東北大震災復興支援「名ごりの桜とマディラワインの会」に参加して

2011/04/09 - 2011/04/09

３月11日に発生した東北大震災から1カ月が経としています。多くの人々が犠牲になり、今なお消息の分からない方々がいます。遠く離れた者が何か出来ないかと考えても、直接被災地に行ってボランティア活動をすることは難しいし、出来ることと言えば、物品を送ることや義捐金を送ることぐらいしかできません。また、計画停電に協力して節電に努めること位です。

そのような折に、ポルトガル関係者が集まって、マデイラワインを飲んで救援活動義捐金を募ろうと、パーティが計画されました。会場となったのは東京豊島区大塚にある Cafe & Bar Leandro というところです。この日はポルトガルの民族音楽 FADO のファディストのライブもあり、復興支援のために大いに盛り上がりました。

エリア 大塚・巣鴨・駒込(東京)

この日は午前中雨が降りましたが、なごりの桜どころかちょうど今真盛りの桜を眺めながら会場となった Leandro へ行きました。この日のパーテイは２時から開始とのことでした。この写真は会場のあるところのすぐ側です。

Leandro に着いた時には、さほど広くない店内はもう多くの人でいっぱいでした。

多くの方々が Madera Wine (マディラ・ワイン）を楽しまれています。

店のマスターが一生懸命マディラ・ワインの特徴等を説明しているところです。ちょうど手にしているのは年代物のワインで、200年位のものだと話していました。

ボトルにこんなかわいいT-shirtを着せて、面白いですね。

ボトルには製造年が書かれています。よく見ると、1946年とか1954年、1958年等と書かれていて、どれも古いですね。客はどれでも好きなものを自由に飲むことができます。自分の生まれた年を言うと、マスターが探してくれてグラスに注でくれます。

こちらのコーナーは客がキープしているワインウです。

今回はワインを飲むのが目的なので、出された食べ物は少ないです。このようなパンや生ハム、サラダが用意されていました。

ファディストの高橋卓也氏（TAKU）がポルトガルのファドを披露してくれました。

彼はリスボンの街や人々のファドに寄せる思いなどを歌の合間に話してくれました。ファドの多くは哀愁を帯び、人の心をかき立てるような激しさを持っている歌です。

TAKU公式HPがありますので、ご覧ください。
　　　
　　　　http://www.fadotaku.com/

Leandro は Madera Wine のコレクションでは世界一で、ギネスブックに登録されているほどです。店内にその証明書が掲げられています。200年まえのものから100年前までの年代物、そして20世紀になつてからは30年あたりからほぼ毎年のものまで揃っています。

小生にとって他のポルトガル・ワインは飲むことはありますが、マディラワインを飲む機会は今までほとんどありませんでした。マディラはアフリカに近い島の名前で、ここで生産されるワインがマディラワインです。芳醇な色と香りが最大の特徴だそうです。日本ではあまり手に入らにほど、貴重なものです。

今回の企画は、自分たちで出来る、ささやかなアイデアを持ち寄り、実行したものですが、いささかでも復興支援のお手伝いが出来たならばうれしい限りです。参加者は思い思いに自分の出来る範囲で寄付をさせていただきました。こんな風に楽しみながらも出来る支援をする、これが今私たちに出来ることです。