40》　夏。イギリスの旅　２日目。　カッスルクーム　　2009/７/11

2009/07/11 - 2009/07/11

レイコックから　車を走らせ　３０分。
カッスルクーム　です。

かつてローマ人が持ち込んだ　羊毛の為の羊が　イギリスの気候風土に適していた事もあり　１４世紀ごろまで　羊毛産業は　この地コッツウォルズにおいても盛んでした。

産業革命の波に取り残され　往時の繁栄の証を　見る事は叶いませんが　中世の　侘びた美しさが　今となっては　カッスルクームのイギリスで一番美しい村　と言わしめる　魅力です。

エリア イギリス

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

コッツウォルズの中でも
最も古いと　言われる村　カッスルクームに　着いたのは
１９時少し前。

空き地のような　駐車場に　止めなければ
車を　堂々と　止めておけるような　場所は　ありません。

道沿いに　並んだ　家並み、その　ひと塊りが
カッスルクームの　愛らしい　村です。

一本道を　歩いて行くと　わぁぁぁぁ！！
素敵〜〜〜　

小雨なんか　気にもならない、
雨にぬれた　小道も　絵になるくらい　美しい家並みに
魅了されてしまいます。

マーケット・クロス

かつては　このあたり一帯は　羊毛の取引が　盛んでした。
その当時の　マーケットの建物が　そのまま　今も使われています。

小さな教会、セント・アンドリュース教会です。

絵画の中に　入り込んだような　現実を忘れさせてくれる　景色です。

キャッスルホテル。

どこを眺めても　絵葉書を　並べたような佇まいです。

何と　鄙びた美しさでしょう・・・

ホワイト・ハート・パブ　です。

村自体の　細部に至る配置が　心憎く　効果的です。

なんにも考えずに　シャッターを押し続けます。

屋根に突き出た　小窓。　屋根裏部屋は　どんな造りになっているのか　覗いてみたいです。

窓辺にあしらった花々と　チョコっとした　スペースに設えられたガーディニング。　素敵！

外壁のウォールバスケットの　お花が　侘びた景観に　彩りを添えてオシャレな家並みを作り上げています。　

ハンギングの　お花がはければ殺風景な石壁も　絶えずシャワーのように降り注ぐ雨のおかげで　イキイキとした花の色に　助けられているようです。

カーテンを引かず　垣間見える　部屋のインテリア、イギリス人の感覚の鋭さを　感じます。

日々の生活からして　オシャレです。

小さな　バックホース橋の　傍に
立ち並んでいる　コテージ、ウェーバーズ・コテージです。

カッスルクームの　ザ・マナー・ハウス・ホテル。

１７世紀に建てられた　貴族の館は　ホテルとして
コッツウォルズで　一番　壮麗なマナーハウス・ホテルと
格付けされています。

雨よけの屋根のある入り口、なんてオシャレなんでしょう・・・　

ウェーバーズ・コテージは　何枚撮っても
撮り飽きない、
眺めていると　古き良き時代のイギリスへの　
強い憧れが　胸に高まってきます。

かつて　『名探偵ポワロ』の撮影にも使われた　パブ　です。

たったか　たったか　と　ﾎﾜｲﾄ･ﾊｰﾄ･ﾊﾟﾌﾞの写真を
撮っていたら　「パパラッチ！！」
テーブル席の　お客さんに　ふざけて　
指差されました。

ずーといつまでも　川のほとりに　しゃがみ込んで この趣きのある村の中に　溶け込んでしまいたい、去りがたい思いで　バースへと移動します。