アジアハイウェイの源流を訪ねて（４２)フォーン川、朝の散歩。

2010/12/24 - 2011/01/08

今日の午後は列車でフエからダナンへ移動する日。午前中は半日時間があるので、昨日行きそびれた王宮跡を見に行くことにする。一昨日、フエに着いた最初の日、サムロに乗って橋を渡り、王宮の周囲をぐるりと一周し、その横のちょっとした歓楽街に煩く誘われたが、その時、サムロの中から茶色の城壁を見、時間があったら一度は来てみたいと思った場所だった。昨日の午後はツアーが終了したのは３時過ぎで、もう遅く、結局今日のフエ出発直前の慌ただしい中での観光となった。

朝まだ暗い内にホテルを出て、橋に向かう。今日は天気が良くないのか、南国特有のカッとした太陽が上がってこない。どんよりした明け方、まだ未明の公園では、散歩する人、公園で遊ぶ若者、等々、もう既に人が外に出ていて、散歩なり、何等かの活動をしている。朝が早いことに関しては、中国人と似たようなＤＮＡをこの国の国民は持っているのかも知れない。

フォーン川に架かる長い橋を渡る。橋の中央からフォーン川を眺める。改めてその川の広さを感ずる。バンコクのチャオプラヤー程もある大きな川と水量。バンコクでは橋を歩いて渡ったことはなかったが、この橋の長さは新潟の信濃川に架かる萬代橋の１．５倍位の長さで、長岡に架かる橋位の長さはあるかも知れない。しかし大きな違いはその水量の豊富さで、長岡に見る信濃川とは比べようもない程、豊富だった。

橋を渡った先には大きなドンハ市場の屋根が見え、だんだん交通量を増してきたバイクが、そちらに向かって行く。橋の上では散歩者の一団が、出てきてもいない太陽の方角に向かって、朝日の気の取り入れを行っている。毎日の習慣なのだろう。橋のたもと、ドンハ市場の前には路上の花屋が何人か茣蓙を敷いて綺麗な南国の花を売っている。花を愛する気持ちは国籍を問わないものである。

エリア フエ(ベトナム)

• 旅行の満足度: 3.5

フエで見る三日月。月も太陽も、どこで見ても同じ形だが、異国で見る月は旅情を誘う。

早朝の公園を散歩する人々。

若者は早朝から何かの練習をしている。

川沿いのベンチで休み、四方山話をしている付近の人々。

観光船が活動しはじめるのはまだ早い。

橋の中央付近から下流を眺めるフォーン川。広い！

橋の反対側では人々が太陽に向かって両手をかざしている。

川の反対側に見えるドンハ市場の建物。

広告塔の一つにはＡｃｅｃｏｃｋなどの看板もありました！

橋のたもとで花を売る人々。