2011東ヨーロッパの旅 (その1: ブダペスト編)

2011/04/13 - 2011/04/27

今回の旅はブダペストから始まりです。行く前はハンガリーについての知識は乏しかったのですが、この旅を通してブダペストが綺麗な物と素敵な人達で溢れる都市であるということを知りました。

エリア ブダペスト(ハンガリー)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

ブダペスト最初の2泊はブダ側にあるSt. George Residenceに宿泊です。マチューシャ教会から近く、すべての部屋がデラックスルームになってます。入り口からは想像できない程広く、とても静かなホテルです。

リビングルーム。こんなに広い部屋でもったいない気がする。手前に小さなダイニングキッチンがあります。

ベッドルーム。置いてある家具がなかなか凝っていて素敵です。

バスルーム。2人で使っても余裕の広さです。

誰も泊まってないかのような静けさです。

景色がない変わりに、建物に囲まれた中庭がホテルの特徴です。

なかなかセンスあるなあ。

イースターの時期なので、こんな可愛い飾り物が置いてあります。

ブダペスト到着は夜。ホテルのすぐ近くの「21」レストランに夕飯を食べに。何かの集まりでお店は込んでます。すごい賑やか。

主人はグヤ−シュを注文。熱々です。量が多くて完食は無理。なかなかのお味です。

私は、旅行前からブダペストに行ったら、食べると決めていたチキンパプリカです。初日の夜から頂きます。チキン柔らかい。クリームのソースもいける。パプリカソースもいける。...でも、半分食べた頃から、飽きた。もう残します。

デザートはアップルパイに暖かいチョコレートソースがかかった、青りんごのアイス付きをオーダー。美味しい！甘いパイにさっぱりしたアイスが絶妙です。レストランはサービスも雰囲気も良いです。

お腹が一杯になった後は、このまま寝るのももったいないので、ホテルの前を通過して、マチュ−シャ教会の夜景を見に行きます。う〜、寒いけどそれも忘れちゃうくらい綺麗な姿に感動。

こっちは漁夫の砦。ライトアップされて鮮やか〜。

次の日はプダ側の見所を観光しに出発です。

後ろを振り向くと真正面に見える何だか分からないオレンジ屋根の建物も素敵です。

朝のマチュ−シャ教会。ブダペストっ子達が結婚式を挙げたい憧れの教会です。1867年にハプスブルグ家のフランツヨーゼフ１世とエリザベート皇妃が載冠式が行われた歴史ある教会です。

屋根の模様、彩り、細かい彫刻が可愛らしい。

教会の中は荘厳な祭壇とアラベスク文様の内壁が描かれている印象的な内部です。

こんな可愛い彫刻と模様で装飾された教会初めて。珍しい。

漁夫の砦から景色を眺め、感動中。

下から漁夫の砦とマチューシャ教会を見上げます。

上からは誰もが言葉を失う景色が見れます。綺麗だなぁ。

この排気ガスをばりばり出して走るぼろいバスに何度もお世話になりました。とても便利です。止まっている時のエンジンの揺れが何とも言えません。

王宮に向かうまでの道を歩いていると、お土産屋が並んでいます。刺繍で有名なハンガリーらしい物がたくさん。小さい頃、家にあった黒電話の下に敷いてあった刺繍のカバーがよみがえってきます。

