2011/06/11 - 2011/06/11
75位(同エリア482件中)
ころっつさん
高速道路の土・休日上限千円がいよいよ今月19日に終わる…ということで、梅雨の中でしたが、大学時代に山口に住んでいたナビゲーターの案内で山口市内を観光し、秋吉台を通り過ぎ、萩市内まで足を延ばしました。その第1弾山口市内編です。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
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梅雨による大雨の天気予報の中、朝早くに出発し、中国道を西にひた走り、広島県内の七塚原サービスエリアにまずは立ち寄ります。
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旅に持参したB級グルメ本によれば、ここには「ワニバーガー」という代物があるそうで…。「ワニ」と言っても、クロコダイルとかではなく、この地方で「サメ」を指す方言だそうです。
古来広島県の山間部地方では、海から遠く離れていたため、死んだ時に尿素がまわり保存が効くサメが古くから食用の魚として重宝されていたとのことで、今でも地元のスーパーでは刺身用とかで販売されているそうです。 -
インパクトのある「ワニバーガー」。確かにサメの絵が描かれています。1個630円です。
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お味はというと…鶏肉の集合肉のような味で、生姜しょう油風に仕上げてあります。サメは死んだ後、肉の臭いの癖がかなりあるため、刺身で食べる時も生姜しょう油がよく用いられるそうです。
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同行者みんなで食べましたが、感想は…正直一度食べるともういい…という感じでした。サメと言われなければ、わからないのも確かですが…。何だか罰ゲームの様相…。
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こちらはサービスエリアで売っていたおみやげ。今から向かう山口県では今年国体が開催されるということで、そのイメージキャラクターの「ちょるる」のお菓子が売っていました。頭の形が「山」で、口元が「口」のカタチをあらわしているとか…。
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中国道を4時間ひた走り、山口インターで降ります。間もなく終了の休日上限1,000円の割引、やはり表示は感動的ですね!
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山口市街地に入り、まずは山口銘菓・豆四郎の店舗に立ち寄ります。
山口の地元和菓子としては、ういろうが有名ですが、それとは一線を画す名菓だそうです。
○豆四郎HP
http://www.toushirou.info/index.html -
本店には大きなな庭園や工芸品も飾られており、店員からお茶と茶菓子の無料サービスも受けられます。買わないで出れない…かも。
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こちらは「生絹豆四郎(すずしとうしろう)」という商品で、実際にお土産として購入したものです。小豆と抹茶の風味のさっぱりとした和菓子で、一本単位で購入することができます。
ただし消費期限が一両日中となっています。普通の豆四郎はもう少し日持ちするものとなっています。 -
豆四郎の店舗に立ち寄っていると、同行者が「SLが走る時間が近づいている!」と。あわててJR山口駅に行くものの、タッチの差で間に合わず、付近にはSLの煙だけが漂っている。
「まだ近い!」ということで、山口駅の北にある仁保駅にSLは停車するので、国道9号線を北上し、停車中の仁保駅でその姿をキャッチすることができました。 -
駅の停車中には多くの乗客や駅に詰めかけた客が撮影をしています。これまでに一度だけ大井川鉄道のSLに乗車したことがありますが、その姿を目の前にした一同は興奮状態となりました!
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乗ってもないのに、子ども、そして撮り鉄のように順にSLをバックに記念撮影。
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SLはJR山口線の新山口から津和野を結ぶ「やまぐち号」。漆黒の機関車の雄姿に素直に感動です。そして山奥にある仁保駅のシュチュエーション、ここがまた良いのです。
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機関車から立ち昇る黒煙。列車の車掌が昔ながらの懐かしいホイッスルの音が何度も響きわたり、出発の時であることを知らせています。
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ボッーという激しい汽笛の音がして、機関車の車輪がゆっくりと動き始めました。
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客車の茶色のレトロ風。車掌や車内販売の売り子の姿も昔を思い起こす格好をしています。
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やまぐち号の最後尾は、展望車タイプとなっており、乗客がその眺望を楽しんでいました。いつか乗ってみたくなりました。
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次は雪舟庭園で知られる常栄寺に向かいました。
室町年間に大内氏が支配し、大陸との貿易で大きな経済力をつけ、応仁の乱の混乱などから京都から逃げる公家を受け入れ、西の京と呼ばれる繁栄を築いた山口。その当時に大内氏の依頼により雪舟が手がけた伝わるのがここの庭です。
大内氏の治世の後、防長の支配者となった毛利隆元の菩提寺となりました。 -
拝観料300円を支払い、本堂に入ると、本堂手前にあるのが枯山水の庭です。小京都にふさわしい京都の寺院さながらの庭園です。
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枯山水の庭を眺める同行者。
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本堂の裏手には三方を山林に囲まれた池泉回遊式の庭園が広がっており、室町時代の典型的な禅宗流庭園様式となっています。 これが雪舟の造庭と伝わるものです。
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新緑の青紅葉が美しい季節です♪。向こうではカップルがふたりで並んで写真を撮っています。
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庭は散策道沿いに一周することができます。
庭園には心字池があり、厳かなたたずまいをみせています。 -
散策道の一番奥側の高い位置から庭園を望みます。
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緑がまぶしい雪舟庭園。
