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リトアニアを離れ、ラトヴィアの首都リーガへ。<br /><br />ラトヴィア、リーガといわれても、あんまりイメージの湧く人は多くないと思うのだけれども、私はこの街が今回回った三都市の中でいちばん気に入りました。 <br /><br /> ヴィリニュスはなんだかこぢんまりとしていて、タリンは旧市街と新市街が画然と分かれていて、新市街にはビルが建ち並び旧市街は土産物屋とレストランだらけの観光の街といった感じ。それに対してリーガにはきれいな公園も整備されていて、旧市街の建物が街の生活に溶け込んでいるような印象。 <br /> さらに、リーガの街は、中世の商人の家から教会、19世紀に建てられたホテル、ユーゲントシュティール建築、そしてソ連時代の高層ビルまで、見て楽しい建築の宝庫。新市街をバスツアーで回ったのだけど(旧市街にはバスは入らないので歩いて回るしかありません)、いわゆる名所ではない地域であっても、街中に味わい深い建築がごろごろあふれてます。わずか1日と少ししか滞在できなかったけど、もっとぶらぶらと歩き回れたら楽しかろうに、と思えるような街でした。

バルト三国街歩き(3) ラトヴィア篇

20いいね!

2010/08/30 - 2010/09/06

248位(同エリア783件中)

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33

春風ねこ丸

春風ねこ丸さん

リトアニアを離れ、ラトヴィアの首都リーガへ。

ラトヴィア、リーガといわれても、あんまりイメージの湧く人は多くないと思うのだけれども、私はこの街が今回回った三都市の中でいちばん気に入りました。

 ヴィリニュスはなんだかこぢんまりとしていて、タリンは旧市街と新市街が画然と分かれていて、新市街にはビルが建ち並び旧市街は土産物屋とレストランだらけの観光の街といった感じ。それに対してリーガにはきれいな公園も整備されていて、旧市街の建物が街の生活に溶け込んでいるような印象。
 さらに、リーガの街は、中世の商人の家から教会、19世紀に建てられたホテル、ユーゲントシュティール建築、そしてソ連時代の高層ビルまで、見て楽しい建築の宝庫。新市街をバスツアーで回ったのだけど(旧市街にはバスは入らないので歩いて回るしかありません)、いわゆる名所ではない地域であっても、街中に味わい深い建築がごろごろあふれてます。わずか1日と少ししか滞在できなかったけど、もっとぶらぶらと歩き回れたら楽しかろうに、と思えるような街でした。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.5
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
25万円 - 30万円
交通手段
徒歩
航空会社
フィンランド航空
旅行の手配内容
個別手配
利用旅行会社
ユーラシア旅行社

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  • 9月1日18時頃にラトヴィアの首都リーガに到着。宿泊するのはオペラ座のすぐ近くにあるリーガ・ホテル。

    9月1日18時頃にラトヴィアの首都リーガに到着。宿泊するのはオペラ座のすぐ近くにあるリーガ・ホテル。

  • 重厚で巨大なホテルなのだけど設備は古くてなんだかうす暗い雰囲気。もともと19世紀末に建てられ第二次大戦で破壊されたホテルをソ連時代に建て直したものだそうで、廊下の内装の無機質さなどいかにもソ連っぽい気が。

    重厚で巨大なホテルなのだけど設備は古くてなんだかうす暗い雰囲気。もともと19世紀末に建てられ第二次大戦で破壊されたホテルをソ連時代に建て直したものだそうで、廊下の内装の無機質さなどいかにもソ連っぽい気が。

