暮らすように過ごすフィレンツェ2週間

2011/06/03 - 2011/06/15

重たいスーツケースを数日ごとに運び、次の場所へまた次へと慌ただしい移動の無い旅を…。と思い立っての２週間。滞在型ホテルを知人から紹介され、そこでみっちりフィレンツェを堪能してきました。間に数日アグリツーリズモをはさみ、小さなキャリーひとつで地元の人のように移動。何度かイタリアに行きながらも、フィレンツェは初という私から見たこの街はとても洗練された歴史ある場所でした。

エリア フィレンツェ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

1ヶ月前からスピード準備をはじめた私たち。私はイタリア文化に触れて会話をもう少し楽しみたい。そして仕事に活かせるよう本物の大聖堂が見たい。友人はドレスのデザイナーであり、本場のクチュールドレスを見たり、趣味の美術巡りをしたいと、それぞれの夢？を抱いてイタリアへ。平日出発のためかアリタリアは意外に空いていてびっくり。今回はエアもホテルも自分達で。ホテルは友人から紹介された日本人オーナーが経営する「 P I C C O L O R E S I D E N C E」http://www.piccoloflorence.comへ。1週間単位で借りられるタイプでキッチンもついてまさに暮らすといったスタイル。40mqでweeklyeuro990です。高い天井、広々とした部屋、そしてアカデミア美術館とドゥオーモの間という、驚くほどの立地の良さ。リピーターが多いというのも頷けます。ただホテルでは無いので、いつも誰かがいるわけではありません。ということは…、自立した旅ができる方にはオススメです。

イタリアのドアはどこも大きくて重い…、こちらのホテルも同様、ドアに手を伸ばせばこのとおり。そしてカギがなかなか手強くて…（ちなみにここは電子キーなので安心）。イタリアの部屋のカギはまるで知恵の輪のよう、ぐっと上に上げてさらに押す、または上げながら勢いよくドアを開けるなど、コツが必要です。これは文化の違いなので、怒らず、じっくり取り込んで下さい。開けるようになればきっとあなたもイタリアーノ…。

すぐにでも美術館や行きたいところはあったのに、翌日は近くをぶらぶらするだけであっという間。各建物にあるオブジェがユニークで、こればかりに魅せられて足がなかなかふたりとも進みません。

一つひとつにきっと意味があるのですが勉強不足。でも細やかな細工、なんとも言えない味わい深さがあります。

近くの手洗い場でしょうか？天使の顔が恐過ぎます…。

ホテルからの道を真っすぐ進めばドゥオーモで徒歩5分程度。あまりに近くに有り過ぎて、結局、上に昇ることも無し。東京に住む人が東京タワーに昇らないのと同じ原理かも（笑）。しかし6月は観光シーズン、イタリアはアジア人も多いですが他ヨーロッパの人達で賑わっていました。旗を持って歩く集団旅行はもはや日本の専売特許では無いようです。

イタリアにきたら外せないバールのカフェタイム。本当にどこで飲んでも美味しい…。そういえば一時期イタリアに「スターバックス」ができたそうですが、すぐに閉店したそうです。嘘のような本当の話。
朝から甘いパンとお砂糖たっぷりのカプチーノが定番となりました。大体ひとり4から6ユーロ位でした。

４日間、お世話になったもと先生のニルデ。授業の他、ホームステイや料理レッスンも行なっている多彩な方。とっても熱心な先生でマンツーマンで2時間を４回御願いしましたが、もうお腹いっぱいという位丁寧に教えて下さいました。過去や近過去の違い、条件法などできることは全てといった感じで、みっちり。感謝です。ちなみにレッスンは2時間で70ユーロでした。

彼女のおうちはとにかくローザ・ローザ・ローザ！ピンクでいっぱいです。そして黒がありません（驚）。キッチンには食洗器から洗濯乾燥機まですべてが中に！機能的で美しいキッチン…、結婚できたらこんなキッチンで料理をしてみたい（笑）。

オーブンも中にそして部屋の中には彼女が旅先で買い付けた、ハイセンスなインテリアがたくさん並んでいます。

写真の調子が悪くてあまりおいしそうに見えませんがとっても優しくて美味しいマンマの味。彼女は血圧を気にしていて、油分やカロリー、塩分を気にされていたのです。外食続きで疲れた胃もここで小休止です。

可愛いおいっこちゃんが遊びにきていました。まるで家族のように一緒に食事をしてくれて、楽しい旅のしめくくりは彼女のもとで。
またイタリアに行けるよう、仕事を頑張ります！！