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ミュンヘンはベルリン、ハンブルクに次ぐドイツ第3の都市で、人口135万人、バイエルン州の州都である。プロフィールにも書いたように、ミュンヘンはパリ、ウィーン、ベルリン、サンクトペテルブルクと並んで私の大好きな町だ。共通しているのは、最高の美術館、オーケストラ、オペラと美しい街並みがあるからであるが、グルメの町であることも重要なポイントである。<br /><br />ミュンヘンの中心部、市庁舎に面するマリーエン広場の周辺に主要な見所は集中しているが、著名なレストランや、マーケットもこのあたりに集中している。また、大小多数のビール醸造所があり、最も有名なホーフブロイハウスは「宮廷ビール醸造所」の意味で、モーツァルト、エリーザベート妃、レーニンもここを訪れている。ヒットラーは1920年、ナチス党の結成集会をここで開催した。また、ヴェイセスブロイハウス、パウラーナー・イム・タールはいずれもビール醸造所直営のビアレストランで、ビールは評判どおりのおいしさである。<br /><br />王宮御用達だった高級デリカテッセン、ダルマイヤーは、最近日本にも進出し知られてきた。店の内部は、鹿の飾りが歴史を感じさせる。調理済みの肉、野菜、サラダなどに加え、バウムクーヘンなどのケーキが楽しませてくれる。コーヒー豆、紅茶、チョコレートはお土産に大変喜ばれる。またミュンヘン市民の台所、ヴィクチュアーリエン・マルクトは、市庁舎の程近くにある屋外マーケット。朝からビールと白ソーセージを楽しむ人で賑わう。<br /><br />王宮(レジデンツ)はヴィッテルスバッハ王家の宮殿で、14世紀から建造が始まり、たびたび増築されて複雑な構造をしている。内部には、博物館、宝物館、ヘルクレス・ザールなどのコンサートホールまである。外壁は改修中であったが、工事の覆いも芸術的である。王宮内の各室は、豪華な装飾が施されており、特にアンティークァリウムというホールの華麗な丸天井は、フレスコ壁画が美しい。シャッツカマー(宝物館)は別料金のチケットの購入が必要、金銀、宝石で作られた王冠、装飾品、置物が展示されており、ウィーンのハプスブルク家のシャッツカマーと双璧をなす。<br /><br />ヴィッテルスバッハ家の夏の離宮、ニンフェンブルク城(「妖精の城」の意)は、17番トラムで約30分、市内の乗り場は少しわかりにくい。17-19世紀に建造されたが、戦災を免れたため、オリジナルの建築が保存されている。アゴスティーノ・バレッリ、ヨゼフ・エフナー、レオ・フォン・クレンツェなどの建築家が設計に関わった。バロック様式のファサードは全幅が700メートル以上ある。3階まで吹き抜けのシュタイネルネ・ザールと呼ばれる祝宴広間は、ヨハン・バプティスト・ツィンマーマンらによるフレスコ天井画が印象的である。<br /><br />南の建物にある小さなダイニングルームは、現在「美人画ギャラリー」と呼ばれ、ルートヴィヒ1世が集めた美人画が展示されており、少々趣味が悪い。中には、ルートヴィッヒ1世を退位の原因となったスキャンダルを引き起こした踊り子ローラ・モンテスの肖像画もある。また、この建物にはルートヴィヒ2世の生まれた部屋もある。<br /><br />ミュンヘンで毎日違う店を訪れて、ビアレストランやデリカテッセン、カフェの味比べをして、また、日中は王宮、離宮、周辺の観光を含めて、ミュンヘンを堪能しようとする方は、最低5日間の滞在をお勧めする。それだけの価値のある町である。

ミュンヘン滞在記No.3:グルメの町ミュンヘン、王宮とニンフェンブルク(改訂版)

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2010/08/14 - 2010/08/15

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ハンク

ハンクさん

ミュンヘンはベルリン、ハンブルクに次ぐドイツ第3の都市で、人口135万人、バイエルン州の州都である。プロフィールにも書いたように、ミュンヘンはパリ、ウィーン、ベルリン、サンクトペテルブルクと並んで私の大好きな町だ。共通しているのは、最高の美術館、オーケストラ、オペラと美しい街並みがあるからであるが、グルメの町であることも重要なポイントである。