  • ホテルの部屋から眺めたオペラ座。<br /><br />

    ホテルの部屋から眺めたオペラ座。

  • リーガのシンボルである自由の記念碑。

    リーガのシンボルである自由の記念碑。

  • 1941年にドイツの爆撃で破壊され、1999年にそのままの姿で再建されたブラックヘッドの会館。

    1941年にドイツの爆撃で破壊され、1999年にそのままの姿で再建されたブラックヘッドの会館。

  • エリザベテス通りにあるユーゲントシュティール建築。設計はミハイル・エイゼンシュテイン(映画監督セルゲイ・エイゼンシュテインの父親)。

    エリザベテス通りにあるユーゲントシュティール建築。設計はミハイル・エイゼンシュテイン(映画監督セルゲイ・エイゼンシュテインの父親)。

  • 細かい装飾がとてもきれい。

    細かい装飾がとてもきれい。

  • このあたりには、ユーゲントシュティール様式の建物が集中していて見ごたえ充分。

    このあたりには、ユーゲントシュティール様式の建物が集中していて見ごたえ充分。

  • 上の写真と同じ建物の上部。

    イチオシ

    上の写真と同じ建物の上部。

  • ユーゲントシュティール建築は、旧市街にも点在しているので建物巡りだけでも楽しい。

    ユーゲントシュティール建築は、旧市街にも点在しているので建物巡りだけでも楽しい。

  • 装飾のアップ。植物の精のような彫刻で飾られている。

    装飾のアップ。植物の精のような彫刻で飾られている。

  • 1646の年号の入った旧市街の建物。

    1646の年号の入った旧市街の建物。

  • きれいに整備された公園の橋の欄干には南京錠がいっぱい。なんでも新婚カップルがここに鍵をかけるのが流行してるんだそうな。なんか世界中にあるみたいですね、こういう風習は。

    きれいに整備された公園の橋の欄干には南京錠がいっぱい。なんでも新婚カップルがここに鍵をかけるのが流行してるんだそうな。なんか世界中にあるみたいですね、こういう風習は。

  • 「猫の家」として有名な建物だけど、この巨大さは家ってレベルじゃねーだろ、とも思う。

    「猫の家」として有名な建物だけど、この巨大さは家ってレベルじゃねーだろ、とも思う。

  • 猫の家のそばで見事に丸くなっていた猫。リーガは猫が多くて、歩いていると猫に出くわします。

    猫の家のそばで見事に丸くなっていた猫。リーガは猫が多くて、歩いていると猫に出くわします。

  • 旧市街を離れ、地下道を抜けてリーガ駅の反対側に歩いていくと広大な中央市場がある。建物は、1930年代に飛行船の格納庫を解体して運んできて作られたもの。

    旧市街を離れ、地下道を抜けてリーガ駅の反対側に歩いていくと広大な中央市場がある。建物は、1930年代に飛行船の格納庫を解体して運んできて作られたもの。

  • 何気ない煉瓦倉庫も味わい深い。

    何気ない煉瓦倉庫も味わい深い。

  • 中央市場を抜けてしばらく行くとそびえ立っているのがラトヴィア科学アカデミー、別名「スターリンのバースデーケーキ」。ソ連時代に建てられたスターリンクラシック様式の高層ビルです。正面入り口から入り、がらんとしたエントランスの受付で2ラッツ払えば65mの展望台に登れます。

    中央市場を抜けてしばらく行くとそびえ立っているのがラトヴィア科学アカデミー、別名「スターリンのバースデーケーキ」。ソ連時代に建てられたスターリンクラシック様式の高層ビルです。正面入り口から入り、がらんとしたエントランスの受付で2ラッツ払えば65mの展望台に登れます。

  • ダウガヴァ川をはさんで向こうに見えるのは、ソ連時代に建設されたテレビ塔。<br />展望台は吹きさらしで、この日は風が強くて9月初めでもかなり寒い。あんまり防寒の準備をしてこなかった私は体が冷えてきそうになったので、展望台をぐるりと一周まわり早々に屋内へ。 <br />

    ダウガヴァ川をはさんで向こうに見えるのは、ソ連時代に建設されたテレビ塔。
    展望台は吹きさらしで、この日は風が強くて9月初めでもかなり寒い。あんまり防寒の準備をしてこなかった私は体が冷えてきそうになったので、展望台をぐるりと一周まわり早々に屋内へ。

  • 近くの駅から路面電車に乗って旧市街に戻る。路面電車は丸っこくてかわいい。<br />

    近くの駅から路面電車に乗って旧市街に戻る。路面電車は丸っこくてかわいい。

  • こちらはその後旧市街にある聖ペテロ教会の展望台(これもエレベータがある)に上って街を見下ろした光景。中央左に大聖堂、その向こうはダウガヴァ川。 <br /> 教会の尖塔のすぐ後ろにはサムスンの高層ビル。この写真には写ってないけど、LGの看板がでかでかと掲げられたビルも目立っており、韓国電器メーカーの進出ぶりが印象的。それに対し、SONYとかTOSHIBAはどこにもないんだもんなあ。

    こちらはその後旧市街にある聖ペテロ教会の展望台(これもエレベータがある)に上って街を見下ろした光景。中央左に大聖堂、その向こうはダウガヴァ川。
     教会の尖塔のすぐ後ろにはサムスンの高層ビル。この写真には写ってないけど、LGの看板がでかでかと掲げられたビルも目立っており、韓国電器メーカーの進出ぶりが印象的。それに対し、SONYとかTOSHIBAはどこにもないんだもんなあ。

