2011/05/01 - 2011/05/01
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TAKEおじさん
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今年のGWは、東北を応援しようと、あまり行ったことがない山形まで行くことにした。
横浜から山形まで車で行くので、そう遠くない山形市と途中の置賜(おきたま)さくら回廊を訪れることにした。
一日目は一気に山形まで行くことを考えていたが、二日目の天気が悪そうなので、山形市まで「置賜(おきたま)さくら回廊」を見ながら行くことにした。東北自動車道から、13号線を米沢に向かい、長井市の「置賜(おきたま)さくら回廊」に入る。ここから43キロの桜回廊がつづく。今年は、寒いのでやや開花が遅れており、エドヒガンザクラはまだ早かったが、染井吉野が満開を迎えていた。
http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10564155/
二日目前半は、山寺へ。立石寺の山寺は、断崖絶壁にお堂が建っており、これは見たかった。1,000段もの階段を登っていき、断崖絶壁のお堂を見ることが出来た。
http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10564998/
二日目後半は、山形城跡の霞城(かじょう)公園。期待以上の桜には驚かされた。二の丸沿いの続く桜並木は圧巻だった。城内の郷土館や山形美術館、文翔館など見て、今夜の宿泊地の宇都宮に向かった。
三日目は以下の旅行記へ。太田芝桜、あしかがフラワーパークなど。
http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10563453/
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
-
山形はさくらんぼの果樹園が
山寺から、山形城跡の霞城(かじょう)公園に向かう道路沿いには、桜の様な白い花がいっぱい見られた。
もうすぐ収穫されるさくらんぼの白い花だ。 -
さくらと似ているけど
桜とは品種が違う。さすが、山形はさくらんぼの花がいっぱいだった。 -
山形城跡の霞城(かじょう)公園 二の丸東大手門から
山形城は、延文元年(1356)に斯波兼頼が築城したと伝えられる。本丸、二の丸、三の丸の3重の堀と土塁をを持つ全国有数の平城である。出羽の関ヶ原合戦で城郭が霞で隠れたところから「霞ヶ城」と呼ばれた。
当時の建物は残っていないが、最近になって復元が進んでいる。 -
見事な堀に
二の丸の見事な堀に、桜が満開。
日露戦争凱旋を記念して歩兵三十二連隊の帰還将兵が、明治39年に周囲にソメイヨシノを植林。以降桜の名所となった。 -
堀に沿って桜が
城内に入る前から、桜がいっぱいで期待される。
1,500本の桜が咲き誇るという。 -
二の丸東大手門の枡形(ますがた)に櫓(やぐら)が
敵を迎え撃つ枡形の南北に多聞櫓(たもんやぐら)を持つ独特な形式で、江戸城に匹敵する規模を持つ。
この櫓、平成3年に再現された。
門から入った敵は、真っ直ぐに進めず、この枡形に入り、櫓から狙われる。 -
櫓は公開中
興味あった櫓は無料で公開されていた。
早速、入ってみる。 -
櫓の中
幕末の城絵図や明治時代初期の写真から復元した。
枡形に入った敵を狙う狭間(さま)や石落としの窓も有り、戦国の時代に戻ったよう。
復元資料なども展示されていて、城郭ファンには有り難い。
狭間(さま)とは、攻撃用の小窓。 -
石落とし
ここから、入ってきた敵に石、煮え湯を落としたり、鉄砲や槍で攻撃した。 -
狭間(さま)から矢を放った
これは弓矢用。鉄砲の狭間は、丸か三角。
枡形に入ってきた敵を攻撃するのを想像する。
お城はあれこれ考えると面白い。 -
大手門前の庭には見事な枝垂桜
二の丸から庭を見ると、見事な枝垂桜が見える。霞城公園は桜の名所にも成っているので、桜が期待できる。 -
下から見ると
こんなにも立派な枝垂桜。 -
桜の中に騎馬像が
これは、最上義光(もがみよしあき)騎馬像。上杉景勝の重臣直江兼続が攻めてきたときに戦った勇姿。 -
桜回廊を
二ノ丸東大手門から堀伝い南門に続く土塁(どるい)は桜回廊になっている。見事な桜のトンネルで、満開の染井吉野の桜が延々と続く。
1,500本も有るのだから凄い。 -
イチオシ
さくら、さくら
素晴らしい桜なのに、思ったより人出は少ない。これだけの桜は、県外にはあまり知られていないようだ。 -
歩きやすい道
左側は掘になっている。散った桜の花びらで道は桜で敷き詰められている。 -
お堀はピンク色
左に見えた堀は、散った桜で一面のピンク色になっていた。ピンクのグラデーションが見事。
花筏どころではなく、花甲板? -
霞城の桜は根性桜
樹齢600年。高さ12.5m。
兼頼が山形城築城の祭に植えたと伝えられるエドヒガンの古木。
主幹は腐り、大枝は何度も積雪や強風で倒され、それでも樹勢を盛りかえしている根性ある桜だ。さすが東北の桜。
ソフトボール場の隅に植えられていた。 -
巽櫓(たつみやぐら)石垣復元
二ノ丸土塁にあった櫓の跡で、石垣が発見された。江戸時代の絵図面で6.6mx10.6mで調査の結果も同じだった。これから、半年で復元するというので楽しみだ。山形城は本丸を含めて、復元がどんどん進んでいるのでこの先が楽しみである。 -
