カラフルヘリテージウォーク＠Jalan Besar, SINGAPORE

2011/07/02 - 2011/07/03

再開発により目まぐるしい速さで進化を遂げているシンガポールで、市街地に近いわりにはまだまだ鄙びた感じの残るジャラン・ベサールエリア。今もなお、１９世紀から20世紀中ごろの建物が残ってる。歩いていて若干、日本人の姿が以前より増えたかな？と思うのは、この界隈にパークロイヤルホテル（KITCHENER RD）がオープンしたせいだからなのだろうか。（→部屋を見る機会があったけど、スタンダードルームでも意外なほどに広々としてた。1128号室だったかな、の角部屋。）

ここも取り立てて何もないエリアだけれども、私の週末散歩コースのひとつ。

ちらみにジャラン・ベサールとは、マレー語で「広い道」。

今は車の往来の激しいジャランベサールの通りも、1830年代は東インド会社で働くリチャード・オーウェン・ノリス氏なる人が所有し、ニッパ椰子が栽培されていた更地同然の湿地帯だったらしい。

エリア シンガポール(シンガポール)

ジャランベサールはリトルインディアの外れにあるせいか、リトルインディアの中心と違って観光客は際立って多くはない。まぁ、正直、垢抜けてないしなぁー。でも自分だけにひょこっと顔を見せるディテールを探しにいくには、どこか時代から置き去りにされた場所が最適だ。

店頭にのびのび育ったバナナが。冷蔵庫に一日置けば、立派な凶器となってしまいそう。

老舗の飲茶屋さん、「瑞春」。

お隣にクーラーの効いたレストランがある。ちょっとつまもう。

こんがり焼けている大根餅。

最近、ショーロンポーばっかり食べてるような気がするなぁ。ここの皮は厚めです。

レストランの裏手に回るとこんな感じ。

頑張って持ち堪えてるぞ。シンガポールは幸い、地震がないからね。

日焼けするのはいやだけど、なぜだか青空が見たくて炎天下で歩いてしまう。

その内取り壊されてしまうんだろうね。昔の建築のほうが自分にとってはモダンに見える。

やや鄙びた感じが残るジャランベサールが嫌いではない。

ジャランベサールスタジアム。
ここはかつて、日本軍が当時の沼南島での日本語教育を行っていた場所らしい。また、華僑の「反日分子」が大勢日本軍・憲兵隊によってここに集められた上でチャンギで虐殺した、そんな歴史的背景のある場所。シンガポールの元首相リークアンユーもここで日本軍の検証をここで受け、粛清で命を落としていたかもしれないひとりらしい。

ホーカーの主役。

熱射病になりませんように。

でも新しいポストは買わないよ。

存在だけは記憶に留めておくよ・・・

どれも戦前から持ちこたえている建物だ。

ベッカムさまの凋落ぶりに路上で涙する。
最近、涙もろくなったもので。

本当にたったの５ドルでベッカムヘアができるのかい、にいちゃん。まぁできなかったら、「土台」のせいにされるんだろうが・・・・　(〃⌒∇⌒)

自転車人口の多いエリア。

視線を感じ振り返る。

ちょっとガンジー風な風貌だね。

めでたし、めでたし。

麺、お買い上げー。

お仕事の合間に一服することにしたらしい。

「誰が何と言おうとオレは今、この瞬間にビールを飲むぜ」的な空気が良いね。

ジャランベサールときくと、何となく廃品回収している光景が頭に浮かぶエリアなのだった。

燃やせ燃やせ。本当に、華僑は一年中お盆のようだ。

これは初めてお目にかかりました。最近の住宅地にはないスタイルの焼却炉だと思う。

お気に入りの場所。

どこからマットレスひきずってきたんだろ。

パジャマを着た鳥かごたち。そんなイメージ。

何だか騒々しいな、と思ったら町内会での催し物らしい。

運の良いアナタにはこれが当たります。

うーん、自分で買えるなぁ。・・・・

ジャランベサールにある蚤市。ここはこれまで足を運んだ蚤市のなかで唯一、「何一つ欲しいものがなかった」蚤市。フリマフリークの友人・M女史にそう話したところ、何とカノジョはここでシャツを買ったらしい・・・。

何もないという言い方もあるし、何でもあるという言い方もできる、不思議な空間。

長い道のりを経てシンガポール上陸。

Beancurd City　〜豆花城〜　で一休み。
133 Jalan Besar

豆花水と豆花で1.5ドルなり。安い。この日は残念ながらタピオカパールが出来上がっていなくて、豆花に入れてもらうことはできなかった。

いつも思う。この豆花城の看板嬢の笑顔は自然体でいいなぁーと。福顔。

「日本は大好きで何度もいったことがあるわ。地震が起きてから皆な怖がっているけど、私は怖くない。いずれまた行くわ。」

そして、今年もお誕生日おめでとうございました、シンガポール。

見上げると空はこんな感じ。
あー、なんだか良い音をたてて飛んでいったホームランを見届けているような、そんな爽快な気分だね。

この旅行記へのコメント （2）

• るなさん 2011/08/30 09:34:11

  こんにちは〜♪

  タツ子さま、お久しぶりです。
  以前、シンガポールカラフルヘリテージウォークの旅行記でお邪魔させて頂き、場所を教えて頂きましたるなです！
  今回もこの旅行記を拝見し、是非ともお散歩してみたいと思いました（＾ｖ＾）が、ここも初訪問者にわかるところですか？
  いつもそんな質問で申し訳ないのですが、気になると行けるとこには行ってみちゃおうの精神がフツフツと...(*´ω｀*)
  
  
  私は先日、台湾に行ってまいりました。
  暑くて暑くてヘロヘロになりながら、歩き倒してきましたが、きっとシンガポールはさらに暑いのでは？なんて思ってました(~Q~;)
  幸いスコールにも遭わず、台風も来なかったし、ラッキー！ではありました。
  
  またゆっくりお邪魔します。
  
  
  るな

  茶柱タツ子さん からの返信 2011/08/30 15:56:41

  RE: こんにちは〜♪

  るなさん、
  
  お久しぶりです！
  
  今回の場所もどっぷりローカルです。ただ、カトン地区は別として、ジャランベサールのほうはがっかりされると思うので、うーん、オススメしません。殆どリトルインディアのようなものなので、リトルインディアを見たついでに、というのがベストかと思います。
  
  カトン地区も実は見どころっていっても何もないんですよ。ごく普通の住宅地なので・・・・＾＾；　
  あそこはアクセスが悪いのが難点で、タクシーでいってしまえば何てことはないのですが、公共の交通機関を使うと中心地からちょっと時間がかかってしまいますね。MRTのパヤレバから15-20分ぐらいは歩いたと思います。
  
  今回は大変にお粗末さまでした。仕事で次の波が押し寄せてくる前に一斉にアップしちゃえ！という感じでやっつけブログ仕事してます。＾＾；
  
  台湾、羨ましいです！鉄道に乗って台湾を一周するという計画を練ってから随分日がたってしまいました。＾＾；　いついけるのやら。。。。
  
  ではでは、また！！
  
  茶柱