまでは河の増水にも耐えられる、船を繋いだ浮橋が掛けられていた。

明代までの橋は鎮遠橋、現在は中山橋と言われている。

９時前には蘭州を発ち、高速に乗ってスイスイ紅城鎮へ、でも未だ蘭州から５０?程度しか来てい無い。

一般道に入った途端に写真の様な・・・と言っても良く解からないでしょう。
干草を積んだトラックが電線に引っかかり、身動き取れない事態になっていて、それを一時間余りも待っていて、漸く迂回路へ回る。

迂回路不案内のドライバー氏は後続の路線バスを先に遣って、その後を追うことで何とか悪路を乗り越える。
中国の凸凹道は日本の林道どころじゃないです。
路線バスが通った所を同じ速さとそれ以上の慎重さで乗り越えたのです。
一同拍手！

路線バスの運転手は女性でした！
この路線バスが渋滞の前に居たら、もっと早く迂回作戦に出ていたでしょうに・・・

これで安心と言う訳には行かず、何キロも行かない内に又工事渋滞。
交互通行の誘導がどうも未熟？誘導無視？色々な事態が絡み合って、ほんの数１０mの工事に大渋滞。私がバイトで旗振りしようか・・・経験は有りませんが・・・

そんなたび重なる渋滞を抜けると菜の花畑が広がっていました。この辺りは千メートル以上も高度があるかと思います。なので花の開花も遅いようです。

急遽入ったキタナシュラン！★★★とペレ入りました\(^_^)／
行程表では武威に着いてから昼食と、レストランに予約を入れて置いた様ですが、もう既に午後２時半、予約はキャンセルして武威の手前の古浪県の道路脇の食堂へ。

急に遣ってきた１８名の珍客！それも日本人ツアー客なんて食堂始まって以来かも？
現地ガイドの袁さんもお手伝いして、味は辛さ控え目ね！と頼んで呉れたとか。

美味しさはこのツアー一番だったと思います。
一同最初の印象を払拭し、好吃！好吃！

その後古浪鎮からは高速道路で、途中黄羊鎮で一般道で１５?天梯山石窟に着きました。

前に来た観光客は何時だったか？そんな閑古鳥さえ鳴きそうもない天梯山石窟。

残念ながらこの大仏と他の像も、１９２７年の大地震で倒壊してしまい、その後修復したものです。

寅さん！天国かと思っていたら、こんな所まで来てたんだ！例の・・・ チャラチャラ流れるお茶の水・・・聞きたいな〜♪
寅さんも修復されたんですね〜！

湖水脇の石窟へ出る通路

石窟通路の扉を係員が閉めようとしたら、可愛いネズミ君がいらっしゃいました。　

来客の少ない天梯山石窟の守役のネズミ君！

シッポは何処かへ置いてきたのか、其とも退化？

午後６時、西に傾いた太陽に照らされた湖面が綺麗でした。
甘粛省の日暮れは８時過ぎ、９時にやっと暗くなります。

黄羊鎮から武威への高速道路から明長城や站城祉がみえます。

午後７時過ぎ無事武威到着。
今朝の白塔山見学不成立と悪路のお詫びで、夕食は呑み放題に。
そのお陰で三日目にしてメンバーはスッカリ打ち解けた雰囲気になり、大いに盛り上がる。
呑んべーさん達が多いことも判明！

写真はホテルの窓から見た武威・・・街の中心地ではありません。