2011/04/26 - 2011/04/26
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ElliEさん
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日本に帰る途中のストップオーバーで北京をぶらぶら。
四日目は、ちょっとマイナーなスポットを巡る。
チベット仏教の北京最大寺院、雍和宮
600年前の最高学府、国子監
孫文の妻、宋慶齢が晩年住んでいた故居
北京最古の天寧寺
回族が多い牛街。
- 旅行の満足度
- 5.0
PR
-
朝、早く目が覚めて、部屋でぐだぐだするよりは・・・と、7時過ぎには、お出かけ。
目指すのは、北京最大のチベット仏教寺院、雍和宮。
地下鉄で雍和宮まで行く。
安定門で降りて、五道営胡同を雍和宮まで歩くのも楽しそうだったのだけど、連日、たくさん歩いたので、今日はちょっとカット。
だが、着いてみると、開門は9時で、まだ1時間位ある。
はて、さて。
座ってお茶したいようなお店もないし・・・。
結局、ちょっと南にある方家胡同を歩くことに。
ここにあった小学校の正面は、こんな感じ。
由緒ある学校って感じね。 -
しばらく行くと、方家胡同46号という看板がアリ。
ここは、カフェ、レストラン、ギャラリーなどがあり、最近若者が集まるスポットだそうだ。
ゲートがあって、半開き。朝、早いからお店もやっていないんだろうなと、思いながらも入ってみる。 -
こんな感じのレストランやカフェが、いくつか。
そんなに大きなエリアではない。 -
元は、機械工場だったそうで、何に使われたのか、錆びた機械が置いたままになっているのも、ちょっと面白い。
今日なのか昨日だったのか、結婚披露宴の案内が出ているレストランもあった。
映画館やアートギャラリーなどもあり、孔廟が近かったりするし、ちょっと文化的なエリアとして、発展していくのかな。 -
通勤や通学の人たちが行きかう、落ち着いた雰囲気の胡同だけど、改築中の家もチラホラ。
これから、もっと面白いお店とかも出来て行くんだろうか。 -
結局、方家胡同を安定門大街まで歩いてしまった。
そして、一本戻って、国子監街を雍和宮まで行くわけだから、
五道営胡同をカットした意味ないじゃん。
こっちの方がよけい歩いている。
でも、気持ちの良い朝だし、
街歩きは好きだし、楽しいです。 -
国子監街。
この通りも、なかなか感じの良い街歩きにぴったりのところだ。 -
この通りには、安定門大街の近くに成賢街、そしてこの国子監の2つの牌門がある。
-
ここは「中国歴史文化名街」に選定された。
中国全土で10箇所あるそうだ。 -
国子監に入ったところ。
きれいな門がまず目に入ってきます。
ここの入り口で、不思議なことが。
券を売ってくれた若い女の子が、70元だと言う。
70元出そうとすると、横にいたおばさんが、30元だよ。と、言う。
この違いは何?まあ、安くなったんだからイイヤ。って思って、30元払って入りました。
もう少しで、ぼられるところだった?まさかね? -
とってもきれいな門です。
Memorial Arch とあるけど、何のメモリアル? -
中に入るとこんな獅子がいます。
華僑らしい親子がガイドさんの説明を聞いていた。
中国語の説明を、お母さんが子供に英語で教えていたのを、
そばで聞いていたので、私にもわかったんだけど(はぁ〜〜まわりくどい)、
この像の頭をなでると頭が良くなるそうです(←つまりは、これが言いたかった)。
お母さんが「なでなさい!いいことがあるから!」と、さっさと離れていく子供を追いかけていました。
反抗期真っ盛り? -
辟雍殿。
皇帝が勉強したところ。 -
中はこんな感じ。
一段高いところに、皇帝が座ったのでしょう。 -
ここは、科挙を受ける優等生たちが学んだ場所なので、合格祈願などの絵馬がたくさんかかっている。
-
孔子像。
その下にびっしり絵馬がかかっている。
周りの建物にもたくさんの絵馬。
孔子像の後ろの建物は、大学図書館だったところ。 -
国子監を出て少し行くと、別の門が。
あ、そうだ。隣りは孔子廟で、中でくっついているとガイドブックに書いてあったっけ。
忘れてた。
歩く時は、ガイドブックなどはほとんど見ないので、こういうことになるのだ。
気の向くまま、足の向くままに歩いている私。 -
雍和宮大街がすぐ近くになってきた。
このあたりには、占い師のお店がずらっと並んでいる。 -
雍和宮大街沿いには、お参り用にお線香を売るお店もたくさん。
-
雍和宮は、北京最大のチベット仏教寺院で、元々は皇族の邸宅だったところなので、とても広くて立派です。
チケット買ったら、ミニDVDがついていて、雍和宮の紹介が見られるらしいんだけど、私のプレーヤーでは、ミニDVDは見れないから残念だ。 -
漢字のほか、チベット語、満州語、蒙古語で書かれています。
どれが、どれって?