ミュンヘンの中心部、市庁舎に面するマリーエン広場の周辺に主要な見所は集中しているが、著名なレストランや、マーケットもこのあたりに集中している。また、大小多数のビール醸造所があり、最も有名なホーフブロイハウスは「宮廷ビール醸造所」の意味で、モーツァルト、エリーザベート妃、レーニンもここを訪れている。ヒットラーは1920年、ナチス党の結成集会をここで開催した。また、ヴェイセスブロイハウス、パウラーナー・イム・タールはいずれもビール醸造所直営のビアレストランで、ビールは評判どおりのおいしさである。

王宮御用達だった高級デリカテッセン、ダルマイヤーは、最近日本にも進出し知られてきた。店の内部は、鹿の飾りが歴史を感じさせる。調理済みの肉、野菜、サラダなどに加え、バウムクーヘンなどのケーキが楽しませてくれる。コーヒー豆、紅茶、チョコレートはお土産に大変喜ばれる。またミュンヘン市民の台所、ヴィクチュアーリエン・マルクトは、市庁舎の程近くにある屋外マーケット。朝からビールと白ソーセージを楽しむ人で賑わう。

王宮(レジデンツ)はヴィッテルスバッハ王家の宮殿で、14世紀から建造が始まり、たびたび増築されて複雑な構造をしている。内部には、博物館、宝物館、ヘルクレス・ザールなどのコンサートホールまである。外壁は改修中であったが、工事の覆いも芸術的である。王宮内の各室は、豪華な装飾が施されており、特にアンティークァリウムというホールの華麗な丸天井は、フレスコ壁画が美しい。シャッツカマー(宝物館)は別料金のチケットの購入が必要、金銀、宝石で作られた王冠、装飾品、置物が展示されており、ウィーンのハプスブルク家のシャッツカマーと双璧をなす。

ヴィッテルスバッハ家の夏の離宮、ニンフェンブルク城(「妖精の城」の意)は、17番トラムで約30分、市内の乗り場は少しわかりにくい。17-19世紀に建造されたが、戦災を免れたため、オリジナルの建築が保存されている。アゴスティーノ・バレッリ、ヨゼフ・エフナー、レオ・フォン・クレンツェなどの建築家が設計に関わった。バロック様式のファサードは全幅が700メートル以上ある。3階まで吹き抜けのシュタイネルネ・ザールと呼ばれる祝宴広間は、ヨハン・バプティスト・ツィンマーマンらによるフレスコ天井画が印象的である。

南の建物にある小さなダイニングルームは、現在「美人画ギャラリー」と呼ばれ、ルートヴィヒ1世が集めた美人画が展示されており、少々趣味が悪い。中には、ルートヴィッヒ1世を退位の原因となったスキャンダルを引き起こした踊り子ローラ・モンテスの肖像画もある。また、この建物にはルートヴィヒ2世の生まれた部屋もある。

ミュンヘンで毎日違う店を訪れて、ビアレストランやデリカテッセン、カフェの味比べをして、また、日中は王宮、離宮、周辺の観光を含めて、ミュンヘンを堪能しようとする方は、最低5日間の滞在をお勧めする。それだけの価値のある町である。

旅行の満足度
4.5
観光
5.0
ホテル
4.5
グルメ
5.0
ショッピング
4.5
交通
4.5
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
15万円 - 20万円
交通手段
鉄道 レンタカー タクシー 飛行機
航空会社
JAL
旅行の手配内容
個別手配
  • 市庁舎とマリーエン広場

    イチオシ

    市庁舎とマリーエン広場

  • ホーフブロイハウス、宮廷ビール醸造所の意味、モーツァルト、エリーザベート妃、レーニンもここを訪れている、またヒットラーは1920年、ナチス党の結成集会を開催した

