国営越後丘陵公園の薔薇まつり

2014/06/15 - 2014/06/15

　梅雨の合間の昨日（6月15日）は晴天で爽やかな一日だった。午後から、市内の公園で「薔薇まつり」をしていたので、妻と二人で出かけた。公園でも、街中の小さな公園ではない。長岡市には広大な国営越後丘陵公園があるのだ。（長岡駅から車で30分）
　40年ほど前、越後出身の政治家が首相の時、日本列島改造論を称え、裏日本という言葉を死語とさせた。（私は裏日本という言葉が好きだったので残念）
そして、日本海側に関東の大企業を誘致すべく、長岡近郊の丘陵地帯に「ニュータウン」を作る計画に取り組んだのだ。
　交通の不便、冬の豪雪の悪条件がバブル経済の崩壊と重なって、計画通りに行かなかった。国は残った地域を国営の公園にしたのである。
　さすが、国のやることはデカい。現在は 150haが素晴らしい公園になっているが将来、完成時には400haの広大な公園になるのだそうだ。
　この公園に来て、いつも思うことは、雄大で自然との調和が見事なことだ。
　今回訪ねた「薔薇まつり」は公園の中のほんの一部にしか過ぎない。200種以上の薔薇が、あちこちと咲き乱れていた。無造作に植えてあるのがいい。バラの背景に見える越後の山々が美しいのがいい。緑の山と、空の青さがそれぞれのバラの色に調和していた。
　薔薇は種類が多い。交配して新種の薔薇が作り安いのだそうだ。（桜が種類が多いのはバラ科のため）
　美しい薔薇をを眺めていると、不思議な世界へと誘う。私が若い頃、好きだった北原白秋の詩を思い出していた。
　「薔薇の木に薔薇の花咲く何の不思議なけれど」

エリア 長岡・寺泊(新潟)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス

薔薇園の彼方に越後の山々が見える

無造作に植えてある薔薇が自然にマッチしている

乙女チックな優しい薔薇

情熱的な真紅の薔薇

ポプラの木に絡まったつるバラは５m以上もあった

公園内の池の噴水は30分毎にメロディにあわせてワルツを踊る

草そりで遊ぶ子供もいた

ペダルで動く四輪自転車

彼方の丘は冬期は初心者向けのスキー場になる

子供の遊具がいっぱいあるので家族連れが多い