コロンボ～ダンブッラ　＊スリランカの世界遺産を巡る旅 3日間 (1) /6

2010/12/30 - 2011/01/03

お正月休みを初めてのスリランカで過ごしました。
バンコクから3泊5日という超特急な旅ですが、遺跡見学満載、紅茶のおいしさを知り、アーユルヴェータの神秘にはまりそうになる、それはもう濃い毎日です。
漠然かつインドと混同していたスリランカという国を少し知りました。

まずはバンコクを出発してから2日目のダンブッラ見学まで。

★ 1日目　深夜バンコク発、明け方コロンボ着

★ 2日目　コロンボ→世界遺産ダンブッラ遺跡→世界遺産シーギリヤロック→ホテルにてNew Year's Eve Gala

☆ 3日目　世界遺産ポロンナルワ遺跡→ミンネリーヤ国立公園にてジープサファリ

☆ 4日目　→スパイスガーデン、バティック工房→世界遺産キャンディ（市内、仏歯寺）→紅茶会社→コロンボ市内→コロンボ発

☆ 5日目　早朝バンコク着

エリア ダンブラ(スリランカ)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: キャセイパシフィック航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

スリランカの旅　全行程

TAJ AIRPORT GARDEN HOTEL

バンコクを23:00発の予定が2時間弱遅れ。コロンボに着いたのは夜中の3時過ぎでした。
空港から10分ほどのところにホテルがあって助かりました。
2時間の睡眠＋朝食しか滞在できなかったのですが、それに見合った清潔でリーズナブルなホテルでした。

タイから海外（アジア）ツアーを申し込むと大抵の場合、同じ日に同じツアーを申し込んだグループがいくつかあっても、現地では家族、グループ単位でそれぞれにガイドさんと運転手さんが付きます。今回も私たち夫婦二人に専属のガイドさんと運転手さんが最終日まで付きました。


234-238, Colombo-Negombo Road Seeduwa Sri Lanka
Phone:[phone] // Fax:[phone]

http://www.agoda.jp/asia/sri_lanka/colombo/airport_garden_hotel.html

TAJ AIRPORT GARDEN HOTEL　客室

10:00　Hotel Diya Daharaにてティータイム

7:00にコロンボのホテルをダンブッラに向けて出発。
コロンボから100km地点のKurunegala Lakeに面したホテルで一休みです。

7, North Lake Road, Kurunegala.

本場スリランカの紅茶 1杯目!

実は紅茶が苦手だった私。それがどうということのない田舎のホテルカフェのこの1杯でおいしさに目覚めました。

3人分 LKR 420 (309円)

カフェの屋根はバナナの葉で編まれていました

途中の民家もバナナの葉で編まれた家でした

12:00　小さな古墳に到着

ガイドさんは”イッバンカトゥ”と呼んでいましたが、どう綴ってもその地名が見つかりません。ホテルがあるBadagamuwa Coservation Forestの外れ、Thorayayaの町の近くです。

最近発掘が始まり、森が切り開かれ住民は立ち退きましたが、まだ廃屋がいくつか残っていました。

発掘された遺体は子宮内にいるのと同じ姿勢で埋葬されていて、中国やインドのものと同じだったそうです。関連が調査されています。

幹線道路コロンボ･ロードを東へ。スリランカの真ん中を横断中。

乾期のはずなのに今年は雨が降り続けているとか。この日も降ったりやんだり。
舗装されていない道路脇は洪水状態で、ちょっとした渋滞になっています。予定よりも時間がかかっている様子。

ダンブッラ石窟寺院の入り口の黄金大仏 Golden Budda

12:30　小さな町ダンブッラに到着。ここでダンブッラ石窟寺院のチケットをガイドさんが購入。

アトラクションのように賑やかな色彩の大仏様

大仏にお参りするお坊さん像まで並んでいます

ダンブッラ石窟寺院　Dambulla Cave Temple

岩山の天然洞窟の中にある寺院まで登ってきました。

ダンブッラ石窟寺院

近くに寄らないとジャングルの中の大きな岩山ぐらいにしか見えませんが、ここに見事な寺院が隠されています。
スリランカの人々の間では殊に重要な場所のようです。

大きな岩の洞窟の中に寺院が建てられ始めたのは紀元前1世紀から

2000年以上も守られて、今も観覧者の他に仏様にお参りする信者が後を断たないお寺です。

スリランカのお寺では敷地内も裸足の決まりです

この日は雨がちで少し肌寒い日、石畳だったのでわからなかったのですが、他の遺跡の敷地は砂利だらけの上に熱い鉄板の上を歩くみたい！
慣れていない柔な足では、広い寺院内で足の裏がすりむけました…。
しょっちゅう脱いだり履いたりするので、素足にサンダルがお勧めです。