    ホーフブロイハウス、宮廷ビール醸造所の意味、モーツァルト、エリーザベート妃、レーニンもここを訪れている、またヒットラーは1920年、ナチス党の結成集会を開催した

  • ホーフブロイハウスの内部

    ホーフブロイハウスの内部

  • ホーフブロイハウスの中庭はビアガーデンになっている

    ホーフブロイハウスの中庭はビアガーデンになっている

  • ヴァイセス・ブロイハウス、シュナイダーバイスと言う小麦ビールで有名なビール醸造所の直営ビアレストラン、有名な白ソーセージは午前中しか注文できない

    ヴァイセス・ブロイハウス、シュナイダーバイスと言う小麦ビールで有名なビール醸造所の直営ビアレストラン、有名な白ソーセージは午前中しか注文できない

  • パウラーナー・イム・タール、有名なパウラーナービール醸造所の直営ビアレストラン

    パウラーナー・イム・タール、有名なパウラーナービール醸造所の直営ビアレストラン

  • 王宮御用達だったダルマイヤー、最近日本にも進出し知られてきた

    王宮御用達だったダルマイヤー、最近日本にも進出し知られてきた

  • ダルマイヤーの入り口

    ダルマイヤーの入り口

  • ダルマイヤーの内部、歴史を感じさせる鹿の飾り

    ダルマイヤーの内部、歴史を感じさせる鹿の飾り

  • ヴィクチュアーリエン・マルクト、市庁舎の程近くにある屋外マーケット、朝からビールと白ソーセージを楽しむ人で賑わう

    ヴィクチュアーリエン・マルクト、市庁舎の程近くにある屋外マーケット、朝からビールと白ソーセージを楽しむ人で賑わう

  • ヴィクチュアーリエン・マルクトで注文した白ソーセージとパンのセット

    ヴィクチュアーリエン・マルクトで注文した白ソーセージとパンのセット

  • 王宮(レジデンツ)の外装は改修中、工事の覆いも芸術的である

    王宮(レジデンツ)の外装は改修中、工事の覆いも芸術的である

  • 王宮の中庭

    王宮の中庭

  • 王宮内のホール、アンティークァリウム、フレスコ壁画で装飾されている

    王宮内のホール、アンティークァリウム、フレスコ壁画で装飾されている

  • 王宮内の各室を結ぶ出入り口と装飾

    王宮内の各室を結ぶ出入り口と装飾

  • 王宮内の各室を結ぶ出入り口と装飾

    王宮内の各室を結ぶ出入り口と装飾

  • 王宮内の壁画の装飾

    王宮内の壁画の装飾

  • 王宮内の陶器の装飾品

    王宮内の陶器の装飾品

  • 王宮内のシャッツ・カマー(宝物の間)の王冠

    王宮内のシャッツ・カマー(宝物の間)の王冠

  • シャッツ・カマー(宝物の間)の王冠

    シャッツ・カマー(宝物の間)の王冠

  • シャッツ・カマー(宝物の間)の十字架

    シャッツ・カマー(宝物の間)の十字架

  • シャッツ・カマー(宝物の間)の騎馬の装飾品

    シャッツ・カマー(宝物の間)の騎馬の装飾品

  • 「妖精の城」、ニンフェンブルク城、戦災を受けていないオリジナル建築

    「妖精の城」、ニンフェンブルク城、戦災を受けていないオリジナル建築

  • ニンフェンブルク城の別アングルの眺め

    ニンフェンブルク城の別アングルの眺め

  • 白鳥が浮かぶ運河

    白鳥が浮かぶ運河

  • ニンフェンブルク城の入り口ホール、シュタイネルネ・ザール

    ニンフェンブルク城の入り口ホール、シュタイネルネ・ザール

  • ニンフェンブルク城の入り口ホールのシャンデリア

    ニンフェンブルク城の入り口ホールのシャンデリア

  • ニンフェンブルク城の美人画ギャラリー

    ニンフェンブルク城の美人画ギャラリー

  • ルートヴィッヒ1世を退位の原因となったスキャンダルを引き起こした踊り子ローラ・モンテス

    ルートヴィッヒ1世を退位の原因となったスキャンダルを引き起こした踊り子ローラ・モンテス

  • ニンフェンブルク城の庭園

    ニンフェンブルク城の庭園

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