漢字以外は、聞かないで〜。 -
みんなとても熱心にお参りしてます。
焼香して、お堂に向かって一礼した後、四方にも礼をするお姉さんたち。 -
一人、とてもきれいな姿勢でお参りしている人がいて、しばらくうっとりと見ていました。
え?
若いハンサムだからでしょ。って?
いや、もちろん、それもあるんだけれど(あるんかい?!)、
その人の参拝は、とても心がこもっていたんです。
すべての仏像の前で丁寧なお辞儀を繰り返している。
一つのお堂の中には、いくつもの仏像があるんですよ。
その一つ一つにお参りしていくんです。 -
しかも、お堂だっていくつもいくつもある。
いくつかのお堂をその人のウォッチャーとなって歩いたけど、これでは、一日がかりとなりそう。
普通の人は、真ん中の仏像だけ・・・とか、適当に参拝していくみたいでした。
参拝者はとても多く、ここはどうも相当霊験あらたかなのではないだろうか。 -
コインを投げて、上の方に止まると何か良いことあるらしいです。
でも、コインを投げるなって書いてあるんですけど・・・。 -
回すと功徳が積めるというマニ車。
-
お堂の中は、一切撮影禁止です。
誰かが(大抵外国人)カメラを向けると、必ず注意されてました。 -
法輪堂。
雍和宮 「三大絶妙」の一つとされる五百羅漢像があるところ。
三大絶妙なんていうのは後で知った・・・。(だから、ガイドブック見なさいってば!)
見たはずなんだけど、覚えていない・・・。
どこかに写真はないだろうか・・・。 -
万福閣の白檀で作られた弥勒菩薩像は、ギネスブックにも載っている背の高い仏像。
金色に輝く立派な仏像で、これを見た時は感動した。
それまで、参拝というよりは観光という気持ちで、お堂を巡っていたけれど、この弥勒様は、思わず拝んでしまいました。
三大絶妙その2。
で、その3はどれだったのでしょう? -
雍和宮仏像展があったので入ってみた。
ここは、撮影OK。 -
歓喜天
-
横向きの仏像は、日本人の目には珍しい。
-
さて、次は、また后海あたりをぶらぶらしてみよう。
結構広いエリアなのよね。
とりあえず、中国革命の父孫文の妻、宋慶齢が晩年住んでいた家を目指す。
おととい、積水潭駅がわからなかったから、今日は地下鉄でそこまで行ってみよう。
リベンジだ〜!