路地を入ったところにもお店があります。親にほっとかれて外で待っている姉妹。

古い建物だなあ。

ここから眺める国会議事堂とドナウ川。平和だなぁ。

王宮の前で。子供達が遠足で遊びに来たらしく、カメラを気にしてお昼を恥ずかしそうに食べてます。

今日は10時からの国会議事堂のガイドツアーに参加します。ブダペストで絶対見逃したくなかったプランでした。近くで見ても迫力ある建物です。

ツアー開始です。いきなりきらびやかな大階段が。あっけにとられるくらい、金きらきんです。見学客はみな、同じ表情をして見上げていると思います。

王たちの像が飾られてます。

聖イシュトバーンの王冠などが展示されている天井を見上げると、豪華絢爛。

葉巻入れ。贅沢です。

装飾が素晴らしい窓です。

議場。こんな華やかな所で討論するのは疲れそう。

渡り廊下。素敵です。ブダペストの国会議事堂は別世界に来た様な豪華で華やかな内部でした。

国会議事堂前の様子。黄色いトラムはどこに行くにも好都合。

綺麗な町並み。

映画「Cars」に出てきそうな車みたい。

ハンガリーの建築家、レヒネル・エデンの設計によって1901年に完成した郵便貯金局は、屋根のラインと細かくて華やかなデザインが特徴です。なかなかじっくり観察できる場所が見つからない。隣や真正面の建物の中から見るしかないのかも。

イシュトバーン大聖堂。ハンガリー初代国王のイシュトバーン1世の右手のミイラが保管されている有名な1905年完成のブダペスト最大の教会です。凛々しい。古い建物なのに、綺麗に維持されてる感じがします。

内部は外観とは違って、きらびやか。国会議事堂を見た後でもそう思います。

エレベーターでドームに昇ります。パノラマと書いてある表示が見つかってちょっと安心。わかり難い道順です。

頂上は360度ブダペストを見渡せる場所です。どんよりした天気で風がものすごい強いけど、マチューシャ教会がよく見えます。

郵便貯金局の屋根は特徴があるので、分かりやすい。

写真撮影の真最中。

後ろ側から見た大聖堂もなかなか素敵です。

スペインシナゴーグです。サイトや本によって情報が違うのではっきりわかりませんが、世界で２番目か３番目に大きいこのシナゴーグに来るのを楽しみにしてました。

すごい！ゴージャス。この華やかさに圧倒されます。男性は内部に入る時、ユダヤ人男性が被る「キッパ」という帽子を渡され被ります。決して、主人を河童だと笑ってはなりません。

床も見事にユダヤ教のシンボル。

ユダヤ教のシンボルが何処にでも見られる。

主人が見たがってた工芸美術館の外観。ハンガリー高級磁器ジョルナィ製、細かい装飾と曲線が魅力的。

屋根をアップで。

オペラ座で「TOSCA」を鑑賞です。オペラは初めて見ましたが、すべてにおいて感動。オペラはもちろん、早くから予約したBox席も内部の豪華さも最高です。今回の旅の最終目的地プラハで見たオペラよりも、ぜんぜん良いです。「TOSCA」はさすがに人気が高く、満席でした。

休憩時間にシャンパンや軽食を買う人達。

オペラ終了後、お腹が空いたので隣にあるCallas Cafeに行きます。ちょうど入ったときにクラッシック演奏会が始まって賑やかになり始めた所です。

このカフェの名物、オペラケーキ。ずっしりと重たくて、途中でお腹が膨れます。美味しい。

ブダペスト後半の２泊はペスト側のソフィテルに宿泊です。景色付きの部屋の良さに惹かれて決めました。部屋はあまり広くありません。

部屋から見た朝日を浴びた王宮。とても綺麗。

マチューシャ教会とくさり橋が見えます。この部屋にして間違いなかったです。

夜景も最高です。

東駅にウィーンまでの切符を買いに。見たことのない電車を見れて楽しい。主人はもっと楽しそう。

東駅正面入り口から入って、すぐ右手のこの売り場の窓口で買えます。

来たかったニューヨークカフェ。このゴージャスさ。中に入ってキョロキョロと内装を眺め、食べ物と一緒に写真を撮る観光客は少なくありません。ため息が出るほど美しくて、誰もが優雅な気分になるのは間違いなし。長居しちゃう。

