2010/08/30 - 2010/09/06
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春風ねこ丸さん
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2010年8月30日から9月6日までの8日間、リトアニア、ラトヴィア、エストニアとバルト三国を旅してきました。これが私にとって初のヨーロッパ大陸旅行(イギリスとアイルランドなら行ったことがあるけど)。イタリアにもフランスにも行ったことがないのになぜいきなりバルト三国かといえば、私がただのひねくれ者の辺境好きだから。そして『世界ふれあい街歩き』で観たエストニアの首都タリンの風景に心奪われたから。
ちなみにバルト三国は実際は辺境どころじゃなく、各国首都は観光客だらけのバリバリの観光地。観光名所ならだいたい片言の英語でOK。ただし、まだまだ日本では観光地としての知名度は低いようで、タリン以外では日本人観光客の姿はほとんど見ることはありませんでした。
また、これからバルト三国を旅する方のためにひとつアドバイスをしときますが、この地域を旅するのであれば、Wikipediaの記載くらいでいいから、この地域の歴史を一通り知っておいた方が断然楽しいということ。バルト三国の歴史なんてほとんどの人は馴染みがないと思いますが、地政学的に大国に囲まれているせいで戦争に巻き込まれ翻弄され続けたこの地域の悲運の歴史を知ってると知らないとでは旅の面白さがまったく違います。私は 志摩園子『物語 バルト三国の歴史』(中公新書)を読んでから出かけました。わりと無味乾燥な記述に終始していて、読んでいてあんまり面白くないのだけど、この地域の歴史を扱った本で手軽に読めるのはこの本くらいしか見あたらないのも事実。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- ユーラシア旅行社
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まずは成田空港11時00分発のフィンランド航空AY074便でヘルシンキへ。ヘルシンキ着は15時20分。そして16時15分ヘルシンキ発のAY133便でヴィリニュス着17時30分。フィンランドとバルト三国はいずれも日本との時差は6時間(夏時間期間)。ちなみにヘルシンキでの乗り継ぎ時間はわずか55分。大丈夫かいな、と心配していたのだけど、実際大丈夫じゃなく、手荷物チェックでまず並ばされ、そこを抜けても今度はパスポートコントロールで延々並ばされる。出発時刻数分前になっても遅々として列は進まず、ついには場内アナウンスで名前を呼び出されるはめに。結局、EU市民専用ゲートを通してもらい、細長い空港をゲートへ走り、バスを出してもらって、すでに滑走路に向かいかけていた飛行機にやっと乗り込めました。恐れていたスーツケース不着こそ免れたけれども、もうちょっと余裕をもったプランの方が安全かも。
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ヴィリニュス空港からは車でホテルへ。リトアニアの空港に迎えに来てくれた日本語をしゃべれるリトアニア人の方は、リトアニアには日本語をしゃべれる人は8人しかいません、と言ってたけど、さすがにそんなことないんじゃないかなあ。そんなものなの?