野生の猿がいっぱい

岩山からの眺め

大きな菩提樹

岩山の下の洞窟につくられた寺院

まずは第1窟デーワ・ラージャ・ヴィハーラ Dava Raja Vihara（神々の王の寺）へ

寺院は第5窟まであり、それぞれに多くの仏像や壁画が納められています。長い時間をかけて各時代の王たちが何度も修復し数を増やしていきました。

ダンブッラ寺院最古・最大の涅槃仏が納められています

薄暗い窟の中に横たわる14mの仏様。タイで見た黄金に輝く涅槃仏とは違った不思議な空気を感じます。

スリランカの仏様の足の裏は朱く染められていました

これも初めて見る特長です。タイやミャンマーでは108の世界観が刻まれていましたが、スリランカでは花の模様が描かれています。

黒ずんだ壁に目を凝らすと、隙間無く絵が描かれています

新しい花が供えられていました

第2窟マハー・ラージャ・ヴィハーラ Maha Raja Vihara（偉大なる王の寺）

紀元前1世紀に”偉大なる王”バラガンバフによって作られました。
ダンブッラ最大の洞窟で幅52m、奥行き25m、高さは入り口で6mほど。それでも薄暗い光が差し込むだけで、仏様たちに神秘的な雰囲気を作っていました。

仏像の衣が年代によって異なります

ガイドさんが詳しく解説してくれたのにメモが見つからず…(-_-ﾒ)

1番古い年代では裸に近い薄い衣でふくよかな体つきです。

中期は流れるようなひだを持った衣

1番新しい年代のキャンディ様式の仏像は波打つひだを付けて、凹凸のはっきりした体にも密着しています。

顔はいずれの年代もかなり濃い目で、暗闇の中でじっと見つめられているようでした。

それぞれの窟に涅槃仏が安置されています

びっしりと天井の岩に描かれた壁画

何度も修復されているらしく、鮮やかな色合いです。

聖なる水

天井から滴り落ちた雫を瓶に溜めていました。減りもせず、増えもしない、またどこから来ているのかもわからないと言われる不思議な聖水。儀式の時に寺の僧侶が飲むそうです。

第3窟マハー・アルト・ヴィハーラ Maha Alut Vihara（偉大な新しい寺）

18世紀後半の王によって作られ、9mの涅槃物が横たわっています。
眼力をびしびし感じます。

自然の岩肌にそって描かれる精巧な壁画

玉座の上に飾られた怪物(?神)はカンボジアのアンコール遺跡で見た首だけの魔神カーラにそっくりです。同じものなのか…？

第4窟バッツィーマ・ヴィハーラ Pachima Vihara（三人の王の寺）

1番狭く感じる洞窟の中に涅槃仏が納められていました。

第5窟 Devana Alut Viharaは20世紀に入ってから倉庫を改造して造られた非常に新しいお寺になっていました。

14:21　New Sigiri Restaurantにて昼食

パッケージツアーなので全食セットされていましたが、ホテルでの朝夕食以外はこんな感じのかなり残念な外国人用バフェ。
ガイドさんがちらっと漏らしたところによれば、ツアーが連れていく外国人用レストランでもツアー料金によってその場その場で換えるとか。

今回申し込んだのは、他社に比べてスケジュールはよく出来ているけど何故か少し安めのプラン。
なるほど、こんなところで…。
それと連れていかれた店で何も買わないと（こちらでリクエストした店では結構買っているけど）、翌日スケジュールが押しているのに無理矢理また同じ店やスパに連れていこうとする。かなり強硬にお断り→ガイドさんがまたショップへ拉致を繰り返して、最後はかなり険悪に…。

これがスリランカ料理と断定できない…

遅い昼食でめちゃめちゃお腹が空いていたけど食事もそこそこ、でも午後からは私たちの中ではハイライト、シーギリアロック！
期待いっぱいでまだ元気です。


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シーギリアロック　＊スリランカの世界遺産を巡る旅 3日間 (2) /6　へ続く…
http://4travel.jp/traveler/muffin/album/10579329