メランジュが美味しい。

サーモンのサンドイッチもこれまた美味しい。

エルジュベート橋の近くの駅前で魅力的な建物を見つけ、立ち止まって鑑賞中。

エルジュベート橋から見た自由橋。

橋の下を見ると、ラブラブカップル発見。激しすぎる。

鎖橋のライオン像。本当に舌はなかった。

鎖橋はブダペストでドナウ川に最初に架かった橋。渡ると見た目と違って結構距離があります。元気がある時の方がよさそうです。

ドナウ川に観光用の水陸両用バスが横切っているのを発見しておもしろ〜いと、見ていたら、どう見ても地元の親子が初めて見たような様子で興奮して眺めていました。地元の人にも珍しいのかなぁ？

家族全員で見ています。

ブダ側から真正面に見る国会議事堂は最高に綺麗です。主人は雲の間から太陽が出るまで長い間シャッターチャンスを待ってこの写真を撮りました。

王妃エリザベートもお忍びで来てたヨーロッパの中でも老舗のカフェジェルボーへ。一休みするには最適のカフェです。

コーヒーを普段飲まない主人も満足みたいです。

夜はハンガリーの音楽とダンスのショーを鑑賞です。ダンスを見ているときはまだ良かったけど、音楽だけの時は眠くて眠くてたまりませんでした。この国のカルチャーの一つを楽しむのには良いと思います。

液体の入ったビンを頭に乗せたままのダンスはすごいです。目が覚めます。

朝食は賑やかなヴァーツィ通りの近くにある「Cyrano」へ。写真付きの朝食メニューで分かりやすいです。サービスも良いです。

私は熱々のフライパンで出てくるスクランブルエッグ。朝からすべて平らげます。

主人はハムとチーズのサンドイッチ。お上品なお味。

メトロに乗って市民公園へ。ヴァイダフニャド城があります。1896年の建国千年祭にパビリオンの一つとして建てられたみたいです。中世の雰囲気が残ります。散歩を楽しむ地元の人を見かけます。

春はお花が咲いて一段とお城を引き立たせる感じがします。

英雄広場はすぐ近くにあります。同じく建国千年祭の記念として建設された定番のスポット。ハンガリーは英雄が多いみたいです。

オペラ座は外観の派手でない控え目な感じと内部のゴージャスな装飾のギャップが最高に好きです。

アンドラシー通りにある郵便局。

偶然通りがかったフリーマーケットでたくさんの人がごった返してます。赤いコートを買うか、辞めようかと、さんざん悩んでいた女の子がいました。

西駅の中です。ここは国内の切符売り場なのかな？地元の人が目立ちます。

駅で働くおじさんがリラックスしている最中。

Batthyány tér駅はバス、メトロ、郊外へ行く電車、そしてトラムが走ってます。

その駅の前にあるクレープ専門店、「ナジ・パラチンタゾーヤ」。専門店と言っても、ファーストフードの様です。クレープの生地がすでにできているので、美味しくありません。やっぱり注文してから一枚一枚焼いた生地の味とはまったく違います。安くてお得ですが、わざわざ行く価値はないです。

シナモンとりんごにケシの実がかかったクレープです。シナモンは砂糖をたべているみたいで、りんごは細かく切ってありますが、普通に食べれるりんごの味ではないです。

メニューです。

ヴァ−ツィー通りではたくさんの芸人さんを見かけます。この人は一番人気者でした。

バスに乗ってブダペストの夜景を見にゲッレルートの丘まで来ました。本当に綺麗です。ブタペストの人達が世界一美しい夜景、と自慢できる夜景だと思います。雨でなくて良かった。

王宮をアップで。納得の行く写真が撮れるまでいたので、たくさんいた観光客がいなくなりました。行きのバスで地図と格闘していた主人を見て、帰り方まで丁寧に教えてくれた親切な地元の人の言うとおり歩いて帰った暗い住宅街と公園を通る近道は怖かったけど、これも思い出です。ハンガリーを楽しんで下さい、と言ってくれましたが、最後の夜も十分楽しみました。

