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ドイツの空の玄関口はフランクフルト国際空港、市の中心部フランクフルト中央駅には直通列車で約30分、今回のドイツ旅行は成田からこの町に入り、まずは駅前にあるホテルにチェックインした。<br /><br />フランクフルトと言う町はドイツには2つあり、1つはオーデル川沿いのフランクフルト・アム・オーデル、もう1つがマイン川沿いのここフランクフルト・アム・マインである。ここフランクフルト・アム・マインは旧西ドイツのほぼ中央部にあり、ドイツ最大の空港を有する経済、金融の中心地である。人口は約70万人、ベルリン、ハンブルク、ミュンヘン、ケルンに次ぐドイツ第5の都市である。中央駅を降りると、およそドイツらしくない、超高層ビル街、「マインハッタン」(マイン川のマンハッタン)がまず目に入る。戦後ドイツの主要都市は破壊された街並みを、ほとんど忠実に再現しているが、このフランクフルトはアメリカ流の再開発を行った。ゲーテ像があるゲーテ広場はこのビル街に面しているが、この光景にはゲーテも驚いていることだろう。<br /><br />この町の誇り、ゲーテは1749年、この町の裕福な家に生まれた。「若きウェルテルの悩み」が、また「ファウスト」の初稿がこの家で書かれた。この生家は第二次世界大戦の爆撃で破壊されたが、戦後、忠実に復元された。資料や調度品は疎開させてあり、戦災を免れた。父は皇帝顧問官であり、母はフランクフルト市長の娘で、フランクフルトでも有数の名家であったそうだ。ゲーテの当時の生活ぶり、傑作が生まれるまでの道のりを偲ぶことができる。私はドイツ語教室で彼の「ノヴェッレ」を読んでいたため、CDを購入し聞いている。私のドイツ人の先生にとって、ゲーテの作品は神聖で、いつもゲーテの文章の美しさに感嘆している。ファウストのCDも買ったが、未だ通して聞いたことはない。<br /><br />フランクフルトの象徴は切妻屋根の3つの連続した建物、「レーマー」である。神聖ローマ帝国の「皇帝の広間」があり、等身大の肖像画が並ぶ。レーマー広場の中央には、正義の女神ユスティシアの噴水があり、地元の人や観光客でいつも賑わっている。また、隣接する大聖堂では、皇帝の戴冠式が行われたため、カイザードームと呼ばれている。<br /><br />音楽ファンにはフランクフルト放送交響楽団とエリアフ・インバルが録音したマーラー交響曲全集になじみがあることだろう。現在はhr交響楽団(ヘッセン放送交響楽団)と名称を変えた。新進気鋭のパーヴォ・ヤルヴィが首席指揮者となり、常に話題を提供している。主会場はアルテ・オーパー、文字通り「古い歌劇場」、パリのオペラ座をモデルにした伝統的な建築で、現在はコンサート会場に改装されている。<br /><br />オペラ会場は、ガラス張りのフランクフルト歌劇場が欧州中央銀行の高層ビルの向かいに建設された。建築も斬新であるが、サンクトペテルブルクのマリインスキーの伝統的な演出に慣れていたせいか、私がみた「ラボエーム」も斬新な演出であった。いや、少々味気ない、と言うのが本音である。

フランクフルト・アム・マイン滞在記No.1:ドイツの玄関口でゲーテを生んだ町(改訂版)

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2010/08/09 - 2010/08/16

1220位(同エリア2802件中)

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28

ハンク

ハンクさん

ドイツの空の玄関口はフランクフルト国際空港、市の中心部フランクフルト中央駅には直通列車で約30分、今回のドイツ旅行は成田からこの町に入り、まずは駅前にあるホテルにチェックインした。

フランクフルトと言う町はドイツには2つあり、1つはオーデル川沿いのフランクフルト・アム・オーデル、もう1つがマイン川沿いのここフランクフルト・アム・マインである。ここフランクフルト・アム・マインは旧西ドイツのほぼ中央部にあり、ドイツ最大の空港を有する経済、金融の中心地である。人口は約70万人、ベルリン、ハンブルク、ミュンヘン、ケルンに次ぐドイツ第5の都市である。中央駅を降りると、およそドイツらしくない、超高層ビル街、「マインハッタン」(マイン川のマンハッタン)がまず目に入る。戦後ドイツの主要都市は破壊された街並みを、ほとんど忠実に再現しているが、このフランクフルトはアメリカ流の再開発を行った。ゲーテ像があるゲーテ広場はこのビル街に面しているが、この光景にはゲーテも驚いていることだろう。

この町の誇り、ゲーテは1749年、この町の裕福な家に生まれた。「若きウェルテルの悩み」が、また「ファウスト」の初稿がこの家で書かれた。この生家は第二次世界大戦の爆撃で破壊されたが、戦後、忠実に復元された。資料や調度品は疎開させてあり、戦災を免れた。父は皇帝顧問官であり、母はフランクフルト市長の娘で、フランクフルトでも有数の名家であったそうだ。ゲーテの当時の生活ぶり、傑作が生まれるまでの道のりを偲ぶことができる。私はドイツ語教室で彼の「ノヴェッレ」を読んでいたため、CDを購入し聞いている。私のドイツ人の先生にとって、ゲーテの作品は神聖で、いつもゲーテの文章の美しさに感嘆している。ファウストのCDも買ったが、未だ通して聞いたことはない。