この旅行記へのコメント （4）

• momoyukiさん 2011/07/01 09:11:49

  スリランカ

  Muffin様
  
  スリランカ旅行記着手ですね＾＾
  バンコクを２３時出発というのも、私には無理〜って思えますが
  それが２時間遅れでしょ？？コロンボに着いたのがAM３時・・・
  私だったら観光どころじゃないかも・・・
  でもさすがMuffinさん、しっかり写真も撮って色々な国に行かれているから
  遺跡の比較も出来て素晴らしいです。
  スリランカはやはり紅茶が美味しそうですね〜！
  聖なる水は、不思議だけれど普通の人がもし飲んだらおなか壊しそうですね・・・
  でも聖なる水だから、壊さないのかな・・・
  
  リーズナブルなツアーだと、やはりご飯ってイマイチなんでしょうか？
  そういえば中国のアモイに格安ツアーで行ったときのご飯は
  イマイチどころじゃなく美味しくなかったかも・・・＾＾；
  
  それにしてもガイドさん、恐ろしいですね。
  買うまで連れて行かれるのかぁ・・・意地でも買いたくないな・・・
  
  momoyuki

  Muffinさん からの返信 2011/07/01 12:17:57

  RE: スリランカ

  momoyukiさん
  
  見てくれてありがとう〜。やっと手を付け始めました(笑)
  いやぁ、もうへとへとです。車の中でうとうとしている時が多かったです。
  お昼も毎日3時でお腹は空いてるし(笑)
  
  旅行記を作るのに時間がかかったことの1つは、何を撮っているのか判別できなかったんです。メモ取りが足らないのもあるけど、短期間に詰め込んでいるのでみんな似たり寄ったり。写真集やらネットで同じ風景を探したりして、1枚の写真に何日もかかることがありました。
  
  それまで紅茶は嫌いだったのに、ここですっかりはまってしまいました。聖水はきっとブチ腹イタ系でしょう(笑)　ブータンで行く先々のお寺に備えてある聖水を必ず口にふくまされましたが、そっとフリをしていました。
  
  このツアーは思いっきり食事を落としてましたね〜。ガラディナーは別料金なんでおいしかったけれど、お昼はお腹が空いていてもちっとも楽しみじゃない。（というか不味い）限られた日の食事なのにもったいなかったなぁ。
  
  自分でリクエストした店のものはしっかり買い込んできました(笑)
  お土産はまた後半で…。
  
  Muffin
  

• saikai99さん 2011/07/01 08:59:02

  南海の世界遺産

  Muffinさん おはようございます♪
  
  スリランカはベンガル湾の南端にある小国ですよね
  あまり日本人？には縁のない国の様ですが。。。
  　紅茶は有名ですよね
  
  泊られたTAJ AIRPORT GARDEN HOTELはお洒落なホテルの様ですが。。。
  
  市内観光も　やっぱりＢＫＫと同じく仏陀のお国柄でしょうか
  黄金の塔や涅槃像　等々　生活水準は低いお国でも
  仏教に対する信仰の深さが理解出来ます
  
  ガイドさんも、生活の為にはバックマージンが欲しいのは
  どこの国でも同じですよね
  
  多分永久に訪れる事がないスリランカ　Muffinさんの素晴らしい
  旅行記で行った積りで楽しませてください。
  saikai99 　　

  Muffinさん からの返信 2011/07/01 12:06:54

  RE: 南海の世界遺産

  saikai99さん、おはようございます。
  
  旅行記を見ていただいてありがとうございました。
  私もまさかスリランカを旅する日が来るとは思ってなかったんです。今は日本からのツアーが世界中に出ていますが、それでもスリランカは何故かインドより遥かに現実味がなく、タイで暮らしているからこそのような気がします。
  
  人々は皆熱心な仏教徒で遺跡（というより現役の古寺ですが）は壮大でした。見どころがいっぱいある国です。
  残念なのは3日間密着しているだけに余計腹が立つガイドさんですが、この頃ネパールやミャンマーなど周辺国に行く機会に恵まれてましたが、どこでも皆さん仕事に忠実でこんながめつさはなかったですねぇ。やっぱり旅の道連れは楽しさに大事ですね(笑)
  
  この旅ですっかり紅茶好きになりました。
  
  Muffin