北北西に進路をとって！　オストフリースラント編　その３、ノルデン＆ノルトダイヒ

2011/05/20 - 2011/05/22

さて、オストフリースラント編最後はノルデン(Norden)とノルトダイヒ(Norddeich)。
その名もずばり「北」と「北の堤防」。

今までの町は直接海に面していませんでしたが、最後にようやく海岸の登場です。

エリア ドイツ

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ノルデンは文字通り一番北（…正確に言うと一番北西）に位置する町。

こちらはマルクト広場にある「３人姉妹の家」と呼ばれるもの。
…ああ、屋根の部分がね。

なるほど、こんな建物が見られる町なんですね。
「レンガ」という意味では、他のオストフリースラントの町と変わりませんが、この町のはちょっと色が濃いですかね。

マルクト広場にある塔に、戦没者慰霊碑が。
まあ、この町も戦争中に被害を受けたようで…

マルクト広場から少し離れたところに、シェーニングッシェ・ハウスと呼ばれるルネッサンス様式の建物が。

多分、この建物がノルデンで一番綺麗かも。

今では、イタリアレストランとして使われています（イタリアつながり?）

マルクト広場にある教会、ルートゲリ教会。

そういえば、このあたりは内装はどんな感じなんでしょうね？

この教会の中には、アルプ・シュニットガーというオルガン製作者の作品が。

どうやら、かなり有名な人のようです。
…それを知らずに彼の作品を無意識で今まで見てきたような…

もう一度それは振り返ってみることにします、自分で…

ノルデンの駅と町の間には２台の風車が。

ちょっと不自然な位置に…

お食事です。
町の中でとりました。

サカナも美味しかったですが、このいわゆるジャーマンポテト（ドイツ語ではブラート・カルトッフェルンってヤツですが）がまたうまいのなんのって（喜）

私個人の感想ですが、ブラート・カルトッフェルンは北ドイツの方が圧倒的に味がいいです。

なぜかは…
また調べてみますわ（笑）

レストランにはシュトラント・コルプ（海岸で見られる風除けチェアー）も。

ああ、海の近くに来たんだなーとここでも実感。

さてノルデンを離れて…

ノルトダイヒに向かいます。
町は同じノルデンに属しますが、大体５〜６ｋｍほど離れています。
電車で５分強。

ちなみにノルトダイヒ駅のすぐ近く（２００ｍぐらい）が終点のノルトダイヒ・モーレ駅。

ここから日本語で言うところの「東フリースラント諸島」のノルデナイ島、ユイスト島に渡るフェリーが出ています。

ドイツ人に愛されているバカンス地の一つです。

北海の海岸沿いは大概風が強いです。

そのため、凧を揚げている人たちが何人か。
まあ、ここは西洋風の凧で。

夕時、ちょうど干潮と重なりました。

ちなみに、この地域も世界遺産の「ワッデン海」に属する場所。
世界遺産地域には何度か足を運んできましたが、完全な干潮時に訪れたのは…

あ、初めてですわ（嬉）

なぜ世界遺産に登録されたかという理由の一つに…

非常に幅広い生態系が生息している点が上げられます。

ほら、カニ発見〜

あと、ヴァットヴルムというミミズみたいなのも発見しましたが、写真では見ないほうがいいので載せていませぬ。

ちょっとねぇ、見ていて気持ちいいものでもないので（汗）

プロとともに行動しない限りは、例え干潮時でも干潟に入らないように、というのが大切なルール。

所々「穴」があって危険だそうです。

なので、大人しく足場があるところを移動。

見晴台みたいなところに上ってみました。

夕暮れ時のシュトラント・コルプ群は哀愁漂いますなー。
（ちなみにまだ完全なシーズンではないので使っている人はまばら）

このノルトダイヒは様々な施設が充実しています。
プールもあったり（目の前に海がありますが、基本的には水温が低すぎて入れるものじゃない）。

じゃあ、泳がないならここでみんな何をするのかというと…

まあ、例えば夕暮れ時に海岸を散歩したり。

夕日のオレンジ色が干潟に映り、それはもう幻想的。

夕日も久しぶりに沈むところまで見られそうです。

やっぱり平らなところじゃないとそれは無理な話ですものね。

水平線のかなたにユイスト島が。
鳥の飛ぶ姿まで見えます。

ああ、綺麗な夕日を見ることが出来た、今回の目的の一つはまさしくそれだったわけで。

北ドイツは天気がつかめないことが多いですが、幸運にも今回は完璧でした。

この夕日はドイツ滞在中、最も感動的な１シーンの１つになりましたとさ。

めでたし、めでたし。
（でも、旅行記はまだありますよ♪）