2011/05/04 - 2011/05/07
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ciderさん
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ひょんなことから友達の友達の家にお泊りすることに。
英語通じるよーなんて言われてたのに、実際に行ってみるとみんなトルコ語しか通じない…完全アウェイの中、親戚やら友達やらが次々現れトルコらしい歓迎を受ける。
トルコに根付いたイスラムの教え。ムスリムの習慣として客人は最大のプライオリティとしてもてなすのだそう。
*異国とはいえ、人様の家でじゃんじゃん写真を撮る勇気がなかったのであまり素敵な写真はありません。文章で雰囲気を味わって下さい。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 航空会社
- 大韓航空 ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
イスタンブルでお世話になったのはアタテュルク空港に近いエリアにあるご家庭。もちろんトルコ人。5人の娘たちと1人の末息子、父母の7人家族。
招待してくれた友人はなぜか出張中という状況でまだ見ぬ妹さんと駅で待ち合わせしタクシーでご自宅へ。
パリのようなオートロック付きのアパートで、エレベーター無しの5階建て。平均的イスタンブルの家庭らしく、3LDKの間取りでそのうちの一室を同行した友人と使わせていただきました。
到着するとすぐにリビングへ案内されまず軽食(思ったより大量)。機内食ですでにお腹がいっぱいだったので、途中でドロップアウト。その間にも親戚やら兄弟の友人やらいろんな人が遊びにくる。
このときに気が付いたのが、『この家族、トルコ語しかわからない』という事実。会話は【指さしトルコ語】と旅行会話が入った電子辞書が頼り。
日本でちょこっとトルコ語を勉強していった私ですが、あいさつと数字程度しかわからない。ジェスチャーで通じることも1/10の確率であり初日はこれだけで疲労困憊。
写真:玄関のドアにかけてあったナザールボンジュ(トルコの魔除け) -
翌朝、早く目覚めた私をアンネ(お母さん)がドアの隙間から手招き。これ好き??と直径70cmほどの大きさの天板に焼かれたスポンジケーキを見せてくれました。これが素朴ながらメチャウマ。
チャイといっしょにいただきました。アンネは他にもチーズの入ったスコーンのようなものやらエキメッキやらを奨めてくれておなかいっぱいに。 -
前日はタクシーまでおうちまで行ったので、駅までの経路を妹さんに案内してもらいました。道が入り組んでいて、どんどん曲がる…同行者と半ばパニックになりながら10分ほどでトラムの駅に。
途中で見つけた小学校。建国の父アタテュルクさんの肖像画がババーンと大きく描かれてました。学校の中で遊んでいるお子さんたちからは『JAPONがいるー!!』みたいなことを叫ばれ、道すがらの人々も見慣れぬ日本人に興味津々の様子。やっぱり異国にきていたんだと実感。 -
最寄駅からSultanahmetまではトラムヴァイで30分程度。
ジェトンは均一料金で1.75TL。
アクビルを買いたい!と妹さんにアピールしたけど全く通じず玉砕。ジェトンは大目にお金を入れると複数枚購入になるので注意。トラムヴァイは意外とスムーズで、信号以外は車をどんどん抜かしていく。
車内で英語の話せるおっちゃんにつかまり、しばし会話。
彼の友達にも日本に住んでいるトルコ人がいるが、避難などはしていないと語ってました。イスラムの教えでは死は遅かれ早かれ訪れる。すべてはアッラーのおぼしめしだと。
トラムヴァイの車中、女性は2割程度。
バスよりは行先が分かりやすいし、
駅名が電光掲示板に表示されるので安心。
ラッシュ時(午後は6時ごろ)はパンパンにお客さんが乗っていて乗車できないこともありました。 -
ローカルのスーパー的なお店。中にはチーズのカウンターもあって、必要なものがコンパクトにまとまっている印象。
びわとかイチゴ、メロン等、新鮮なフルーツがどっさり!トルコからヨーロッパにも輸出しているそう。
お水は1.5Lで1TL(≒52円)と安価ですが水道水が飲めないので毎日だと結構切実。カッパドキアの乾燥した気候で喉をやられ、四六時中飲んでました。 -
トルコのスタンダードなスープ、メルジメッキチョルバス(レンズマメのスープ)。気に入ったのでアンネにレシピを教わって日本帰国後も作ってます。水煮してミキサーにかけるだけですが、盛り付けにドライミントの葉と粗挽きの赤唐辛子をふりかけ、レモン汁をたっぷり加えて混ぜて食べるとトルコの味に!
サラダはメディテレーニアン風にサイコロ状にきゅうりを切って、串ぎりのトマトと旨みのあるスプリングオニオン(生食用)がそのまま。オリーブオイルと塩とレモン汁をかけて食べるという豪快振り。お好みでヨーグルトをかけます。
3泊目の〆でフェアウェルディナーを用意してくれました。これまたたくさんの友人やご親戚がきていただき、20人ほどの盛大なディナーに。ウル●ン滞在記も目じゃないかも。
英語の得意なご友人も来てくれたので3日目にしてようやく打ち解けました。 -
観光は2日間かけて、スルタンアフメットのジャーミィとバザール、トプカプ宮殿を周り、3日目の帰国日に新市街のイスティクラール通り沿いとアジアサイドのUskudarをまとめて見て回りました。
タクシーがなんとも安い!トプカプ宮殿の海岸沿いにある友人のホテルから新市街まで15TL(日本円で800円弱)。4人の友人と回ったのでちょととトラムで行きづらいところにはすぐタクシーで向かうようにしました。
しかしそんなタクシーでも断られたのは新市街からボスポラス大橋を渡ってアジアサイドへ行ってほしいというリクエスト。『大渋滞になるから』と、旧市街にある桟橋、エミノニュへ戻って行きなさいと言われまたふりだしへ。 -
新市街のチャイハネでお支払をしたら
かわいいBOXに入れてつり銭を出してくれました。
最初はなんでホームステイなんぞ…と思い、その環境にも驚いたけど、終わってみればスルタンアフメットより住宅街の方がずっと安全で、ローカルムードあふれていてよかったなあと。変な人もいないし。
アザーンの音もあまり気にならなかったです。
トルコの良さは人の良さにあり。物価も安いし、好景気で湧いている。
イスラムの良さがなんとなくわかった気分。
ご自宅へ招待してくれたのも、ぷらっと入ったお店でチャイをごちそうしてくれたりするのも全てイスラムの教えからきている。
まだまだ探検してみたくなるところがいっぱいのイスタンブルでした。
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