2011/06/17 - 2011/06/17
340位(同エリア783件中)
ソフィさん
2011年6月17日(金)
イヴォアールで私は、駐車場と港を往復しただけだったが、まだ見残した観光ポイントがある。
レマン湖に面したシャトー、「五感の庭園」等々。
とくに「五感の庭園」は別名「迷路の庭園」とも呼ばれ興味深いが、次回の訪問にまわそう。
今日は時間が遅く、雨も降っているので、この辺りで引き揚げた方が賢明との判断だが、私はどの地方を訪ねても、60%主義である。
どうせ100%見ることは不可能なうえ、再訪の楽しみが残る。
決められた体力とエネルギーを効率よく使うには、少ないポイントに集中する方が良いと考える。
村の入口の村役場前に、戦没者の慰霊碑が建っている。
フランスのどこに行っても見慣れた風景だが、私は慰霊碑を見る旅に心が痛む。
銘文に「権利と自由を守るために死んだイヴォアールの子供たちのために」と、書かれている。
日本でも私より数年先に生まれた人が、たくさん戦死している。
私の子供のころは、忠魂碑や慰霊塔があちこちに建てられていた。
「過ぎし日露の戦いに 勇士の骨を埋めたる 忠霊塔を仰ぎ見よ 赤き血潮に色染めし 夕陽を浴びて空高く 千里の曠野に聳えたり」
曲名は「満洲行進曲」だったと思う。
担任の、井上正八先生から習った歌だ。
天王寺師範を出たばかりの井上先生は、われわれに熱い夢を語って下さった。
いずれ故郷の香川県に戻り、村長となって立派な村づくりをする夢だった。
国にも夢があった。
白色人種の帝国主義を打ち破り、人種差別のない世界を築く夢だ。
現在も世界は、平和を目指して戦っている。
その中でフランスにも、戦死者が相次いでいると報じられている。
戦死者の少ない現在の日本は、有難い国と思わなければならない。
このようなことを思いながら歩くのは、年齢とともに歩く速度が遅くなったお陰と考える。
毎日の散歩が楽しくなったのも、そうした結果である。
イヴォアールの駐車場は、もう人影がまばらになっていた。
清算には、クレジットカードが使える。
クレジットカード利用は、日本より進んでいるようだ。
読み易い「片瀬貴文の記録」http://blog.alc.co.jp/d/2001114もご訪問下さい。
「ソフィさんの旅行ブログ」http://4travel.jp/traveler/katase/には、この記事に関連した写真があります。
(2011.7.26 片瀬貴文)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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