  • 街の中心部、ドゥアマ広場にあるのがリーガ大聖堂。この聖堂では、夏のシーズン中には毎日正午からオルガンのショートコンサートが聴けます。<br />

    街の中心部、ドゥアマ広場にあるのがリーガ大聖堂。この聖堂では、夏のシーズン中には毎日正午からオルガンのショートコンサートが聴けます。

  • 教会のオルガンは修復中。でもちゃんと音は出て、私が行った日は、J.S.バッハ2曲とフランスの作曲家ボエルマン2曲というプログラム。これが日本のコンサートホールで聴いたオルガンよりもはるかに素晴らしくて、やっぱりパイプオルガンは残響の長い教会向きの楽器だと思いましたよ。

    教会のオルガンは修復中。でもちゃんと音は出て、私が行った日は、J.S.バッハ2曲とフランスの作曲家ボエルマン2曲というプログラム。これが日本のコンサートホールで聴いたオルガンよりもはるかに素晴らしくて、やっぱりパイプオルガンは残響の長い教会向きの楽器だと思いましたよ。

  • 聖堂中庭の回廊には大砲の砲身などいろんなものが。かなり古いものだと思うのだけど、無造作に置かれていてびっくり。<br />さらにこの日は、夜7時からも宗教音楽のコンサートをやるというので行ってみることに。エストニア国立交響楽団とラトヴィア国立合唱団の演奏で、ヴィクトリア、ヘンデル、ヴィヴァルディ、モーツァルトと時代の異なる作曲家の&quot;Dixit Dominus&quot;(主は言われた)というタイトルの曲だけを演奏するという面白いプログラム。何の気なしに行ったのに、わずか5ラッツ(約750円)で聴けるとは信じられないほどのレベルの高い演奏が聴けてびっくり。トリはグルジアの現代音楽家カンチェリの&quot;Dixi&quot;。2009年10月に初演されたばかりの新しい曲で、終了後にはなんとカンチェリ本人が登壇して満場の拍手を浴びておりました。

    聖堂中庭の回廊には大砲の砲身などいろんなものが。かなり古いものだと思うのだけど、無造作に置かれていてびっくり。
    さらにこの日は、夜7時からも宗教音楽のコンサートをやるというので行ってみることに。エストニア国立交響楽団とラトヴィア国立合唱団の演奏で、ヴィクトリア、ヘンデル、ヴィヴァルディ、モーツァルトと時代の異なる作曲家の"Dixit Dominus"(主は言われた)というタイトルの曲だけを演奏するという面白いプログラム。何の気なしに行ったのに、わずか5ラッツ(約750円)で聴けるとは信じられないほどのレベルの高い演奏が聴けてびっくり。トリはグルジアの現代音楽家カンチェリの"Dixi"。2009年10月に初演されたばかりの新しい曲で、終了後にはなんとカンチェリ本人が登壇して満場の拍手を浴びておりました。

  • 夕食は、大聖堂の近くにある中世風レストランRozengrals。『地球の歩き方』には載ってないけど、lonely planetではお薦めされております。店の前では中世風の服装をした男が別に客引きをするでもなく、なぜか刺繍をしてます。商売っ気ないな。

    夕食は、大聖堂の近くにある中世風レストランRozengrals。『地球の歩き方』には載ってないけど、lonely planetではお薦めされております。店の前では中世風の服装をした男が別に客引きをするでもなく、なぜか刺繍をしてます。商売っ気ないな。

  • 店は古い建物の地下室にあって内装は中世風、さらに中世なので照明はほぼロウソクのみという暗さ。<br />ウェイターはみんな中世風のコスプレをしていて、フィドルの生演奏も聴けます。メニューにあるのは鹿とかウサギとか猪とか。でも、ほんとに中世ならフォークは使わないはずだがそこはそれ。料理はおいしかったのだけど、暗くて手元もあんまり見えないのには閉口しました。私の食べたウサギ料理は鶏肉と似たような味がしました。道理で一羽二羽と数えるわけだ。

    店は古い建物の地下室にあって内装は中世風、さらに中世なので照明はほぼロウソクのみという暗さ。
    ウェイターはみんな中世風のコスプレをしていて、フィドルの生演奏も聴けます。メニューにあるのは鹿とかウサギとか猪とか。でも、ほんとに中世ならフォークは使わないはずだがそこはそれ。料理はおいしかったのだけど、暗くて手元もあんまり見えないのには閉口しました。私の食べたウサギ料理は鶏肉と似たような味がしました。道理で一羽二羽と数えるわけだ。

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