越後の旅（１）国営越後丘陵公園　バラ園と小ハイキング

2011/06/11 - 2011/06/11

長岡ニュータウンの一角にあります国営越後丘陵公園に満開のバラを見に行きました。
関越自動車道の長岡インターを降りて、越後らしい田園地帯を行くのですが、突如として横浜近郊の都築区のような真新しい町並みになります。資料で調べると、田中角栄内閣の時代に打ち上げられたニュータウン構想の一環で作られた町のひとつだそうで、工業団地や閑静な住宅が一体となった町を構成しています。需要の問題もあって、遊休地を公園化したそうで、越後丘陵公園もこうした背景を背負っている場所にあります。
また越後丘陵公園の入り口手前に、もう今は空き地になっているのですが、中越地震で孤立した山古志村（当時）の方のための仮設住宅があった場所でもありました。
国営越後丘陵公園のバラ園は関東よりも、若干季節が遅いので、ちょうどこの時が見ごろでした。イングリッシュガーデンのような設えになっていて、大変に楽しめる場所です。

エリア 長岡・寺泊(新潟)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

早朝、時折雨が降りしきる中を都内を出発し、一路関越自動車道を長岡ICへと向かいました。

国営越後丘陵公園に到着する直前まで激しい雨だったのですが、ちょうど雨が上がってきました。

エントランスの通路の花束です。バラだけではない演出が、和ませてくれます。

オールドローズの一角です。

雨に打たれて、若干、花が痛んでいますが、手入れの良さが見て取れます。

雨上がりの湿気のなか、手入れが続けられています。

最もベストなタイミングで来訪して、本当にラッキーでした。

バス停脇の園路。長岡駅からバスで小１時間ほどです。
かつてニュータウン構想華やかしころはモノレール建設の構想もあったそうです。

雨のしずくも、初々しさを感じさせてくれます。

園内のカフェで休憩します。

ワッフルがお勧めです。

メニューはこんな感じ。ここは店内で食べるところは無く、屋外のテラスで食べます。

雨がやんだので、テラス席もなかなかよいです。

バラの周囲には菖蒲もあり、彩を添えています。

花と緑の館

家族連れで賑わっています。

花と緑の館脇のアジサイ

アジサイ

アザミ

ツルバラのコーナーです。

越後の山の緑のツルバラが映えます。

お昼過ぎになって、雨雲も無くなって人出が増えてきました。

バラ園を出て池のほうに緩やかに下っていきました。

棚田をモチーフにしたとされる越の池

越の池レストハウスで休憩です。ちょっとハワイ風です。

午後はちょっぴりハイキング。
越後丘陵公園の周囲を取り囲むように自然探勝路を歩きます。

橋の上からは越後丘陵公園の全景が見渡せます。

逆側はかつて山古志村の方々が避難した仮設住宅があった場所です。

新緑の森の中を約１時間のハイキングです。

よく整備された山のハイキングコースですが、一応、国営越後丘陵公園の園内なので、非常用の電話が何箇所か設置されています。

アザミ

向こうの尾根上にみえる展望台が目的地です。

里山ミュージーアムを結ぶ園内バスのバス停があって、何とバスがすぐ来るので、ここからバスに乗りました。（無料）

園内バスに乗るとすぐに展望台に到着しました。

入り口から展望フロアまでは、珍しいことに建物内のケーブルカー（斜めに上がるエレベーター）でした。

国営越後丘陵公園が一望できます。

展望台からは再び歩きました。道路わきでオオバギボウシを発見しました。

「天・地・人のフォリー」に到着しました。

天地人3つの要素で構成されたフォリーです。つまり垂直的な天ツインタワーと水平的な地ブーメランの大地に中間的な人（木のかご）の3つの要素を、日本古来の破調的手法で表現したとのことです。

緑の斜面を下っていきます。かつてこの下には山古志村の仮設住宅があったそうですが、いまは空き地になっていて面影はありません。

バラ園に隣接した風車の丘

風車の丘をカップルが散策しています。意外に気温も上がったのでアイスクリームがおいしそうです。

風車の丘

国営越後丘陵公園では一日、楽しく過ごせました。

花のプロムナードの売店でバラの鉢植えを買いました。

せっかく長岡まで来たので、越後らしい風景をみるべく、そして東日本大震災から丁度3ヶ月目のこの日を記念して、山古志地区の風景を見に行くことにしました。