2010/09/23 - 2010/09/29
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maldororさん
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今年二度目の海外逃避行。フィンランド、チェコ、ロシア極東地域(含むシベ鉄プチ乗車)、スリランカ、ウズベキスタンという候補を押しのけ、堂々と選ばれた行き先は、「ウクライナ」!キエフ一都市にがっつり滞在することに。
さて、ウクライナと言えば?
*ボルシチの発祥地
*ティモシェンコ首相の髪型が三つ編みグルグル巻きヘア
*ユシチェンコ元大統領が毒を盛られて顔面豹変
*チェルノブイリ原発事故
*ロシアと不仲でガスが止められる
*キエフ風チキンカツレツ
*キエフ・ルーシ
*ドニエプル河
*チェルノーゼム
*シェフチェンコ(サッカー)
*シェフチェンコ(詩人)
*バンドゥーラ
*ペルツォフカ
*キエフバレエ団
*美人が多い
と、小生の予備知識はこんなところだったのですが、皆様はどのぐらいウクライナのことをご存知でしょうか?
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 観光バス
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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さて、続いてシェフチェンコ(勿論詩人の方であってサッカー選手の方ではない)記念国立オペラ・バレエ劇場へ。黄金の門の前の通り沿い。
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劇場右脇にあった像。ルイセンコって誰?と思い調べたところ、19世紀後半〜20世紀初頭にかけて存命した、ウクライナ国民楽派の作曲家らしい。http://en.wikipedia.org/wiki/Mykola_Lysenko
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劇場。
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広告幕。ロッシーニのオペラらしいことはわかるのですが、題名が訳せない。
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オレンジ色のスケジュール表の左側の扉がカッサ(チケット売り場)。日中から購入可能。席図がある上に英語も通じるので、特に困らないかと。
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「ウクライナ国立オペラ」とある。
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今夜(24日)の演目は、モーツァルト「フィガロの結婚」の、何故かバレエ版。取り敢えず、後でチケット買います。
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そのフィガロの垂れ幕。
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28日に白鳥の湖が…!しかしその日は午前中にキエフを経つのです。残念。。。
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どうでも言いけど、「メガネ?!」と思ったので、撮。実はルノーの「メガーヌ」という車。
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同じ通り(ヴォロヂーミル通り)を少し先に進んだところで現れたのが、かの有名なキエフ大学(シェフチェンコ記念国立キエフ大学)。
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全面朱色!
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カンが「(東大の)赤門みたいなもんかぁ」と言っていたけど、こちらは校舎全体が赤いので、よりインパクト大。
「歩き方」によると、ロシア皇帝ニコライ1世が、徴兵拒否運動を起こした学生達への罰として、建物を血の色で塗り潰す様命じた名残、らしい。
以後、我々は「キエ大」と呼んでおりました。(e.g.「キエ大の前の通りを、云々。」) -
キエ大の、ヴォロヂーミル通りを挟んだ向かいは広い公園になっており、お昼時だったこともあって、キエ大の学生らしき若者達が、沢山憩っておりました。
我々もお腹がペコペコ。と言うわけで、まつどの様に事前情報を頂いていた「オパナス」というウクライナ料理のレストランへ入ることに。その公園内にあります。 -
オパナス前。小学生かな。キエフの元気っ子達。
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店内は2階建てで、広いテラス席も有。観光客の団体がひっきりなしに出入りしていたので、定番の大箱レストランなのでしょう。
店員は、バイト風の若者が多。
取り敢えず、定番のものを押さえておこうということで、先ずはボルシチから。濃厚なスメタナとディルの風味がたまらん。間違いなく、旨い。 -
バスケット内のパンは、料理を頼むと勝手にサーブされます。無料。黒パンに白パン。一方、右側のパンは、ボルシチに付いてくるガーリックブレッド。これが強烈でした。生のにんにくを摩りおろしたものをパンに塗りたくっているんですけど、匂いと辛さがハンパない。
ウクライナって、ニンニクをよく食べるんですよね、そういや。。。 -
フタローエ(メインディッシュ)。カンは鮭だか何だかのグリルにクリームソースだか何だかをぶっかけた、こってりしたものをオーダー。小生は、店員との攻防(色々あったのです)の末、シャシュリク(所謂、串焼きバーベキュー)をオーダー。カンのも小生のも、皿一杯に盛られており、悪戦苦闘しながら頂いた次第。
まぁ、普通に旨かったです。肉はカチコチやったけど(苦笑)。 -
デザートに、ウクライナ伝統菓子とあった「蜂蜜のケーキ」をシェア。これがクソ甘くて閉口。味は旨かったのですが。。。一人一個はキツいな。
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食べ過ぎてしばし動けず。
やっとの思いで店を出、街ブラ再開。
写真は、何処かの通りの家具屋にディスプレイされていた、ダリの「メイ・ウエストの顔」。反射して上手く撮れず。 -
エロチック・バーて!