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池には多くの蓮が浮かんでいます。今がちょうどその花の季節です。
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池に浮かぶ蓮の花。
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苔もいい模様を演出しています。
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昼を過ぎて、中心市街地に戻り、山口の行政・文化機関が集まるパークロード付近に車をとめ、一の坂川沿いにある「春来軒」で昼食をとります。
ここは山口名物の「バリそば」を提供する飲食店。「バリそば」は山口市とその近郊で食べられている麺料理で、太めの揚げた中華麺に野菜がたっぷり入った八方菜風のとろみを付けた鶏がらベースのスープがかかっている揚げソバです。3人前を注文すると、大皿に盛られて出てきました。 -
このバリそば、食べる時にバリバリ音がするので、その名が付いたとも言われています。
いわゆるあげソバよりも上に乗っているあんがとろみが少なくスープのようになっています。 -
あっという間に皿をたいらげてしまいました。大皿3人前は2,100円。ちなみに生ビールは1杯500円でした。
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お腹いっぱいで満足の一行が、お店の前で記念撮影。
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食後にはほろ酔いで中心部を流れる一の坂川沿いを散策します。
一の坂川は、大内氏の支配していた時代、京都の見立てられた山口のまちの中で鴨川に位置づけられた川です。川の両岸は今も静かな情緒を残すまちなみが残っています。 -
県庁所在地の中心部ですが、清流でほたるも生息しているそうです。
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大雨の天気予報が外れて、雲が広がるものの蒸し暑い梅雨の合間の晴れ日となりました。新緑の葉になった桜並木と昔ながらの民家・商家が立ち並んでいます。
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一の坂川沿いの道端に可憐に咲く花。
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川沿いに2kmほどのぼっていくと、山口市のランドマークでもある琉璃光寺に到着します。
琉璃光寺は、もともと大内氏が興隆をきわめていた室町時代に戦死した当主の菩提を弔うために造られた寺院です。 -
見どころは、大内文化の傑作である室町時代に建造された国宝指定の五重塔です。境内は無料で入ることができるのが嬉しいです。
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これは以前、紅葉に染まる秋に訪れた時の写真です。私自身は山口市内は2度目の訪問です。
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琉璃光寺の境内は香山公園として整備されており、奥手には維新末期を生き抜いた毛利家当主の墓地もあります。維新時には多くの志士が討幕の打ち合わせを行った場所です。
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夜になると五重塔はライトアップされます。これも以前に訪れた時の写真です。
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琉璃光寺でたたずむ美女?の後ろ姿…。同行者ですがそれなりに絵になります。
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琉璃光寺から下っていくと山口県庁があり、その敷地内には洋風の古い庁舎と議事堂が残っています。古い庁舎の後ろに立つのは近代的なビルとなっている現在の県庁舎です。
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山口県庁の西南には、長州藩の藩庁表門が残っています。江戸時代末期に毛利家が萩から交通至便な山口に藩の政治機能を移転した時の名残の建造物で、明治維新の震源地となった場所でもあります。
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再びパークロード近くに戻り、丘の上にあるサビエル記念聖堂に向かいます。キリスト教をわが国に伝えたフランシスコ・ザビエルの山口来訪400年を記念して建てられた聖堂で、戦後に建てられてましたが、92年に失火により焼失、その後再建されたのが現在の建物です。
内部には入っていませんが、ザビエルの足跡が紹介されています。 -
萩観光を済ました後、再び山口市内に戻ってきました。
萩に向かう途中にネットで上位ランクのラーメン店をたまたま見つけていたので、夕食場所として選びました。店の名前は「蘭蘭」。少しだけ待って食べることができました。 -
九州に近いせいか、豚骨系のスープ。味が濃いものの、しつこくさはなく、
結構さっぱり系です。麺はストレートの細麺です。 -
今回の旅の最後には市街地に湧出する湯田温泉に向かいました。傷ついた白狐が傷を癒していたことから発見されたという600年の歴史を誇る温泉で、湯田温泉駅の駅前にはシンボルの白狐の像が建っています。
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湯田温泉は多くの人が集う足湯に力を入れており、無料で利用できる施設が温泉街に何箇所か設置されています。長旅の疲れを癒すため、温泉にみんなで足を浸し、帰路につきました。
自宅に着いたの時には翌日になっていました。
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この旅行記へのコメント (6)
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- 潮来メジロさん 2011/08/23 19:55:57
- 「本日の一枚」当選おめでとうございます。\(^o^)/
- ころっつさん、こんばんは! ヾ(^o^)
「本日の一枚」当選おめでとうございます。\(^o^)/
今朝、新着お知らせメールを開いたところ、TOP写真に「ころっつさん」のお名前が・・・。
すぐお祝いのコメントをと思いましたが、用事で出かけており遅くなりました。(^_^;
これからも、楽しい旅行記の連載、期待しています。
ではまた・・・。(^o^)/~~~
(潮来メジロ)
- ころっつさん からの返信 2011/08/28 08:28:50
- RE: 「本日の一枚」当選おめでとうございます。\(^o^)/
- 潮来メジロさん、おはようございます。
お返事が遅くなり、申し訳ありません。
「本日の一枚」の当選ですか…。
私はメール設定で選択をしていないので、見ることはなかったのですが、トップ写真で載っていたのですね…。どういった基準で選ばれるのかわかりませんがありがたいことです。
わざわざお祝いのコメント、ありがとうございます。
最近忙しくなかなか進まない、つたない旅行記ですが、またよろしくお願いします!