頂上まで歩くと、女神像もライトアップされてますが、夜景の綺麗さには勝てません。

ウィーンへ移動する日の東駅の朝は、通勤時間と重なります。

9時10分発のRailjetの表示がありました。

2等席の中です。お手頃な値段でも快適です。

楽しいブダペスト観光が終わって次の目的地、ウィーンへ出発です。

この旅行記へのコメント （4）

• BATT_MANさん 2011/07/11 18:52:35

  記憶が蘇ります

  はーちゃんさん、こんにちは
  
  ブダペストの旅行記、拝見しました。
  もの凄くキレイなお写真ばかりですねえ。
  センスの良い構図、絶妙な一瞬を捉えた作品ばかりで
  ウットリ見惚れてしまいました。
  
  私も10年くらい前にブダペストに行ったのですが、
  その時の感動が、はーちゃんさんのお写真で蘇ってきました。
  でも、教会の夜景も見てないし、国会議事堂の内部見学も
  出来なかったし、、と後悔ばかりです。
  またいつか、絶対ブダペストに行こう！と心に誓いました。
  
  素敵な旅行記ありがとうございます。
  他の旅行記もこれから拝見させていただきま〜す。
  
  
  追伸：
  ご存知かもしれませんが、「Cars」に出てきそうなキュートな
  自動車の名前は「トラバント」といいます。旧東ドイツ製です。

  はーちゃんさん からの返信 2011/07/12 01:07:41

  RE: 記憶が蘇ります

  BATT_MANさん、こんにちは。
  
  書き込み有難うございます。
  ウットリ見惚れて頂いて、と〜っても光栄です♪
  
  私は、BATT_MANさんのニューヨークの旅行記のお写真がとても綺麗に撮られているなあと、思いながら楽しく拝見させて頂きました。
  
  まったく偶然なのですが、BATT_MANさんが10年前にブダペストへ行かれて、教会の夜景や、国会議事堂内部を見ないで後悔されているように、私もちょうど10年前にニューヨークへ行ったのに、主な観光地、美術館やセントラルステーション、エンパイアーステートはもちろん、あまり街をよく見なかったので、後悔してるんです。
  ブロードウエイを見る事と、US OPENテニスの試合を見ただけで、せっかく行ったのにと．．．。
  ニューヨーク、行きたい！です。
  
  ブダペストの街は綺麗ですよね。行く前のいろいろな不安や心配が嘘の様に消えちゃいました。
  次回行かれる時は、夜景はもちろん、国会議事堂ツアーはお見逃しなく！
  
  車の名前は「トラバント」というのですね。教えて頂いて、有難うございます。
  日本ではお目にかかれない可愛らしい車ですよね。
  
  こちらこそ、また訪問させていただきます。
  
  はーちゃん

• パピーさん 2011/07/10 16:45:01

  はじめまして

  はーちゃんさん、こんにちは
  
  訪問＆投票ありがとうございました。
  
  東ヨーロッパの旅（ブダペスト編）にお邪魔しています。
  
  ご夫婦の楽しい旅行の雰囲気を、楽しませていただきました。
  
  ブダペストは綺麗な建築物が多いですね。
  
  また、執念で撮った（？）夜景もきれい。
  
  ウイーン編にもお邪魔します。
  
  これからもよろしく。
  
  　　　　　パピー

  はーちゃんさん からの返信 2011/07/11 00:33:10

  RE: はじめまして

  パピーさん、こんにちは。
  
  こちらこそ訪問と投票をして頂いて、有難うございます。
  
  京都の旅行記を楽しく拝見させて頂きました。
  京都はやっぱり素晴らしいところですね。心も落ち着く感じです。
  
  美味しそうなお食事の写真を見ていると、無性に食べたい衝動に走り、お腹が空きました。
  
  ブダペストはとても素敵な都市でした。
  頑張って写真を撮ったかいがありました。（笑）
  
  また訪問させていただきます。
  
  はーちゃん