2011/07/23 - 2011/07/23
3947位(同エリア12006件中)
熱帯魚さん
土曜日に行ったのは、楊浦区の楊樹浦路周辺。
ここは19世紀末から20世紀中期にかけて、
工場が立ち並ぶ工場街でした。
その中でも私が行きたいと思っていたのが、
「上海自来水展示館」。
もともとは、英国1883年に「上海自来水股份有限公司」
が建設した「上海楊樹浦水廠」(楊樹浦水処理場)で、
中国の雑誌で「イギリスのお城が上海にある」と
紹介されていて、興味を持ちました。
さて地下鉄駅から楊樹浦路をさらに東に歩くと、
突然現れるイギリスのお城風建築にびっくり。
今は「上海自来水展示館」(上海水道博物館)として
一般公開されていますが、それでもほんの一部。
柵の奥にはもっと大きな建物が見えてさらに驚きました。
「上海自来水展示館」では、上海の水道の歴史を
紹介しています。
史料が沢山展示されていますので、無料ですが
なかなか見ごたえありです。
★★ 楊樹浦路周辺について ★★
このあたりは中国近代工業発祥の地といわれ、
上海開港後、1863年に租界地に組み込まれてから
安価な労働力を求めて中国国内外の資本がこの地に
紡績、製糸、造船、造紙、発電、水道などの工場を
建てました。
19世紀末から20世紀中期にかけて、楊樹浦路は
煙突からの煙が立ち込める中、馬車や労働者が行きかう
場所だったそうです。
1937年までに楊樹浦路一帯には300余りもの
工場がたちならんでいました。
楊樹浦一帯は代表的な黄浦江埠頭工業区であり、
上海近代工業で最も早く発展した地域でした。
★★ 上海自来水展示館 ★★
住所:楊樹浦路830号
開館日:火、木、土
開館時間:火と木は9:30〜11:00、13:30〜15:00
土は10:00〜14:00
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
4号線楊樹浦路駅を出て、楊樹浦路を歩いていると、このように工場街として栄えていたころの楊樹浦が紹介されています。
こちらはこれから行く「上海楊樹浦水廠」のもの。 -
こちらは製糸工場でしょうか。
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デザインが中国の労働階級っぽい感じで。
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お?もしかしたらここかなぁ?
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やっぱりここです!!まさにお城!
しかし警備員が目を光らせていてちょっと怖いです。
入口はどこかなぁ? -
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入口発見!
やってきました、上海自来水展示館。 -
入口で名前と人数と入館時間をノートに記入して、中に入ります。
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人が全然いませんでした。私の他に、親子が一組だけ。
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エアコン効いててすずしい〜★
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さて地下1階は、上海の水道史の展示。
むかーしむかしはこんな感じで水を売りに来ていたようです。 -
1960年代は、こういった老虎灶と呼ばれる水を売るお店があちらこちらにあったそうです。
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イチオシ
水道が通るようになり、人々の生活も変化。
こうやってみると、今の上海の下町とあまり変わらない感じ。 -
楊水浦水処理場全体図。
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日本軍支配下の浦東の水処理場、の図。
ほかにも日本軍の写真が数点ありました。
上海の水処理場はフランス経営の水処理場ひとつをのぞき、全て日本軍の支配下に置かれました。 -
1883年8月1日、清政府李鴻章総督が水処理場を見学、自ら楊樹浦水処理場の水門を開けました。
しかしながら当時は水道管がなく、水を船で運び販売していたため、運送費がかかり水は非常に高価なもので、裕福な人々しか利用することができませんでした。 -
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浦東の水処理場がオープン、の記事。
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展示館の階段には、上海市内の水処理場の昔の写真が飾られています。
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3階です。こちらは現在の水道局・水処理場について紹介。
給水区分布。水源などのパネル展示もありました。 -
以前の水道管とメーターの展示。
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こんな感じで水道管工事します、の図。
リアルでちょっと怖かったです。 -
展示を見終わって外へ。
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イチオシ
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イチオシ
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イチオシ
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さらに奥を見てみたいと思いましたが、柵があり、警備員も目を光らせているので、遠くのお城風建築を撮影したのみ。
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こちらも。
とにかく広い敷地でした。 -
敷地から出て楊樹浦路から撮影。
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とても名残惜しい感じです。
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敷地内の全部の建物が見たいです…
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大きな扉。
さて、次の目的地に向かうことにします。 -
バスに乗って、楊樹浦路臨青路に向かいます。
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楊浦大橋?かな?多分…バスの中から見えました。
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バスを降りて、向かったのはこちら!工場施設を利用してつくられた芸術空間「濱江創意園」。
去年、復興島に行った帰りにこの前を通りかかりましたが、中に入りませんでした。さあ、行ってみよう!とせっかく行ったのに、閉まってました…Orz 去年は開いていたのに。次回またチャレンジします。 -
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さあ気を取り直して、28番のトロリーバスで移動しまーす。
地図とにらめっこして、終点の包頭路嫩江路まで行くことにしました。
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