駅を降りたらすぐに、西海入り口があった。
西海沿いにこっちだろうと思う方向に歩いていく。
西海では釣りする人もいて、のんびりした雰囲気。
鶏を飼っている家もあった。
ずいぶん痩せてるけどなあ。 -
西海沿いだと結構遠回りだったようだが、何とか目的地へ。
ここは、元は、溥儀の父親(光緒帝の弟醇親王)の邸宅。
孫文の妻、宋慶齢がその庭園部分を晩年使用していたもの。 -
入り口には、海棠節のサインがあり、満開のハナカイドウを期待していたけれど、もうすでにぜ〜〜〜んぶ散ってしまって、落ちた花びらも枯れていたよ。
海棠節のサインは、降ろしておいて欲しかった・・・。
期待してたのにがっかり。
庭には牡丹。
ちょっと満開を過ぎたあたりか? -
池を中心に回廊で住居、庭園などがつながってる。
-
写真展があった。
この写真の真ん中が、溥儀の正妻、婉容で、後は溥儀の弟妹たち。
服装の歴史展もあり、満州族旗人の旗袍から段々とモダンになっていくチャイナドレスなど、見てて楽しい写真展だった。
表紙の写真は、ここに展示されていたポスター。 -
一人は金と、一人は権力と、一人は国家と結婚したと言われた宋家三姉妹。
宋慶齢の居室は、撮影禁止だった。
大きな部屋に、ベッドとソファーと仕事用の机、書棚などがあり、日本人形が一つ飾られていたのが、印象的。
隣りに小さなキッチンがあり、そこで宋慶齢自身が、来客に料理をしてもてなすこともあったらしい。 -
国家と結婚したと言われる宋慶齢さんはこんな顔。
さて、午後は、4トラベラーの「牛街」さんに牛街のご案内をお願いしてありました。
「牛街」さんは、北京駐在時代に牛街に住んでおられた方。
さぞ、ディープなところに連れて行っていただけるだろうと、とても楽しみにしていました。 -
まずは、天寧寺塔。
オリンピック前までは、ボロボロの古い寺だったのを、再開発して、綺麗にしたそう。
仏教のお寺なんだろうけれど、マニ車を回しながらお参りをしている人がいました。 -
北京オリンピックの歓迎ソング「北京歓迎ニィ」のミュージックビデオには、北京の色んなスポットをバックに、華星たちが歌っているのだけど、その中で、韓紅が歌っていたのが、この塔の前ではないか・・・。
と、私は思っていた。
だけど、実際に見てみると、どうも違う。
正面にこんなお堂はなかった。
塔も、もう少し低い感じがする。
さて、韓紅のあの塔は、一体どこだったんだろう? -
均整のとれた八角形の塔で、彫刻も細やかにされているのに、惜しいことに、ボロボロになっている箇所がいくつも。
でも、時代の風格を感じさせる美しい形の古塔でした。 -
すぐ近くに市場があり、入りたいと、お願いして行ってみた。
午後なのでお客さんはほとんどいないけれど、野菜から果物、ペットの餌、雑貨など、結構大きな市場。
この野菜の中の、緑の大根みたいなのは何だろう? -
市場ファンとしては、こういうところはワクワクします。
ああ、ここに住んで、こういうところで毎日お買い物をしてみたい〜。
旅行者の身が恨まれる。 -
市場が好きだったら、きっとここも気に入ってもらえるはず・・・。
と、次に「牛街」さんが連れて行ってくださったのは、回族の肉市場!