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空港で入手したキエフの地図にも、何故かこの手の店の広告がずらりと並んでいた(エロチック・バーやら、性感マッサージやら…)。貴重な収入源なのかね。にしても、一国の窓口である空港で、そんな地図を配布するなんて。。。
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店名は失念しましたが、とある日本食レストランのメニュー。餃子、炒飯、ティラミスは完全に和食ではないので、誰か教えてあげて下さい。シュークリームは、どうも抹茶クリームにしているっぽいのでギリギリセーフか。
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ロシアと同じく、大通り等の横断歩道がないところでは、地下道を通って向こう側へ渡ります。地下道内は、やはりロシアと同じく、様々な売店や軽食屋が立ち並ぶ。
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フレシチャーチク通りかな。多分。
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ヨーロピアンな街並み。
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車社会。
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ベッサラブスキー市場。その一区画が、BILLAというオーストリア系?のスーパーになっており、市場・スーパー共に土産品購入等でお世話になりました。
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先程の劇場。
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中途半端に時間があるので、見かけたカフェ(そこら中にある)で一服することに。
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街の起伏が激しいので、すぐに疲れる。。。
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いちごシェイクを頂。自然な甘さでウマー。
可愛い店員さんがいて(黒髪ロングで前髪パッツン、背が高い)、心中ザワザワ。
翌日もここに来たのですが、生憎おらず、ショボン。 -
夕方17時ぐらいかな。劇場のカッサで今夜分のチケットを購入(ベリエターシュ席:地上から見て2階にあるバルコニー席)。何と一枚約1,000円(100грн)。クソ安い!日本でキエフバレエのチケットを買おうとすると、安くても5,000〜6,000円はしますよね。お得過ぎる!
カッサで、並んでいたおばあちゃん達とアレコレ喋。何だろ、今回の旅行は、これまでと違って、現地人との会話が格段に多い気がする。キエフの人が、好奇心旺盛なのか、良い意味でおせっかい焼きなのか。いずれにせよ、現地人との交流は、楽しい。
まだまだ時間があったので、劇場裏手にあるヴォロヂーミル教会を訪。 -
温かいクリーム色の外壁。
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ここは、先に見た遺産系の教会とは異なり、生きている教会というか、実際に沢山の信者達が礼拝に訪れていました。女性は皆スカーフを頭に巻いて。
信者は、イコンの額部分にキスをし、右手で十字を切る動作(?実際はもっと手数が多く、地面や足まで手をやっていた←正教と、カトリックやプロテスタントとではお祈りの仕方が違うのでしょうか?)を数回繰り返し、最後にまたイコンの額部分にキスをする。いかにも敬虔な様子が伝わってくる。
面白かったのは、ホットパンツにタイトなロングブーツという出で立ちの若い女性も、やはり教会内ではスカーフを頭に巻き、他の人々と同じ様にお祈りをしていたこと。それはそれ、これはこれ、なんですね。生活に宗教がきちんと組み込まれているってことでしょうか。
ハーモニーの美しい賛美歌、崇高な雰囲気、信者達の祈り、それらが相まって、正教信者ではない我々も非常に感動し、神がそこにおわすことを感じた次第です。 -
御茶ノ水のニコライ聖堂の門にもこんな感じのロシア語が掲げられていますよね?
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素敵な教会で心が洗浄されました。
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日が沈むと共に、寒さが強まる。
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さて、いよいよ劇場に潜入です。ピシッとよそ行きのオメカシをしてきている人が多い(背丈が小生の半分ぐらいの小童まで!)中、我々はテロンテロンの恰好。場違い感満点でしたが、ここは気にしたら負け。
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驚いたのは、客の中に子供が多かったこと。中学生ぐらいの、子供だけの集団もいたり。文化水準が高いのかなぁ。少なくとも、日本ではあまり見ないですよね、こういう場に、子供って。
小さい頃からこういう芸術を愛でていたら、まっとうな大人になりそうですね。 -
中は、思ったよりコンパクト。オケピが丸見え。
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こんなラグジュアリーな空間は初めて。。。小市民であるワタクシ何ぞは、身の処し方に困る。
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これがベリエターシュ席。1つのボックスに6個の椅子が、2席×3列という配置で並ぶ。
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キャメラマン・カン。天井がまた荘厳だったのです(小生は撮り忘れた…泣)。
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残念ながら、上演中の写真はなし。撮影は禁止されていたはずで、小生はそれに倣ったのですが、しかし他の客はバシバシ撮影しておりました・・・。
つか、場内温度が妙に温くて、途中何度も居眠してしまい、断片的にしか筋を追えていないという・・・。しかも、フィガロの結婚のストーリーも実はよく知らないし。
(妄想力豊かなカンが、登場人物の仕草や雰囲気からストーリーを脳内構成し、幕間の休憩の度に説明してくれたので、それを頼りにしていました。苦笑)
大団円の前に、ソリストによる取って付けたみたいなテクニック披露コーナー(と敢えて呼ぼう)があったのですが、あれは蛇足でした。話の筋に関係ないよねー。
そんなこんなで、有名な序曲を生演奏で聴けて良かった、という稚拙な感想に止めておきます。 -
22時前ぐらいだったかな、劇場を出たのが。閉幕後、スタンディングオベーションの嵐で、ダンサー達が出たり入ったりを延々繰り返し、冗長な一時でした。
外はめっきり冷え込み、寒い寒いと凍えつつ、そういや晩飯食ってないね、温かいものでも、ということで、独立広場付近にあったクルィームという小さなレストランに入。中央アジア料理の店。ラグマンという、まぁうどんの親戚みたいな料理だけを頂いたのですが、これが大変美味しゅうございました。あっさりとしたトマト風味のスープは何処か懐かしさを感じ、ぼそぼそとしてはいるものの、うどんはうどんで、入っている羊肉も臭みがなく。
温かい逸品で、ホッと一息を付いたのでした。 -
夜の独立広場には、昼間とは異なる美しさが。
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お月様。
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おかえりなさいませ。
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帰る途中、売店でビールとカニ味のスハリキ(カリカリパンの菓子)を買い、部屋で飲食。このスハリキ、カニの風味が非常に強く美味でした。お土産に大量買いしたいなぁ、なんて話をしていたのに、すっかり買うのを忘れていた。
というわけで、盛り沢山だった2日目が終。
(第3日目・その1に続く。)
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