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ヴィリニュスで宿泊したのはHotel Europa Royale。東欧圏でチェーン展開しているホテルで、観光名所のひとつである夜明けの門にほど近い。街の中心部である大聖堂やゲディミナス塔にはちょっと遠い。とはいっても充分徒歩で行ける範囲ですが。
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ホテルの設備はちょっと古いけど、翌日朝食をとった食堂は歴史のありそうな地下室を利用していて素敵な雰囲気でありました。
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これも同じ食堂の中。
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ホテルからすぐのところにある旧市街南端の夜明けの門。2階には聖母のイコンと無数のハートを象った銀細工があり、いつも信者たちが祈りを捧げている。観光客もいっぱい。
右側にいる黒魔道師風のフードの人影は蝋人形。 -
ヴィリニュスは数歩歩けば教会があるといっても大げさじゃないほど教会が多い街。リトアニアは14世紀後半になってヨーロッパで最後にキリスト教化された国だそうだけれども、それなのに(それだからこそ)現在では敬虔なカトリック信者が多い。
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旧市街はいかにもヨーロッパの街という感じ。
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少し中心部を外れるとこんな風景。こぢんまりとした街なのです。
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ヴィリニュスの教会で印象的なのは、祭壇や壁面、天井などに刻まれた彫刻の美しさ。聖ペテロ&パウロ教会の内装全面を覆い尽くす純白の漆喰彫刻は息を飲むほど。
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天井にカメラを向けて撮ってみた。
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教会の中はどこも絢爛豪華。
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天井の装飾も見事。
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街の中心にある大聖堂の聖カジミエル礼拝所も黒、金、白のコントラストが見事の一言。
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教会巡りということで次に高い鐘楼で知られる聖ヨハネ教会に行ってみようと思ったものの、道路から教会は見えているのに入り口がどこにも見あたらない。ぐるぐる回ってようやく見つけた入り口は、なんとヴィリニュス大学の中庭にある。
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ようやく中庭から入れた聖ヨハネ教会の中はこんな感じ。
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ヴィリニュス大学は16世紀創立の由緒ある大学で、部外者は受付で入場料を払えば入れるシステム。ただし中庭が迷路のようで案内板もないのでなかなか思った場所に行き着けない。やっとたどりついた有名だというフレスコ画「四季」は思いのほか大したことなくてしょんぼり(受付でもらったパンフレットに1st floorとあったので1階を探し回ってたのだけど、これが2階のことだったのだ)。
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個人的には入場料まで払ってわざわざ観に行く価値はあんまりないと思います。要するにただの大学だし。
ただ、階段を利用した小さな売店がちょっと面白かったかな。 -
大聖堂前の広場で軍楽隊がブラスバンドの演奏を始めたのでしばし見物。
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きれいに隊列を組んで演奏してました。
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そしてヴィリニュスへ行ったら絶対訪れてほしいのが、ゲディミノ大通りに面した虐殺犠牲者博物館、通称KGB博物館。1944年から91年までソ連のKGB本部が置かれていた建物をそのまま使った博物館であります。
ソ連占領下では「人民の敵」とされた数十万人のリトアニア人がシベリアに強制連行され、1940年から51年までの間にリトアニアは人口の約3分の1を失ったとのこと。博物館の地下では実際に政治犯を収容していた牢獄や拷問室、壁に弾痕の穿たれた処刑室(ここで千人以上が処刑されたという)を見学できます。ここは現在は撮影禁止になっているので写真はなし(以前は撮影できたらしく、ネット上には内部の写真もあるけれど、こればかりは実際にその場を訪れないと、地下の暗さや淀んだ空気は体験できません)。 -
博物館の外壁には、KGBによって命を落とした人々の名前が刻まれている。
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博物館の前に立つ慰霊碑。
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博物館の中庭には、ソ連時代の苦難を今の子供たちが描いた絵がたくさん展示されていました。歴史を風化させないのは大切なことなのかもしれないけれど、「憎しみの再生産」という言葉も頭をよぎる。
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大聖堂の近くの小高い丘の上にあるのが無骨な煉瓦色のゲディミナス塔。かつてここにあり19世紀にロシアに破壊されてしまった城の城壁の塔だとか。丘の上まではけっこう急な坂道も通じているけど、楽をしたいならリフト(有料)で登れる。
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市内を一望できる丘の上はどうやらヴィリニュスっ子のデートスポットのようで石垣の上にはカップルがいっぱい。鴨川カップルのようには訓練されていないようで等間隔ではない。
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ゲディミナス塔の中は博物館になっていて、塔の上に登れば360度の眺望が楽しめます。旧市街の彼方に望めるのは326メートルの高さを誇るテレビ塔。1991年に軍事介入したソヴィエト特殊部隊により非武装の市民13人が殺害された「血の日曜日事件」の舞台となった場所でもあります。
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あとリトアニアでは、曜日をI〜VIIのローマ数字で表わすのが一般的のようで、お店の扉や標識でもよくそういう表記を見かける。最初はちょっと戸惑うけど、その国での呼び名の頭文字で記されるよりも、わかりやすいといえばわかりやすい。ラトヴィアとエストニアではまったく見かけなかったので、リトアニア独特のよう。
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ギャラリーのショウウィンドーで見た謎の彫刻。邪神めいていてなんだか気になる。
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