上海★旧工場街・元紡績工場を利用した芸術スポット「五維空間創意産業園」（旧上海華豊第一綿紡績廠）

2011/07/23 - 2011/07/23

土曜日に行ったのは、楊浦区の楊樹浦路周辺。

ここは19世紀末から20世紀中期にかけて、
工場が立ち並ぶ工場街でした。

「上海自来水展示館」の次に向かったのは、
五維空間創意産業園です。
ここも以前の工場を利用して作られたスポットで、
結婚写真館、アトリエ、その他芸術作業室、
カフェなどがあります。

結婚写真を撮りに来ているカップルが何組かいた
以外は、特に訪れる人もおらず静かな場所でした。
天空の城ラピュタを髣髴とさせる工場跡に迷い込み
写真を撮ったり、カフェに入って一休みしたりしました。


★★　五維空間創意産業園について　★★

前身は1946年に企業家強錫麟によって建てられた上海華豊第一綿紡績廠。成立当初は、花園工場と呼ばれていました。というのも、工場内に来客の接待用の八角亭エリアがあったほかに、庭園があったから。ほかにも、工場で働く労働者のための生活エリア、技術トレーニングセンター、サッカー場、バスケットコート、大ホール、療養所などがありました。

1954年に国の資本が入り、1966年に国営上海第三十二綿紡績廠となり、1971年には化学繊維の生産を開始、上海第五化学繊維廠と名称が変わりました。2000年より、中原経済園区と共同で、中原経済園区軍工路工業園と生まれ変わり、2007年に芸術スポットとして生まれ変わりました。

住所：楊浦区軍工路1436号

エリア 上海(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

28番バスに乗って終点で降り、包頭路→白城路→民星路→軍工路と歩いて、五維空間を目指します。

途中で、こんな露天を発見。

さすが工業地帯だけあり、作業服のリサイクル。中にはガードマンの制服まであり、マニアにはたまらない？かも？

民星路にある線路を渡りました。

あまりにも太陽の光が強くつらくなってきたので、途中でアイスキャンディ購入。それを食べながら、軍工路をてくてく。

到着。

バス停から結構遠かったです…

こういうガンダムのような芸術作品、好きなんでしょうかね？この間行った半島1919にもありました。

写真館の看板。

いかにも…って感じの芸術作品。

ほとんどが作業室と写真館。

八角亭。以前は来客を接待するための場所だったようです。

多分写真館？

こちらは写真館。

ある写真館の壁に描かれていたスプレー画。

個展も開かれていたようです。

これは写真撮影用に作られた西洋風の町並みです。

なるほどギャラリーもあるんですね。

LOVEってのがどうも…笑

暑い日差しの中、ここだけ涼しい雰囲気が漂っていました。

ツタの絡まり具合がいい感じ。

結婚写真を撮りに来たカップルです。ほかにも数組見ました。

わぉ〜！いかにも工場って感じじゃないですか。

がおーん。何を焼くためだったんでしょうか。

作業員が忙しそうに階段を上り下りする様子が目に浮かびます。

ものすごい高い煙突。

あー、もうどんなつくりになってるんだか…不思議な作りです。

証大当代芸術陳列館…は閉まってました。残念。

こんなこっぱずかしいすだれ、一体何に使うのでしょうか。

この壁、不思議なつくりでした。

工場のなごり。

暑すぎるので、カフェに入ることにしました。

○　老洋松珈琲庁

店内の様子。

店内にはつっぷして寝ている人も。

ソーダ水を頼みました。15元。高いですが場所代と思って…

窓からの景色。

猫がやってきました。暑いのにまっすぐ白いところを歩いていっていました。かっちょいい後姿★

バスに乗るため、包頭路に戻ることに。

途中、廃品回収所を発見。ちなみにうちの近くにある廃品回収所は、ペットボトル1本1角で引き取ってくれるのですが、ここは一体いくらなんでしょうか。気になります。

ん？中環？ということは、五維空間は内環の外側にあったんですね…

帰りもトロリーバスで。終点近くの楊樹浦路大連路で降りました。（写真は始発点で撮った写真です）

そこから地下鉄4号線で帰宅。シャワーを浴びて、夜はコンサートに出発です★