フランクフルトの象徴は切妻屋根の3つの連続した建物、「レーマー」である。神聖ローマ帝国の「皇帝の広間」があり、等身大の肖像画が並ぶ。レーマー広場の中央には、正義の女神ユスティシアの噴水があり、地元の人や観光客でいつも賑わっている。また、隣接する大聖堂では、皇帝の戴冠式が行われたため、カイザードームと呼ばれている。

音楽ファンにはフランクフルト放送交響楽団とエリアフ・インバルが録音したマーラー交響曲全集になじみがあることだろう。現在はhr交響楽団(ヘッセン放送交響楽団)と名称を変えた。新進気鋭のパーヴォ・ヤルヴィが首席指揮者となり、常に話題を提供している。主会場はアルテ・オーパー、文字通り「古い歌劇場」、パリのオペラ座をモデルにした伝統的な建築で、現在はコンサート会場に改装されている。

オペラ会場は、ガラス張りのフランクフルト歌劇場が欧州中央銀行の高層ビルの向かいに建設された。建築も斬新であるが、サンクトペテルブルクのマリインスキーの伝統的な演出に慣れていたせいか、私がみた「ラボエーム」も斬新な演出であった。いや、少々味気ない、と言うのが本音である。

旅行の満足度
4.0
観光
3.5
ホテル
4.0
グルメ
4.0
ショッピング
4.0
交通
4.5
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
15万円 - 20万円
交通手段
鉄道 レンタカー タクシー 飛行機
航空会社
JAL
旅行の手配内容
個別手配
  • フランクフルト中央駅、陸の玄関口、空港から直通列車で約30分で到着

    フランクフルト中央駅、陸の玄関口、空港から直通列車で約30分で到着

  • ゲーテ博物館の入り口

    ゲーテ博物館の入り口

  • ゲーテの肖像画

    ゲーテの肖像画

  • 食堂にある食器棚

    食堂にある食器棚

  • ゲーテハウスとゲーテ博物館をつなぐ中庭

    ゲーテハウスとゲーテ博物館をつなぐ中庭

  • ゲーテハウスの中庭

    ゲーテハウスの中庭

  • シャンデリアとテーブル

    シャンデリアとテーブル

  • ゲーテの妹、コルネーリアの肖像画

    ゲーテの妹、コルネーリアの肖像画

  • 最も有名なゲーテの肖像画

    最も有名なゲーテの肖像画

  • ゲーテの父の書斎

    ゲーテの父の書斎

  • 絵画の間

    絵画の間

  • 置時計

    置時計

  • 人形劇場の間、妹と一緒に自作の人形劇を上演した

    人形劇場の間、妹と一緒に自作の人形劇を上演した

  • 詩人の部屋、この部屋で「若きウェルテルの悩み」や「ファウスト」の初稿を書いた、シルエットはゲーテとロッテ

    詩人の部屋、この部屋で「若きウェルテルの悩み」や「ファウスト」の初稿を書いた、シルエットはゲーテとロッテ

  • ゲーテのシルエット

    ゲーテのシルエット

  • 最上階の明かり窓

    最上階の明かり窓

  • ゲーテ広場のゲーテ像

    ゲーテ広場のゲーテ像

  • 欧州中央銀行本店、「マインハッタン」(マイン河畔のマンハッタン)にユーロの元締めがこの街に置かれている

    欧州中央銀行本店、「マインハッタン」(マイン河畔のマンハッタン)にユーロの元締めがこの街に置かれている

  • フランクフルトの摩天楼

    フランクフルトの摩天楼

  • フランクフルトの象徴レーマー、神聖ローマ帝国の「皇帝の広間」がある

    フランクフルトの象徴レーマー、神聖ローマ帝国の「皇帝の広間」がある

  • レーマー広場の「正義の女神の噴水」の賑わい

    レーマー広場の「正義の女神の噴水」の賑わい

  • レーマー広場の「正義の女神の噴水」の女神像

    レーマー広場の「正義の女神の噴水」の女神像

  • レーマー広場の歴史的建築、戦後再建された

    レーマー広場の歴史的建築、戦後再建された

  • 大聖堂、神聖ローマ帝国の戴冠式が行われた教会、高さ95m、建築は1415年に開始、1877年に完成した

    大聖堂、神聖ローマ帝国の戴冠式が行われた教会、高さ95m、建築は1415年に開始、1877年に完成した

  • レーマー広場に近い電車通り

    レーマー広場に近い電車通り

  • ラーツケラー(市庁舎)

    ラーツケラー(市庁舎)

  • アルテ・オーパー、文字通り古い歌劇場、現在はコンサート会場に改装されている

    アルテ・オーパー、文字通り古い歌劇場、現在はコンサート会場に改装されている

  • フランクフルト歌劇場、近代的な建築で少々味気ない

    フランクフルト歌劇場、近代的な建築で少々味気ない

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この旅行記へのコメント (1)

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  • tadさん 2013/06/20 10:30:44
    懐かしい!
    この写真を見て、同じ部屋の写真を1979年に撮ったことを思い出しました。フランクフルトは駅のホテルに当時は泊まりました。

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