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- くに・クマさん 2011/07/04 06:50:41
- またおいでませ♪山口へ
- ころっつさん、山口にお越しいただきありがとうございました。
日帰りで、秋吉台・萩も含めて主要なところを効率よく回られてますね。
ナビゲーターの方、かなりの腕とお見受けしました(笑)
常栄寺の雪舟庭、真ん中の富士山に見立てられていた石の周囲の植栽が、住職交代とともに「あれは中国の山でないとおかしい」と取り外されたと、ガイドの会で情報がありました。
最近行ってなかったので、ころっつさんの写真で確認できました。
今度、自分でも確認しに行こうと思います。
惜しむらくは、夜までいらっしゃったのであれば、帰りに一の坂川を散策されれば、まだゲンジボタルが飛んでいたかなあ・・・と。
今年は出始めが遅かったので、6月中旬まで結構飛んでたようです。
あと、湯田温泉のゆうたくん像の周囲の工事は、あそこにも足湯を作っているんですよ。
お入りになった高田公園近くの足湯近くでは、有料の足湯施設の建設の予定もあるそうです。
機会があったら、また来てくださいね。
それでは。
くに・クマ
- ころっつさん からの返信 2011/07/07 08:22:58
- RE: またおいでませ♪山口へ
- くに・クマさん、おはようございます。お返事遅くなりました。
兵庫県から山口日帰りは結構きつかったです。山口に学生時代住んでいたナビゲーターの腕でしたが、まさか萩まで足を伸ばすとは思っていませんでした。
常栄寺は前から一度ぜひとも行ってみたかった場所で、今回の旅に際して私がリクエストしました。雪舟庭の植栽にそんなエピソードがあったのですね。
山口は西の京にふさわしいまちで、失礼な言い方かもしれませんが、県庁所在地とは思えないくらいの静かな落ち着いたまちですね。
一の坂川沿いは特にどこの田舎町だろうと思うくらい自然がいっぱい残っていました。昼に歩いた時も、光らないただの虫のようなゲンジボタルが飛んでいるのを見かけました。
次は湯田温泉で泊まってみたいものです。
そしてお土産で買ったかわらそばを店屋で食べてみたいと思っています。
それではまた。
-
- 天星さん 2011/06/24 22:18:40
- ワニバーガー
- ってそんなによくなかったんですか?
そうですか...罰ゲームの様相なんだ(やめとこう)
国体のキャラって
今一つ...
でもSLはやっぱりいいな
琉璃光寺でたたずむ美女?...
今度は五重の塔写る水面の前で1枚
リクエストしたいですね〜(笑)
大内の殿さまは華やかな都を
作りたかったんですよね!
公家の出身だったとか!
まぶし〜い新緑
きれいな緑の風景
とてもよっかたです〜
天☆
- ころっつさん からの返信 2011/06/30 18:26:38
- RE: ワニバーガー
- 天星さん、こんばんは〜。返事遅くなりました。
梅雨の長い夏休みで今週は夏真っ盛りの暑さが続いています。
ワニバーガーは…わたし自身が「生姜味」が嫌いなこともありあまり美味しさを正直感じませんでしたが、「サメ」という先入観があったことも事実です。
わが兵庫県の国体キャラ「はばたん」は人気で、5年たった今もふるさとの人気キャラクターとして活躍をしていますよ〜♪
SLは迫力に圧倒!
瑠璃光寺の美女?…は身長も高く、お顔は見せれませんが、涼しい顔の文質彬彬の女の子ですよ!(笑)他のシリーズでも時々出演していますが…。
西の京というだけのまちの雰囲気はありますね。山口は!
そしてホンモノの京都市街地にもない温泉街もあるのも魅力的です。
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