解体されたお肉がずら〜〜りと吊り下げられている。
回族は、豚肉を食べない。
並んでいるのは羊肉と牛肉。 -
かわいい丸顔の女の子が、一生懸命串焼き用のお肉を作っていた。
-
回族の教えでは、食品に必ず祈祷をしなくてはいけない。
これは、祈祷したという承認証。
ここもお客さんはほとんどいなかったけれど、その分、ゆっくりと見て回れて、非常に面白かった。
たぶん、私一人では入れないし写真も撮れないところだが、このあたりをよく知る「牛街」さんのおかげで、面白い経験ができて、うれしかったです。 -
法源寺のあたりから、胡同歩きをしてみます。
このあたりは、后海あたりのすでに綺麗になってしまった胡同と違い、まだまだ昔のまま。
ですが、この写真のように間もなく取り壊されていくところも多くなっています。 -
すでに一部が壊され、残りももうすぐに壊されることでしょう。
その後に、どんな街づくりが行われるのか・・・。 -
庶民の生活が覗かれる。
あ、自転車のサドルにビニール袋がかけてある。
うちの母もやってたなあ。
こんなところでわが家=庶民がしっかり再確認されるのだ(笑)。 -
前を行くおじさんは、肉まんか何かを買って帰るようだ。
道がくねくねしてわかりにくいのだけど、
このへんをよく知る牛街さんが案内してくださったので、
安心して歩くことができた。
すっかりおまかせで、どこをどう通ったのやら、どの駅で降りたのやら、全く覚えていないので、自分では2度と行けないかも。
後、何年かしたら、このあたりもすっかり変わってしまうのだろうか。 -
胡同を出て、大通りぞいのお菓子を売っているお店。
周りにナッツみたいなのがびっしりついたお菓子とか・・・。
パイみたいな丸いのとか・・・。
買いたいなあと思ったけど、これから食事に行くし、
一個が大きそうだし・・・。
いつかこういう買い物も挑戦したいな。
この日の夕食は、中国に長く住み、それぞれ深い関係を築いている方たちの会食に混ぜていただきました。
まるで歴史の教科書に出てくるようなお話など、興味深いお話ばかり。
その様子は、井上@打浦橋@上海さんの「北京あれこれ:麦子店、朝陽公園辺り」に載っています。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 井上@打浦橋@上海さん 2011/06/30 06:53:24
- またまた歩き回りましたね
- hastingsさん、どうも。
方家胡同は、こんな感じなんですか。
面白そうですね。
方家胡同は私が良く利用するバスの停留所の名にあるんです。
北京のバスのバス停の名は趣きあって楽しいんですよねぇ。
そのバスは124路です。
どこを走るかは下記を・・
http://bus.mapbar.com/beijing/xianlu/124lu/
私が乗るところは炎黄芸術館で、降りるところは景山東門。
そして景山公園に入り、あの山の頂上まで8回上り下りするんです。
国子監と雍和宮は、私も、今回うろつきました。
雍和宮は、入場門から続く銀杏並木に目を惹かれてしまいました。
コレは、秋は最高だなと、思いましたね。
雍和宮では、うちのカアちゃん、お参りしまくっていました。
私もつき合わされましたよ、参りました。←ダジャレです。
hastingsさんが、結婚されたのは金ですか、権力ですか、国家ですか・・・
それとも、イケメンですか・・・はい、余計なことでしたね・・・
しかし、凄い三姉妹ですね。
牛街は、私も牛街さんに案内されてうろつきました。
法源寺あたりもうろちきました。
さて、夕食会は・・・・
ああ・・・夕食会一歩手前で終わってるぅーっ!!
残念!!
- ElliEさん からの返信 2011/07/01 09:32:50
- RE: またまた歩き回りましたね
- 井上さん、こんにちは!
こんなに便利なバス路線図があったんですか?!
バスはどこを通るのかよくわからないので、歩くのが一番と思っていたけれど、これだと地図上でわかるので、便利ですね!
雍和宮は、お参りする人が多いですね!
チベット仏教信者じゃなくても、みんな行くんですか?
日本のお寺さんと同じような感覚なんでしょうか?
普通の人は、真言宗も日蓮さんも浄土宗もあまり意識していないですよね。
> hastingsさんが、結婚されたのは金ですか、権力ですか、国家ですか・・・
> それとも、イケメンですか・・・はい、余計なことでしたね・・・
> しかし、凄い三姉妹ですね。
金なし力なし家なし、イケメンでもなし。なんで結婚したんだろう???
と、それはさておいて、宋慶齢は、上海にも住んでいたということなので、上海にも記念館みたいなのはあるんですか?
牛街。面白いですよね。
今回は、清真寺や法源寺に行かなかったので、次回は是非行きたいです。
夕食会は、皆様の濃ゆ〜〜い話を、ただただ聞いていただけで、楽しませていただきました。
井上さんの旅行記で十分で、ワタクシなんぞが申し上げられることなど何もございませんです。
お料理は、いろいろなものが出て、おいしかったですよね。
ラクダの掌は、珍しくて、話のタネになりました。
シシカバブもおいしかった。
街の屋台のもおいしいけれど、やっぱりレストランはお肉が違うのかな?
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