2010/12/24 - 2011/01/08
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ちゃおさん
フォーン川を渡った先はフエの旧市街で、元の王宮を中心として古い市街が残っている。フエに着いた最初の夜、サムロ(人力車)でこの辺りを回ったが、怪しいネオンが紅く侘しげに灯る夜の町もこの辺りにある。丁度ドンハ市場から反対側の王宮東門傍で、人力車夫にはしきりに降りて休んで行けと誘われたが、そのまま通り過ぎた。
今朝は朝食に栄養満点の「フォー」を食べたので、このドンハ市場から縄文まで歩くことにする。タイもそうだが、このベトナムでも通りを歩く人は殆どいない。皆バイクに乗るか、乗せてもらっている。バイクが庶民の足代わりとなっている。道路に人影が無いのは日本の田舎も同じで、彼等は皆足代わりに軽乗用車を使っている。
さて川沿いの幅広の道路を歩く。バイクの音は煩いが、排気ガスはそれ程でもない。大半が日本製のバイクだから性能も良くなっているのか。共産党指導下の音楽堂に赤旗がたなびいている。文化を強調して誇らしげだ。日本の若い指揮者、名前は覚えていないが、彼もこのフエのフェスチバルホールで、ベトナム交響楽団を指揮したこともあるのか・・。感慨深く建物を眺める。
今は年末。ベトナムとて今は真冬。と言っても気温は20度以上あり、当方は短パンで歩いているが、ベトナム人にとっては寒いのだろう。大きな本屋の店の前には、白い真綿か化繊で作られた雪だるまなどが置いてあって、日本人が真冬のサンタにある種ノスタルジーを感ずるように、彼等も同様な思いがあるのかも知れない。しかしラオスとかカンボジアでは殆ど見かけなかった本屋、タイでもそう多くは見なかったが、ベトナムでは、こんな町の中心から離れた場所にも、こんなに大きな書店がある。本がそれだけ売れるということで、ベトナム人の向学心というか、国民の将来に向ける熱意がこの大きな本屋にも感じられた。
王城は二重の濠に囲まれていて、最初の外堀に架かる城門を潜り抜けると旧王宮の敷地内になる。幅狭の城門にはおびただしいバイクが洪水のように押し寄せ、漸く切れ目を見計らい潜りぬける。「トンネルを通り過ぎたら雪の原」は川端康成の雪国の最初の出だしだが、このフエの城門のトンネルを潜った先には、緑濃い庭園がひろがっていた。
- 旅行の満足度
- 4.0
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