南門の見事な石垣
石垣は野面(のづら)積みで、あまり石は加工していない。
古い石垣を思わせ美しい。
野面(のづら)積みとは、自然石をほぼ加工せずにそのまま積む。城壁としては古い時代のもの。積み石を加工して隙間をなくすのは、切込接(きりこみはぎ)という。 -
本丸の石垣も復元中
大手門に続いて、本丸の復元工事も進んでいる。明治時代に本丸は埋められたのを復元して、櫓、枡形、橋、堀などを復元する。大手橋は見事に復元されている。
今後が楽しみである。 -
展望台から
展望台が近くに有り、本丸を覗けるようになっている。美しい景観だ。山形城は天守が無かったのが残念。 -
山形市郷土館(旧済生館本館)
公園内に、明治11年(1878)に作られた県立病院「済生館」。西洋3層楼の擬洋風建築で、昭和44年に現在地に移築された。
高さ24メートルは当時としては目立った建築物だった。(入館無料) -
美しい螺旋階段
1階が14角形の回廊、2階が正16角形、3階が正8角形で、地元の宮大工によって螺旋階段に美しい彫刻が成されている。
2階と3階の間に階段部屋が有り、それを入れると4階建て。 -
中庭を囲んでいる(上下合成写真)
よく手入れされた美しい中庭を、ドーナツ形に8部屋(14角形)が囲んでいる。
現在は、郷土資料や医療関係の資料を紹介する「山形市郷土館 」として広く公開されている。
古い医療器具など見ていて面白い。 -
アングルを変えて
明治の洋風建築が美しい。 -
山形城を後にして
山形城は期待以上に興味を覚えた。
埋もれていたお城の復元が進んでおり、三の丸の広さは235万m2もあり、日本国内では5番目の広さで、奥羽地方では最大の城である。櫓、土塁、石垣など見るべきものがある。
土塁に連なる桜も見事で、郷土館、博物館、野外音楽堂、野球場なども有り、山形の中心を成している。しかし、弘前城などと比べると、知名度が低いように感じられる。
霞城公園の名前も由緒有り捨てがたいが、山形城公園と名前を変えて売り出したほうが全国的に知名度が上がると思うが。 -
芋煮そば
お城の近くの「芋子煮そば処佐藤屋」で食事。創業百八年の伝統ある店構え。
1時半を過ぎていたが、客は満員。名物の芋煮そばを食べたく、「おそば下さい」と頼んだら、「もうそばは無いよ」と。お蕎麦屋さんにそばが無いなんて・・・。どうやら、ご主人が作りたく無いような。諦めて帰った人も居たが、しつこく待っていたら作ってくれたのが、この芋煮そば。
旨かった!!
絶品の味で待ったかいが有った。 -
山形美術館
公園に隣接する山形美術館。1964年に出来た伝統ある美術館で、ロダンの彫刻や、モネ、ルノワール、ピカソ、シャガールなど著名な作品がずらりと揃ってなかなかのも。
特別展として、招き猫亭コレクションの「猫まみれ」をやっていた。よくもこれだけ、猫の作品を集めたものだと感心した。 -
猫まみれ
パンフレットがこれ。恐い。 -
文翔館
車で近くの文翔館へ。大正5年に建てられた旧山形県庁舎と旧県議会議事堂で、イギリス・ルネッサンス様式のレンガ造りである。 -
山形県郷土館として
昭和61年から修理工事を 始め、10年の歳月をかけて平成7年9月にに完成した。ここも現在は県郷土館として一般公開されている。(ここも入館無料)。
昭和50年までは、県庁舎として使われていた。 -
中央階段室
天井のシーリングライトは漆喰塗りで復元した。ステンドグラスは当時のものをクリーニングした。
いかめしい作りになっている。 -
正庁
現在の講堂で、重要な会議などに使われていた。
宮殿みたいだ。 -
貴賓室
暖炉と寄木細工が当時のまま。漆喰天井やシャンデリア、絨毯、カーテンは資料により再現した。
昭和50年まで、副知事室として使っていた。
昔の方が贅沢だ。 -
知事官房
知事の秘書室として使われていた。 -
知事室
暖炉や寄木貼り、カーテンボックスは当時のまま。絨毯も当時のものをクリーニングした。
ここも素晴らしい部屋だ。何故移転したのだろうか? -
警察部長室
暖炉や寄木張りは当時のまま。カーテンなどは復元した。昭和の中ごろは事務室だった。 -
山びこ学校のポスターは懐かしい
郷土館として、郷土の文化を展示している。
『山びこ学校』は、山形県山元村(現在は、上山市)の中学校教師、無着成恭が教え子達の学級文集をまとめたもの(昭和26年)。後に映画化された。まだ本は売っているようだ。 -
中庭
石畳の中庭があり、屋外演奏会なども開かれている。
レンガ造り囲まれた、中庭は雰囲気が素晴らしい。 -
宇都宮へ
3時半を過ぎて、高速道路を経由して今夜の宿泊地の宇都宮へ。
桜と山を後にして、2日間の短い山形とお別れ。再度、訪れたい街だった。 -
宇都宮は餃子
山形を3時半に出て、7時までには宇都宮に着くと思っていたが、東北道は宇都宮に近づくにつれて帰省客で大渋滞。宿泊のホテルも迷い、ホテルに着いたのは8時半になってしまった。
行きたかった餃子店の「みんみん」は8時で終わっていた。仕方なく、遅くまで空いている東武宇都宮駅の近くの「餃子館」に入り、なんとか餃子にありつけた。
明日は、帰り道に「あしかがフラワーパーク」に寄る予定。
続きは、以下です。
http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10563453/
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