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<br />2011年6月17日(金)<br /><br />本道を右に折れて、城門のようなアーチをくぐり抜けると、花や緑に飾られた家々が並んでいる。<br /><br />それぞれの家に個性があると同時に、街全体の調和もある。<br /><br />こんな素晴らしい街並みは、どうしたら出来るのだろうか。<br /><br /><br />緑や花の種類、飾り方や色合いにも、はっきりした個性が見られる。<br /><br />変化に富むと同時に、各戸で調和が見られ、それが集合して全体としても調和している。<br /><br />こうしたことには、市民の性格が大きく反映しているのだろう。<br /><br />まるで「フランスの国の姿を見ているように思える」と言えば、褒めすぎだろうか。<br /><br /><br />所どころにある土産物売りのブティックにも、個性がある。<br /><br />道に向かって大きなガラス窓を持つ、灯り専門店。<br /><br />花のように可愛いランプが並び、思わず店に引き込まれてしまう。<br /><br /><br />しばらく行けば、雨に霞んだレマン湖が見えて来る。<br /><br />レマン湖は、東側の幅が広い「グランラック(大湖)」と、西側の幅が狭い「プティラック(小湖)」に分かれている。<br /><br /><br />グランラックの北岸の中央にローザンヌがデンと座っており、その対岸の南岸には、エヴィアンがある。<br /><br />プティラックの一番西端にあるのがジュネーヴで、ローヌ川がレマン湖から流れ出している。<br /><br />先刻渡ったジュネーヴ市内の大きな橋、モンブラン橋は、ローヌ川を跨いでいるのだ。<br /><br /><br />これから訪ねるイヴォアールは、グランラックとプティラックの境にあり、南岸から北に張り出した半島風地形の先の岬に位置する。<br /><br />古い城壁や城門などが残っているが、起源は1306年と聞く。<br /><br />長い期間、サヴォア公国(首都シャンベリー)の重要な基地だったのだろう。<br /><br /><br />サヴォア公国の前身は、10世紀末に誕生したサヴォア伯国。<br /><br />後になってサルディニア島を領有し、イタリア独立の中心となった。<br /><br />サヴォアはフランスの読み方だが、イタリアの読み方「サヴォイア」が使われることが多い。<br /><br /><br />しかし基地としての使命が薄れるにつれ、静かな漁村に帰っていたようだ、<br /><br /><br />読み易い「片瀬貴文の記録」http://blog.alc.co.jp/d/2001114もご訪問下さい。<br /><br />「ソフィさんの旅行ブログ」http://4travel.jp/traveler/katase/には、この記事に関連した写真があります。<br /><br /><br />(2011.7.23 片瀬貴文)<br />

モンブランドライブ【B12】イヴォアールの家々は個性を持ちながら全体として調和している

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2011/06/17 - 2011/06/17

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ソフィ

ソフィさん


2011年6月17日(金)

本道を右に折れて、城門のようなアーチをくぐり抜けると、花や緑に飾られた家々が並んでいる。

それぞれの家に個性があると同時に、街全体の調和もある。

こんな素晴らしい街並みは、どうしたら出来るのだろうか。


緑や花の種類、飾り方や色合いにも、はっきりした個性が見られる。

変化に富むと同時に、各戸で調和が見られ、それが集合して全体としても調和している。

こうしたことには、市民の性格が大きく反映しているのだろう。

まるで「フランスの国の姿を見ているように思える」と言えば、褒めすぎだろうか。


所どころにある土産物売りのブティックにも、個性がある。

道に向かって大きなガラス窓を持つ、灯り専門店。

花のように可愛いランプが並び、思わず店に引き込まれてしまう。


しばらく行けば、雨に霞んだレマン湖が見えて来る。

レマン湖は、東側の幅が広い「グランラック(大湖)」と、西側の幅が狭い「プティラック(小湖)」に分かれている。


グランラックの北岸の中央にローザンヌがデンと座っており、その対岸の南岸には、エヴィアンがある。

プティラックの一番西端にあるのがジュネーヴで、ローヌ川がレマン湖から流れ出している。

先刻渡ったジュネーヴ市内の大きな橋、モンブラン橋は、ローヌ川を跨いでいるのだ。


これから訪ねるイヴォアールは、グランラックとプティラックの境にあり、南岸から北に張り出した半島風地形の先の岬に位置する。

古い城壁や城門などが残っているが、起源は1306年と聞く。

長い期間、サヴォア公国(首都シャンベリー)の重要な基地だったのだろう。


サヴォア公国の前身は、10世紀末に誕生したサヴォア伯国。

後になってサルディニア島を領有し、イタリア独立の中心となった。

サヴォアはフランスの読み方だが、イタリアの読み方「サヴォイア」が使われることが多い。


しかし基地としての使命が薄れるにつれ、静かな漁村に帰っていたようだ、


読み易い「片瀬貴文の記録」http://blog.alc.co.jp/d/2001114もご訪問下さい。

「ソフィさんの旅行ブログ」http://4travel.jp/traveler/katase/には、この記事に関連した写真があります。


(2011.7.23 片瀬貴文)

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
レンタカー
航空会社
フィンランド航空
旅行の手配内容
個別手配
  • 左のホテルは<br />今晩婚礼の披露宴が行われるらしく<br />着飾った人たちの出入りが見られる<br />雨にもかかわらず<br />華やいだ雰囲気が漂っている

    左のホテルは
    今晩婚礼の披露宴が行われるらしく
    着飾った人たちの出入りが見られる
    雨にもかかわらず
    華やいだ雰囲気が漂っている

  • 花の色が<br />雨に洗われて<br />冴えている

    花の色が
    雨に洗われて
    冴えている

  • 石垣の上にカフェテラス<br />港を見渡し<br />レマン湖の対岸のジュラの山並みを展望する

    石垣の上にカフェテラス
    港を見渡し
    レマン湖の対岸のジュラの山並みを展望する

  • 先ほどのレマン湖に面したホテルに<br />灯りがともり<br />風情を増した

    先ほどのレマン湖に面したホテルに
    灯りがともり
    風情を増した

  • 見事な花の塊に<br />しばし見とれる

    見事な花の塊に
    しばし見とれる

  • ガラス直販所では<br />こんなオブジェに見とれる

    ガラス直販所では
    こんなオブジェに見とれる

  • 14世紀ごろの<br />古い城門が<br />新しい家々に調和する

    14世紀ごろの
    古い城門が
    新しい家々に調和する

  • 花の<br />微妙な色の組み合わせに<br />細かな心遣いが・・・

    花の
    微妙な色の組み合わせに
    細かな心遣いが・・・

  • 街の真ん中に泉が<br />珍しく「この水飲めます」<br />と書いてある

    街の真ん中に泉が
    珍しく「この水飲めます」
    と書いてある

  • 住んでみたくなる<br />落着いた家

    住んでみたくなる
    落着いた家

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