キエフ旅行記・第4日目（その2）

2010/09/23 - 2010/09/29

今年二度目の海外逃避行。フィンランド、チェコ、ロシア極東地域（含むシベ鉄プチ乗車）、スリランカ、ウズベキスタンという候補を押しのけ、堂々と選ばれた行き先は、「ウクライナ」！キエフ一都市にがっつり滞在することに。

さて、ウクライナと言えば？

＊ボルシチの発祥地
＊ティモシェンコ首相の髪型が三つ編みグルグル巻きヘア
＊ユシチェンコ元大統領が毒を盛られて顔面豹変
＊チェルノブイリ原発事故
＊ロシアと不仲でガスが止められる
＊キエフ風チキンカツレツ
＊キエフ・ルーシ
＊ドニエプル河
＊チェルノーゼム
＊シェフチェンコ（サッカー）
＊シェフチェンコ（詩人）
＊バンドゥーラ
＊ペルツォフカ
＊キエフバレエ団
＊美人が多い

と、小生の予備知識はこんなところだったのですが、皆様はどのぐらいウクライナのことをご存知でしょうか？

エリア キーウ (キエフ)(ウクライナ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: アエロフロート・ロシア航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

アンナ受胎教会かな。多分。

これもそう。

裏道をてくてくと歩き、入口側へ戻る。遠かった。

国立ウクライナ書籍印刷物博物館。

ウクライナ歴史文化財博物館。スキタイの黄金の首輪等を観賞。

国立ウクライナ演劇音楽映画芸術博物館。博物館だらけでお腹一杯。。。

中では係員のおばちゃんがあれこれ説明してくれたのですが、例の如く3割ぐらいしか理解できず。色んな大きさのバンドゥーラ（バラライカみたいなウクライナの弦楽器）とかバヤンとかツィンバロンとかがあった。

写真とは異なるけど、最後に「ミクロミニチュアチュール博物館」という珍しい場所を訪。ミクロサイズの作品を顕微鏡で覗いて回る、という観賞方法なのですが、まぁよくもこんなに細かいものをミクロサイズで作ったなぁ、と感心するばかり。日本でもありますよね？お米細工とか。あぁいった類の、職人芸のオンパレード。

日がな歩き回って疲労が募る。ベンチでしばし休憩しつつ、鳩を撮影。

癒。

憩。

仲良し。

吝嗇でもないのですが、まぁ修道院から歩ける距離なので、疲れを押してアルセナリナ駅まで戻ることに。道中、行きしなに見つけて気になっていたものの、子供達がわらわらといて怖かった（笑）ので避けて通った記念碑のあたりを散策。
戦争関係のやつかなぁ？とカンと話していて、この写真を撮った時も多分よく理解していなかったのですが、今あらためて説明を見てみると、ホロドモール（先の旅行記で紹介済）の犠牲者を弔うモニュメントだそうです。

重いアレだったのか。。。

清々しい天気。すぐそこにはドニエプル河。

よく整備された公園には老若男女が集う。

名ばかりの地下書店街を上がったところにあるホテル「サリュート」。一昔前にイメージされた未来、みたいなレトロモダンな建物がいかにも旧ソ連っぽくて良い。

メトロに乗って中心地に戻。そのまま夕飯を食べるべく、ポディール地区に見つけたウクライナ料理のファミレス「プザタ・ハタ」を目指す。これまた街を縦断する徒歩の旅。アップダウンが多い街なので、本当に疲れる。。。

写真は、先にも紹介した犬の休憩所＠アンドレイ坂。犬ですら疲れて横たわるこの街って。

おばちゃんが逞しいのは何処も一緒か。

先日いた美人猫かな。

別猫。

アンドレイ坂にはサイケトランスの店があり、店内をちらり覘いたところ、インセンスの「あの匂い」が漂っていた。

坂を降りる途中の脇に階段があって、人々が昇ったり降りたりしているのが気になり、行ってみた。
意外ときつく長い階段は、疲労しきった我々にトドメをさすかの様で、軽く息切れしながら昇。もう老体ですから、えぇ（失笑）。
昇りきったところはちょっとした原っぱになっており、若者らが集ってじゃれあったり、写メを撮ったり、食べたり飲んだりと、思い思いに楽しんでいた。なんてピースフルな（笑）。
夕暮れ時の、そこからの眺めとても素敵で、「キエフにはどんだけ癒しスポットがあるんだ」とほとほと感心した次第。

時は流れて、プザタ・ハタに到着。日本で言うガストとかフレンドリーみたいなチェーン店で、市内各所に店舗がある。

道路を挟んで隣は、これまたあちこちに店舗がある「コーフェ・ハウス」。

こんだけの量を食べても、確か1,000円にいかなかったはず。どんだけ安いねん、と感激した。味は、очень вкусно（激ウマ）ではなかったけれど、хуже（マズっ）でもなく、まぁ普通。右上の紅白の食べ物は、ロシア料理でお馴染みの「コートを着たニシン」と名付けられた冷菜。他は見たまま。

ところで、旧ソ連圏ではフレッシュジュースよりもモルス（どちらかというと無果汁に近いけど色は妙に鮮やかな、甘くてぬるい飲み物）の方がポピュラーなのでしょうか？写真左上の飲み物も、そのモルスなのですが。

食べ過ぎたので、カロリーを消費すべく歩いてホテルまで戻。ってのは口実で、何にせよ歩いて戻るんやけど（笑）。

昨日、一昨日とこの時間は劇場におり、出た頃にはフレシチャーチク通りのホコ天は解除されていたのですが、今夜はまだホコ天が健在。ルミナリエみたいな夜の大通りを堂々闊歩。

キエフの主要地を見ている限りは、ウクライナの経済状況がかなり悪い、という様には感じられないのが不思議。

明日の夜訪れることになる、ビアパブ「シャトー」。ここでちょっとした事件（？）が起きたのですが、それはまぁ後の話で。

そうそう、そう言えば、レストランからの帰りにちょっと寄り道して、ベッサラブスキー市場地下のスーパー・BILLAに行ったんだ。おやつのアイスクリームと、お試し用にウクライナワイン、そしてつまみのチーズ＆サラミをを購入。

しかしロシアにしてもウクライナにしても、何でアイスがこんなに人気で、こんなに美味いんだ。

このワインは、正直、あんまり…。でした。妙にアルコール臭がきつくて。

（ところが翌日飲んだら、味がまろやかになって結構イケてました。空気によく触れさせるのがポイントなのかなぁ。）

このチーズは全然美味しくなかった。明らかに失敗。

テレビにシェフチェンコ選手が映っているのを見つつ、就寝。おやすみなさい。

明日は郊外のピロホヴォ村にある「民族建築と生活博物館」を訪れます。

（キエフ旅行記・第5日目その1に続く）